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2章・間諜員としての一歩

ハプニングを呼ぶお茶会・前編

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 1週間経って少しエゼキエルのことがわかってきたので、今日も彼の昼食の準備と掃除から行おうとミカエラは準備していた。

「今日は昼食だけじゃなくて夕食も持っていきたいな。当番の子にお願いして変わってもらおう。よし!頑張りましょう…。」
「何を頑張るんです?」
「きゃっ…」

 すでにアーヴィングと護衛の気配を感じていたので、メイドたちを普段通りの姿にさせていたが驚いたふりをして振り向いた。
 今日の護衛はウィリーではないようだ。
 体格のいい男が数人でアーヴィングを支えるように立っている。

(今日も寄り掛かられたらどうしようかと思ったわ。)

 相変わらず具合が悪そうな第一王子にミカエラは頬を膨らませてみせた。

「殿下…ここはメイドルームですよ!」
「隣国から預かった新人さんが気になってきてしまいました。少しくらい見逃してください。」

 ね…?

 と、第一王子アーヴィングはいたずらっ子のように笑った。

「だ、めでーす。私が怒られちゃいまーす!」
「えー、酷いなぁ…」

 わざとらしく、腰に手を当てて怒ったふりをすれば頬を染めた青年は高そうなお菓子を差し出してきた。

「ここに来たことはお菓子を上げるので見逃してください。ちょっとだけ、僕と一緒にお茶会しましょう?」
「…困ります…」

 菓子を受け取り皆に見せながら、眉尻を下げて困った顔をする。周りのメイドたちには温かいものをみる雰囲気を作らせた。

(堕ちてるのか、探ってるのか…ちょうどいい。こちらから探ってみましょう。)

 人の好さそうな笑顔の腹黒いアーヴィングの誘いに彼女は乗ってみることにした。



 アーヴィングのお茶会は別のところで行うらしい。

(判断をミスしたかしら…。)

 移動道中もミカエラたちは注目を浴びていた。メイドルームに第一王子がきたのだから、当然だ。
 しかも、聞こえてくるひそひそ話では潔癖王子とあだ名がつく位には、綺麗好きでメイドや侍従に近づかないらしい。

「エゼキエル王子のことが嫌いでここには寄りつかなかったのに…。」
「あの女の子だれ?あんな笑顔見たことない…。」

 ざわざわと声が聞こえてくる。その中には意外な話も聞こえてくる。

「嘘、男が好きだから優秀なメイド長以外のメイドを寄せ付けないんじゃないの??」
「しっ、聞こえるわよ!!」
「転んで抱き着いた子を汚いっていって厳罰刑にしたのにあの子はどうして…」

 これだけ城内が騒がしくなっても顔色1つ変えずに、アーヴィングは護衛に支えられて道を進む。

(この騒ぎのわりには護衛には寄り掛かるのをやめないから男色の気を疑われていたのね。こんな話しは資料にはなかったわ…)

 これだけ騒ぎになる第一王子が女性のメイドにわざわざ会いにきた、ともなれば目立たないわけがない。げんなりして縮こまるミカエラに先をいくアーヴィングが振り返る。

「どうしました?あたりを見回してますね。」
「注目を浴びているようで視線が恥ずかしいんです。」
「可愛らしいですね。下の人間など気にしなくてもいいじゃありませんか。」

 アーヴィングは出会った時からだが、自分が上の立場の人間だという態度を隠しもしない。
 何がおかしいのかと、首を傾げている。

「私も下の人間なので仲間のことが気になるんです…。」

 視線を送ってくる人に仲間だと、聞こえるように言ったが効果があるかわからなかった。

 ここに来る前に魅了魔法をかけた人間は、ついてこないミカエラたちに意識を向けないように操作してきた。それでもかなりの人間がこちらを注視していることがわかる。

(や、やりにくい…)

 ミカエラが人数を把握しようと声に耳をすませ、確認している間にやっと目的地が見えた。

 場所は花園に面したテラスだ。
 真っ白い木材を使ったウッドデッキで出来ており、天気が良いからか花の香りが立ち込めている。
 すでにテーブルにはお茶会の準備がされており、白いテーブルに赤いギンガムチェックのテーブルクロスがひかれ、ピンクのティーポットとカップがおいてあった。
 ゆったりとした広さのテーブルの奥と横付けされたカートには花の練り込んだお菓子やケーキ、フルーツをふんだんに使ったものがみえる。

