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第一部 魔法少女は、ふたつの世界を天翔る
第35話 チーム白音VS逆巻姉妹 その三
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チーム白音と逆巻姉妹が対峙していた。
「おらおら、丸ハゲにしてやんよー」
莉美の挑発に彩子が目を見開く。笑ってはいるが、激昂しているようだった。
「戦闘開始ってことで……いいネっ?!」
言うや否や猛然と飛び出す。
髪の毛を地面に突き立てて体を前に押し出し、更に加速をかける。
彩子の鬼の形相を見て、莉美が体の周囲に魔力障壁を張り巡らせた。
ただの障壁ではない。
今までのものとも違う。
障壁そのものを、細い棘が大量に生えた球体状に成形している。
防御のための完璧な球体の強度と、『うに』の凶悪な攻撃力を兼ね備えた形状だ。
突進すれば、ズタズタになるのは彩子の方だ。
「おっと」
彩子はしかし、その横を体を傾けてすり抜ける。
「相変わらず厄介な奴だネ」
彩子が予想していたよりも棘が長く伸びて、すり抜ける際にその硬く鋭いバリアの先端が彩子の左腕を切り裂いた。
「極上のモンブランは後でごちそうになるからネ」
かなりの深手を与えたはずだが、彩子はもはや激昂などしておらず、ニヤリと笑ってみせる。
莉美の挑発に乗ったふりをして、実際に狙っていたのはそらだった。
それを見た莉美は、そらの前にも剣山のような魔力障壁を作り出す。
「本当に面倒だネ」
だが彩子がそらに到達するよりも早く、京香が巨大な岩をサッカーボールのように蹴り飛ばした。
初めからそうするつもりで足下に置いてあったのだろう。
岩塊は剣山に突き刺さると、そのまま大質量で魔力障壁ごとそらを後方へ吹っ飛ばす。
先読みしていたとしても、そらに対応できる速さではなかった。
彩子は、剣山とそらを巻き込んだことでやや速度の落ちた岩塊に後方から追いつき、そこに何度も打撃を加えることで再び速度を上げさせる。
この連携も初めから予定どおりだったのだろう。
そらを孤立させて一対一で狙う作戦だ。
「そらっ!!」
佳奈が後を追おうとするが、京香が間に割って入る。
上空に飛び上がり、落下と共に大地を殴りつけただけだ。
しかし轟音と共に岩石質の地面に巨大なクレーターができ、礫塵がもうもうと舞い上がって視界を悪くする。
「追う奴は、真っ先に背中から叩き殺すよ」
彩子はありったけの攻撃を続けて、そらをどんどん弾き飛ばしていく。
岩塊が砕けて徐々に小さくなっていくが構うそぶりもなく、まったく止まらない。
多分何もかも計算尽くだったのだろう、採石場の起伏を利用して白音たちからは死角になる位置まで飛ばされてしまった。
無理を押してこの距離を合流するのは、お互い対峙している相手の実力から言って致命的な隙となり得るだろう。
「さて、おちびさん。絶体絶命のピンチじゃないかネぇ?」
嬉しそうに舌なめずりをする彩子だったが、そらは意に介さなかった。
美しく澄んだ空色のコスチューム、ネモフィラのように慎ましやかで楚々とした姿に似合わず、傲然と言い返す。
「予定どおり。チームの中で私は一番戦闘力が低い。その私があなたひとりを引き受けていれば、自ずと戦局は有利になる」
「おやおや、大したハッタリだネ。あんたがチームの要だってことは知ってるよ。あんたさえ殺せば、わたシたちの勝ちは確定だネ」
この戦いに赴く前、そらはこうなるだろうことは予測していた。
一番厄介な動きをして、一番弱い奴がいたら、誰でもそいつを真っ先に狙うだろう。
そして分断された後、京香の猛攻を四人で凌いで欲しいと伝えていた。
その間に姉妹の能力と戦況を分析し、必ず勝ち筋を見つけるからもちこたえて欲しいと。
[そら? そら? 平気かっ!?]
