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過去と今
ep78 集客アップ魔法大作戦②
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*
噴水のある駅前広場に来た。
快晴の休日というのもあり、人通りは非常に多い。
「さて、始めるか」
ヤソミちゃんの合図に、エマちゃんがやや緊張気味に噴水の前で手鏡をかざした。
「うまくいくかな......」
「練習もしたんだしきっと大丈夫だよ」
フェエルくんが安心させるように微笑んだ。
噴水のまわりには人工的な小さい池があり、キラキラと鏡のように太陽を反射している。
そう。鏡のように。
「......よしっ。あーしならできる!」
覚悟を決めたエマちゃんが、魔法を発動した。
「〔映像共有〕」
池からパァーッと光が放たれ、宙に大きな映像が映しだされた。
まるで駅前広場に見えないスクリーンが存在するかのように。
「エマちゃんの鏡魔法に、こんな使い方があるなんで......」
魔法のスクリーンに投映されたものは......ジェットレディがうちのパンを美味しそうに頬ばる姿。
これはエマちゃんの能力を応用した、魔法の広告!
「で、できた......」
「エマちゃんスゴイよ!」
わたしは心底感動した。
「〔映像共有〕は前からできたことだけど、まさか池を利用して鏡魔法ができるなんて思ってもみなかった」
「それもヤソガミくんのアイディアなの?」
「悔しいけど、あいつスゴイよ。だってヤソガミはあーしの映像共有も知らなかったんだよ?なのにこんなこと思いつくなんてさ」
「そ、そうなんだ。さすがだね」
「昔さ?ジェットレディがインタビューで言っていたこと思い出したよ。優れた魔術師には柔軟な発想が必要だって」
水を鏡に見立てて鏡魔法を展開する......エマちゃんの鏡魔法の可能性が一気に広がった気がする。
おそらく鏡のように写す性質の物なら水以外でも可能なはず。
「エマちゃんの魔法...進化したんだね!」
「魔力は相変わらず弱いけどな。今も、かなりしんどい...」
エマちゃんは辛そうだけど、おかげで駅前にいるたくさんの人々が広告映像に見入っている。
「あれ、ジェットレディだよね?」
「パンを旨そうに食べてるよな」
「めちゃめちゃ美味しそうなんだけど」
「どこの店のパンなんだ?」
ここでヤソミちゃんがわたしたちに次の合図を送ってきた。
いよいよここからはわたしたちの番。
「まずは、ぼくからだね」
フェエルくんが葉っぱと剪定バサミを手に持って、ハサミで葉っぱに切れ目を入れた。
「〔零れ桜〕」
フェエルくんの手元から緑色の光が放たれるとともに、一枚の葉っぱが一息のうちに、むくむくと満開の桜の木へと変貌を遂げる。
「ミアちゃん!」
次はわたしの番。
パン切り包丁をサッと構える。
それに合わせてエマちゃんが快活に微笑みかけてきた。
「あーしに遠慮しないで思いっきりやれし」
「えっ」
「魔術演習の授業でも、あーしに遠慮してたし」
「そ、それは」
「ミャーミャーってさ。ずっとあーしに合わせてばっかだったろ?あーしが無理にそうさせていたんだもんな。ホントにゴメン」
エマちゃんの目はいつになく澄んでいた。
「エマちゃん......」
ここ最近ですっかり変わったよね。
ううん、違う。
これが本来のエマちゃんなんだよね。
本来の自分を取り戻したんだよね。
ズルいよ。
