気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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間話

フィレムとシャムの秘密の話。1

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あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。間に合った様な…あれ?間に合ってませんね。

久しぶりに車で実家に帰りました。(都会の運転怖いですね。今住んでる場所は田舎なので下道で行った事後悔した位とても不安でした。)
分散が推奨されてますから、母親と一緒に1日早い大晦日に初詣に行きました。
昔からよく行っている神社に、軽々持ち上げる事が出来れば願いが叶う石、というものがありまして、石を持ち上げる前考えていた事があったのですが、石を前にして全て吹っ飛び、頭の中真っ白に、、
そして願い事を思い出す前に軽々持ち上がってしまいました。だから何かしら願いが叶うと思っています。
宝くじを買ってませんが当たる様な気がします。(笑)

何が言いたいのかと言いますと、
皆様にとって素敵な1年になりますように。



ライラ達が旅立った後シャムは風の精霊にお願いをすると、5つの風の子供達が返事の代わりに空を一周し飛び去った。シャムは空間ポッケから手頃な石を取り出し慣れた手つきで魔法陣を書く、すると魔法陣の所だけがピンク色に染まる。しばらくして先程飛び去った精霊が着いたのだろう風が流れ声が聞こえてきた。
最初に聞こえてきたのは柔らかい男の声が聞こえる。この声はこの前ルピーの事を冷たい視線で見ていた男だろう、シャムは1度聞いた事ならなんでも覚えている。自然に眉を寄せて聞く、あの国の王がまたルピーに何かする気なら、ライラに命じてこちらに連れてきてもらう予定だったが、それは肩透かしに終わった。なぜなら聞こえてきた言葉は謝罪だった。
ルピーに会う前のシャムは人を信用出来なかった。なぜなら自分の顔を見れば怯えるから、シャムに仕える人を追い出してからずっと屋敷に閉じこもっていた。あの子と共に長い時間を過ごせるなら、それも良いのかもしれない、と自分勝手な事を考えていたからだ。

『人族なのは私達も存じております。戦時中逃げ惑いココロに酷い傷を負い弱った子供や女性達には罪はないと、隠れて治癒魔法や水場の水の浄化をして頂きました事まずは感謝をさせて下さい。
当時の帝国は敵国であり、アルゲティ様を傷つけたのは当時の帝王です。
アルゲティ様が施して下さった治療や食料等とてもありがたく、どれだけ感謝をしてもしきれない、そして我が国がした事は後世に伝える為に書き記し残す。エニフ王国初代国王がそう仰り全ての真実を記入し保存の魔法を掛け残してあります。王妃もまたアルゲティ様に助けられた1人でした。
私たちにとってあの方は空からの使いそのものでした。民には天使様は人族となんら変わらないと、わからない者も多くいます。もちろん恩を仇で返すつもりもありませんが、私達は長い間空の人族を天使様と呼んでいました。長く浸透したものは長い時間を掛けないと変えられません。どうか私達に時間を下さい。』

しばしの沈黙の後、固い声の女の声が聞こえる。少し声がおかしい感じがするが、聞き覚えのある声である。声の主はルピーの母親だとすぐに分かった。シャムはあの子ルピーが幸せなら良いそう考えていたが、1度会ってしまうと欲が出るもので、また会いたいと思う事が多くなっていた。こうして声を聞くだけでも自分は幸せなのだろう。歴代の乙女達は我が子の声さえ聞く事はなかったそれに比べれば...そう思った。また聞こえてくる話に耳を傾ける。

『シャム様。私達は昔に間違いを犯しました。今更謝罪してそれを許される様な出来事ではないと思います。
仮に立場が逆だと考えました。しかし、私達は…わかりません。アウストラリス王国は空の人族達と敵対関係にはならないと聞きております。空の人族と遠い昔の様にとはいかないかもしれませんが、シャム様どうか私達の謝罪を受け取ってください。』

