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おじさん、お父さん
第11話 寝バック
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博は自らの杭を守の後背部の穴へゆっくりと埋め込んでいった。
新見によって何度も貫かれている守の穴は、予め解してやる必要もなく博のそれを難なく飲み込んでいった。
守の体内に私のペニスがスルリと入っていく‥‥
男児との肉体交渉はこれで2回目か‥‥
なぜだろう、実に不思議だ‥‥
この状況は生殖行為としては本来の組み合わせではないのに、守の肛門は最初から男性器を受け入れるために備わっているような気さえしてくる‥‥
そんな違和感のなさだ‥‥
違和感のなさ?
いや、それは違う‥‥
そんな回りくどいものなどではなく、要するにたったこの程度を挿入しただけなのに、もう既に守とのセックスを気持ち良く感じてしまっているだけなのだ‥‥
守の体内はいい感じにぬるぬると潤っていてしかも温かく、内壁の滑らかな凹凸が肉棒全体を心地よく締め付ける‥‥
男児とのセックスがこんなにも自然に成立してしまうと、もともとこの方が正しい摂理なのではないのかとさえ思えてくる‥‥
博は自身のペニスを途中まで挿入したまま、そんなことを考えていた。
「守、大丈夫か?」
「お尻、痛くないか?」
寝バックで見下ろしながらうっすらと日焼けした守の背中を手でさすりながら聞いた。
「うん、俺は平気」
「お父さんは男の子とは蹴翔としか経験したことないから、守に気持ちよく性教育してあげられるかどうか自信ないよ」
「そんなの大丈夫だよ」
「新見コーチのセックスっていっつも激しめだったし、だから俺、多少は慣れてるし」
「お父さんが好きなようにしてくれればいいんだよ」
この子は性に関しては自分より経験豊富なのかもしれないな‥‥
博はそう思った。
「じゃあ、もう少し奥まで挿れるよ」
博はさらに腰を深く落とし込んだ。
守もそれを難なく体内に受け入れた。
ほんとだ‥‥
この子は全く痛がらない‥‥
「あっ‥‥」
しかし博が挿入角度のズレを直すために、ほんの少し腰をくいっと動かしたときのことだった。
守が短く声を発した。
「守、どうした?」
「痛かったか?」
「ううん、大丈夫」
「お父さんのがめっちゃ奥まで入ってきて、身体中に電気が走ったみたくなった」
「それはすまなかった」
「もっと優しく挿れてやるべきだったな」
「違うよ、そうじゃなくて、気持ちよくて電気が走ったんだよ」
「見てよ、俺の身体」
「全身に鳥肌立ってるっしょ」
見てみると確かに守の腕や首筋の産毛が俄かに逆立っていた。
「お父さんのって、俺の身体にピッタリハマる感じがするんだよ」
「もともと俺の身体の一部みたいにさ」
「新見コーチのなんか、ここまで奥に入ってこないし」
「そっか‥‥」
「で、まだもう少し入るけど、どうする?」
「うん、俺は大丈夫」
「遠慮しないで全部挿れていいよ」
「本当に大丈夫か?」
「俺、限界に挑戦するから」
守はそう言って笑った。
ならばと博は更に深く守の身体に腰を落とし込んだ。
「あっ、ああっ‥‥」
守が掠れた声を上げた。
「す、すごい‥‥」
「すごい奥まで入ってくるよ、お父さんのおちん‥‥」
守は耐えきれなかったようで最後は言葉にならなかった。
そして博の下腹部が守の臀部にぴったり押し付けられたそのときだった。
「あはっ‥‥」
「はっ、はぁぁぁぁぁん‥‥」
守は首を反らせて顎を高く上げながら、艶やかな鳴き声を鼻から抜けていく息とともに上げた。
「守、全部入ったよ」
「どんな感じだ?」
