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幕間 現実2

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ジルコニア
人間サイズでしかないパワードアーマーは中型機や大型機と比べると火力や強度などがどうしても劣る。
それを解決するために機動力などの一部の要素を犠牲にし、一点を過剰に強化する特化構想というものが提唱された。
ジルコニアはその特化構想で生まれた機体の一つ。
防御特化機。両腕にシールド発生装置を装備している。
装甲は隔壁などにも使われている特殊超硬合金製。シールドを展開させなくとも並大抵の攻撃では破壊することはできない。


特化機は専用兵装を装備しており、その運用のために動力としてオーブマイナータイプを搭載している。
マイナータイプであるため、本来のオーブより性能は劣るが専用兵装を起動させるのには問題はない。
シールド発生装置にあるレンズを変形させることにより、シールドのサイズを拡大収縮できるが、経年劣化でレンズが硬化してしまいこの機能は使えなくなっている。


このジルコニアは先行量産機。
正式に量産される前に文明が滅びたため、最期の機体でもある。
欠点は特殊超硬合金とシールド発生装置の重量で機動力が欠如していること。
パワーアシストでもその重量を動かすことは困難で鍛えた人間にドーピングも施さなければまともに動かせなかった。
シールド発生装置にエネルギーの大半を消費するため、攻撃のための兵装がないのも弱点。


これでもダウングレードしており、防御特化型の実験機であるアダマスは腕だけではなく、肩膝胸にもシールド発生装置を装備。同時展開にさせることで戦艦の主砲の直撃も数発なら耐えることができた。


スピネル

ジルコニアと同じく特化構想で生まれた。
近接特化機。武装は溶断剣フラム。
溶断剣の刀身は熱変換に優れた物質で、電気を通すと一瞬で超高温になる。
こちらも先行量産機だが、正式量産は見送られている。
パワードアーマーで接近戦をするのは危険すぎるという意見が出たため。


装甲はジルコニアや汎用機と違い、溶断剣の放射熱から守るために断熱性に優れたものを採用している。
熱耐性は強いが、溶断剣の直撃に耐えられる物ではない。
特化機の中で唯一訓練なしで乗れる。
ただし、溶断剣の取り扱いは難しく、訓練なしではそれで自滅する可能性が高い。

元の実験機の溶断剣は放射熱だけで、周囲の生物を焼殺する威力があった。


マザーズール
 2章のボス……の予定だった。
本当は第二形態とかあって大暴れさせるはずだったけど、モチベーションが上がらなかったからやめた。
ナイト戦で燃え尽きました。
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