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学園編
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アウラが壇上に立ち演説を始めた。
「アウストラリス・アウラです。この度はこの学園への入学おめでとうございす。・・・・・・・・・」
壇上に上がって演説をするアウラの姿は王族であり、王太子としての公務で、いつも演説しているだろうその姿は、堂々として見える、いつも以上にアウラがキラキラと眩しい。
学園の制服姿は見慣れて無い、普段着ている豪華な服装とは違い、とても新鮮な感じがする。
私は少しボッーとその姿に見蕩れていた。そして人の前での演説に慣れている。正直感心したよ。凄いねアウラ!
演説中アウラは前方から奥の方まで見渡して、
時々アウラと目があうと。ドキリとしてしまう。思わず視線を逸らしてしまった。見蕩れていたのバレたかな?とりあえず微笑んで誤魔化す。フフフ・・・。
まだまだアウラの演説は続く、
演説を聞き流し、頭の片隅で今後の事を考える。
ヒロインとは学年も違う、寮の場所も違う。
なぜなら、悪役令嬢がヒロインの寮に忍び込みベッドの水攻めの嫌がらせをしていたから。
ベチャベチャになったベッドの上に更に土魔法でドロドロにするまでがセットだった。もう1つのいじめの仕方も落とし穴からの水攻めだった。悪役令嬢トゥカーナは泥まみれにする、悪ガキそのものだ。私は違う道を生きたい!生きてみせる!
そこでふっと考えてみる、ヒロインまだ会った事は無いはずだ。淡い緑が柔らかく艶めいている髪色で、ローズピンクの大きな瞳、きめ細かい白い肌、その上気遣い上手、乙女ゲームのヒロインだから、目を見張る程に可愛いのは当然だと思うけど。
「・・・・・・という訳で、宜しくお願いします。」
考えてる間に、アウラの演説が終わった。私アウラの演説ほぼ聞いてない。壇上の階段から降りる時は何故か、私への視線は固定だ。
周りの令嬢がキャーキャー言ってるよ?答えなくていいの?
私への視線固定は演説はものすごく緊張したの?凄いスマイルなんだけど?ちょっと怖い。前世のお母さん直伝の営業スマイルをしておきましょ!首を傾けてニッコリ。
あんなに見渡していた位だ、壇上からヒロインを見つけたか、さりげなく聞いてみる事にした、
「アウラ様お帰りなさいませ。」
「カーナただいま。このやり取り新婚みたいだね?僕もう卒業したいよ」
アウラは上機嫌だ。私は挨拶しただけ、なぜ?誰か教えてー!
それに今日アウラと私は入学したばかりですから!残念!卒業まで後3年ある。
「アウラ様?気が早いですよ?それに今日入学したばかりです。」
「カーナは照れ屋さんだね!」
「・・・・・・・・・。?」えっ?
私は首を傾け頬に手を当て考える。なぜ私が照れたと思った?ちょっと考える。確かアウラは挨拶をしたら、新婚さんと言われ、卒業したいと、新婚さんと言えば、前世で見たあの番組を思い出す・・・・・・。キャハハ!ウフフな挨拶がしたい?アウラ寂しいんだね?なるほど!
心の手をポンとして挨拶ね!と納得する
「アウラ様?それならいつでもしますよ?」
「本当かい!じゃあ準備だね!」
アウラが凄い食いついて私を見てる。なぜ?
私何か変な事言いました?おはようから、こんばんは迄言いますよ?挨拶は大事です。
上機嫌なアウラに、壇上からヒロインを見たのか、さりげなく確認する。
「アウラ様?壇上から素敵な方でも見えました?とても嬉しそうでしたので」
「カーナを見てた。カーナ以外他の令嬢は見なかったよ?それとも僕以外の男に興味でもあるの?」
「いいえ!アウラ様の演説とても素晴らしくて見蕩れていたのですよ」
制服姿はとても貴重だとクルミが言ってた。
正装も素敵!とか言ってたなぁ。
ヒロインを見つけずに、悪役令嬢を見てたなんて、ちょっとルート外れたのでは?フムフムと考え、今日一日を振り返る。
今日1日学園入った辺りから、大変な一日だった。姉様とアウラ何気に気が合いそうなのにと、考えた所で2人からの微笑みを思い出し身震いをする。
何だか微笑みと営業スマイルを繰り出した日だった。パト〇ッシュ私はもう疲れたよ。
アウラとの会話をしている間に、進行役の生徒がこちらへやって来た。
「王太子様今日は入学式ですので、先に退場をお願いします。」
「全生徒身分平等は、今日からだと思っていたよ。カーナ行こうか?君?カーナも一緒に退場しても良いよね?」
「え?!アウラ様!それは・・・」
「はい!ご一緒に退場をお願いします。」
アウラ?さっき身分差は無いと言いながら、使ったでしょ?そして進行役の生徒に綺麗な笑顔をしているのに、目が笑ってない怖い状況なら、そりゃイエスマンになるよ!