「苦しくないかい?」
「お父さんの‥‥すっごい‥‥」
「めっちゃ奥まで入ってる‥‥」
「なのにこんなに気持ちいいなんて、まじ凄すぎだよ‥‥」
博もまた同じことを感じていた。
挿入しただけでこんなに気持ちいいなんてどういうことなんだ‥‥
これでは腰を動かしたら即座に射精してしまいそうだ‥‥
しかし挿入した快感の余韻に浸っている博に向かって、守は言った。
「お父さん、動いていいよ」
「好きなだけ腰動かしていいからね」
「俺、新見コーチにお尻鍛えられてっから、俺のことは気にしないで思いっきり動いいいよ」
博は大人の自分の方が守にリードされているような気がした。
「あ、ああ、そうだな」
「じゃあ、遠慮なく‥‥」
自分の方が守を気遣ってやらなくてはならない立場なのに、遠慮なく、などと咄嗟に答えてしまった自分が大人気なくて、さらに情けなくなってしまった。
気を取り直すと博は挿入したときと同じくらいゆっくりと腰を引いた。
そして守の肛門から亀頭が抜けてしまう直前で止めた。
「守、いくぞ」
そう言うと今度は逆に一気にズブリと奥まで挿入した。
「あっ‥‥」
「ああんっ‥‥」
博の亀頭が最初の挿入よりも更に奥まで届いた。
その気持ちよさに守は呼吸もできないくらいだった。
「お父さん、それ気持ちいい‥‥」
「いまのもっとやって‥‥」
守が博の性教育をあからさまに求めた。
博は守の求めに応じ、もう一度ペニスを肛門の手前まで引いた。
「よし守、もう一度挿れるぞ」
「う、うん‥‥」
博は再び守を背面から抱いた。
うっく‥‥
ん、んんっ‥‥
ふはっ‥‥
はぁはぁはぁはぁ‥‥
守はうつ伏せ寝で息を荒くしたまま両腕をきゅっと腋に縮こまらせて、まるで生まれたばかりの仔犬のように博の身体の下敷きになりながら全身を小さく震わせていた。
「お父さん、俺、こんなの初めてだよ‥‥」
「身体中に電気が走ってぞくぞくする‥‥」
「もう俺、死にそう‥‥」
「感電死か?」
「お父さん、守に死なれたら悲しいなぁ」
「だったらもうお仕舞いにするか?」
「え、お父さん、意地悪だ‥‥」
「俺がやめて欲しくないの分かってるくせに‥‥」
「ちょっとからかってみたくなった」
「守があまりにも可愛らしい声を出すもんだから」
「よし、じゃあもう一発いくぞ」
そうして博は同じ動きを同じリズムのまま、何回も何回も守の肉体と交わった。
博の亀頭が内壁を擦り上げ、同時に前立腺や射精管、精嚢の裏側を刺激しながら一気にS状結腸まで到達する一連のプロセスは、守の肉体が持つ快楽のメカニズムの全てを満たしていた。
「あっ‥‥」
「あ、あぁんっ‥‥」
「どうだ、守、気持ちいいか」
「う、うん、気持ちいい‥‥」
「めっちゃ気持ちいいよ‥‥」
「セックスってさ、本当はこんなにも気持ちいいんだね‥‥」
「新見コーチにされるのとは全然違う‥‥」
「入ってくるときは俺の身体のずっと奥まで届くし、抜くときは抜くときで気持ちいいし‥‥」
博がペニスを引き戻すとき、カリ首の笠の部分が腸内を逆撫でして、これが守の肉体を絶妙に気持ち良くしているようだった。
守が初めて肛門開発されたのは新見ではあるのは事実だが、本当の意味での開発は博によってされたのかも知れない。
なんて気持ちのいいセックスなんだ‥‥
しかもこの歳になっても、まだこんなに勃起させられるなんて‥‥
それは守だからなのか、それとも男児の肛門だからなのか、正直、いまの博には分からなかった。
しかしひとつはっきりと分かっていることがあるとすれば、守は小学校に通う普通のサッカー少年であり、自分はその少年と肛門性交をしているということだった。
