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学園編
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寮まで歩いて行く途中、アウラは従者のラケルタに呼ばれた。
「アウラ様。職員室で先生が生徒会の件でお待ちになっております。速くお戻りを。」
「ラケルタ今じゃないとダメかな?」
「ダメです。早く行きますよ!トゥカーナ様失礼します。」
「はい、ラケルタ様、アウラ様行ってらっしゃい。」
私ニッコリと微笑み、送り出す。
従者のラケルタは1学年上で生徒会役員、そんな事を学園入学前のお茶会の終わり間際に、アウラがラケルタを紹介していた。以前からアウラを何度かお茶会の終わりにも何度か迎えに来ていて、その時にも挨拶もしていた。
その時は硬い挨拶だったが、こちらでは随分と砕けて話すんだなと、その様子を見るとこちらが素なのかな?
カーナまた明日学園で!とアウラが歩いて行く、ラケルタとアウラの後ろ姿はキラキラしていて乙女ゲームの世界観は凄いと、また改めて実感をする。
アウラ達と別れ一人でトコトコと花や木を眺めながら寮まで歩く、すると中庭の隅っこで、一人の女子生徒がいて顔迄は見えないが、その生徒は誰かと話をしている様には見えない。その様子が妙に気になり、驚かさない様に近く
綺麗な髪の女子生徒が空を見て、「ちょっと寂しいかな?」と喋っている。傍から見ると不思議な子。でもその悲しいそうな声を出す女子生徒から目が離せず、思わず声を掛けてしまった。
「何をしているのですか?」
「?!っ・・・す・・・すいません。空が綺麗だったのでつい、見上げて独り言を言ってました。」
「そうなの?何だか悲しい顔をされていたので。声を掛けてしまいました。」
「そ・・・。そうでしたか。ご挨拶がまだでしたね。」
女子生徒は綺麗な礼をする。女子生徒は礼をしても綺麗で思わず見入る、私もきちんと挨拶をせねばならない、私も丁寧に礼を返す
「私はニュー伯爵家長女ニュー・ケーティと申します。ケーティとお呼び下さい。」
「ご丁寧にありがとうございます。私はイプシロン公爵家次女イプシロン・トゥカーナです。私の事はトゥカーナとお呼び下さい。初めましてで、宜しかったかしら?」
名前を聞き、そして顔も見てビックリした!淡い緑色の艶やかな髪、服装は何を着ても似合いそうなその可愛らしさ、そしてその大きな瞳の色はローズピンク!まさかのヒロイン登場ですか?!
「実は一度会った事があるのです。トゥカーナ様の誕生日会と王太子様の婚約者の発表があった時ですわ」
私は少し考え、あの悪役令嬢ぽい人に呼ばれる前に見掛け、声を掛けようと思った令嬢だと思い出した。だが、なぜ特徴的でもある瞳の色を見てヒロインだと思わなかったのか、とも考えてしまったのだ。あの時は頭の中がいっぱい、いっぱいだった色々と貴族の横の繋がり半端ない!
「そうなのですか?もしかして、その時に私とお話をしましたか?」
「いいえ、お姿は見えたのですが、後ろから声を掛けられた方とお話をなされてた様でしたので、」
「そうでしたか。その時に是非お話したかったです。」
当時の私は空気、になりたかったが、アウラの婚約者でもあり、すでに入学式の退場の際でも目立ちすぎな位だ。だが、この先の出来事を言う事なんてもっと出来ない。なぜなら、アウラとヒロインは出会わなかったからだ。
そしてこの場所は、イベントが起きる場所でもある。何を言われても取り繕う事が出来ない為、心の中の微笑みの仮面をカチャリと装着する。
沈黙の微笑みが続く中でヒロイン改めケーティが目で何かを追っている。なんだろう?と思っていると、
ふわふわな光が飛んできた。ん?何だこれ?と思っていると、ケーティが「あっ!」と呟いた。
ふわふわな光は目の前に来ると上下に動く、私は乙女ゲームでヒロインだけが、妖精と話す事が出来るのを知っている、私は乙女ゲームでヒロインがよくしていた仕草を真似て、手を前に出してみた。
フワリと手の平に乗ると、とてもふわふわな白い光だった。私は手に乗せて首をコテリと傾け観察する。前世で見た様な妖精なのかな?とか、羽根あったりするのかな?羽根は無い様に見える、するとその様子を見たケーティがビックリして聞く。
「妖精が見えるのですか?」
「この光は妖精なんですか?」
ケーティが言うには、白い光は初めて見た事等を教えてくれた。しばらくするとその光の玉は、クルクルと私の周りを回り、光を振りまくと消えてしまった。なんとも不思議な光景
私はその光を一人浴びていた。妖精の光の残像か何かな?と手に触れると光が消えて、何も残らない、何だったの?
「妖精が見えるのは特別なのですか?」
「見える人も居るとは聞いた事はありますが、私の目の前で見た人は初めてお見掛けしました。」
「そうなのですか?では今後また相談をしても宜しいかしら?」
「えぇトゥカーナ様是非!いつでもどうぞ」
ケーティはとても嬉しそうに微笑んでいた。眩しい!ヒロインの後ろから後光でも出ているのか?と言いたくなる。
光の玉改め妖精の光を浴びて、私は昔を思い出した。それはアルゲティが言っていた。セリフの一部、あの部分だけがよく聞こえなかった所だ、なぜ名前を思い出したのかは、分からないけど、今はその名前を言ってはいけない。なぜかそんな気持ちになる。なぜだろ?
「あっ!私寮の説明聞きに行くのを忘れてました!では。相談がある時は聞きにいますね?ケーティ」
「トゥカーナ様。また次会いましょう。ごきげんよう」
ヒロイン凄い貴族の令嬢らしい。私も見習わなくてはいけないなぁ。
私は急ぎ歩きで寮へと向う
「アウラ様。職員室で先生が生徒会の件でお待ちになっております。速くお戻りを。」
「ラケルタ今じゃないとダメかな?」
「ダメです。早く行きますよ!トゥカーナ様失礼します。」
「はい、ラケルタ様、アウラ様行ってらっしゃい。」
私ニッコリと微笑み、送り出す。
従者のラケルタは1学年上で生徒会役員、そんな事を学園入学前のお茶会の終わり間際に、アウラがラケルタを紹介していた。以前からアウラを何度かお茶会の終わりにも何度か迎えに来ていて、その時にも挨拶もしていた。
その時は硬い挨拶だったが、こちらでは随分と砕けて話すんだなと、その様子を見るとこちらが素なのかな?
カーナまた明日学園で!とアウラが歩いて行く、ラケルタとアウラの後ろ姿はキラキラしていて乙女ゲームの世界観は凄いと、また改めて実感をする。
アウラ達と別れ一人でトコトコと花や木を眺めながら寮まで歩く、すると中庭の隅っこで、一人の女子生徒がいて顔迄は見えないが、その生徒は誰かと話をしている様には見えない。その様子が妙に気になり、驚かさない様に近く
綺麗な髪の女子生徒が空を見て、「ちょっと寂しいかな?」と喋っている。傍から見ると不思議な子。でもその悲しいそうな声を出す女子生徒から目が離せず、思わず声を掛けてしまった。
「何をしているのですか?」
「?!っ・・・す・・・すいません。空が綺麗だったのでつい、見上げて独り言を言ってました。」
「そうなの?何だか悲しい顔をされていたので。声を掛けてしまいました。」
「そ・・・。そうでしたか。ご挨拶がまだでしたね。」
女子生徒は綺麗な礼をする。女子生徒は礼をしても綺麗で思わず見入る、私もきちんと挨拶をせねばならない、私も丁寧に礼を返す
「私はニュー伯爵家長女ニュー・ケーティと申します。ケーティとお呼び下さい。」
「ご丁寧にありがとうございます。私はイプシロン公爵家次女イプシロン・トゥカーナです。私の事はトゥカーナとお呼び下さい。初めましてで、宜しかったかしら?」
名前を聞き、そして顔も見てビックリした!淡い緑色の艶やかな髪、服装は何を着ても似合いそうなその可愛らしさ、そしてその大きな瞳の色はローズピンク!まさかのヒロイン登場ですか?!
