133 / 214
132心配無用
しおりを挟む
いくら楽師とは言え、楽器がなければ音を奏でることはできない。一同は唖然として途方にくれた。
そもそも楽師は、自らの楽器を所謂愛器として、大変大事に扱っている。それが、どこの馬の骨とも分からぬ者の手に渡っているかもしれないと思うだけれでも穏やかではない。
さらには、それら愛器には、それぞれの弾き手に合わせた独自の調整が施されている。これは演奏を補助したり、より良い音を出すための工夫だったりする。長い年月付き合いを重ねる中で、楽器と語り合って生み出してきた知恵でもある。
この子と頑張ろう。この子と苦難を乗り越えて、望む結果を掴み取ろう。そう心に強い気持ちを秘めて、楽器(相棒)と歩んできた日々が、全て帳消しにされたような思いになってしまった。
あるはずの物が無く、酷く落ち着かない楽師達。その中、いち早く立ち直ったのはコトリだった。
「それにしても、皆さまはご無事ですか? 私達の半身は何者かによって奪われてしまったようですが」
これだけの嫌がらせをするのだ。もっと致命打になるような事もされているのではないかと、不安になったのだ。見回すと、皆一様に首を横に振っている。楽師の身が直接傷つけられる事態にならなかったのは不幸中の幸いだが、事態を打開できたわけではない。もう出番は目の前なのだ。
駄目元でシェンシャンの行方を女官に尋ねてみるも、知らないの一点張り。より上の者を連れてくるよう伝えたものの、その場から立ち去って戻ってくる気配はなかった。
「どうしよう」
ついに、コトリが弱弱し気に呟く。楽師達を率いる立場の者がこの有体では、他の者にも本格的に動揺が伝染していった。
「どうするんですか?」
「私達のシェンシャンを返して」
「あなたが首席なんかを狙うから、こんなことになったんじゃないの?」
「責任とってよ!」
初めからコトリの取り巻きではなかった者達は、ここぞとばかりに好き勝手な事を吠え立てる。そこへ、凛とした佇まいで、皆の前へ進み出る者がいた。
「カナデ様に付いていくと決めたのは自分達でしょう? 今更何を言っているの?」
サヨだ。涼し気な笑顔を浮かべている分、凄むような気合が入った強い言葉は薄ら恐ろしく聞こえる。
「そもそも、これは派閥の争い。何かが起きるなんて想定済みよ。それよりも、皆、自分の髪に触れてみて」
言われた通り、全員が自身の頭に手をやる。そこには、先程サヨから配られた髪飾りがあった。まるで本物の生花のようだが、実は精巧な作り物である。
「この小手毬の花の飾りは神具です」
サヨの言葉に、部屋の気温が一気に上がった。それだけ、神具というのものへの期待度が高いのだ。
「まず、髪飾り、この簪という一本串の形は、そもそも神が宿りやすいもので、悪しきものを祓う力があると言われています。そして、小手毬。皆さま、花言葉はご存知?」
全員ではないが、貴族の子女が大半であることから、ほとんどの者が軽く頷いて見せる。楽師になってからも、その手の教育は施されてきた彼らならば、少しの時間で思い出すことができるのだ。
「優雅、上品。そして、友情ね」
代表して答えたのはアオイだ。サヨはゆったりと頷く。
「今日は、趣ある演奏をいたしましょう。そして、私達の結束と究極の奏でを、王をはじめとする貴族の皆々様に見せつけましょう。そういう想いで用意した物でした」
今回の神具は、ラピスを中心としたヨロズ屋の職人達が手掛けたものだ。珍しい神具素材と引き換えに、菖蒲殿の名を使って無理を通し、準備したものでもある。
「そして、念のためにですが、音の神を降ろし、ルリ神のご加護も受けたものとなっております」
すると、先ほどまでのギスギスした空気はどこへやら。楽師達の中に歓声があがった。音の神だけでなく、最高神の加護があるなんて、鬼に金棒である。それだけの高性能な神具が味方をしてくれるならば、少々失敗しそうになっても、完璧な奏でになってしまうことだろう。
「私達のシェンシャンは、今から菖蒲殿と紫が責任をもって捜索します。代わりのシェンシャンもアテがありますから、本番についてはご心配は要りません」
「アテとは?」
アオイが尋ねる。
「アオイ様はご存知ですか? クレナ王は近年、我が国とソラ、両国の各地から、様々な価値ある工芸品を収集してらっしゃいました。その中には、社のご神体となっていたシェンシャンなども含まれております」
つまり、かつては国宝指定されていたような代物ということだ。
「つい数日まで、王宮は王が不在でした。その間、正妃様の旗振りでこれら工芸品の一部が既に元の場所や元の持ち主のところへ返却されています。でも、まだ多くは王宮に残されているのです」
「ということは、見た目にも美しく、楽器としても素晴らしいシェンシャンを弾かせてもらえるということ?」
説明を聞いたナギは、かなり好意的に捉えているようだ。
「はい。それでも、皆さまが元々お持ちだったシェンシャンには適わないかもしれません。ですが、その辺りは髪飾りの神具がある程度補完してくれることでしょう。何しろ、今話題のヨロズ屋製ですからね」