そしてさらに言えば、その行為が自分のペニスを奮い立たせ、それがこの上ない快感であることも理解していた。
こういう言い方をしたら守を侮辱することになるのだと思うが、守の肛門は新見の使い古しとは到底思えなかった。
吸い付くような肌触りでペニス全体を包み込み、しかも奥行きがあり、その先の到達点は柔軟に亀頭を受け止める。
だから博がいつの間にか激しく腰を振り下ろすようになってしまうのも無理はなかった。
そして博自身もそれは気づいていたが、もう止まらなかった。
男子児童との肛門性交には中毒性がある‥‥
一度その感触を味わったらもう二度とやめられない‥‥
蹴翔と性教育したときにそれはすでに薄々勘づいてはいたが、血のつながらない守との肛門性交はことさら純度の高い快感でしかなかった。
それはまるで内壁に媚薬でも塗ってあるかのようで、挿入を繰り返せば繰り返すほど勃起が止まなくなる気がした。
特にこの寝バックという体位は性欲を激しく掻き立てるようで、それは攻めが受けを背中から羽交い締めにするような格好になるため、肉体を征服したような気にさせてしまう。
その力関係は守と博も客観的には例外ではなく、いつの間にか博は守の頭や肩を両手で押さえつけながら下半身だけが黙々と動いている状態だった。
とは言え、守の場合は博の性行為を拒んでいるわけではないので、大人しく博の行為を受け入れていて、それがまた痛々しい光景を醸していた。
あぁ、この蕩けるような挿入感‥‥
もう何も考えられない‥‥
むやみやたらと腰ばかり振ってしまっている‥‥
守‥‥守‥‥
お前の身体は最高に気持ちいい‥‥
気持ちよすぎて下半身のコントロールが効かない‥‥
もう本能だけで腰が勝手に動いているようだ‥‥
これが守が望んだ寝バックなのか‥‥
もう止まらない‥‥
そのときだった。
ふと博の脳裏にある光景が浮かんだ。
それは新見が守の身体を背後から夢中になって犯している姿だった。
違う‥‥
自分はこんなふうに守とセックスをしたかったのではないはず‥‥
果たして自分の行為は性教育となっているのか?
ただひたすらにショタとの肛門性交をしているだけで、単に快楽を貪っているだけになってはいないだろうか‥‥
そして気がついた。
自分も新見と同じだと。
新見と同じで、自分も守を犯しているだけなのだと。
守に愛の籠った性教育をしてやるつもりでいたのに、蹴翔からもそう頼まれていたはずなのに、自分は守との性行為が気持ちよすぎて、つい自分本位になってしまっていた。
そして博は守の身体からペニスを引き抜いた。
「ごめん、守」
「え? お父さん?」
「もう射精しちゃった?」
「まだだよね?」
「俺のお尻じゃ気持ちよくなれなかった?」
「いや、そうじゃないんだ‥‥」
「お父さんは、ただ‥‥」
「ただ、なに?」
「ねぇ、どうしちゃったの?」
「俺のお尻が気持ち良くないなら、そう言ってよ」
「俺、どんな体位でもするよ」
「道具使いたいなら、使ってもいいし」
「いや、そうじゃないんだ」
「違うんだよ、守」
「違うって何が?」
「俺のどこが違うの?」
「なにが違うのさ?」
「お父さんはな‥‥」
「お父さんは、守もちゃんと気持ち良くなってくれてたかどうか、それが気になったんだ」
「俺?」
「俺は気持ちよかったよ」
「お父さんに抱いてもらって、性教育してもらって‥‥」
「最初はそうだったかもしれない」
「でも、いまはどうだった?」
「お父さんが守の身体の上に重石のようにの乗っかって、動けないくらいにきつく抱きしめて、セックスだけしてた‥‥」
「それでも気持ちよかったのか?」
「うん、俺は気持ちよかったよ」
「本当にそうか?」
「なら、心はどうだ?」
「心も気持ちよくなれたか?」