「きれい…。」
「このホワイトテラスは一級の客人をもてなす時に使うのです。このお茶会は君をイメージして準備させたんです。似合うでしょう?」

 そういってアーヴィングはミカエラのピンクブロンドの髪に一房口づけを送ってきた。彼女に向かってウィンクをしてくる。

「キ、キザ過ぎません?」
「気に入ってくれて嬉しいですよ。そのまま僕も気に入ってください。」

 王子様アーヴィングによるお洒落な接待に流石のミカエラも顔を赤く染めた。
 これで寄り掛かってこなければ、更にかっこよかっただろう。
 肩に顎を乗せられ、成人男性より軽めの体重がミカエラの肩にもろにかかる。どこからか嫉妬の混ざった声が聞こえた気がするが、彼女に確認する時間はない。

(この角度って抱き合ってるように見えるのかしら?ただ寄っ掛かられてるだけなのに…どうしよう、物理的に重いって言ったらまずいし…。)

「す…」

熟考の末に、口を開いた言葉はー

「す…」
「す?すき、ですか?」

 先走ったアーヴィングが顎を肩に乗せたまま、覗き込むようにミカエラを見つめる。その目はとろけそうだ。

「す、座りたいです…。」
「残念…」

 耳もとで囁かれれるが、色気も何もない。護衛たちがアーヴィングを引き離して椅子に連れて行ってくれた。

(第一王子、色んな意味で心臓に悪いわ!!)

 死体の心臓は早鐘を打っている。


 そうして早なる心臓を押さえてミカエラも席についた。
 日の光の下で顔色が悪いアーヴィングから口をひらく。先ほどと違い声は引き締まって、ハキハキしている。

「単刀直入に言います。貴女を引き抜きたいんです。」
「それは…」

 メイド長が動いて、二人分のカップに紅茶を注ぐ。
 爽やかなダージリンティーの香りが注がれたカップから香り、風が吹き抜けてかき消していった。

「僕専属のメイドになってほしいんです。」
「私はここで修行とお金を稼ぎ次第、国に戻ります。」
「隣国になんて帰らないで下さい。お金なんて僕が必要なだけ準備してあげますから。」

 アーヴィングは余裕たっぷりにそういって数枚の書類を差し出してきた。

(小切手??いえ、違う…)

 受け取った薄い数枚の書類には、ダイアモンド鉱山の譲渡書類とヴェルデ国の人気仕立て屋の使用優先書類などがあった。

(さ、さすが王子…やることが違う!!)

 予想よりも大規模な交渉にミカエラは動揺した。

「い、いきなりお金と服ですか?確かに家の事情でこちらにきましたが、そんなに金品で動く女に見えます?」

 冗談交じりに笑いながら書類に目を通していく。
 形だけは目を通すことをしないと第一王子を完全に拒絶したなどと騒ぎ立てられてはたまらない。

 メイドルームからすでにいくつもの人の目が追いかけてきていた。いまも場所がテラスだけにあちこちの影から人が覗いている。
 逆を言えば気配を消せないような人間で、魅了魔法にかかっていない人間がまだかなりいる。

(意外と魔法をかけられていない人間の方が多いのね。)

 ちらっと確認を終えたミカエラはアーヴィングに視線を戻した。

「私には過ぎたものです。申し訳ありませんが受け取れません。」
「仕方ないですね。何事も交渉ですから、貴女が動くかどうかは反応を見てからにするつもりでした。」

 にっこり笑って組んだ両手に顎をのせ、こちらを見つめてくるその顔は赤らんでいる。だが、ミカエラは彼に何か違和感を感じた。

「わざわざあんな男の下にいる必要なんてないでしょう?僕の下ならメイド長がもう専属でついています、何もしなくていいんですよ。」
「それでは修行にならないじゃないですか。」

 苦笑して書類を丁寧に返す。
 特に機嫌をそこねた様子もなく書類をアーヴィングは受け取った。

「最初の交渉で上手くいくとは思っていませんでした。」
「最初も何も第一王子様とお茶会できるだけで光栄なのに、面接だけで数回はクリアしないとなれない仕事になんてつけませんよ。」
「そうですか?1週間で第二王子の鍵の許可を得た優秀なメイドさんの貴女なら喜んで僕が引き抜き許可するのに…。」

 理解できないと言った顔で、相変わらず笑っている。
 傍らのメイド長は同意して、一緒に働きたいと目を輝かせていた。

(これは…理解してわざと言っているわね…)


 引き抜く、引き抜かないの話しは二の次なのだ。

 ミカエラはアーヴィングの意図を理解した。このやりとりを見ている者が噂を広めるだろう。それが目的だ。

 引き抜ければエゼキエル付き希望の者が消え、引き抜けなくても第一王子自らが抜こうとした優秀な隣国のメイドとして注目の的になる。

 保護者のいない隣国からきた貴族の娘なんて、その先は―

(ここでもいじめられるのはごめんだわ、いえ、チャンスだわ!!)