まさかのライラも面等向かって謝られるとは思っていなかったのだろう、少しの間沈黙が続いた。
シャムはライラにお茶会に行って欲しいと頼まなければ、こんな思いをしなかったのではないか?とギュッと両手を強く握りしめる。シャムは頭の中でひたすら考える。ライラにとってこの国は娘が空に帰ってしまったのか場所である、1番行きたくなかった国ではなかったのだろうか?娘が空に帰ってしまった地だ。自分がライラの立場なら、滅ぼしたくなる位憎い国になっているだろう、

それにあの国でアルゲティが何をしたか等の詳細は風の精霊が教えてくれていた。風の精霊が丁寧に報告している途中でシャムは遮ってしまった。
あの頃のシャムはやさぐれていたから、何も聞きたくなかった細かい所まで聞いてはない、今となっては聞き流す位しておけば良かった。1度聞いた事は忘れないから、だが今更後悔しても仕方がない、
だがアルゲティが禁忌の魔法を使ったかもしれない、と説明したのはタブエルだ。それを暇つぶしに使い変えたのは自分だ。

『そう…あの子の両親に伝えておくわ。この返事は保留で両親の返事次第でいい?』

ライラはシャムとして行っているので、それを優先させたらしい、帰ってきたら何かお詫びを…そこまで考えて止める。それならアルゲティの情報の方が喜ぶだろう、そう考え司祭に手紙を書く、内容はもちろんアルゲティが生きている可能性がある事、改めて墓の中にアルゲティが居るかどうか確認して欲しい事、それとライラの許可を取った事、タブエルがそちらに居るだろうから立ち会って貰いたい事を書いて送る。隣にいたフィレムはそっと側に座ると、シャムの両手をギュッと握ってから固く結ばれた手を解した。

「シャムそんなに強く握っていたら、綺麗な手に傷がついてしまうわ、」

「フィレム…ライラを送り出した時はとても不安だった。だってあの国の王は昔空の人族を2度も捕まえた。それなのに直ぐに謝るなんて…1度目は許したわ、でも2度目は祈りの乙女を捕まえ翼に傷をつけた。ライラに私の権限を与えたのは、私のチカラなら何があっても帰って来れるから、あの国に空の人族を入れること自体がとても不安よ、」

「ライラはあの国で何かあると分かっていたと思うの、だから請け負ってくれたと思うわ、気になるならこの後ライラが帰ってきてから改めて聞かない?ほらまた聞こえてきたわ、」

フィレムに促され石から聞こえるライラ達の会話を聞き始めた。しばらく可愛いルピーの声を聞いていた。頭の中で考えるだけなら良いだろうと想像を膨らませる。
空に帰った子供の声はこんな可愛らしい声なのだろうか?
歩ける様になったらルピーの様に走り回ったり笑ったりしただろう、私と沢山話をして笑ったり怒ったり泣いたり、時には共に食事をしたりして…。胸の中がほんわかと暖かくなった。

あの子は私の…シャムはそこまで考え自分を恥じる。今のあの子には母親がいる。自分の側に居たいと言っている訳でもない、自分の太ももを強く抓る。
今の自分はあの子の親ではない、始まりの乙女が子供を沢山産んでいたと日記に書かれているが、それも2代目である次代までは初代程ではないが、産まれた子供達は皆寿命を全うとしていたらしい、3代目の乙女以降産まれた全ての子供が空に帰っている、
本当なら自分が行きたかった。抓った太ももが痛くて涙目を誤魔化すように摩った。今ルピー達は何をしてるのかと聞くと、ライラはルピーに可愛いドレスはどお?と囁いている。シャムは自分の欲望のままに生きるライラが羨ましく感じると共に、背中に薄ら寒いものを感じ両手で腕を摩る。

「まさかとは思うけど、とても嫌な予感しかしない…」

「シャム寒い?これをどうぞ。とても可愛い声ね。この子が貴女をお茶会に誘った子?惹き付けられる声をしてるわ、貴女が気に入ったのも分かる、」

ルピーは『かわいいドレスでしゅか?』とライラに話し掛けている、シャムはルピーの声を聞き胸に手を当てため息をついた。瞳を潤ませ頬を染めるその表情はまさに恋をする乙女だ。フィレムは風の精霊が運ぶ声を聞く、シャムが恋をしたかと思い聞こえる声をよく聞けば、聞こえる声は何度聞いても女の子のもので、可愛らしい声だ。

