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第1話 期末
4 (悠燈目線)
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(や、やらかした…。)
横で力尽きて眠っている秋くんを見て、俺は自分の理性の弱さにまた落ち込んだ。
(どうもダメだなぁ……)
俺に丁寧に勉強を教えてくれる秋くんの横顔や、少し目にかかった明るい色(地毛)で、ふんわりとした前髪、長い睫毛、色の白い肌、鼻腔をくすぐる甘い匂い、声変わりをした男子にしては少し高めの柔らかい声、細い指………
秋くんの全てが、俺を興奮させてしまう。
そうして毎回秋くんを寝落ちさせて、こうして自己嫌悪に陥る…という一連の流れの中に、俺はいた。
(さて……と)
秋くんの下半身をキレイにするため、秋くんの寝顔には未練はあるものの床に降りる。
大体いつも秋くんは途中で落ちると8時間近くは目が覚めないから、今のうちに、やるのだ。
秋くんには「絶対すんな!!」って言われてるけど、俺はこの、丁寧に下半身を拭いているこの時間が結構好きだった。
それに、無理をさせているのはこっちだ。男の体は本来、秋くんも然りだけど、男を受け入れるようには作られてないんだから。
(寝顔、可愛い)
全部拭き終えて、片付けた後、俺は暫く今日の行為について反芻していた。
(今日は本番になる前に空イキして寝ちゃったな…/////)
すこしずつ、少しずつだけど、秋くんの身体は変わってきている。
(いつか───)
俺なしでは生きていけなくなるように、少しずつ秋くんの中に俺という存在を刻みつけて───。
「……ひ、………はる、ひ……」
「……!」
そこまで考えて、後ろで唐突に声がしたので思わずビクッと体が反射する。
「なんだ、秋くんか……」
可愛い、可愛い大事な俺のこいびと。
(大好きだよ♡♡♡)
静かに秋くんの頬に口付けし、俺は秋くんの隣で思考を夜の闇に委ねた。
横で力尽きて眠っている秋くんを見て、俺は自分の理性の弱さにまた落ち込んだ。
(どうもダメだなぁ……)
俺に丁寧に勉強を教えてくれる秋くんの横顔や、少し目にかかった明るい色(地毛)で、ふんわりとした前髪、長い睫毛、色の白い肌、鼻腔をくすぐる甘い匂い、声変わりをした男子にしては少し高めの柔らかい声、細い指………
秋くんの全てが、俺を興奮させてしまう。
そうして毎回秋くんを寝落ちさせて、こうして自己嫌悪に陥る…という一連の流れの中に、俺はいた。
(さて……と)
秋くんの下半身をキレイにするため、秋くんの寝顔には未練はあるものの床に降りる。
大体いつも秋くんは途中で落ちると8時間近くは目が覚めないから、今のうちに、やるのだ。
秋くんには「絶対すんな!!」って言われてるけど、俺はこの、丁寧に下半身を拭いているこの時間が結構好きだった。
それに、無理をさせているのはこっちだ。男の体は本来、秋くんも然りだけど、男を受け入れるようには作られてないんだから。
(寝顔、可愛い)
全部拭き終えて、片付けた後、俺は暫く今日の行為について反芻していた。
(今日は本番になる前に空イキして寝ちゃったな…/////)
すこしずつ、少しずつだけど、秋くんの身体は変わってきている。
(いつか───)
俺なしでは生きていけなくなるように、少しずつ秋くんの中に俺という存在を刻みつけて───。
「……ひ、………はる、ひ……」
「……!」
そこまで考えて、後ろで唐突に声がしたので思わずビクッと体が反射する。
「なんだ、秋くんか……」
可愛い、可愛い大事な俺のこいびと。
(大好きだよ♡♡♡)
静かに秋くんの頬に口付けし、俺は秋くんの隣で思考を夜の闇に委ねた。
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