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四章 領都
聡い子供たち
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「で、難しい話してたけど、結局問題ないのか。」
馬車に乗り、ここすっかりいつもの顔ぶれと、そうなったときに、開口一番シグルドがそう切り出す。
「おや、気が付いていましたか。ですが、それでもここではなく、別の場所で話すのが正解ですよ。」
「やっぱ、まずいのか。」
「いえ、そういう事ではありません。彼女から切り出したでしょう、教会に用があると。
そこでの用事は、私達の信頼を得るためのものになるでしょうから。」
「それがわかってて、なんで警戒してたんだ。」
どうやらオユキとトモエの態度で、アマリーアとカレンそのどちらもを警戒していたことは読み取れたようだ。
後は、同意するように頷いているアナを除けば、他の子たちは何の話か分かっていない風ではあるが。
つまり、カップを口を付けずに、カップをすぐに横に動かしたのは、彼なりの警戒ではあったのだろう。
「そればかりは、習慣と言いますか。まぁ、現時点で信用できていないから、それに尽きますね。」
「そんな胡散臭いところがあったか。」
「ええ。昨日の夜から今朝までの間に、ホセさんに待ち合わせ場所を返させた、それだけとってもおかしい事ですから。」
「高い商品だから、えらい人間がってわけじゃないんだよな。」
「はい。ホセさんの販売先は商業ギルドです。そうであれば彼女たちは、わざわざ交渉しなくとも物自体は手に入ります。つまり、それ以外の理由があるとそういう事です。
欲しがっている人がいて、競売では手に入るか分からない、だから事前に直接、そういう方がいるのでしょう。
町に持ち込むときに目立ちましたからね、気が付く方、耳の早い方はおられるでしょう。」
オユキがそう話せば、シグルドが非常に渋い顔をする。
「面倒だと、そう思う気持ちはわかりますとも。
それが嫌でしたら、狩猟者ギルドに持ち込み、全て売り、後は知らぬと、そうするのが良いですよ。」
「俺たちだけなら、そうするかな。」
「それが良いでしょうね。慣れないうちは、特に。
ただ、先方も悪意があるわけではなさそうですよ。」
トモエがそう言えば、シグルドは再び首を捻る。
「こちらにヒントを出していましたし、譲歩の意思も見せてくれましたから。」
「ややこしいな。こう、すっとやれないもんか。」
「やれない相手からの、横やりなのでしょうね。
西方のお菓子と言っていましたから、西の方に原因があるのかもしれませんが。
領都の西には、何があるのでしょうか。」
トモエがそう話せば、シグルドはげんなりした顔をして、頭を左右に振る。
「頭が痛くなってきた。」
他の少年たちも、ただ表情を固めて、それに頷いている。
その様子を見ながら、オユキはさて、西と、そう考える。
他国というには、あまりに手が早いようにも思う。
外交としてたまたま来ていた人間が色気を出す。それにしてはあまりに間が良すぎる。
「王都は北にあるはずですから、別の領主。いえ、町の位置関係で考えれば、この領の領主である公爵様、もしくは行政に関わるどなたか。
正直情報が足りないので、見当もつきませんね。
ただ、商業ギルド、その中でも高位の人物に直接、それも急な要件でも話を持ち込める、そういった人物ではあります。」
「成程。で、こっちに厄介が来そうなのか。」
「話の内容次第、といったところでしょうか。
横紙破りをしたうえで、相場よりも低い価格とはならないでしょうが、全てをもとめられてしまえば、そもそもの目的が達成できなくなりますから。」
「ああ、まぁ、そうだな。」
「ですので、こちらとして譲れない、いえ譲っても構わないのですが、その場合は目的を達成する、その部分の補填をお願いしなければなりません。」
オユキがそう話せば、シグルドはそれに頷いて答える。
「まぁ、そうだな。物が売れて、欲しかった武器が手に入る。
うん、それがここまで来た目的だ。それが叶えばいいわけだ。」
「はい、その通りです。それ以上であったり、気に入らないからと、そこで対立する必要はありません。
私たちは私たちの目的があって、ここまで来ました。」
「ああ、そうだな、目的が達成できれば、後は面倒だし、そういうのが好きなのに任せよう。」
そういってシグルドが頷けば、他の子たちも納得がいったようで、シグルドに合わせて頷く。
その様子を確認して、トモエが馬車の外、御者が座っているだろう位置に声をかける。
「という事で、カレンさん。こちらの要望は以上です。
後の事はお任せいたしますが、事情の説明だけは頂けますよね。」
それに少年たちが、一斉にトモエが声をかけた方を振り返る。
「話が早くて結構です。ええ、説明は教会で、神々の前で行わせていただきます。
そこに嘘が一切存在しないよう。」
「子供たちの勉強は十分ですから、あまり試すようなことはもうやめてあげてくださいね。
一度に詰め込むのは、私の教育方針には反していますから。」
そのトモエの言葉にシグルドが首をかしげるが、オユキが、まずは姿勢、そして素振り、そうしているでしょうと、そう声をかければ納得したように頷いている。
「あと、今の言葉ですが、嘘のない説明が、十分に正しい説明では無い、それを暗に言っています。」
「違いがわかんねー。」
シグルドが、馬車の座席、そこにもたれるようにして体から力を抜く。
「今の言では、嘘をつかない、そう言っているだけで、十分な説明をするとは言っていません。
発言の内容に、確かに嘘はありませんが、情報はこちらに誤解を与えるように伏せる、そういう話し方です。」
「なぁ、オユキもあんちゃんも、いっつもそんなこと考えて人と話してんのか。」
「いえ、流石にそれでは疲れますから。今回のように露骨に怪しい時だけですよ。」
「このようなことをして、怪しむなというのは無理があると、そう理解はしますが、そこまではっきり言われてしまうと、流石に傷つきますね。」
御者席の方向、もう隠さなくてもいいと、そう判断したのか、進行方向を中から確認するためか、換気のためか、小さな窓からこちらを振り返って、カレンが話しかけて来る。
これまでは、そこからは外が見えるだけであったのだが。
「それは申し訳ありません。ですが、子供をそういったつまらないやり取りに巻き込んだ、その意趣返しと受け入れて貰う他ありませんね。」
「それに関しては、後程改めて謝罪を。君たちも、ごめんなさいね。面倒に巻き込んで。」
「いや、いいさ。こういうこともある。わかってれば備えられる。そうだよな。」
「ええ。そうです。皆さんも、残念ではありますが、ここに来た時に見たでしょう。
気づ付けるのは魔物だけではありません。」
トモエがそう言えば、シグルドたちがしぶしぶとそういう表情で頷く。
オユキにしても、あの楽しかった、ただ素晴らしい世界を満喫しようと、そういった人間で溢れていた世界で、こうしてかつて現実にあったような面倒に巻き込まれると、どうにも心に疲労を感じてしまう。
違うと分かっていても、そうだからこそ、残っていてほしい、変わらないでほしいと、そう思うところはどうしても出てきてしまう。
それを、懐古主義と笑う人もいるのだろうけれど。
「それにしても、君たちに気が付かれるとは思いませんでした。
その、何を怪しんだか、聞いてもいいですか。」
「俺は、何となく、かな。あんちゃんの気配が少し硬かったし。」
「私は、トモエさんが、アマリーアさんとかカレンさんがしてくれたことを、厚意って言わなかったから。
普段ならそれにお礼をって、シスターみたいに言うのに、今日はそう言わなかったから、ああ違うんだって。」
「本当に、君たちはいい子ですね。」
そう言うとカレンが声を上げて笑う。
そしてその笑いが収まるころには、馬車の揺れも収まる。
「さて、お待たせしました。本教会に到着です。