そんなエマちゃんを見せられたら......わたし、もう我慢できない。
「エマちゃん!わたしね?」
「うん」
「ムカついているんだ」
「うん。そうだよな」
「気がついたらいつの間にか立ち直っていて、前向きになっていて、わたしのこと助けようとまでして......エマちゃんは本当に勝手だよ!」
「ミャーミャー......」
「でもね?今のエマちゃんを見て、わたし気づいたよ」
「??」
「あんなことがあっても立ち直って進んでいくエマちゃんに、嫉妬しているんだ」
「は??」
エマちゃんは目を剥いてびっくりする。
「ミャーミャーが?あーしに?」
「うん。それでもうひとつ気づいたんだ」
まだ面食らっているエマちゃんにわたしはハッキリ言った。
「わたし、エマちゃんに負けたくないんだ。わたしだって、ジェットレディみたいな国家魔術師になりたい」
わたしの言葉を聞いて、次第にエマちゃんの唇が上がった。
「そっか。じゃあ今度こそ本当に、一緒に目指して頑張るかっ!」
自然と、反射的に、わたしたちはニカッと快活に笑い合った。
その瞬間、梅雨が明けるようにモヤモヤとしたものが一気に吹き飛んだ。
そしてわたしはアルマをぎゅっと強く握り、キッと前を向いた。
「〔あたたかな春風〕」
パン切り包丁をびゅんと振り抜く。
ぶわぁっと暖かな風が巻き上がる。
満開の桜が震えるように激しく散り乱れる。
「おおお!!」
大勢の歓声が沸き起こった。
駅前広場を覆い包むように、桜の花びらが鮮やかに舞い踊る。
「キレイ~!」
突然の広告映像。
桜吹雪。
立て続けに起こるサプライズに目を奪われる人々。
「よし!今だ!」
絶好のタイミングで大量のチラシを持ったヤソミちゃんが飛び出した。
「キャットレーパン工房ねこパンち!です!!」
驚異的な身体能力で、ヤソミちゃんは嵐のような疾風迅雷のチラシ配りを展開する。
「ジェットレディが食べているのは当店のパンですぅ!桜吹雪も当店の演出ですぅ!」
あっという間にそこらへんの人たち全員の手にチラシが行き渡った。
間もなくエマちゃんが力尽き、広告映像が途絶える。
桜吹雪もおさまると、にわかに駅前の人々が歩きだした。
「キャットレーパン工房ねこパンち!か。行ってみようかな」
「おいパン買いにいこうぜ」
「ママ~パン食べたい!」
「じゃあ今から行こうね」
わたしたちは互いに視線を交わし合い、「よし」と微笑み合った。
だけどほっとしている暇はない。
「ミア!ひと足先に戻れ!店がお客さんでごった返すぞ!」
ヤソミちゃんの声に、わたしは風の勢いで店に戻っていった。
噴水のある駅前広場に来た。
快晴の休日というのもあり、人通りは非常に多い。
「さて、始めるか」
ヤソミちゃんの合図に、エマちゃんがやや緊張気味に噴水の前で手鏡をかざした。
「うまくいくかな......」
「練習もしたんだしきっと大丈夫だよ」
フェエルくんが安心させるように微笑んだ。
噴水のまわりには人工的な小さい池があり、キラキラと鏡のように太陽を反射している。
そう。鏡のように。
「......よしっ。あーしならできる!」
覚悟を決めたエマちゃんが、魔法を発動した。
「〔映像共有〕」
池からパァーッと光が放たれ、宙に大きな映像が映しだされた。
まるで駅前広場に見えないスクリーンが存在するかのように。
「エマちゃんの鏡魔法に、こんな使い方があるなんで......」
魔法のスクリーンに投映されたものは......ジェットレディがうちのパンを美味しそうに頬ばる姿。
これはエマちゃんの能力を応用した、魔法の広告!