「もちろん、心も気持ちよかったよ」
「それは本当か?」
「どこか新見のセックスと似てなかったか?」
「うん‥‥」
「それは‥‥」
「あ、でも、俺はお父さんとセックスできれば、それだけで嬉しいから‥‥」
「それじゃダメなんだ」
「守の心と身体の両方が気持ちよくならなきゃ」
「ごめんな、守‥‥」
「お父さん、つい守を単にセックスの相手としか見なくなっちゃって」
「最初はそんなつもりじゃなかったのに」
「なら、俺はどうしたら‥‥」
「お父さん、守のことを蹴翔と同じように抱いてやりたいんだ」
「蹴翔と同じ体位で‥‥」
「守ともちゃんと正常位で向き合いながら性教育してやりたいんだ」
「守の表情や息づかい、肌と肌が触れ合って、そして心と身体がひとつに結ばれて‥‥」
「そういうのって、どうかな?」
「そしたら俺のこと、もっときつく抱いてくれる?」
「ああ、もちろん」
「もっともっとキスもしてくれる?」
「ああ、もっともっとキスもする」
「あと、もっともっともーっと、俺がめちゃくちゃになるくらいセックスしてくれる?」
「ああ、守のこと、もっともっともーっと、めちゃくちゃになるまで愛してやる」
「約束だよ、俺のこと、ほんとにめちゃくちゃにしてよ」
「俺、めちゃくちゃにして欲しいんだ、お父さんに‥‥」
「わかった、約束する」
「お父さん、守のこと、めちゃくちゃにする」
「めちゃくちゃにして、全部忘れさせてやる」
守は博のその言葉を聞き届けると、そのまま静かに仰向けに横になった。
そして全てを託した博の手によって、両脚を大きくM字に広げられた。
お父さん、俺、こんな格好させられても、もう全然恥ずかしくなんかないよ‥‥
だからいっぱい、俺のこと見てよ‥‥
俺の身体見てよ‥‥
俺、ちゃんと成長してるでしょ‥‥
だってほら、まだちょびっとだけど、チン毛だって生えてきてるし‥‥
博の目の前に健やかに成長した男の子の性器と、幾度となく大人に摘み取られた菊の花が咲いていた。
新見によって何度も貫かれている守の穴は、予め解してやる必要もなく博のそれを難なく飲み込んでいった。
守の体内に私のペニスがスルリと入っていく‥‥
男児との肉体交渉はこれで2回目か‥‥
なぜだろう、実に不思議だ‥‥
この状況は生殖行為としては本来の組み合わせではないのに、守の肛門は最初から男性器を受け入れるために備わっているような気さえしてくる‥‥
そんな違和感のなさだ‥‥
違和感のなさ?
いや、それは違う‥‥
そんな回りくどいものなどではなく、要するにたったこの程度を挿入しただけなのに、もう既に守とのセックスを気持ち良く感じてしまっているだけなのだ‥‥
守の体内はいい感じにぬるぬると潤っていてしかも温かく、内壁の滑らかな凹凸が肉棒全体を心地よく締め付ける‥‥
男児とのセックスがこんなにも自然に成立してしまうと、もともとこの方が正しい摂理なのではないのかとさえ思えてくる‥‥
博は自身のペニスを途中まで挿入したまま、そんなことを考えていた。
「守、大丈夫か?」
「お尻、痛くないか?」
寝バックで見下ろしながらうっすらと日焼けした守の背中を手でさすりながら聞いた。
「うん、俺は平気」
「お父さんは男の子とは蹴翔としか経験したことないから、守に気持ちよく性教育してあげられるかどうか自信ないよ」
「そんなの大丈夫だよ」
「新見コーチのセックスっていっつも激しめだったし、だから俺、多少は慣れてるし」
「お父さんが好きなようにしてくれればいいんだよ」
この子は性に関しては自分より経験豊富なのかもしれないな‥‥
博はそう思った。
「じゃあ、もう少し奥まで挿れるよ」
博はさらに腰を深く落とし込んだ。