サヨの話に、またもや楽師達が沸いた。昨今は、神具が手に入りにくい。そんな中、ヨロズ屋だけはクレナ産でありながら安定、信頼の品質、比較的良心的な価格で神具を製造販売し続けていることは、かなり有名な話なのである。
「ここまでお話しましても、まだ不満をお持ちの方も、もちろんいらっしゃるでしょう。けれど、私達は楽師。本来は、今日の日のような大切な行事に美しく雅な音を添えるための存在。出番に穴を空けることは許されません。今日ばかりは、私に免じて死力を尽くしてください」
最後に、サヨは皆に向かって頭を下げる。今をときめく高位貴族、菖蒲殿の娘がそんなことをしたのだ。礼は尽くされた。腹に一物を抱えたような顔をしていた者も、ここまでされては折れるしかない。
「分かったわ。でも、そこまでして、あなたがカナデ様を支えている意味は何なのよ?」
アオイの派閥からやってきた者が声を上げる。おそらく、これは、その場全員の総意思でもあったに違いない。もしくは、前々から抱いていた疑問。何てたって、カナデは庶民の娘なのだ。わざわざ貴族の娘がかしずくような相手ではない。
サヨは、コトリに目くばせをする。コトリは静かに頷いた。いつか、こんな日がやってくるとは思っていたのだ。それが、ちょうど今日の日なのだろう。今日を無事に乗り越えることができれば、どの道明かすことのできる話でもある。明確な言及にならなければ、王との約束も守ったことになるだろう。
サヨは、ゆっくりと口を開く。
「カナデ様は、本物の琴姫様なのです」
そもそも楽師は、自らの楽器を所謂愛器として、大変大事に扱っている。それが、どこの馬の骨とも分からぬ者の手に渡っているかもしれないと思うだけれでも穏やかではない。
さらには、それら愛器には、それぞれの弾き手に合わせた独自の調整が施されている。これは演奏を補助したり、より良い音を出すための工夫だったりする。長い年月付き合いを重ねる中で、楽器と語り合って生み出してきた知恵でもある。
この子と頑張ろう。この子と苦難を乗り越えて、望む結果を掴み取ろう。そう心に強い気持ちを秘めて、楽器(相棒)と歩んできた日々が、全て帳消しにされたような思いになってしまった。
あるはずの物が無く、酷く落ち着かない楽師達。その中、いち早く立ち直ったのはコトリだった。
「それにしても、皆さまはご無事ですか? 私達の半身は何者かによって奪われてしまったようですが」
これだけの嫌がらせをするのだ。もっと致命打になるような事もされているのではないかと、不安になったのだ。見回すと、皆一様に首を横に振っている。楽師の身が直接傷つけられる事態にならなかったのは不幸中の幸いだが、事態を打開できたわけではない。もう出番は目の前なのだ。
駄目元でシェンシャンの行方を女官に尋ねてみるも、知らないの一点張り。より上の者を連れてくるよう伝えたものの、その場から立ち去って戻ってくる気配はなかった。
「どうしよう」
ついに、コトリが弱弱し気に呟く。楽師達を率いる立場の者がこの有体では、他の者にも本格的に動揺が伝染していった。
「どうするんですか?」
「私達のシェンシャンを返して」
「あなたが首席なんかを狙うから、こんなことになったんじゃないの?」
「責任とってよ!」
初めからコトリの取り巻きではなかった者達は、ここぞとばかりに好き勝手な事を吠え立てる。そこへ、凛とした佇まいで、皆の前へ進み出る者がいた。
「カナデ様に付いていくと決めたのは自分達でしょう? 今更何を言っているの?」
サヨだ。涼し気な笑顔を浮かべている分、凄むような気合が入った強い言葉は薄ら恐ろしく聞こえる。
「そもそも、これは派閥の争い。何かが起きるなんて想定済みよ。それよりも、皆、自分の髪に触れてみて」
言われた通り、全員が自身の頭に手をやる。そこには、先程サヨから配られた髪飾りがあった。まるで本物の生花のようだが、実は精巧な作り物である。
「この小手毬の花の飾りは神具です」
サヨの言葉に、部屋の気温が一気に上がった。それだけ、神具というのものへの期待度が高いのだ。
「まず、髪飾り、この簪という一本串の形は、そもそも神が宿りやすいもので、悪しきものを祓う力があると言われています。そして、小手毬。皆さま、花言葉はご存知?」
全員ではないが、貴族の子女が大半であることから、ほとんどの者が軽く頷いて見せる。楽師になってからも、その手の教育は施されてきた彼らならば、少しの時間で思い出すことができるのだ。
「優雅、上品。そして、友情ね」
代表して答えたのはアオイだ。サヨはゆったりと頷く。
「今日は、趣ある演奏をいたしましょう。そして、私達の結束と究極の奏でを、王をはじめとする貴族の皆々様に見せつけましょう。そういう想いで用意した物でした」
今回の神具は、ラピスを中心としたヨロズ屋の職人達が手掛けたものだ。珍しい神具素材と引き換えに、菖蒲殿の名を使って無理を通し、準備したものでもある。
「そして、念のためにですが、音の神を降ろし、ルリ神のご加護も受けたものとなっております」
すると、先ほどまでのギスギスした空気はどこへやら。楽師達の中に歓声があがった。音の神だけでなく、最高神の加護があるなんて、鬼に金棒である。それだけの高性能な神具が味方をしてくれるならば、少々失敗しそうになっても、完璧な奏でになってしまうことだろう。
