やめて!お仕置きしないで!本命の身代わりなのに嫉妬するの?〜国から逃亡中の王子は変態悪魔に脅される!?〜

ゆきぶた

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三章までの間話

153、散々な一日②(イル視点) ※

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あけましておめでとうございます!
大変遅くなってすみません……!
2話で終わる筈が長くなってしまい、さらに分割して同時に上げる事にしました。

※デオ、ウルは完全に出てきません。
デオ以外のエッチメインですので、見るのは完全に注意です!

ー  ー  ー  ー  ー



















俺のお尻の中には今、スライムがいる。
そして目の前にはダンが俺を不思議そうな顔をして見つめていた。

「だ、ダン。出会ってすぐに人の顔がエロいとか……なんて失礼な事言うんだよ……んんっ」

こ、こらぁ!スライム達、今動いたらダメだって。ダンの前で声が漏れかけちゃっただろ!
心の中でそう怒っても、スライム達は動くのをやめてくれない。

「……っ……」

これ以上はまずいと咄嗟に手で口を塞いだけど、そんな俺の様子にダンが気がつかない訳がなかった。

「イルお前、もしかして……」
「ちっ、違うから。別に俺はっ!」
「そんな顔で言われても全く説得力ないぜ?それに……」
「……なん、だよ?」

俺を見つめていたダンは、突然周りをキョロキョロ確認していた。
そして改めて俺を見ると、ボソッと言ったのだ。

「イルが可愛いのは皆に知って貰いたいが、その顔はあまり城の奴らに見せたくねぇんだよ……」
「は?」

今の俺、そんなにも酷い顔をしているのだろうか?
そう思って固まっていると、ダンは突然俺を持ち上げたのだ。

「お、おい!」
「よくわかんねぇが、動き辛いんだろ?それなら俺がお前の部屋まで連れてってやるよ」
「いや、だからってお姫様抱っこはやめっ……ひゃっ!」
「おいおい、暴れて自爆するんじゃねぇって」

持ち上げられたのが嫌で足をバタつかせた結果、俺は中のスライムを強く感じてしまい体をビクビクさせて動けなくなってしまったのだ。
しかも身体が再び火照り始めた気がして、なんだか嫌な予感がした。
もしかするとスライムが、また俺に何かをしてる可能性があるのか……!?
そう思いながら声を漏らさないよう我慢していた俺は、必死にダンにしがみついていた。
そしていつの間にか自室についた俺は、ベッドにゆっくりと降ろされたのだった。

「だいぶ辛そうだったが、大丈夫か?」
「全然大丈夫じゃない……」
「そうかそうか。イルは凄い辛そうだし、俺が介抱してやってもいいぜ。だけどその前にイルの身に何があったか聞いてもいいよな?」

どうせここまで来たのなら、隠すよりも助けてもった方が早そうだよな……。
そう思った俺は、素直に先程の話をする事にした。

「さっき兄上の部屋にいたらスライムに襲われたんだよ。そのせいで服が無くなった……」
「あー、またスライムか……。でも服が無くなったのに、イルは服を着てるじゃねぇか?」
「えーっとだな、これは服じゃなくて……実はスライムなんだ!」
「はぁ!?この服がスライムだと?」
「本当にそうなんだって!ほら、普通の服とは違うのが触っててわかるだろ?」
「あー、確かに布って感じじゃねぇな。でもそうか、成る程な……俺は今の話で全てを理解したぜ」

一瞬目を見開いたダンはすぐに理解したのか、突然俺に向けて殺気を放ったのだ。

「イルから離れろよ、このプニプニやろう……」

どうやらダンはスライムに向けて殺気を放ったようだけど、正直その殺気を受けた俺も少しチビリそうだった。
もちろんスライム達にもその効果は抜群で、俺から離れたスライム達はすぐに部屋の隅まで逃げて行くのが見えたのだ。
きっとその様子をはたから見れば、まるで俺の服が弾け飛んだように見えた筈で……つまり今の俺はスッポンポンになっていた。

「ま、待っていきなり裸は!!」
「おい、隠すな。まだそこに一体いるだろ!」

そう言いながらダンは俺をひっくり返す。
そのせいで俺の姿勢は、お尻を高く上げて四つ這いになっていた。

「あー、成る程。ライム色のスライムがギッチリ中を塞いでるってわけか……。イルの反応はコレが原因ってわけだな」
「あ、あれ……?他の奴らはダンの殺気で逃げたのに、なんでそいつだけ……」
「恐怖より何よりも、お前の中が大事なのかもな。ったく、このスライム野郎は何してんだか……」

何故かダンはそのスライムを見て、呆れたようにため息をついたのだ。

「いやいや、呆れてないでコイツを早く外してくれよ……!」
「うーん。外してやってもいいが、イルは本当にそれでいいのか?」
「……は?俺はそのスライムを取って欲しいだけなんだけど、何が言いたいんだよ……?」
「確かに口ではそう言ってるが、イルの体はもっと欲しそうにしてるぜ?」
「そ、それは……スライムになんか盛られたせいだからっ」

再び発情し始めた体は中々静まってくれそうにない。
だからこのまま放置された方が辛いのではないかと、俺は思い始めてしまったのだ。

「なぁ、イル。今日は俺の番じゃねぇけどさ。スライムと戯れる時間があるなら、俺の相手をしてくれてもいいよな……?」
「は?え、いや……って、待った!もしかして、そのまま入れるつもりかよ!?」

いつの間に服を脱いだのか既に準備万端なダンは、俺の尻穴へバキバキに勃たせた自分の性器を近づけてきたのだ。

「大量のスライムとやった後なら、一本増やしても足りないだろ?」
「そ、そんなわけっ!」

俺の反論を無視したダンは、スライムが入ったままの俺の中へバックから勢いよく突っ込んだ。

「ぁあっ!!あっあぁーーー!!!!」

ダンのが入った瞬間、ずっと我慢していた快感が止まらなくなってしまった俺は、簡単にイってしまったのだ。
そして入れただけで動こうとしないダンは、そんな俺を見て楽しそうにニヤニヤしていた。

「俺の入れただけでイクとか、どれだけ我慢してたんだ?」
「べ、べつに……我慢なんてっ!」
「それならイルは、入れられただけでイクような変態って事になるな」
「っち、違う……ぁあっ、動かすなぁっ!」

ダンは俺の反応を楽しむように、ゆっくりと入れたり出したりを繰り返し始めたのだ。
ダンが動くたびに中のスライムがぐっと押されて、俺の気持ちいい所をゴリゴリと潰していく。

「ひっぁん、んんっ!」
「こうして喘ぐイルもいいけどさ、どうせならスライムにヤられて乱れる姿を俺も見たかったな……」

ボソっとそう呟いたダンの発言に、俺はなんだか嫌な予感がした。

「あ、そうだ。いい事思いついたぜ!おーい、そこで怯えてるスライム達、もう何もしねぇからさ~。イルをもっと気持ちよくしてやってくれねぇか?」
「は?待ってくれ、ダン……何言ってぇ!!」

俺が叫んだ時には、ダンの言葉を理解したスライム達が一斉に俺へと群がっていたのだ。
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