サッカー少年の性教育

てつじん

文字の大きさ
上 下
48 / 54
おじさん、お父さん

第12話 ケツイキ

しおりを挟む
博の手にその身を委ねた守は、仰向けに寝たまま左右にぱっくりと大きく開脚させられた。
若いと形容するにしてもまだ幾分、子供っぽさを残した形の男の子を、守は躊躇うこともなく見せてくれた。
普通だったら恥ずかしくて隠したい部分のはずなのに、逆に博には自分の全てをよく見てもらいたいと、守はそう思っていた。

お父さん、もっとよく、もっとたくさん見てよ、俺のこと‥‥
俺いま、生まれたときのまんまの格好だよ‥‥
ちんこやお尻の穴も、俺の全部をちゃんと見てよ‥‥
こんな姿、いままで新見コーチの前でしかしたことなかったんだけど、でもさ、俺、わかったんだ‥‥
俺の全部はだかを一番見てもらいたい人って、お父さんだったんだって‥‥
だってさ、こんなの絶対にお母さんじゃできないし‥‥
やっぱお父さんって、いいよな‥‥

守は飼い主に無条件降伏した仔犬のように、博の目の前で下半身をフルオープンにした。
陰茎ペニスの付け根にしょぼしょぼと生えてきた性毛は、いかにも頼りなさ気な反面、同時に萌える力も満ち溢れていて爽やかだった。

蹴翔のようにつるつるでもなければ、自分のようにもさもさ生えているわけでもない‥‥
この微毛程度しかない守の性毛の一体どこが新見は嫌いなのだろうか‥‥

博は指で守の幼毛に触れてみた。
やわらかかった。
大人のそれとは全然違う感触だった。
まるで赤ちゃんの髪の毛のように1本1本が細くてクセのないしなやかな毛質だった。

そうだ、自分はもっともっと守のことをしっかり見てやらなければならないんだ‥‥
守が蹴翔と同じ正常位を拒んで寝バックを選んだのは、行為セックスをされているときの自分を蹴翔と重ねられてしまうと心配したからなのかもしれない‥‥
だったらなおさら、最初から蹴翔と同じように守のことも正常位でセックスしてやればよかったんだ‥‥
分けて考えることなく、守も蹴翔と同じように真っ直ぐに正面から抱いてやればよかったんだ‥‥
なぜなら今日だけ、今夜だけは守は自分の息子であり、自分は守の父親になると約束したのだから‥‥

「守‥‥」

「ん?」

「ここにキスしてもいいか?」

「キス?」
「どこに?」

「ここに‥‥」

博はそう言って、守の陰茎ペニスに唇を押し当てた。

「え!?」

「こういうの、いやか?」

「ううん、そんなことないよ!」
「そんなこと、全然ないって!」
「逆に嬉しいし」

「なら、よかった」

博は再び守の陰茎ペニスに沿って唇を這わせた。
守に対する愛おしさがますます込み上げてきた。

男の子から少年に形を変える瞬間‥‥
守の今しかない瞬間‥‥

先端に唇をあて、ゆっくりと少しずつ口の中へ守を招き入れた。

あっ、ああん‥‥

守が小さな喘ぎ声を上げた。
口の中に入れられた途端、そこで待ち構えていた博の舌が亀頭をぺろりと擦ったからだった。
丸顔の鰻のような形をした守の陰茎ペニスは、にゅるりときとうくぐらせたら最後、もう抜くことができない罠に掛かったかのようだった。
ねっとりとした穴の中で、守の小さな鰻は身体を震わせていた。
しかし博は構うことなく捕えた子供の鰻を、大事に味わうように時間をかけて舐め回した。

はっ、あんっ‥‥
ん、んんっ‥‥

守は裏返った声を鼻から抜きながら悶えていた。

同時に博は考えていた。
自分の恋愛対象はそもそも成人女性だったはずなのに、なぜか男性、しかも息子と同い年の少年の性器を自ら求め舐めているのだろう。
しかもそのことに全く抵抗感や嫌悪感はない。
おそらくこれが成人男性のものだったらグロテスクな上に生臭くて、きっとこんなことをするのは無理だろうと思うより以前に、興味すら湧かなかったに違いない。
だがそれとは対照的に守のペニスは口に含むと、瑞々みずみずしい新芽を生で味わうような清々しい感覚に満ちているのだった。

それを敢えて言葉で表現するなら、美味しい、とでも言うのだろうか。
もちろん守の陰茎ペニス自体に味があるわけではない。
あるとしても少年の肉体からだから分泌された体液由来の僅かな塩味えんみくらいのものだった。