佳奈が精神連携で話しかけてきた。
電波を使ったインカムの方は、先程からノイズしか聞こえてこない。
通信を妨害されているのだろう。
佳奈の話す調子が上ずっていて焦燥が伝わってきたので、そらは努めて平静に応える。
[問題ないの。そっちは佳奈ちゃんが頼りだからよろしくね]
「気を散らせてる場合じゃないよっ!!」
京香が佳奈に突進し、以前やったような魔力を拳に込めた強打を見舞う。
だが佳奈は魔力を全身にみなぎらせ、今度はそれを片手で受け止めた。
「心配すんな。さっきからあんたしか見てないよ」
迸る魔力でコスチュームが赤く輝き、ゆらゆらと揺れてカメリアの花弁のように鮮やかに咲いている。
受けた手がびりびりしているが、構わず空いた手で京香を殴り返す。
京香もその拳を片手で受け止めると、楽しそうに笑った。
「いいね」
「ああ。否定はしない」
高貴な紫のコスチュームを纏う魔法少女、一恵は逡巡していた。
自分なら隙を突いてそらの元へ、転移で飛べるかもしれない。
しかし行くべきだろうか。
そらは「来ないで」と言っていた。
逆巻姉妹を相手に乱戦でそらを守りながら、そらが相手の魔力紋を鑑定し、作戦を練るのは困難を極める。
敵の最大戦力である京香を四人で抑えている間にそらが未来を掴む。
それがそらの立てた作戦である。
一恵が今向かえば背中から追撃を食らうか、再び全員が合流しての乱戦になるかしてしまうだろう。
菖蒲のように優美で、いつもは凛とした佇まいの彼女だが、スカートの裾をぎゅっと握りしめている。
そらの事が心配で心配で堪らなかった。
「そこの紫のは青いちびのことが気になっているのか? ワタシは全員全力のおまえたちと潰し合いたいんだけどね」
京香の中で魔力が膨れあがっていくのを感じた。
油断していると一瞬で死ぬだろう。
一恵も、目の前の敵に集中せざるを得なくなる。
「ぼーっとしてると死ぬ順番が代わってしまうよ?」
京香の挑発に、一恵も空間を歪める波動を放出して応える。
「誰も死なせるかっ!! 死ぬのはお前たちだけだっ!!」
地面が揺れるようなめまいに似た感覚を覚えて、京香はよろけて思わず前に一歩踏み出す。
なかなかどうして、赤い奴以外も歯ごたえがありそうで京香は嬉しかった。
滅多に味わうことのない感覚だ。
[おい、白音?]
[……うん、多分そう]
佳奈がマインドリンクで白音に呟く。
京香の魔力が跳ね上がってから、その源が体内にふたつ感じられるようになった。
京香は白音と同じく星石をふたつ持つのではないかと、佳奈は聞いているのだ。
星石が多ければ強い、などと単純には推し量れないだろうが、それでも京香の持っているポテンシャルを考えれば納得せざるを得ない特異性だ。
まずは姉妹の全力を引き出してしまうべきだとそらは言っていた。
お互いが力を小出しにしていくと、先にこちらが疲弊する危険性が高い。
やはりまだ、見せていない力があったようだ。
そらの分断で動揺させられたチームを立て直さねばならない。
隙を見せていい相手ではないのだ。
彩子の左腕、先程莉美の鋭利な魔力壁に貫かれたところから、かなりの量の血が滴り落ちている。
しかしそれすらも、今を盛り上げる極上のフレーバーだと彩子は感じているようだった。
京香はそんな彩子によく従っているが、京香は京香で余人には理解しがたい衝動で動いている。
何故ふたりはそのような価値観を持ち、そのような姉妹関係を築いたのか、そらは知りたいと感じていた。
もちろん今はそれどころではない。
彩子の動きを予測して、どうにか切断髪の猛攻を凌いでいる。
しかし時折そらの予測能力を上回って、彩子の攻撃が莉美の作ってくれた魔力障壁を削っていく。