進行役の生徒は少し苦笑いをしていて、私は心の中で謝る。すいません。アウラがわがままをいいました。
「さぁカーナ一緒に退場しよ!」
「はい。アウラ様」
私は差し出されてた手に自分の手を重ねエスコートされて退場をする。
退場の道中であの瞳を見つけたが、すぐに見失ってしまった。
私達はあの大きな扉をくぐり抜け、花や木が美しい渡り廊下へ、私が花に見蕩れているのを知っていたアウラが、脇に階段の方へと降りると、辺り一面は綺麗な中庭。綺麗に整えられた花や木、地面に生えている芝生迄もキラキラと輝いている。
「綺麗な所ですね。アウラ様」
「あぁ。でもカーナの方が綺麗だよ」
この中庭がとても綺麗で、デートスポットとかにも使われそうな場所だと思う。真ん中には噴水もある。
キラキラとした背景に、キラキラといつも以上に輝いているアウラを見て思わず顔が赤くなる。流石攻略対象眩しいです。私もさすがに照れます。
そして王族は令嬢を口説く殺し文句までも教育しているのだろうか?
渡り廊下から離れた場所の木陰にベンチがありそこへ、アウラと座り、アウラがおもむろに私の手に口付けを落して、私を優しく見る
「カーナ幸せにする」
「え?アウラ様?いきなりどうなされたのです?」
手だけど口付けをされて、顔が赤くなる、心臓もドキドキだ。なんだろ?この気持ち。
アウラ?どうした?いきなり過ぎて、微笑みの仮面が取れたよ!人間いきなり過ぎると考えが追い付かない。それをアウラは照れていると思った様で、「少しづつ慣らしていこうね」とアウラは呟くが、
カーナは風がザワザワしてよく聞こえていなかった。
しばらく見つめ合い私から目を逸らしてしまう。今は目を見ていられない。
「アウラ様そろそろ寮に行きませんか?」
「あぁ。行こうか」
2人して寮へと歩き出した。
「アウストラリス・アウラです。この度はこの学園への入学おめでとうございす。・・・・・・・・・」
壇上に上がって演説をするアウラの姿は王族であり、王太子としての公務で、いつも演説しているだろうその姿は、堂々として見える、いつも以上にアウラがキラキラと眩しい。
学園の制服姿は見慣れて無い、普段着ている豪華な服装とは違い、とても新鮮な感じがする。
私は少しボッーとその姿に見蕩れていた。そして人の前での演説に慣れている。正直感心したよ。凄いねアウラ!
演説中アウラは前方から奥の方まで見渡して、
時々アウラと目があうと。ドキリとしてしまう。思わず視線を逸らしてしまった。見蕩れていたのバレたかな?とりあえず微笑んで誤魔化す。フフフ・・・。
まだまだアウラの演説は続く、
演説を聞き流し、頭の片隅で今後の事を考える。
ヒロインとは学年も違う、寮の場所も違う。
なぜなら、悪役令嬢がヒロインの寮に忍び込みベッドの水攻めの嫌がらせをしていたから。
ベチャベチャになったベッドの上に更に土魔法でドロドロにするまでがセットだった。もう1つのいじめの仕方も落とし穴からの水攻めだった。悪役令嬢トゥカーナは泥まみれにする、悪ガキそのものだ。私は違う道を生きたい!生きてみせる!
そこでふっと考えてみる、ヒロインまだ会った事は無いはずだ。淡い緑が柔らかく艶めいている髪色で、ローズピンクの大きな瞳、きめ細かい白い肌、その上気遣い上手、乙女ゲームのヒロインだから、目を見張る程に可愛いのは当然だと思うけど。
「・・・・・・という訳で、宜しくお願いします。」
考えてる間に、アウラの演説が終わった。私アウラの演説ほぼ聞いてない。壇上の階段から降りる時は何故か、私への視線は固定だ。
周りの令嬢がキャーキャー言ってるよ?答えなくていいの?
私への視線固定は演説はものすごく緊張したの?凄いスマイルなんだけど?ちょっと怖い。前世のお母さん直伝の営業スマイルをしておきましょ!首を傾けてニッコリ。
あんなに見渡していた位だ、壇上からヒロインを見つけたか、さりげなく聞いてみる事にした、
「アウラ様お帰りなさいませ。」
「カーナただいま。このやり取り新婚みたいだね?僕もう卒業したいよ」
アウラは上機嫌だ。私は挨拶しただけ、なぜ?誰か教えてー!