博は自分の行動の理由が自分自身、全く掴めないまま、ひたすらに守の陰茎ペニスを味わい続けた。
そして守もまた、博の丁寧な口淫に全身が蕩ける思いでいた。

お父さんが俺のちんこをしゃぶってくれてる‥‥
めっちゃ気持ちいい‥‥
新見コーチも前はよく口でやってくれた‥‥
そんときはベロでゴシゴシ亀頭を擦ってくれて、それはそれで気持ちいいんだけど、お父さんのとはなんか違う‥‥
お父さんのツバが俺のちんこをべちょべちょに濡らしてるから?
でもさ‥‥あれ?
これって蹴翔が舐めてくれたときと似てるかも‥‥
手でやさしく頭を撫でてもらうみたいに、お父さんのベロが亀頭をいい子いい子してくれる‥‥
はぁ‥‥
まじ気持ちいい‥‥
なんか気持ち良すぎてこのまま寝落ちしそうなくらい‥‥

守は博に身も心も全て捕われていて、ならばいっそのこと全部奪ってくれとばかりに、さらに大きく両脚を開いた。

「守、守‥‥」

そのとき博が呼んでいるのに気がついた。

「お父さん‥‥」

「守、どうだ、気持ちいいか」
「お父さん、男の子のここ舐めるの初めてだから‥‥」

「うん、大丈夫」
「すごく気持ちいい」
「ねぇお父さん、俺のちんことか舐めんの、やじゃないの?」

「守のここをか?」

博は守の性器に軽く手を当てた。

「だってさ、めっちゃ気持ちよく舐めてくれたから‥‥」
「あと、見てて美味しそうにも見えた‥‥」

「んー、そうだなあ」
「守のことは全部好きだ」
「頭の髪の毛の先から足の小指の先まで、全部だ」

「ちんこも、でしょ?」

「え?」
「ははは、まあ、そうだな」

2人は見つめ合って笑った。

「で、どうする?」
「気持ちよかったんなら、このまま射精すか?」
「お父さんが性教育セックスするより先に、守のほうが先に気持ち良くなりたかったらこのまましてやるぞ」
「なんならお父さんの口の中で射精してもいい」

博は守のような精通してまだ数年しか経っていないであろう小学生の男の子が出す精液というものがどんな味なのか、少し興味が湧いてきていたのだった。

思春期間近の少年の睾丸で生成される乳清のような精液。
それは決してイカや栗などではなく、きっと甘酸っぱい爽やかな乳製品のような味であるに違いない。
それを全くの違和感なくしゃぶることのできた守の亀頭の先から直接、吸い出したい。

しかし守は首を横に振った。

「ううん、いまじゃなくていい」

「いやか?」
「口でされるのは」

「全然そんなことないよ」
「さっきも言ったけど、俺、舐めてもらって死ぬほど気持ちよかったし‥‥」
「新見コーチなんかより、お父さんに舐めてもらう方が全然いいんだけど、でもさ‥‥」

「‥‥」

「俺、できればお父さんと一緒に気持ち良くなりたいんだよね」

「一緒に、と言うと?」

「お父さんと一緒に射精きたいんだよ」

「いいのか、それで?」

「うん、いい」
「お父さんが舐めてくれるのめっちゃ好きだけど、一番気持ちいい瞬間はお父さんと一緒がいい」
「だからもう一回、俺に挿れてよ」
「俺さ、実は何回かあるんだ、新見コーチにセックスされてるときケツイキしたことが」

「ケツイキ?」

博には聞きなれない言葉だった。

「うん、ケツイキ」
「セックスでさ、お尻に挿れてもらってるとき、ちんこでグイグイ突かれると中で気持ちいいところがあるんだよ」
「んー、そうだなー、ちょうどちんこのくっ付いてる裏っ側くらいのとこかな」
「そこをさ集中的に攻められると、触ってもないのにちんこがカッチカチに硬くなって、最後はピュピュッてね」

ピュピュッ、か‥‥

博は守が浴槽の中で射精したときの様子を思い出していた。
そして改めて男の子が口にする射精のときの擬音が、可愛らしいような艶かしいような感じがして妙にアンバランスだなと思いながら、守の性器ペニスにもう一度視線を落とした。

「でね、新見コーチが言うんだ」
「守よぉ、お前また俺が気持ちよくなる前にケツイキしたのかよ、ってね」
「新見コーチってさ、セックス、ちょー長いときあるからさ」
「だから俺そういうときって、仕方ないから俺のお腹の上が俺の精子でぬるぬるのまま、コーチが終わるの待ってるんだ」
「でも今日は俺、お父さんにセックスしてもらって、お父さんが俺の中で射精くときに一緒にケツイキしたいんだよ」
「俺、なるべく先に射精かないように頑張るから」
「だから、ね、いいでしょ」

守はフェラチオされて射精くよりも、博と下半身を合わせながら射精きたいと言った。

「わかった」

博はひとことそう言うと、守の花びらアナルの中心に亀頭を押し当てた。

「挿れるよ」

「うん‥‥」

そして2人は、再びひとつになった。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

真・身体検査

RIKUTO
BL
とある男子高校生の身体検査。 特別に選出されたS君は保健室でどんな検査を受けるのだろうか?

少年達は淫らな機械の上で許しを請う

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...