「やめてくださいよー。優秀なアーヴィング様にそんなこと言って頂いたら注目されちゃうじゃないですか!!」
「そうきましたか。」
「私は修行に来た身ですから、簡単には折れませんよ!」

 わざと煽るように大きめに言って、困ったように笑う。
 アーヴィングは興味深そうにミカエラを見つめている。

「貴女、馬鹿じゃないんですね。」

 聞こえるか聞こえないかの小声で彼は言った

「馬鹿なら泣きついてきたところを拾おうと思ったのに…。」

 ゾワッとミカエラの肌が粟立つ。
 聞こえてしまったそれは、加虐趣味の類だ。ここに来るときも、テラス到着時のことも、わざとミカエラが目立つようにやったのだろう。
 違和感の正体は、相手の好意の中に潜む理解できない嗜好だった。

「えへへ、嫌ですねー。何の話ですか。」
「お手並み、拝見しますね。」

 2人は和やかに笑う。
 ミカエラはモノクルの男との訓練を思い出してしまった。
 トラウマで手が震えてきたが、それが伝わらない様に静かに冷めて苦くなった紅茶を飲んだ。






 恐怖のお茶会の翌日
 珍しくエゼキエルにミカエラは呼び出されていた。部屋の中は酒の匂いが充満している。

「お前、アーヴィングのやろうに引き抜かれたんだって??よかったじゃねえか…。」

 ミカエラが部屋に入るなり、ろれつが回っていない声でエゼキエルが酒瓶を片手にそう言ってくる。

「断りましたよ。私が希望する仕事内容と違いましたから。」

 笑顔で言えば、千鳥足で体を揺らしながらエゼキエルが近寄ってくる。
 しかめっ面の男が酔って近づいてくるのは、昨日感じた恐怖とは別の意味で何をするかが読めない恐怖がある。
 
 避けるように移動してテーブルに追加のお酒と水差し、つまみになるものを並べていく。

「肝臓に良いものも追加しても良いでしょうか?」

 そう言って振り向いた彼女の背後には、そのままついてきたエゼキエルいた。
 距離が近い。
 そのまま顔と顔がつきそうなほど相手が寄ってきたので、両手で防ぐように手のひらを前に押し出せば、そこに押されるように止まった。

「なぁ、なんでだ?あっちの方が良い思いが出来るだろう?」
「私はここに修行をかねてきてますから…いずれ隣国に戻りますし…」
「わかんねぇ、兄貴の方がいいだろう?」

 酒の匂いが更に強くなり、ミカエラはいつの間にか壁に追い込まれていた。
 彼のしぐさは幼子がじゃれてくるような仕草を連想させられる。しかし、相手は成人している位の年齢で子供ではない。
 持ってきたカートが揺れて上のボトルが転がって落ちていく。グラスの割れる音が響いた。

 エゼキエルは片手をミカエラの顔の横につき、顔を覗き込むように見てくる。
 いつも仕事で傍によるのと違う距離だ。
 近距離でみるエゼキエルは薄いYシャツとズボンしか身に着けておらず、背が成人男性の平均よりもかなり高い。うっすら見える筋肉が未だしっかり体についているのがわかった。

(そうだ、この人は国境整備や魔獣討伐もしてきた人だった…)

 酔った体格の良い男に追い込まれている状況に、ミカエラは命の危機を覚えてこっそり仕込んできた睡眠薬を使うかも考えた。メイド服の下に吸引式の眠り粉が一式あることを確認する。

「この国には一時滞在の予定で来ていますから、修行とお金稼ぎができるここが良いんですよ。」
「はぁ?そんな理由か??」

 視線を逸らす振りをして道具の位置を確認した。ついでに他に使えそうなものがないか見渡す。

(この人と恋人になるのはハードルが高すぎないかしらー??)

 酒臭い息がミカエラにかかる。
 笑顔をキープしつつ両手に圧迫してくる胸筋と腹筋を感じて、冷や汗をかいてミカエラは魅了魔法を連発した。
 桃色の瞳が点滅するように何度も濃いピンクになる。部屋の中の色も心なしかピンク色に変わったようだが、肝心の相手には変化はない。

(効かないってわかっているけれど、今回は効いてー!!)

 殺されるのでは、と内心泣きながらあれこれ考えようとしている間に体が勝手に動いた。

(え?)

 右手がエゼキエルの頭に動き、自身の胸の方へ誘導する。そのまま、左手で頭を撫でだした。

(か、体が勝手に…!?)

 左胸が痛くなり、頭の中に記憶が流れ込んでくる。



 泣いている少年の記憶と慰める手が見えた。

(何…?これは小さなエゼキエル王子をみる姉君の記憶??)

 何故かミカエラはその記憶を理解できた。

『お姉ちゃん、もういやだよ。』
『エゼキエルはいっぱい頑張っているわ。泣かないで…』
『どれだけ頑張っても誰も認めてくれない。』

(本当は泣き虫で、寂しがりやなこの子を一人にしたくない…)

 頭の中でどこからかそんな声が聞こえた気がした。

(これは私の声だけど、姉君の声??)