それに今日アウラと私は入学したばかりですから!残念!卒業まで後3年ある。
「アウラ様?気が早いですよ?それに今日入学したばかりです。」
「カーナは照れ屋さんだね!」
「・・・・・・・・・。?」えっ?
私は首を傾け頬に手を当て考える。なぜ私が照れたと思った?ちょっと考える。確かアウラは挨拶をしたら、新婚さんと言われ、卒業したいと、新婚さんと言えば、前世で見たあの番組を思い出す・・・・・・。キャハハ!ウフフな挨拶がしたい?アウラ寂しいんだね?なるほど!
心の手をポンとして挨拶ね!と納得する
「アウラ様?それならいつでもしますよ?」
「本当かい!じゃあ準備だね!」
アウラが凄い食いついて私を見てる。なぜ?
私何か変な事言いました?おはようから、こんばんは迄言いますよ?挨拶は大事です。
上機嫌なアウラに、壇上からヒロインを見たのか、さりげなく確認する。
「アウラ様?壇上から素敵な方でも見えました?とても嬉しそうでしたので」
「カーナを見てた。カーナ以外他の令嬢は見なかったよ?それとも僕以外の男に興味でもあるの?」
「いいえ!アウラ様の演説とても素晴らしくて見蕩れていたのですよ」
制服姿はとても貴重だとクルミが言ってた。
正装も素敵!とか言ってたなぁ。
ヒロインを見つけずに、悪役令嬢を見てたなんて、ちょっとルート外れたのでは?フムフムと考え、今日一日を振り返る。
今日1日学園入った辺りから、大変な一日だった。姉様とアウラ何気に気が合いそうなのにと、考えた所で2人からの微笑みを思い出し身震いをする。
何だか微笑みと営業スマイルを繰り出した日だった。パト〇ッシュ私はもう疲れたよ。
アウラとの会話をしている間に、進行役の生徒がこちらへやって来た。
「王太子様今日は入学式ですので、先に退場をお願いします。」
「全生徒身分平等は、今日からだと思っていたよ。カーナ行こうか?君?カーナも一緒に退場しても良いよね?」
「え?!アウラ様!それは・・・」
「はい!ご一緒に退場をお願いします。」
アウラ?さっき身分差は無いと言いながら、使ったでしょ?そして進行役の生徒に綺麗な笑顔をしているのに、目が笑ってない怖い状況なら、そりゃイエスマンになるよ!
進行役の生徒は少し苦笑いをしていて、私は心の中で謝る。すいません。アウラがわがままをいいました。
「さぁカーナ一緒に退場しよ!」
「はい。アウラ様」
私は差し出されてた手に自分の手を重ねエスコートされて退場をする。
退場の道中であの瞳を見つけたが、すぐに見失ってしまった。
私達はあの大きな扉をくぐり抜け、花や木が美しい渡り廊下へ、私が花に見蕩れているのを知っていたアウラが、脇に階段の方へと降りると、辺り一面は綺麗な中庭。綺麗に整えられた花や木、地面に生えている芝生迄もキラキラと輝いている。
「綺麗な所ですね。アウラ様」
「あぁ。でもカーナの方が綺麗だよ」
この中庭がとても綺麗で、デートスポットとかにも使われそうな場所だと思う。真ん中には噴水もある。
キラキラとした背景に、キラキラといつも以上に輝いているアウラを見て思わず顔が赤くなる。流石攻略対象眩しいです。私もさすがに照れます。
そして王族は令嬢を口説く殺し文句までも教育しているのだろうか?
渡り廊下から離れた場所の木陰にベンチがありそこへ、アウラと座り、アウラがおもむろに私の手に口付けを落して、私を優しく見る
「カーナ幸せにする」
「え?アウラ様?いきなりどうなされたのです?」
手だけど口付けをされて、顔が赤くなる、心臓もドキドキだ。なんだろ?この気持ち。
アウラ?どうした?いきなり過ぎて、微笑みの仮面が取れたよ!人間いきなり過ぎると考えが追い付かない。それをアウラは照れていると思った様で、「少しづつ慣らしていこうね」とアウラは呟くが、
カーナは風がザワザワしてよく聞こえていなかった。
しばらく見つめ合い私から目を逸らしてしまう。今は目を見ていられない。
「アウラ様そろそろ寮に行きませんか?」
「あぁ。行こうか」
2人して寮へと歩き出した。
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