守もそれを難なく体内に受け入れた。
ほんとだ‥‥
この子は全く痛がらない‥‥
「あっ‥‥」
しかし博が挿入角度のズレを直すために、ほんの少し腰をくいっと動かしたときのことだった。
守が短く声を発した。
「守、どうした?」
「痛かったか?」
「ううん、大丈夫」
「お父さんのがめっちゃ奥まで入ってきて、身体中に電気が走ったみたくなった」
「それはすまなかった」
「もっと優しく挿れてやるべきだったな」
「違うよ、そうじゃなくて、気持ちよくて電気が走ったんだよ」
「見てよ、俺の身体」
「全身に鳥肌立ってるっしょ」
見てみると確かに守の腕や首筋の産毛が俄かに逆立っていた。
「お父さんのって、俺の身体にピッタリハマる感じがするんだよ」
「もともと俺の身体の一部みたいにさ」
「新見コーチのなんか、ここまで奥に入ってこないし」
「そっか‥‥」
「で、まだもう少し入るけど、どうする?」
「うん、俺は大丈夫」
「遠慮しないで全部挿れていいよ」
「本当に大丈夫か?」
「俺、限界に挑戦するから」
守はそう言って笑った。
ならばと博は更に深く守の身体に腰を落とし込んだ。
「あっ、ああっ‥‥」
守が掠れた声を上げた。
「す、すごい‥‥」
「すごい奥まで入ってくるよ、お父さんのおちん‥‥」
守は耐えきれなかったようで最後は言葉にならなかった。
そして博の下腹部が守の臀部にぴったり押し付けられたそのときだった。
「あはっ‥‥」
「はっ、はぁぁぁぁぁん‥‥」
守は首を反らせて顎を高く上げながら、艶やかな鳴き声を鼻から抜けていく息とともに上げた。
「守、全部入ったよ」
「どんな感じだ?」
「苦しくないかい?」
「お父さんの‥‥すっごい‥‥」
「めっちゃ奥まで入ってる‥‥」
「なのにこんなに気持ちいいなんて、まじ凄すぎだよ‥‥」
博もまた同じことを感じていた。
挿入しただけでこんなに気持ちいいなんてどういうことなんだ‥‥
これでは腰を動かしたら即座に射精してしまいそうだ‥‥
しかし挿入した快感の余韻に浸っている博に向かって、守は言った。
「お父さん、動いていいよ」
「好きなだけ腰動かしていいからね」
「俺、新見コーチにお尻鍛えられてっから、俺のことは気にしないで思いっきり動いいいよ」
博は大人の自分の方が守にリードされているような気がした。
「あ、ああ、そうだな」
「じゃあ、遠慮なく‥‥」
自分の方が守を気遣ってやらなくてはならない立場なのに、遠慮なく、などと咄嗟に答えてしまった自分が大人気なくて、さらに情けなくなってしまった。
気を取り直すと博は挿入したときと同じくらいゆっくりと腰を引いた。
そして守の肛門から亀頭が抜けてしまう直前で止めた。
「守、いくぞ」
そう言うと今度は逆に一気にズブリと奥まで挿入した。
「あっ‥‥」
「ああんっ‥‥」
博の亀頭が最初の挿入よりも更に奥まで届いた。
その気持ちよさに守は呼吸もできないくらいだった。
「お父さん、それ気持ちいい‥‥」
「いまのもっとやって‥‥」
守が博の性教育をあからさまに求めた。
博は守の求めに応じ、もう一度ペニスを肛門の手前まで引いた。
「よし守、もう一度挿れるぞ」
「う、うん‥‥」
博は再び守を背面から抱いた。
うっく‥‥
ん、んんっ‥‥
ふはっ‥‥
はぁはぁはぁはぁ‥‥
守はうつ伏せ寝で息を荒くしたまま両腕をきゅっと腋に縮こまらせて、まるで生まれたばかりの仔犬のように博の身体の下敷きになりながら全身を小さく震わせていた。
「お父さん、俺、こんなの初めてだよ‥‥」
「身体中に電気が走ってぞくぞくする‥‥」
「もう俺、死にそう‥‥」
「感電死か?」
「お父さん、守に死なれたら悲しいなぁ」
「だったらもうお仕舞いにするか?」