「私達のシェンシャンは、今から菖蒲殿と紫が責任をもって捜索します。代わりのシェンシャンもアテがありますから、本番についてはご心配は要りません」
「アテとは?」
アオイが尋ねる。
「アオイ様はご存知ですか? クレナ王は近年、我が国とソラ、両国の各地から、様々な価値ある工芸品を収集してらっしゃいました。その中には、社のご神体となっていたシェンシャンなども含まれております」
つまり、かつては国宝指定されていたような代物ということだ。
「つい数日まで、王宮は王が不在でした。その間、正妃様の旗振りでこれら工芸品の一部が既に元の場所や元の持ち主のところへ返却されています。でも、まだ多くは王宮に残されているのです」
「ということは、見た目にも美しく、楽器としても素晴らしいシェンシャンを弾かせてもらえるということ?」
説明を聞いたナギは、かなり好意的に捉えているようだ。
「はい。それでも、皆さまが元々お持ちだったシェンシャンには適わないかもしれません。ですが、その辺りは髪飾りの神具がある程度補完してくれることでしょう。何しろ、今話題のヨロズ屋製ですからね」
サヨの話に、またもや楽師達が沸いた。昨今は、神具が手に入りにくい。そんな中、ヨロズ屋だけはクレナ産でありながら安定、信頼の品質、比較的良心的な価格で神具を製造販売し続けていることは、かなり有名な話なのである。
「ここまでお話しましても、まだ不満をお持ちの方も、もちろんいらっしゃるでしょう。けれど、私達は楽師。本来は、今日の日のような大切な行事に美しく雅な音を添えるための存在。出番に穴を空けることは許されません。今日ばかりは、私に免じて死力を尽くしてください」
最後に、サヨは皆に向かって頭を下げる。今をときめく高位貴族、菖蒲殿の娘がそんなことをしたのだ。礼は尽くされた。腹に一物を抱えたような顔をしていた者も、ここまでされては折れるしかない。
「分かったわ。でも、そこまでして、あなたがカナデ様を支えている意味は何なのよ?」
アオイの派閥からやってきた者が声を上げる。おそらく、これは、その場全員の総意思でもあったに違いない。もしくは、前々から抱いていた疑問。何てたって、カナデは庶民の娘なのだ。わざわざ貴族の娘がかしずくような相手ではない。
サヨは、コトリに目くばせをする。コトリは静かに頷いた。いつか、こんな日がやってくるとは思っていたのだ。それが、ちょうど今日の日なのだろう。今日を無事に乗り越えることができれば、どの道明かすことのできる話でもある。明確な言及にならなければ、王との約束も守ったことになるだろう。
サヨは、ゆっくりと口を開く。
「カナデ様は、本物の琴姫様なのです」
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
裏切りの代償
志波 連
恋愛
伯爵令嬢であるキャンディは婚約者ニックの浮気を知り、婚約解消を願い出るが1年間の再教育を施すというニックの父親の言葉に願いを取り下げ、家出を決行した。
家庭教師という職を得て充実した日々を送るキャンディの前に父親が現れた。
連れ帰られ無理やりニックと結婚させられたキャンディだったが、子供もできてこれも人生だと思い直し、ニックの妻として人生を全うしようとする。
しかしある日ニックが浮気をしていることをしり、我慢の限界を迎えたキャンディは、友人の手を借りながら人生を切り開いていくのだった。
他サイトでも掲載しています。
R15を保険で追加しました。
表紙は写真AC様よりダウンロードしました。
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
妹と旦那様に子供ができたので、離縁して隣国に嫁ぎます
冬月光輝
恋愛
私がベルモンド公爵家に嫁いで3年の間、夫婦に子供は出来ませんでした。
そんな中、夫のファルマンは裏切り行為を働きます。
しかも相手は妹のレナ。
最初は夫を叱っていた義両親でしたが、レナに子供が出来たと知ると私を責めだしました。
夫も婚約中から私からの愛は感じていないと口にしており、あの頃に婚約破棄していればと謝罪すらしません。
最後には、二人と子供の幸せを害する権利はないと言われて離縁させられてしまいます。
それからまもなくして、隣国の王子であるレオン殿下が我が家に現れました。
「約束どおり、私の妻になってもらうぞ」
確かにそんな約束をした覚えがあるような気がしますが、殿下はまだ5歳だったような……。
言われるがままに、隣国へ向かった私。
その頃になって、子供が出来ない理由は元旦那にあることが発覚して――。
ベルモンド公爵家ではひと悶着起こりそうらしいのですが、もう私には関係ありません。
※ざまぁパートは第16話〜です
あの子を好きな旦那様
はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」
目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。
※小説家になろうサイト様に掲載してあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる