気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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学園編

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私達は魔法練習場に移動を始め、アウラと話をしながら向う。

転移魔法陣はあくまで寮と学園を繋ぐ魔法陣の様で、学園内の移動は歩きになる。

「ここを降りるとすぐなんだよ」
「そうなのですね」

教室は1階で学年事に1階づつ上がっていく
そう考えると3階は最終学年となる

魔法練習場に着くと、アウラはこれ見て!と私を隅に連れて行く、そこには的みたいなのがある。

「これは何ですか?」
「これは的だよ!魔法の威力を無効化させる魔法が掛けられてる、そしてあの壁、柱にも無効化魔法を掛けられているから、どこに魔法が飛んでも大丈夫な様に出来ているんだ。」


アウラが説明したからか、こちらのやり取りを聞いていた人から、「そうなんだ」「凄い」とあちこちから声が聞こえた。

アウラ一緒に元の場所に戻り、先生が来るまでは休憩時間となり、各生徒はあちこち触ったり壁に寄り話をしていたり、していると授業開始のカネが鳴り

「はい!皆集まってー!授業開始しますよ!」

思わずハーイ!と両手を上げて先生の近くに行きそうになるが、堪える。何だろ?〇のお姉さんみたいなノリ。

「私はナシラです。宜しくね!」

ナシラ先生は青い髪をポニーテールの様に一つにまとめていて、全体的に細い身体、守ってあげたいと思ってしまう様な、可愛らしい顔をしている、美形多いなそんな事を考えていると、先生はそのまま魔法の使い方を教える。

「まずは魔力を感じましょう。身体の中の熱を身体に循環させる様にグルグルと、皆さん適正魔法は知ってますね?まずは魔法を手のひらに出すイメージをします!そして、今回は水魔法を使うのでシャワーをイメージして!シャワー!」

先生の手の平からシャワーが出てる。
私も土魔法はあるが、水魔法は使った事無いので、先生の見本を見て魔法に挑戦してみる事に、

「アウラ様は出来るのですよね?」
「うん。だからここでカーナを見てるよ」
「見てなくてもいいです!恥ずかしいです。」
「何属性にするの?」
「はい。水魔法を使います。土魔法は慣れているのですが、水は使った事無いので」

「公爵家は魔力量が多いのは皆知っているから、的に向かって打つのはどう?もし何かあっても無効化してくれるよ!」


私は頷き、的に向かい立つと、アウラも横に立つと、優しい目で私を見ているが、キラキラしている様にも見える。学園に入学すると、皆はキラキラが着くのだろうか?と不思議に思ったが、異世界転生自体も不思議な事なので、あえて突っ込まない。今は魔法に集中しなきゃ!

魔力を身体の中で循環させるイメージ、
手のひらに魔力を持って来て・・・。
水?消防士が火事の際に消火してる水・・・?

私の手から水がジャージャー出てる。それも消防士が使うあのレベルで。アウラは何かを関心をしていて、
ナシラ先生があらあら!と、飛んできて、トゥカーナさんお水止めれますか?私はその声を聞いて現実に戻ると、先生は私とお互いに顔見てからホッとする。

「トゥカーナさん!上手ですが、少し威力が強いですね、お花に水をあげる位の水量でもう一度挑戦しましょう!」

ナシラ先生は皆さんも頑張りましょう!と声を出して上手く出来ない他の生徒の所へ戻る

「カーナ見てあの的凄いよ」
「え!」

魔法を無効化させる的が少し壊れている。さすがに弁償とかは無いだろうけど、それでも気が引ける。あの的どーうしよ?

「アウラ様どうしましょう?的壊れてますよね?」
「カーナ?練習場の物は壊れたら修理するから大丈夫なんだよ?」
「そうなのですね?ではマイヨル先生に言って修理をお願いしてきます。」


マイヨル先生にこの事を言うと、はーいじゃあ伝えておくね!と返事を貰えたので、
アウラの所へと帰り、また練習を開始した。が何度挑戦しても、強さは変わらず私は焦っていた。

「何でこの強さでしか水が出ないの?!」
「カーナ?慌てないで、魔力を一気に出すのでは無くて、魔力をゆっくりと出すイメージをしてみて」
「はい。わかりました!ありがとうございますアウラ様」

私ゆっくりと魔力を出すとちょろちょろとした水が出た。消火に使うレベルか、水道の蛇口からちょろちょろと出てるレベルに変わったが、シャワーは出ない、流石にいきなり最初からは出来なかった。

ちょろちょろと水が出た所で終了のカネが鳴り

「はい!ここまでにします!魔法の練習をする時は、必ずこの練習場を使ってね!次の授業は教室だから遅れない様にね!」

先生が練習場から出ると、ざわめきが聞こえてくる。やはり一度で出来る人は居ない様で、授業が終わってから、もう一度練習場に来たい人が多い。私もその一人でこっそりと練習に来ようと思う。

「アウラ様教室へ行きましょう!」
「後からこっそりなんて思っていたでしょ?」
「なんでわかったのです?」

そんなやり取りをしながら教室へと歩き出した
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