百談

壽帝旻 錦候

文字の大きさ
上 下
73 / 107
家電

第六話【避暑地】

しおりを挟む
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

手が招く

五味
ホラー
川辻海斗は、所謂探偵社、人に頼まれその調査を代行することを生業としていた。 仕事はそれなりにうまくいっており、手伝いを一人雇っても問題がないほどであった。 そんな彼の元に突如一つの依頼が舞い込んでくる。 突然いなくなった友人を探してほしい。 女子学生が、突然持ってきたその仕事を海斗は引き受ける。 依頼料は、彼女がこれまで貯めていたのだと、提示された金額は、不足は感じるものであったが、手が空いていたこともあり、何か気になるものを感じたこともあり、依頼を引き受けることとした。 しかし、その友人とやらを調べても、そんな人間などいないと、それしかわからない。 相応の額を支払って、こんな悪戯をするのだろうか。 依頼主はそのようなことをする手合いには見えず、海斗は混乱する。 そして、気が付けば彼の事務所を手伝っていた、その女性が、失踪した。 それに気が付けたのは偶然出会ったが、海斗は調査に改めて乗り出す。 その女性も、気が付けば存在していた痕跡が薄れていっている。 何が起こっているのか、それを調べるために。

百合カップルになれないと脱出できない部屋に閉じ込められたお話

黒巻雷鳴
ホラー
目覚めるとそこは、扉や窓の無い完全な密室だった。顔も名前も知らない五人の女性たちは、当然ながら混乱状態に陥る。 すると聞こえてきた謎の声── 『この部屋からの脱出方法はただひとつ。キミたちが恋人同士になること』 だが、この場にいるのは五人。 あふれた一人は、この部屋に残されて死ぬという。 生死を賭けた心理戦が、いま始まる。 ※無断転載禁止

現代百鬼夜行  短編集

貴名 百合埜
ホラー
読み切り短編集 ホラー要素多めです。

ハハハ

辻田煙
ホラー
 苦しいキス。だが、花梨(かりん)はもっとそれを感じたかった。遊園地のパレードと花火を背に、花梨と紫苑(しえん)は互いに愛を囁く。  花梨にだけ見えている、みんなに生えている翼。花梨に嘘をついていない者だけが、「白い翼」を持つ。花梨の周囲のほとんどは「黒い翼」を生やしている中、紫苑は「白い翼」を背中に生やし、花梨に愛を囁いていた。花梨だけがそれを知っていた。  しかし、遊園地デート以後、久しぶりに夏休み中に会った紫苑の態度が、花梨にはぎこちなく見えてしまった。花梨は訊ねる。 「紫苑――私に隠していることない?」 「……なにも隠してないよ?」  それまで真っ白だった紫苑の翼は、花梨の問いをきっかけに真っ黒に染まってしまった――彼は花梨に噓をついた。  紫苑――恋人が嘘をついていることを知ってしまった花梨は、何を思うのか。  ……花梨に嘘をついてはいけない。絶対に。 ※【感想、お気に入りに追加】、エール、お願いいたします!m(__)m ※2023年8月26日、公開 ※この作品は、カクヨム・小説家になろう・ノベルアップ+にも投稿しています。 ※表紙の著作権は作家が持っています。

藁人間

spell breaker!
ホラー
介護老人保健施設に入居しているわしにとって、レクリエーションの時間は苦痛でしかない。 レクをやりすごしていたとき、新人介護職員である靖川まなみがやってきて、マンツーマンでお話しましょうと持ちかけてきた。 そこでわしはかつての職業を鍵師であったことを明かし、現役のころの数奇なできごとを語る。 そのうち、わしは平衡感覚を失っていくのだった……。 ※本作は『小説家になろう』様でも公開しております。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

ネズミの話

泥人形
ホラー
今の私は、ネズミに似ている。 表紙イラスト:イラストノーカ様

処理中です...