やはり以前に分析したデータでは不十分なようだった。
あの時は、攻撃されたほんの一瞬しか接触が成立していない。
攻撃の激しさは苛烈を極め、見る間に魔力障壁が破壊されていく。
なんとかして姉妹の能力を分析して、攻略法を見つけ出さねばならない。
「トロそうなんだけどネ。わたシの動きを見切ってるんだネ。すごいすごい。じゃあこれならどうだろうネ」
切断髪が突然さらに勢いを増した。
今までのはほんのお遊びだよと言わんばかりの手数とスピードだ。
とうとう魔力障壁が完全に砕け散って、そらの胸を髪の束が抉る。
「くはっ!!」
そらは激痛によろめいて血を吐いたが、ここで怯んだら大量の追撃を受けることになる。
白音がされたことを見ているから、それはよくよく分かっている。
咄嗟に基本魔法――単純な光の魔法――で彩子の目を眩ますと、胸に深々と突き刺さった髪の束を引き抜く。
そして後方へ飛んで躱す――と見せかけて逆に接近して蹴りを放った。
傷を負っていた左腕を狙う。
白音直伝の華麗な回し蹴りだ。
「ぎャ」
彩子が悲鳴を上げて怯んだ。
そらは胸の痛みをこらえてさらに畳みかける。
そして彩子がよろめいた隙に手を伸ばし、鑑定にかけようとする。
………………だが、次に悲鳴を上げたのはそらの方だった。
「うわああぁぁっ!!」
ぼとり。
そらの右手が地面に落ちた。
右腕の手首から先が、切断髪によって切断されていた。
血にまみれたその右手と、手首を押さえて呻くそらを、彩子は楽しそうに、舐めるように交互に見比べる。
傷口から、そらの温かい血が噴き出すようにして失われていく。
「おらおら、丸ハゲにしてやんよー」
莉美の挑発に彩子が目を見開く。笑ってはいるが、激昂しているようだった。
「戦闘開始ってことで……いいネっ?!」
言うや否や猛然と飛び出す。
髪の毛を地面に突き立てて体を前に押し出し、更に加速をかける。
彩子の鬼の形相を見て、莉美が体の周囲に魔力障壁を張り巡らせた。
ただの障壁ではない。
今までのものとも違う。
障壁そのものを、細い棘が大量に生えた球体状に成形している。
防御のための完璧な球体の強度と、『うに』の凶悪な攻撃力を兼ね備えた形状だ。
突進すれば、ズタズタになるのは彩子の方だ。
「おっと」
彩子はしかし、その横を体を傾けてすり抜ける。
「相変わらず厄介な奴だネ」
彩子が予想していたよりも棘が長く伸びて、すり抜ける際にその硬く鋭いバリアの先端が彩子の左腕を切り裂いた。
「極上のモンブランは後でごちそうになるからネ」
かなりの深手を与えたはずだが、彩子はもはや激昂などしておらず、ニヤリと笑ってみせる。
莉美の挑発に乗ったふりをして、実際に狙っていたのはそらだった。
それを見た莉美は、そらの前にも剣山のような魔力障壁を作り出す。
「本当に面倒だネ」
だが彩子がそらに到達するよりも早く、京香が巨大な岩をサッカーボールのように蹴り飛ばした。
初めからそうするつもりで足下に置いてあったのだろう。
岩塊は剣山に突き刺さると、そのまま大質量で魔力障壁ごとそらを後方へ吹っ飛ばす。
先読みしていたとしても、そらに対応できる速さではなかった。
彩子は、剣山とそらを巻き込んだことでやや速度の落ちた岩塊に後方から追いつき、そこに何度も打撃を加えることで再び速度を上げさせる。
この連携も初めから予定どおりだったのだろう。
そらを孤立させて一対一で狙う作戦だ。
「そらっ!!」
佳奈が後を追おうとするが、京香が間に割って入る。
上空に飛び上がり、落下と共に大地を殴りつけただけだ。
しかし轟音と共に岩石質の地面に巨大なクレーターができ、礫塵がもうもうと舞い上がって視界を悪くする。
「追う奴は、真っ先に背中から叩き殺すよ」