 しかめっ面に見えたエゼキエルの顔が、泣きそうな縋りついてくる少年の顔に見えてくる。

「おい、何をしている…。」

 急に現実に戻されたミカエラは、エゼキエルをその胸に抱きしめていることに気が付いた。

「すみません、殿下が泣いていらっしゃるようにみえたので…」
「…な、泣いてなんかいないだろう!?子供でもあるまいし…もういい!お前は持ち場にもどれ!」

 腕は乱暴に振り払われたが、今のことでクビにされることはないと気付いたミカエラは安堵の笑みを浮かべた。

「何を笑っている!?」
「いえ、失礼します。」

 真っ赤になったエゼキエルが次の酒瓶に手を伸ばすのを見ながら、ミカエラは扉を背にした。

 片や転んで抱き着いただけで厳罰刑にした王子、片や抱き寄せて頭を撫でても何も怒らなかった王子。
 どちらが優しいかは、ミカエラの中ではっきりした。




 次の日からエゼキエルの態度は明らかに軟化、しなかった。酒の注文が増えて昼食を持って行っても寝ており、声をかければ酒をかけられた。

「姉さん、姉さん…。ごめんなさい…」
「またうなされていらっしゃる…。」

 三日ほど交換されていないシーツの上で酒瓶と一緒に転がる男は、その日から悪夢に苛まれて起きる気配がなかった。

「今のうちに掃除だけして、ご飯を置いていこう…。」

 起さないように部屋の中を片付け、掃除を一通り行った彼女は新しい服と食事をおいてそっと部屋を後にした。
 あの日からエゼキエルは、姉の悪夢にうなされて逃げるように酒をさらに浴びるようになってしまったのだ。

(これはどう動こうかしら…)

 普通の人間なら良くないことだ、生活を変えろと、言うべきだろう。
 だが大切な人間を失ったことのあるミカエラは、悲しみに浸る時間が必要なことも知っている。ましてや任務を考えるなら付け入るチャンスだ。

(今はそっとしておこう。私が悪夢の引き金をひいてしまったのだし…)




「ミカエラ…大丈夫??」
「うん、掃除終わったよ。」

 エゼキエルの部屋をでて駆け寄ってきたケニアに笑いかければ、心配そうに腕を掴まれた。火傷した部分はもうほとんど治っている。

「そうじゃなくて、なった殿下ってすごく狂暴でしょう?殴られたりしなかった?」
「…どういうこと?」

 おさげをゆらしてケニアはエゼキエルのいる部屋をみる。

「移動しようか。」

 メイドルームに戻ってきたミカエラは他のメイドたちにも囲まれた。

「大丈夫だった?」
「どこを殴られたの?」
「けられた箇所をみせて、治療しなくちゃ!!」

 救急箱を片手によって来る彼女たちに状況がわからないミカエラは、一度魅了魔法を使った。騒がしかったメイドルームが静かになる。

「だれか代表して説明してくれる?」

 目に力をこめて、魔法を操作しながら虚ろになった彼女たちの問いを待つ。
 ケニアが口を開いた。

「私たちはエゼキエル王子付きだから殴られたり蹴られたりしても助けてもらえないの。そう言われて配属されたわ…」
「実際に酷いことをされた人はいる??」
「近くに酒瓶を投げられて、破片で怪我をした子はいる。食事をはたきおとされたり、掃除のワゴンを蹴られたり…でも直接なぐられたり、蹴られたりした子はいないわ。」

(なるほど…この話が脚色されて資料になったのかしら…)

 ミカエラは十数人を操るとかなり疲労してくるが、そのまま魅了を続ける。通常なら異国の一週間かそこらしかいない者にここまで話してはもらえないと思ったのだ。

「誰が言ったの?」
「メイド長。」
「メイド長の補佐官…」

 次々にあがる名前はメイド長と補佐官。

(メイド長につながるのは第一王子…か。後でメイド長にもきいてみましょう。)

 全員を操るのをやめて、魅了がかかっただけの状態に戻した。

「私は大丈夫だから、皆、心配しないで!!あと、これからはあんまりエゼキエル王子を怖がらないでほしいな。」

 そういって微笑めば、メイドルームにいる者は皆が賛同していった。

「そうだね、今まで怖がり過ぎていたかも。」
「第二王子様も大変なじきでしょうし…」
「これからは怖がらないで、仕事しよう!」

 魅了にかかったもの特有の宗教のような反応を見ながら、ミカエラは次の行動を考えていく。

(城の者をみんなおとしていったつもりだったけれど、これはまだまだ他にもメイドルームや堕とす必要がある人がいそうね…)

 その夜に呼び出したメイド長からは予想通りの答えが返ってきた。

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