「ありがとうフィレム、うん、私あの子をひと目見て気に入ったわ、小さな精霊は皆あの子に惹かれるの不思議ね。」

状況が変わったのは、ライラがルピーに好きな色について聞いた時だった。小さな精霊達はシャム達を囲む様にルピーの声を聞いていたが、色の話になるとルピーの声色が変わった。すると周りにいた精霊達は属性一斉にシャムの持つ石に集まってきた。

『あおいろはきらいでしゅ…』

『なかないで、あなたが悲しいと私も悲しい』

『あなたの所に行って私が慰める。あなたはどこにいるの?教えて』

『こっちにおいでよ、楽しく暮らそう』

こちらにいた小さな精霊達はシャムの周りに沢山集まっていた。シャムが持つ石に次々と声を掛けている。シャムとフィレムは目の前の光景を見て驚いた。この光景を見るのは初めてだ。フィレムは簡単な机を空間ポッケから取り出し、シャムから石を預かりそこに置いた。声だけならここからでも聞ける。小さな精霊達はテーブルを囲み石に向って慰めていた。

「ねぇシャム、この子精霊に愛されているわね、声だけでこれだけ小さな子達を集めるなんて、長年精霊王をしてきたけれど初めて見るわ、」

「…そうね。もしかしたらあの子もトゥカーナと同じ空の人族の生まれ変わりなのかもね、でも私は生まれ変わりなんて関係ない、あの子だから友達になったの、」

シャムはフィレムに言えなかった。かなり昔シャムが子供を産んだ事やすぐに空に帰ったことも含めてだ。今こそは空の人族の長と言っても、元を辿れば大精霊王様から力を与えられた地の人族である。普通に考えたら人族に翼は生えない、大精霊王様がどれほどチカラを持っているのか、一度も会ったことないシャムには分からない、
ただ一つだけ言えること、それは大精霊王様からの祝福を受け、ただの地の人族だった乙女の背中に大精霊と同じ神聖な翼が生え一緒に飛べるようになった。
大精霊王様が長い時を共に過ごしたい、そう願った事で寿命が伸びた。子供達には受け継がれなかったが、空の人族の平均寿命は800年地の人族からしたらとても長い寿命になった。
あれもこれも始まりの乙女が嫁ぐ時、大精霊ラグエル様の祝福を受けたからである。
そこでシャムはある事に気がつく、ルピーの青髪はなんらかのチカラが働いているからかもしれない、とそう考えていた。何度も色を変えようとしても変わらない、教会にいる司祭なら分かるかもしれない、すると葉っぱが1枚空から落ちてくる。シャムは手を伸ばし受け取れば手紙に変わった。誰からの手紙なのかすぐに分かった。虹色の手紙は教会からの手紙の印である。

「司祭から返事ね、タブエルは教会で祈りを捧げていたのね。なら話が早いわ、ライラに行ってもらおうと思ったけど、あの司祭なら引きずって来るし大丈夫ね。」

シャムは司祭に宛に手紙を書く、ライラには許可は取れた。残るのはタブエルの許可だけ、
だが教会はライラとタブエルの娘が静かに眠る場所である、静かに眠っているアルゲティには申し訳ないけれど、
本当に空に帰っているのか確認をしなければならない、それと髪染めの知識を知らないか、
(私の事では無いと記入も忘れない、そうしないと司祭が騒いで後々面倒な事になる)それを書いて空に送る。

「これでよし、」

「シャムこれでいいの?手伝うことある?」

「手伝いはいらないわ、私達はゆっくりお茶を飲んで待つしかできない、アルゲティの事も知りたい、でもこの足では行けないもの、それよりもフィレム少し話さない?」

後は司祭が先に来るか、ライラが先に帰ってくるかするだけ、石から流れてくる話し声を聞きながら、シャムは空間ポッケからティーセットを取り出しお茶を入れる。
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