彩子はありったけの攻撃を続けて、そらをどんどん弾き飛ばしていく。
岩塊が砕けて徐々に小さくなっていくが構うそぶりもなく、まったく止まらない。
多分何もかも計算尽くだったのだろう、採石場の起伏を利用して白音たちからは死角になる位置まで飛ばされてしまった。
無理を押してこの距離を合流するのは、お互い対峙している相手の実力から言って致命的な隙となり得るだろう。
「さて、おちびさん。絶体絶命のピンチじゃないかネぇ?」
嬉しそうに舌なめずりをする彩子だったが、そらは意に介さなかった。
美しく澄んだ空色のコスチューム、ネモフィラのように慎ましやかで楚々とした姿に似合わず、傲然と言い返す。
「予定どおり。チームの中で私は一番戦闘力が低い。その私があなたひとりを引き受けていれば、自ずと戦局は有利になる」
「おやおや、大したハッタリだネ。あんたがチームの要だってことは知ってるよ。あんたさえ殺せば、わたシたちの勝ちは確定だネ」
この戦いに赴く前、そらはこうなるだろうことは予測していた。
一番厄介な動きをして、一番弱い奴がいたら、誰でもそいつを真っ先に狙うだろう。
そして分断された後、京香の猛攻を四人で凌いで欲しいと伝えていた。
その間に姉妹の能力と戦況を分析し、必ず勝ち筋を見つけるからもちこたえて欲しいと。
[そら? そら? 平気かっ!?]
佳奈が精神連携で話しかけてきた。
電波を使ったインカムの方は、先程からノイズしか聞こえてこない。
通信を妨害されているのだろう。
佳奈の話す調子が上ずっていて焦燥が伝わってきたので、そらは努めて平静に応える。
[問題ないの。そっちは佳奈ちゃんが頼りだからよろしくね]
「気を散らせてる場合じゃないよっ!!」
京香が佳奈に突進し、以前やったような魔力を拳に込めた強打を見舞う。
だが佳奈は魔力を全身にみなぎらせ、今度はそれを片手で受け止めた。
「心配すんな。さっきからあんたしか見てないよ」
迸る魔力でコスチュームが赤く輝き、ゆらゆらと揺れてカメリアの花弁のように鮮やかに咲いている。
受けた手がびりびりしているが、構わず空いた手で京香を殴り返す。
京香もその拳を片手で受け止めると、楽しそうに笑った。
「いいね」
「ああ。否定はしない」
高貴な紫のコスチュームを纏う魔法少女、一恵は逡巡していた。
自分なら隙を突いてそらの元へ、転移で飛べるかもしれない。
しかし行くべきだろうか。
そらは「来ないで」と言っていた。
逆巻姉妹を相手に乱戦でそらを守りながら、そらが相手の魔力紋を鑑定し、作戦を練るのは困難を極める。
敵の最大戦力である京香を四人で抑えている間にそらが未来を掴む。
それがそらの立てた作戦である。
一恵が今向かえば背中から追撃を食らうか、再び全員が合流しての乱戦になるかしてしまうだろう。
菖蒲のように優美で、いつもは凛とした佇まいの彼女だが、スカートの裾をぎゅっと握りしめている。
そらの事が心配で心配で堪らなかった。
「そこの紫のは青いちびのことが気になっているのか? ワタシは全員全力のおまえたちと潰し合いたいんだけどね」
京香の中で魔力が膨れあがっていくのを感じた。
油断していると一瞬で死ぬだろう。
一恵も、目の前の敵に集中せざるを得なくなる。
「ぼーっとしてると死ぬ順番が代わってしまうよ?」
京香の挑発に、一恵も空間を歪める波動を放出して応える。
「誰も死なせるかっ!! 死ぬのはお前たちだけだっ!!」
地面が揺れるようなめまいに似た感覚を覚えて、京香はよろけて思わず前に一歩踏み出す。
なかなかどうして、赤い奴以外も歯ごたえがありそうで京香は嬉しかった。
滅多に味わうことのない感覚だ。
[おい、白音?]