「え、お父さん、意地悪だ‥‥」
「俺がやめて欲しくないの分かってるくせに‥‥」
「ちょっとからかってみたくなった」
「守があまりにも可愛らしい声を出すもんだから」
「よし、じゃあもう一発いくぞ」
そうして博は同じ動きを同じリズムのまま、何回も何回も守の肉体と交わった。
博の亀頭が内壁を擦り上げ、同時に前立腺や射精管、精嚢の裏側を刺激しながら一気にS状結腸まで到達する一連のプロセスは、守の肉体が持つ快楽のメカニズムの全てを満たしていた。
「あっ‥‥」
「あ、あぁんっ‥‥」
「どうだ、守、気持ちいいか」
「う、うん、気持ちいい‥‥」
「めっちゃ気持ちいいよ‥‥」
「セックスってさ、本当はこんなにも気持ちいいんだね‥‥」
「新見コーチにされるのとは全然違う‥‥」
「入ってくるときは俺の身体のずっと奥まで届くし、抜くときは抜くときで気持ちいいし‥‥」
博がペニスを引き戻すとき、カリ首の笠の部分が腸内を逆撫でして、これが守の肉体を絶妙に気持ち良くしているようだった。
守が初めて肛門開発されたのは新見ではあるのは事実だが、本当の意味での開発は博によってされたのかも知れない。
なんて気持ちのいいセックスなんだ‥‥
しかもこの歳になっても、まだこんなに勃起させられるなんて‥‥
それは守だからなのか、それとも男児の肛門だからなのか、正直、いまの博には分からなかった。
しかしひとつはっきりと分かっていることがあるとすれば、守は小学校に通う普通のサッカー少年であり、自分はその少年と肛門性交をしているということだった。
そしてさらに言えば、その行為が自分のペニスを奮い立たせ、それがこの上ない快感であることも理解していた。
こういう言い方をしたら守を侮辱することになるのだと思うが、守の肛門は新見の使い古しとは到底思えなかった。
吸い付くような肌触りでペニス全体を包み込み、しかも奥行きがあり、その先の到達点は柔軟に亀頭を受け止める。
だから博がいつの間にか激しく腰を振り下ろすようになってしまうのも無理はなかった。
そして博自身もそれは気づいていたが、もう止まらなかった。
男子児童との肛門性交には中毒性がある‥‥
一度その感触を味わったらもう二度とやめられない‥‥
蹴翔と性教育したときにそれはすでに薄々勘づいてはいたが、血のつながらない守との肛門性交はことさら純度の高い快感でしかなかった。
それはまるで内壁に媚薬でも塗ってあるかのようで、挿入を繰り返せば繰り返すほど勃起が止まなくなる気がした。
特にこの寝バックという体位は性欲を激しく掻き立てるようで、それは攻めが受けを背中から羽交い締めにするような格好になるため、肉体を征服したような気にさせてしまう。
その力関係は守と博も客観的には例外ではなく、いつの間にか博は守の頭や肩を両手で押さえつけながら下半身だけが黙々と動いている状態だった。
とは言え、守の場合は博の性行為を拒んでいるわけではないので、大人しく博の行為を受け入れていて、それがまた痛々しい光景を醸していた。
あぁ、この蕩けるような挿入感‥‥
もう何も考えられない‥‥
むやみやたらと腰ばかり振ってしまっている‥‥
守‥‥守‥‥
お前の身体は最高に気持ちいい‥‥
気持ちよすぎて下半身のコントロールが効かない‥‥
もう本能だけで腰が勝手に動いているようだ‥‥
これが守が望んだ寝バックなのか‥‥
もう止まらない‥‥
そのときだった。
ふと博の脳裏にある光景が浮かんだ。
それは新見が守の身体を背後から夢中になって犯している姿だった。
違う‥‥
自分はこんなふうに守とセックスをしたかったのではないはず‥‥
果たして自分の行為は性教育となっているのか?
ただひたすらにショタとの肛門性交をしているだけで、単に快楽を貪っているだけになってはいないだろうか‥‥
そして気がついた。
自分も新見と同じだと。
新見と同じで、自分も守を犯しているだけなのだと。
守に愛の籠った性教育をしてやるつもりでいたのに、蹴翔からもそう頼まれていたはずなのに、自分は守との性行為が気持ちよすぎて、つい自分本位になってしまっていた。
そして博は守の身体からペニスを引き抜いた。
「ごめん、守」
「え? お父さん?」
「もう射精しちゃった?」
「まだだよね?」
「俺のお尻じゃ気持ちよくなれなかった?」
「いや、そうじゃないんだ‥‥」
「お父さんは、ただ‥‥」
「ただ、なに?」
「ねぇ、どうしちゃったの?」
「俺のお尻が気持ち良くないなら、そう言ってよ」
「俺、どんな体位でもするよ」
「道具使いたいなら、使ってもいいし」
「いや、そうじゃないんだ」
「違うんだよ、守」
「違うって何が?」
「俺のどこが違うの?」
「なにが違うのさ?」
「お父さんはな‥‥」
「お父さんは、守もちゃんと気持ち良くなってくれてたかどうか、それが気になったんだ」
「俺?」
「俺は気持ちよかったよ」
「お父さんに抱いてもらって、性教育してもらって‥‥」
「最初はそうだったかもしれない」
「でも、いまはどうだった?」
「お父さんが守の身体の上に重石のようにの乗っかって、動けないくらいにきつく抱きしめて、セックスだけしてた‥‥」
「それでも気持ちよかったのか?」
「うん、俺は気持ちよかったよ」
「本当にそうか?」
「なら、心はどうだ?」
「心も気持ちよくなれたか?」
「もちろん、心も気持ちよかったよ」
「それは本当か?」
「どこか新見のセックスと似てなかったか?」
「うん‥‥」
「それは‥‥」
「あ、でも、俺はお父さんとセックスできれば、それだけで嬉しいから‥‥」
「それじゃダメなんだ」
「守の心と身体の両方が気持ちよくならなきゃ」
「ごめんな、守‥‥」
「お父さん、つい守を単にセックスの相手としか見なくなっちゃって」
「最初はそんなつもりじゃなかったのに」
「なら、俺はどうしたら‥‥」
「お父さん、守のことを蹴翔と同じように抱いてやりたいんだ」
「蹴翔と同じ体位で‥‥」
「守ともちゃんと正常位で向き合いながら性教育してやりたいんだ」
「守の表情や息づかい、肌と肌が触れ合って、そして心と身体がひとつに結ばれて‥‥」
「そういうのって、どうかな?」
「そしたら俺のこと、もっときつく抱いてくれる?」
「ああ、もちろん」
「もっともっとキスもしてくれる?」
「ああ、もっともっとキスもする」
「あと、もっともっともーっと、俺がめちゃくちゃになるくらいセックスしてくれる?」
「ああ、守のこと、もっともっともーっと、めちゃくちゃになるまで愛してやる」
「約束だよ、俺のこと、ほんとにめちゃくちゃにしてよ」
「俺、めちゃくちゃにして欲しいんだ、お父さんに‥‥」
「わかった、約束する」
「お父さん、守のこと、めちゃくちゃにする」
「めちゃくちゃにして、全部忘れさせてやる」
守は博のその言葉を聞き届けると、そのまま静かに仰向けに横になった。
そして全てを託した博の手によって、両脚を大きくM字に広げられた。
お父さん、俺、こんな格好させられても、もう全然恥ずかしくなんかないよ‥‥
だからいっぱい、俺のこと見てよ‥‥
俺の身体見てよ‥‥
俺、ちゃんと成長してるでしょ‥‥
だってほら、まだちょびっとだけど、チン毛だって生えてきてるし‥‥
博の目の前に健やかに成長した男の子の性器と、幾度となく大人に摘み取られた菊の花が咲いていた。
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