後は中で、領都マリーア商人ギルド本部本部長アマリーアから説明させましょう。」
それから、謝罪もね。カレンがそういってほほ笑んだ。
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「おや、気が付いていましたか。ですが、それでもここではなく、別の場所で話すのが正解ですよ。」
「やっぱ、まずいのか。」
「いえ、そういう事ではありません。彼女から切り出したでしょう、教会に用があると。
そこでの用事は、私達の信頼を得るためのものになるでしょうから。」
「それがわかってて、なんで警戒してたんだ。」
どうやらオユキとトモエの態度で、アマリーアとカレンそのどちらもを警戒していたことは読み取れたようだ。
後は、同意するように頷いているアナを除けば、他の子たちは何の話か分かっていない風ではあるが。
つまり、カップを口を付けずに、カップをすぐに横に動かしたのは、彼なりの警戒ではあったのだろう。
「そればかりは、習慣と言いますか。まぁ、現時点で信用できていないから、それに尽きますね。」
「そんな胡散臭いところがあったか。」
「ええ。昨日の夜から今朝までの間に、ホセさんに待ち合わせ場所を返させた、それだけとってもおかしい事ですから。」
「高い商品だから、えらい人間がってわけじゃないんだよな。」
「はい。ホセさんの販売先は商業ギルドです。そうであれば彼女たちは、わざわざ交渉しなくとも物自体は手に入ります。つまり、それ以外の理由があるとそういう事です。
欲しがっている人がいて、競売では手に入るか分からない、だから事前に直接、そういう方がいるのでしょう。
町に持ち込むときに目立ちましたからね、気が付く方、耳の早い方はおられるでしょう。」
オユキがそう話せば、シグルドが非常に渋い顔をする。
「面倒だと、そう思う気持ちはわかりますとも。
それが嫌でしたら、狩猟者ギルドに持ち込み、全て売り、後は知らぬと、そうするのが良いですよ。」
「俺たちだけなら、そうするかな。」
「それが良いでしょうね。慣れないうちは、特に。
ただ、先方も悪意があるわけではなさそうですよ。」
トモエがそう言えば、シグルドは再び首を捻る。
「こちらにヒントを出していましたし、譲歩の意思も見せてくれましたから。」
「ややこしいな。こう、すっとやれないもんか。」
「やれない相手からの、横やりなのでしょうね。
西方のお菓子と言っていましたから、西の方に原因があるのかもしれませんが。
領都の西には、何があるのでしょうか。」
トモエがそう話せば、シグルドはげんなりした顔をして、頭を左右に振る。
「頭が痛くなってきた。」
他の少年たちも、ただ表情を固めて、それに頷いている。
その様子を見ながら、オユキはさて、西と、そう考える。
他国というには、あまりに手が早いようにも思う。
外交としてたまたま来ていた人間が色気を出す。それにしてはあまりに間が良すぎる。
「王都は北にあるはずですから、別の領主。いえ、町の位置関係で考えれば、この領の領主である公爵様、もしくは行政に関わるどなたか。
正直情報が足りないので、見当もつきませんね。
ただ、商業ギルド、その中でも高位の人物に直接、それも急な要件でも話を持ち込める、そういった人物ではあります。」
「成程。で、こっちに厄介が来そうなのか。」
「話の内容次第、といったところでしょうか。
横紙破りをしたうえで、相場よりも低い価格とはならないでしょうが、全てをもとめられてしまえば、そもそもの目的が達成できなくなりますから。」
「ああ、まぁ、そうだな。」
「ですので、こちらとして譲れない、いえ譲っても構わないのですが、その場合は目的を達成する、その部分の補填をお願いしなければなりません。」
オユキがそう話せば、シグルドはそれに頷いて答える。
「まぁ、そうだな。物が売れて、欲しかった武器が手に入る。
うん、それがここまで来た目的だ。それが叶えばいいわけだ。」