[……うん、多分そう]
佳奈がマインドリンクで白音に呟く。
京香の魔力が跳ね上がってから、その源が体内にふたつ感じられるようになった。
京香は白音と同じく星石をふたつ持つのではないかと、佳奈は聞いているのだ。
星石が多ければ強い、などと単純には推し量れないだろうが、それでも京香の持っているポテンシャルを考えれば納得せざるを得ない特異性だ。
まずは姉妹の全力を引き出してしまうべきだとそらは言っていた。
お互いが力を小出しにしていくと、先にこちらが疲弊する危険性が高い。
やはりまだ、見せていない力があったようだ。
そらの分断で動揺させられたチームを立て直さねばならない。
隙を見せていい相手ではないのだ。
彩子の左腕、先程莉美の鋭利な魔力壁に貫かれたところから、かなりの量の血が滴り落ちている。
しかしそれすらも、今を盛り上げる極上のフレーバーだと彩子は感じているようだった。
京香はそんな彩子によく従っているが、京香は京香で余人には理解しがたい衝動で動いている。
何故ふたりはそのような価値観を持ち、そのような姉妹関係を築いたのか、そらは知りたいと感じていた。
もちろん今はそれどころではない。
彩子の動きを予測して、どうにか切断髪の猛攻を凌いでいる。
しかし時折そらの予測能力を上回って、彩子の攻撃が莉美の作ってくれた魔力障壁を削っていく。
やはり以前に分析したデータでは不十分なようだった。
あの時は、攻撃されたほんの一瞬しか接触が成立していない。
攻撃の激しさは苛烈を極め、見る間に魔力障壁が破壊されていく。
なんとかして姉妹の能力を分析して、攻略法を見つけ出さねばならない。
「トロそうなんだけどネ。わたシの動きを見切ってるんだネ。すごいすごい。じゃあこれならどうだろうネ」
切断髪が突然さらに勢いを増した。
今までのはほんのお遊びだよと言わんばかりの手数とスピードだ。
とうとう魔力障壁が完全に砕け散って、そらの胸を髪の束が抉る。
「くはっ!!」
そらは激痛によろめいて血を吐いたが、ここで怯んだら大量の追撃を受けることになる。
白音がされたことを見ているから、それはよくよく分かっている。
咄嗟に基本魔法――単純な光の魔法――で彩子の目を眩ますと、胸に深々と突き刺さった髪の束を引き抜く。
そして後方へ飛んで躱す――と見せかけて逆に接近して蹴りを放った。
傷を負っていた左腕を狙う。
白音直伝の華麗な回し蹴りだ。
「ぎャ」
彩子が悲鳴を上げて怯んだ。
そらは胸の痛みをこらえてさらに畳みかける。
そして彩子がよろめいた隙に手を伸ばし、鑑定にかけようとする。
………………だが、次に悲鳴を上げたのはそらの方だった。
「うわああぁぁっ!!」
ぼとり。
そらの右手が地面に落ちた。
右腕の手首から先が、切断髪によって切断されていた。
血にまみれたその右手と、手首を押さえて呻くそらを、彩子は楽しそうに、舐めるように交互に見比べる。
傷口から、そらの温かい血が噴き出すようにして失われていく。
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