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第3章〜新たなる脅威…
57話〜2人は何処に
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ここは名もなき城。ハクリュウはクロノアを引き上げた後、ラシェルとハウベルトがいない事に気付いた。
「そういえば、ラシェルとハウベルトはどうしたんだ?」
ハクリュウはそう言いながら辺りを見渡したが2人は見あたらなかった。
「そういえば、いませんね?」
ディアナもそう言いながら、前後左右見渡してみてもいる気配はなかった。
「ん?お兄ちゃんとそのシグマさんがこの部屋に入って来た時には、ラシェルさんもハウベルトさんもいなかったよ」
「そうなると、さっきいた部屋にまだいるかもしれない」
「ふっ、もしかしてあの2人の事か?それなら、今頃俺の部下達が相手をしている頃だろうな」
ライロスがそう言うと、今までそれほど感情を表に出さなかったハクリュウだったが余りの悔しさにライロスを睨みつけ、
「ク、クソッ!ここまで慎重にきたつもりだったのに、こんな所でラシェルとハウベルトが」
「ハクリュウ。今は悔いても仕方ない。それに、まだやられたわけじゃない」
グロウディスがそう言うとハクリュウは俯向き拳を握り締めながら、
「そうかもしれないけど……」
「それはそうと、どうするのよこの状況。それに、この部屋でこの人数で戦うのはかなり無理があると思うんだけど?」
「クロノア様の言う通り。確かに多いな」
テリオスがそう言うとハクリュウはクロノアを見ながら、
「ああ。確かに多いし狭い!ましてやクロノアが、見事に床を破壊してくれたおかげでな!」
「仕方ないじゃない、いくら探しても抜け道がなかったんだから。それに、たまたま偶然、破壊した場所がここだっただけだし」
「仕方ない、ここは分散するしかなさそうだな。ハクリュウ様。ラシェル様とハウベルトの所に行って下さい。あとは残ったもので何とかします」
「ディアナ。分かった。それとユリナ。無理はするなよ」
「うん、分かった。兄も無理しないでね」
ハクリュウは頷き部屋を出て行った。
「おい!待ちやがれ!?」
そう言ってシグマは部屋を出ようとしたが、ライロスがそれを止めた。
「シグマ。アイツは俺がやる。お前はこいつらを始末しろ!これは命令だ!いいな!」
そう言うとライロスはハクリュウを追った。
「クッ!まぁ命令じゃ仕方ねぇか」
シグマはライロスに言われ納得はいかなかったが、ハクリュウを追うのをやめた。
そして、クロノア達は話し合い分散しシグマとエマと戦う事にした。
「そういえば、ラシェルとハウベルトはどうしたんだ?」
ハクリュウはそう言いながら辺りを見渡したが2人は見あたらなかった。
「そういえば、いませんね?」
ディアナもそう言いながら、前後左右見渡してみてもいる気配はなかった。
「ん?お兄ちゃんとそのシグマさんがこの部屋に入って来た時には、ラシェルさんもハウベルトさんもいなかったよ」
「そうなると、さっきいた部屋にまだいるかもしれない」
「ふっ、もしかしてあの2人の事か?それなら、今頃俺の部下達が相手をしている頃だろうな」
ライロスがそう言うと、今までそれほど感情を表に出さなかったハクリュウだったが余りの悔しさにライロスを睨みつけ、
「ク、クソッ!ここまで慎重にきたつもりだったのに、こんな所でラシェルとハウベルトが」
「ハクリュウ。今は悔いても仕方ない。それに、まだやられたわけじゃない」
グロウディスがそう言うとハクリュウは俯向き拳を握り締めながら、
「そうかもしれないけど……」
「それはそうと、どうするのよこの状況。それに、この部屋でこの人数で戦うのはかなり無理があると思うんだけど?」
「クロノア様の言う通り。確かに多いな」
テリオスがそう言うとハクリュウはクロノアを見ながら、
「ああ。確かに多いし狭い!ましてやクロノアが、見事に床を破壊してくれたおかげでな!」
「仕方ないじゃない、いくら探しても抜け道がなかったんだから。それに、たまたま偶然、破壊した場所がここだっただけだし」
「仕方ない、ここは分散するしかなさそうだな。ハクリュウ様。ラシェル様とハウベルトの所に行って下さい。あとは残ったもので何とかします」
「ディアナ。分かった。それとユリナ。無理はするなよ」
「うん、分かった。兄も無理しないでね」
ハクリュウは頷き部屋を出て行った。
「おい!待ちやがれ!?」
そう言ってシグマは部屋を出ようとしたが、ライロスがそれを止めた。
「シグマ。アイツは俺がやる。お前はこいつらを始末しろ!これは命令だ!いいな!」
そう言うとライロスはハクリュウを追った。
「クッ!まぁ命令じゃ仕方ねぇか」
シグマはライロスに言われ納得はいかなかったが、ハクリュウを追うのをやめた。
そして、クロノア達は話し合い分散しシグマとエマと戦う事にした。
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