「はい、その通りです。それ以上であったり、気に入らないからと、そこで対立する必要はありません。
私たちは私たちの目的があって、ここまで来ました。」
「ああ、そうだな、目的が達成できれば、後は面倒だし、そういうのが好きなのに任せよう。」
そういってシグルドが頷けば、他の子たちも納得がいったようで、シグルドに合わせて頷く。
その様子を確認して、トモエが馬車の外、御者が座っているだろう位置に声をかける。
「という事で、カレンさん。こちらの要望は以上です。
後の事はお任せいたしますが、事情の説明だけは頂けますよね。」
それに少年たちが、一斉にトモエが声をかけた方を振り返る。
「話が早くて結構です。ええ、説明は教会で、神々の前で行わせていただきます。
そこに嘘が一切存在しないよう。」
「子供たちの勉強は十分ですから、あまり試すようなことはもうやめてあげてくださいね。
一度に詰め込むのは、私の教育方針には反していますから。」
そのトモエの言葉にシグルドが首をかしげるが、オユキが、まずは姿勢、そして素振り、そうしているでしょうと、そう声をかければ納得したように頷いている。
「あと、今の言葉ですが、嘘のない説明が、十分に正しい説明では無い、それを暗に言っています。」
「違いがわかんねー。」
シグルドが、馬車の座席、そこにもたれるようにして体から力を抜く。
「今の言では、嘘をつかない、そう言っているだけで、十分な説明をするとは言っていません。
発言の内容に、確かに嘘はありませんが、情報はこちらに誤解を与えるように伏せる、そういう話し方です。」
「なぁ、オユキもあんちゃんも、いっつもそんなこと考えて人と話してんのか。」
「いえ、流石にそれでは疲れますから。今回のように露骨に怪しい時だけですよ。」
「このようなことをして、怪しむなというのは無理があると、そう理解はしますが、そこまではっきり言われてしまうと、流石に傷つきますね。」
御者席の方向、もう隠さなくてもいいと、そう判断したのか、進行方向を中から確認するためか、換気のためか、小さな窓からこちらを振り返って、カレンが話しかけて来る。
これまでは、そこからは外が見えるだけであったのだが。
「それは申し訳ありません。ですが、子供をそういったつまらないやり取りに巻き込んだ、その意趣返しと受け入れて貰う他ありませんね。」
「それに関しては、後程改めて謝罪を。君たちも、ごめんなさいね。面倒に巻き込んで。」
「いや、いいさ。こういうこともある。わかってれば備えられる。そうだよな。」
「ええ。そうです。皆さんも、残念ではありますが、ここに来た時に見たでしょう。
気づ付けるのは魔物だけではありません。」
トモエがそう言えば、シグルドたちがしぶしぶとそういう表情で頷く。
オユキにしても、あの楽しかった、ただ素晴らしい世界を満喫しようと、そういった人間で溢れていた世界で、こうしてかつて現実にあったような面倒に巻き込まれると、どうにも心に疲労を感じてしまう。
違うと分かっていても、そうだからこそ、残っていてほしい、変わらないでほしいと、そう思うところはどうしても出てきてしまう。
それを、懐古主義と笑う人もいるのだろうけれど。
「それにしても、君たちに気が付かれるとは思いませんでした。
その、何を怪しんだか、聞いてもいいですか。」
「俺は、何となく、かな。あんちゃんの気配が少し硬かったし。」
「私は、トモエさんが、アマリーアさんとかカレンさんがしてくれたことを、厚意って言わなかったから。
普段ならそれにお礼をって、シスターみたいに言うのに、今日はそう言わなかったから、ああ違うんだって。」
「本当に、君たちはいい子ですね。」
そう言うとカレンが声を上げて笑う。
そしてその笑いが収まるころには、馬車の揺れも収まる。
「さて、お待たせしました。本教会に到着です。
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