「で、できた......」
「エマちゃんスゴイよ!」
わたしは心底感動した。
「〔映像共有〕は前からできたことだけど、まさか池を利用して鏡魔法ができるなんて思ってもみなかった」
「それもヤソガミくんのアイディアなの?」
「悔しいけど、あいつスゴイよ。だってヤソガミはあーしの映像共有も知らなかったんだよ?なのにこんなこと思いつくなんてさ」
「そ、そうなんだ。さすがだね」
「昔さ?ジェットレディがインタビューで言っていたこと思い出したよ。優れた魔術師には柔軟な発想が必要だって」
水を鏡に見立てて鏡魔法を展開する......エマちゃんの鏡魔法の可能性が一気に広がった気がする。
おそらく鏡のように写す性質の物なら水以外でも可能なはず。
「エマちゃんの魔法...進化したんだね!」
「魔力は相変わらず弱いけどな。今も、かなりしんどい...」
エマちゃんは辛そうだけど、おかげで駅前にいるたくさんの人々が広告映像に見入っている。
「あれ、ジェットレディだよね?」
「パンを旨そうに食べてるよな」
「めちゃめちゃ美味しそうなんだけど」
「どこの店のパンなんだ?」
ここでヤソミちゃんがわたしたちに次の合図を送ってきた。
いよいよここからはわたしたちの番。
「まずは、ぼくからだね」
フェエルくんが葉っぱと剪定バサミを手に持って、ハサミで葉っぱに切れ目を入れた。
「〔零れ桜〕」
フェエルくんの手元から緑色の光が放たれるとともに、一枚の葉っぱが一息のうちに、むくむくと満開の桜の木へと変貌を遂げる。
「ミアちゃん!」
次はわたしの番。
パン切り包丁をサッと構える。
それに合わせてエマちゃんが快活に微笑みかけてきた。
「あーしに遠慮しないで思いっきりやれし」
「えっ」
「魔術演習の授業でも、あーしに遠慮してたし」
「そ、それは」
「ミャーミャーってさ。ずっとあーしに合わせてばっかだったろ?あーしが無理にそうさせていたんだもんな。ホントにゴメン」
エマちゃんの目はいつになく澄んでいた。
「エマちゃん......」
ここ最近ですっかり変わったよね。
ううん、違う。
これが本来のエマちゃんなんだよね。
本来の自分を取り戻したんだよね。
ズルいよ。
そんなエマちゃんを見せられたら......わたし、もう我慢できない。
「エマちゃん!わたしね?」
「うん」
「ムカついているんだ」
「うん。そうだよな」
「気がついたらいつの間にか立ち直っていて、前向きになっていて、わたしのこと助けようとまでして......エマちゃんは本当に勝手だよ!」
「ミャーミャー......」
「でもね?今のエマちゃんを見て、わたし気づいたよ」
「??」
「あんなことがあっても立ち直って進んでいくエマちゃんに、嫉妬しているんだ」
「は??」
エマちゃんは目を剥いてびっくりする。
「ミャーミャーが?あーしに?」
「うん。それでもうひとつ気づいたんだ」
まだ面食らっているエマちゃんにわたしはハッキリ言った。
「わたし、エマちゃんに負けたくないんだ。わたしだって、ジェットレディみたいな国家魔術師になりたい」
わたしの言葉を聞いて、次第にエマちゃんの唇が上がった。
「そっか。じゃあ今度こそ本当に、一緒に目指して頑張るかっ!」
自然と、反射的に、わたしたちはニカッと快活に笑い合った。
その瞬間、梅雨が明けるようにモヤモヤとしたものが一気に吹き飛んだ。
そしてわたしはアルマをぎゅっと強く握り、キッと前を向いた。
「〔あたたかな春風〕」
パン切り包丁をびゅんと振り抜く。
ぶわぁっと暖かな風が巻き上がる。
満開の桜が震えるように激しく散り乱れる。
「おおお!!」
大勢の歓声が沸き起こった。
駅前広場を覆い包むように、桜の花びらが鮮やかに舞い踊る。
「キレイ~!」
突然の広告映像。
桜吹雪。
立て続けに起こるサプライズに目を奪われる人々。
「よし!今だ!」
絶好のタイミングで大量のチラシを持ったヤソミちゃんが飛び出した。
「キャットレーパン工房ねこパンち!です!!」
驚異的な身体能力で、ヤソミちゃんは嵐のような疾風迅雷のチラシ配りを展開する。
「ジェットレディが食べているのは当店のパンですぅ!桜吹雪も当店の演出ですぅ!」
あっという間にそこらへんの人たち全員の手にチラシが行き渡った。
間もなくエマちゃんが力尽き、広告映像が途絶える。
桜吹雪もおさまると、にわかに駅前の人々が歩きだした。
「キャットレーパン工房ねこパンち!か。行ってみようかな」
「おいパン買いにいこうぜ」
「ママ~パン食べたい!」
「じゃあ今から行こうね」
わたしたちは互いに視線を交わし合い、「よし」と微笑み合った。
だけどほっとしている暇はない。
「ミア!ひと足先に戻れ!店がお客さんでごった返すぞ!」
ヤソミちゃんの声に、わたしは風の勢いで店に戻っていった。
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