「実は一度会った事があるのです。トゥカーナ様の誕生日会と王太子様の婚約者の発表があった時ですわ」
私は少し考え、あの悪役令嬢ぽい人に呼ばれる前に見掛け、声を掛けようと思った令嬢だと思い出した。だが、なぜ特徴的でもある瞳の色を見てヒロインだと思わなかったのか、とも考えてしまったのだ。あの時は頭の中がいっぱい、いっぱいだった色々と貴族の横の繋がり半端ない!
「そうなのですか?もしかして、その時に私とお話をしましたか?」
「いいえ、お姿は見えたのですが、後ろから声を掛けられた方とお話をなされてた様でしたので、」
「そうでしたか。その時に是非お話したかったです。」
当時の私は空気、になりたかったが、アウラの婚約者でもあり、すでに入学式の退場の際でも目立ちすぎな位だ。だが、この先の出来事を言う事なんてもっと出来ない。なぜなら、アウラとヒロインは出会わなかったからだ。
そしてこの場所は、イベントが起きる場所でもある。何を言われても取り繕う事が出来ない為、心の中の微笑みの仮面をカチャリと装着する。
沈黙の微笑みが続く中でヒロイン改めケーティが目で何かを追っている。なんだろう?と思っていると、
ふわふわな光が飛んできた。ん?何だこれ?と思っていると、ケーティが「あっ!」と呟いた。
ふわふわな光は目の前に来ると上下に動く、私は乙女ゲームでヒロインだけが、妖精と話す事が出来るのを知っている、私は乙女ゲームでヒロインがよくしていた仕草を真似て、手を前に出してみた。
フワリと手の平に乗ると、とてもふわふわな白い光だった。私は手に乗せて首をコテリと傾け観察する。前世で見た様な妖精なのかな?とか、羽根あったりするのかな?羽根は無い様に見える、するとその様子を見たケーティがビックリして聞く。
「妖精が見えるのですか?」
「この光は妖精なんですか?」
ケーティが言うには、白い光は初めて見た事等を教えてくれた。しばらくするとその光の玉は、クルクルと私の周りを回り、光を振りまくと消えてしまった。なんとも不思議な光景
私はその光を一人浴びていた。妖精の光の残像か何かな?と手に触れると光が消えて、何も残らない、何だったの?
「妖精が見えるのは特別なのですか?」
「見える人も居るとは聞いた事はありますが、私の目の前で見た人は初めてお見掛けしました。」
「そうなのですか?では今後また相談をしても宜しいかしら?」
「えぇトゥカーナ様是非!いつでもどうぞ」
ケーティはとても嬉しそうに微笑んでいた。眩しい!ヒロインの後ろから後光でも出ているのか?と言いたくなる。
光の玉改め妖精の光を浴びて、私は昔を思い出した。それはアルゲティが言っていた。セリフの一部、あの部分だけがよく聞こえなかった所だ、なぜ名前を思い出したのかは、分からないけど、今はその名前を言ってはいけない。なぜかそんな気持ちになる。なぜだろ?
「あっ!私寮の説明聞きに行くのを忘れてました!では。相談がある時は聞きにいますね?ケーティ」
「トゥカーナ様。また次会いましょう。ごきげんよう」
ヒロイン凄い貴族の令嬢らしい。私も見習わなくてはいけないなぁ。
私は急ぎ歩きで寮へと向う
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