気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

文字の大きさ
上 下
53 / 175
学園編

しおりを挟む
マイヨル先生にビシビシ行くわよ!と言われ、
もしや、ああ見えて体育系のノリなのか?と不安になるが、やれるだけやるしか無いと思う。

そんな不安な気持ちを抱えたまま、教室へ向う。廊下は普通に豪華な絨毯、驚くのはもうなれたよ・・・。
私のクラスはAクラス、私は緊張しながらAクラスへと進む。この世界の扉って押すか、引くか、しか無いと思っていました。

まさかこの世界に来て初めての横開き、思わず笑ってしまう。止めてー!何故ココだけなの?
皆不信がらずに横開きの扉を通るの?・・・・・・

私は扉の前に立つと、ガラガラと扉は開いた。そこには誰も居ない、再度扉から離れると閉まる、これってまさかの自動ドアですか?
ハ・・・ハイテクですね。苦笑いして通りました。

「おはようございます。」

チラホラと返事が帰ってくる。
私は気にはしない様に、頭を軽く下げ教室へと入る。
後ろが人気席なのは前世と同じなのね。窓際が人気なのも一緒だ。
少し緊張が解け教室内を見渡す。そしてまずは座る場所確保!

教室の中は大学の教室の様に教壇を真ん中に、生徒が座る所が扇型に広がっていて
座席は自由、生徒はどこに座ってもいいが、余りにうるさいと怒られる、
私は最前列の真ん中をチョイスする。ここなら万が一色々なイベントが起きたとしても、先生の目がある為に巻き込まれない、そんな素晴らしい位置で場所だ。座席が決まって座ると、アウラが笑顔で教室に入って来た。笑顔がキラキラ眩しい。

「おはようカーナ同じクラスで良かったよ!」
「おはようございますアウラ様。私もですよ」
「カーナはここに座るの?僕はその横に座るよ」

お互いに微笑み挨拶をすると、アウラは座席を早速決め私の横へと座る。魔道具の羽根ペンとノートを出してセットして机の上に置き準備万端だ。隣りのアウラも準備している。

パラパラと生徒が入って来ているが。私達の横には誰も座らない、まぁ自由席だから自由なのは分かる、最前列だ不人気だろう、それにアウラは王族だからかな?なんて思っていると、

「昨日の演説が効いたな」
「えっ!演説?」
「聞いてたんだよね?」
「えっ・・・はい・・・」

私は底知れない恐怖を感じる。何演説したの?教えて!とは言えないので、苦笑いでこの状況をやり過ごす。
そして逃げ道を模索。羽根ペン!これよ!

アウラに羽根ペンの話を振り、魔術具の話になり。アウラが話聞かせてくれた。

魔道具の羽根ペンは一度インクを吸うと、学園の授業位だと、数日インク補充が要らない。もしインク切れをしても、羽根自体に弱い闇魔法が掛けてあり、自らの魔力を吸収し書ける、どちらでも使えるらしく
私は便利な魔力の方にした。羽根の色も指定も無いので、私はリボンと同じ色オーギットを選んだ。
アウラはオーギットから徐々にアイスブルーに変わって行くグラデーションの羽根ペン。
仮に落としても分かる様に、各生徒は工夫している様子。まぁ私はアウラのを見ただけの感想。
魔法や魔術具が無いと不便な生活になるだろう
魔術具の制作してる人に静かに感謝をする。
便利な道具をありがとうございます。

「魔術具って便利なのですねありがとうございますアウラ様」
「この羽根ペン僕が作ったからね」
「凄いです!アウラ様!」

そんなお喋りをしていると、授業開始のベルと共に先生と学園長が入って来た。なぜ学園長?

「おはようございます。授業を始めますよ!」

まず先生が自己紹介をします!と自己紹介を始める。

「イプシロン・ボレアリスです。これから同じ担任です3年間宜しくお願いします!では前の人から自己紹介をお願いします。」

5席程の最前列は私達しか居ない為、私が自己紹介をする事に。姉様改め先生は視線で頑張って!と応援してくれている。私は立ち上がり自己紹介を始めた

「イプシロン・トゥカーナです、よろしくお願いします。」

私はこれで良いのか?と思いながら、席へと座る先生は凄い笑顔。ありがとうございます先生。と心の中で感謝をする。次はアウラ、と次々に自己紹介が進んでいき、知っていてる人はアウラだけの、1クラス15人の少人数!
この時間は自己紹介と、学園の生徒は皆身分差は無し、学園のみのルールなので無茶をしない事、社交界なんかで困るのは自分と家族だと、ここで言い聞かせている様子。それを聞いていると、悪役令嬢トゥカーナはお構い無しだった。


先生は教える立場として敬称や敬語を言わない人も居る等の学園のルール説明をして
終わりのベルが鳴る。


「自己紹介も終わったので、次の時間から授業を始めます!次は魔法の勉強になりますから、魔法練習場に集まって下さいね」

先生は学園長と共に教室を出いき、教室内は賑やかになる。

「カーナ一緒に行こ!」
「はいアウラ様」

羽根ペン入れにペンをしまうと、ガヤガヤな声と共に皆も移動を開始する様で、私達もそれに習い魔法練習場へと歩き出す。
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。 「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。 異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。 初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~

紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。 毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。 R15は、念のため。 自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげますよ。私は疲れたので、やめさせてもらいます。

木山楽斗
恋愛
聖女であるシャルリナ・ラーファンは、その激務に嫌気が差していた。 朝早く起きて、日中必死に働いして、夜遅くに眠る。そんな大変な生活に、彼女は耐えられくなっていたのだ。 そんな彼女の元に、フェルムーナ・エルキアードという令嬢が訪ねて来た。彼女は、聖女になりたくて仕方ないらしい。 「そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげると言っているんです」 「なっ……正気ですか?」 「正気ですよ」 最初は懐疑的だったフェルムーナを何とか説得して、シャルリナは無事に聖女をやめることができた。 こうして、自由の身になったシャルリナは、穏やかな生活を謳歌するのだった。 ※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。 ※下記の関連作品を読むと、より楽しめると思います。

交換された花嫁

秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」 お姉さんなんだから…お姉さんなんだから… 我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。 「お姉様の婚約者頂戴」 妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。 「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」 流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。 結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。 そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。

モブはモブらしく生きたいのですっ!

このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る! 「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」 死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう! そんなモブライフをするはずが…? 「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」 ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします! 感想めっちゃ募集中です! 他の作品も是非見てね!

異世界で王城生活~陛下の隣で~

恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。  グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます! ※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。 ※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。

【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。

BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。 しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。 その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。

処理中です...