101 / 212
第4章〜儀式の始まり…そして…
番外‥⑨〜帰還
しおりを挟む
リュウキ達がゲームにログインしなくなってから7日を過ぎた。
コウキはゲーム内の噴水広場でAPの回復をする為ベンチに座っていた。
リアではログイン状態のまま参考書とノートを広げ勉強をしていた。
(リュウキさん達がログインしなくなってもう7日か。やっぱり、あの仮説って……でも、本当にそんな事が起こり得るのかな?)
そう思いながら光はパソコンの画面を見ると、コウキの目の前にユウがいて話しかけているのが見え慌てて入力した。
「あっ、ユウさん。」
「コウキ、放置してたのか?」
「放置しながら受験勉強してました。」
「ほお。なるほど、コウキは受験生だったな。」
「はい……。あっ、ユウさん。そんな話をしに来たんじゃないですよね?」
「ん?あっ、そうだった。シュウが家に帰ってきたんだ!」
「ユウさん!?それは本当ですか?でも、シュウさんは、今まで何処にいたんですか?」
ユウは少し間を置き、
「それなんだけどな。まるで別人のように、あまり喋らなくなって、何があったのか、今まで何処にいたのか聞いても何も言おうとしないんだ。」
「それって、どういう事なんですか?」
「分からない。どうしたらいいのかもな……あっ、そういえばコウキ。リュウキさんはインしてないのか?」
「ん~こうやって家にいる時は必ずログインして、チェックしてるけど。今のところはログインしてないみたい……ん?あっ!」
コウキはメニュー画面にリュウキのログインを確認し、
「ユウさん。リュウキさんが……。」
「リュウキさんがログインしたのか!」
「はい。今ログインしたばかりみたいです。」
「ん~これって……シュウが家に帰ってきた。それとほぼ同時期にリュウキさんがログインって……。」
「ユウさん。もしかしたら、リュウキさんなら何か知ってるかも。」
「ああ、そうだな。この7日間何があったのか、リュウキさんがログインしなかった理由も、シュウと同じだったのか聞いてみた方が良さそうだな。」
そう言うとコウキがリュウキがいる場所に飛びその後をユウが追った。
リュウキはバトル会場を見つめ眺めていた。
そこにコウキとユウが現れリュウキは驚き、
「コウキ、ユウ。お前達か……。」
「リュウキさん。7日間もログインしてなかったみたいだけど、何かあったんですか?」
「コウキ。俺は……。今は何も言えない。少し頭の整理をしたい……。」
「リュウキさん……。いったい何が起きたんですか?シュウは家に帰って来たけど様子がおかしいし……。」
「ユウ。そうかシュウも戻って来れたんだな。」
「戻って来れたってリュウキさん。それって、何処からなんですか?」
「ん?コウキ……そうだな、恐らくお前達は信じてくれないだろうな。余りにも非現実過ぎて。……別に俺はあのままあの世界にいても構わなかった。家にいても1人だしな。でも、シュウ達には家族がいて心配してくれる奴らがいる。だから、やるしかなかったんだ助ける為には、それにあの時クロノアは……。」
そう言うとリュウキは黙ってしまった。
「リュウキさん!いったい何が……。」
「何があったんだ!?シュウや他の人達に……。てか、リュウキさん?ピクリとも動かなくなったみたいだけど。」
「ユウさん。確かに……。」
そう言うとコウキとユウはその場でしばらくリュウキが戻って来るのを待つ事にしたのだった。
コウキはゲーム内の噴水広場でAPの回復をする為ベンチに座っていた。
リアではログイン状態のまま参考書とノートを広げ勉強をしていた。
(リュウキさん達がログインしなくなってもう7日か。やっぱり、あの仮説って……でも、本当にそんな事が起こり得るのかな?)
そう思いながら光はパソコンの画面を見ると、コウキの目の前にユウがいて話しかけているのが見え慌てて入力した。
「あっ、ユウさん。」
「コウキ、放置してたのか?」
「放置しながら受験勉強してました。」
「ほお。なるほど、コウキは受験生だったな。」
「はい……。あっ、ユウさん。そんな話をしに来たんじゃないですよね?」
「ん?あっ、そうだった。シュウが家に帰ってきたんだ!」
「ユウさん!?それは本当ですか?でも、シュウさんは、今まで何処にいたんですか?」
ユウは少し間を置き、
「それなんだけどな。まるで別人のように、あまり喋らなくなって、何があったのか、今まで何処にいたのか聞いても何も言おうとしないんだ。」
「それって、どういう事なんですか?」
「分からない。どうしたらいいのかもな……あっ、そういえばコウキ。リュウキさんはインしてないのか?」
「ん~こうやって家にいる時は必ずログインして、チェックしてるけど。今のところはログインしてないみたい……ん?あっ!」
コウキはメニュー画面にリュウキのログインを確認し、
「ユウさん。リュウキさんが……。」
「リュウキさんがログインしたのか!」
「はい。今ログインしたばかりみたいです。」
「ん~これって……シュウが家に帰ってきた。それとほぼ同時期にリュウキさんがログインって……。」
「ユウさん。もしかしたら、リュウキさんなら何か知ってるかも。」
「ああ、そうだな。この7日間何があったのか、リュウキさんがログインしなかった理由も、シュウと同じだったのか聞いてみた方が良さそうだな。」
そう言うとコウキがリュウキがいる場所に飛びその後をユウが追った。
リュウキはバトル会場を見つめ眺めていた。
そこにコウキとユウが現れリュウキは驚き、
「コウキ、ユウ。お前達か……。」
「リュウキさん。7日間もログインしてなかったみたいだけど、何かあったんですか?」
「コウキ。俺は……。今は何も言えない。少し頭の整理をしたい……。」
「リュウキさん……。いったい何が起きたんですか?シュウは家に帰って来たけど様子がおかしいし……。」
「ユウ。そうかシュウも戻って来れたんだな。」
「戻って来れたってリュウキさん。それって、何処からなんですか?」
「ん?コウキ……そうだな、恐らくお前達は信じてくれないだろうな。余りにも非現実過ぎて。……別に俺はあのままあの世界にいても構わなかった。家にいても1人だしな。でも、シュウ達には家族がいて心配してくれる奴らがいる。だから、やるしかなかったんだ助ける為には、それにあの時クロノアは……。」
そう言うとリュウキは黙ってしまった。
「リュウキさん!いったい何が……。」
「何があったんだ!?シュウや他の人達に……。てか、リュウキさん?ピクリとも動かなくなったみたいだけど。」
「ユウさん。確かに……。」
そう言うとコウキとユウはその場でしばらくリュウキが戻って来るのを待つ事にしたのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
48
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる