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幼女編
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朝食後お父様のお見送りをする。
ハグは優しい。。でも頬っぺたスリスリをしようとするので、私はそれを手で拒否する。そこは譲れない!
「トゥカーナ・・・・・」
悲しそうな顔しないで!私も悲しくなる。たが、ここで許すと毎日頬ずりをしなければいけない。
後ろで姉様がクスクス笑う。今日は辛烈だ
「お父様トゥカーナも迷惑なのですよ?」
「ポレアリス・・・」
お父様が抱きつこうとして、姉様の扇子で手を叩かれていた。その手があったかと、頭の中のメモに書く。
・・・そしてアーロン何言った?
まさか毎日このやり取りですか?
ちょっと困った私は
「私も身支度があるし、それに私は女の子です。朝は皆に見られて、その・・恥ずかしいので、お父様がもし、私が起きてる時間に帰って来た時に、私へのご褒美でお願いします。。」
半分本音で半分言い逃れをする。
何だかやる気になって仕事にいった。どーしよー毎日定時上がりな事は無いと思うけど、宰相の仕事は毎日遅いので、大丈夫だと信じたい。
「お兄様、お姉様、今日3時にお茶会しませんか?」っとお誘いをした。2人共喜んで来てくれるそうだ。兄様や姉様は色々とレッスンや家庭教師も来る。そして家族限定の本日の予定だ。
私はそのまま自室に帰り、簡素なドレスに着替える。そして調理場へ行こうとするとやはりロッテは引き止めるが、クッキーの作り方や茶葉を細くする方法を知らない、少し憂いた顔で、
「お父様とお母様のお役にたちたいのです。」
儚い令嬢の様に俯く。私に甘いロッテは許してくれる。
前世の妹よありがとう!私今世での末っ子生活頑張る!
そのまま調理場へ向かう。
◆◇◆◇
調理場に着くと料理長はじめとした料理人が勢揃いして、お昼ご飯の準備をしていた。
私は料理長達に挨拶をすると相変わらずギョ!っとされる。その内に慣れそうな気もする。
私は構わずお茶っ葉が置いてある台に近づき、ロッテに籠を取ってもらう。
「お茶っ葉どうなってるのかしら?」
おぉ!カラカラだ!これなら細く出来るかも!
満足気にニコニコしていると、
料理が一段落したのか、料理達が来た。
料理長アムスと助手のビットとマレイが来た。
「お嬢様私もそのお茶飲んでみたいです。」
私は入れ方を教えて、ついでに生の茶葉それがまた欲しいと言う。そしたらまた作れるし、
そしてその時に、なんちゃって緑茶の作り方も伝授しよう。そう言うと料理人の目がギラギラした。スーッと私は気がついてませんよーっと感じを出しながら目をそらす。
料理人達とロッテになんちゃって緑茶を飲んでもらって飲んだ感想を貰う。
「お嬢様これさっぱりしてて美味しいですね。甘みもありますが、後味がすっきりします。」
ロッテはなんちゃって緑茶をお気に召したらしい。
ふっと料理人達を見ると
「「「美味しい!」」」
こちらもお気に召した様だ
なんちゃって緑茶の入れ方をガン見していたし、次は大丈夫だと思う。私の後ろでメモしてる人がいたからだ。カサカサ書いてるし、それでも質問は凄いしてくるので、私も凄い勢いで答えた。頑張った。。。
私は料理長にお茶っ葉を細くしたいと言う。ここでヘリ下ってはいけない。お嬢様面倒臭い。後ろのロッテの視線も怖いのだ。
料理長はソワソワしながら、大きなボールを持って来た。
「お嬢様大きさはこれで良いですか?」
私は頷き残りのなんちゃって緑茶を入れてもらう、
細さを聞かれたので、クッキーに入れたいからと、ちょっと考える。壺に入っていた砂糖が目に入り、砂糖よりも細くと指示をする。
料理長がビットを呼び指示をする。ビットはボールからはみ出すことも無く簡単に細くしていく、
私はそれを見て、風魔法はフードプロセッサーだと感心した。ミンチも出来そうだ。
「凄い!あっという間にサラサラ!」
感動し過ぎた。ロッテの咳払いが聞こえ、感情を抑える。あのセリフまた言おう。面倒臭いぞ貴族社会!
ビットに次は紅茶の葉で粉砕を指示する。
そしてクッキー生地を2種分作ってもらう、そして砂糖が混ざったら1つには抹茶もどきを、
もう1つには紅茶を砕いたのをいれて混ぜてもらう、
抹茶味はプレーンとのチェック模様にし、紅茶味は全部紅茶味にした。焦げやすいので様子を見てねっと伝えた。
ティーカップに抹茶もどきを入れ少し冷ましたお湯を入れる。簡単な即席緑茶完成だ!料理人達は更に食い入る様に見ている。正直怖い。
3時のお茶会でも出したいので、そんなにあげられないが、なんちゃって緑茶がカップに半分なら影響も無い為クッキーを作って貰った手前断れず即席緑茶も出す。
◇◆◇◆
クッキー2種類が完成した、緑色一面では無いだけまだ良いのかもだが、ロッテが
「余りお菓子に緑色が無いので戸惑います。でも緑色で葉っぱの形とかしていたら可愛いですね」
後ろで料理助手のマレイがカサカサ書いてる。何か思いついたのか?
考案者でもある私が最初に食べる。本当は間に毒味役の人を挟むが、私が工程を見ていたので大丈夫だろうと言う判断だ。まぁそんな事するはずないって言う安心もある。
一枚手に取り口に入れるとサクッと音と共に緑茶の味が広がり、鼻に緑茶の香りが抜ける。
「美味しい!皆さんもどうぞ」
お皿を差し出すと、ロッテと料理人達は恐る恐る食べた。
「美味しい!味も濃すぎず薄すぎず、いい感じですね」
緑茶とも合います!っとロッテは好評だ
料理人達は「美味しい!」こちらも好評だ
ケーキに入れても美味しいですよ?その時はシンプルな味だと、美味しくなると思いますわ。っと言ったら目がギラギラしてた。向上心があると、とらえよう。そうしましょう。
クッキー2種類をお父様とお母様の分を取っておいて貰う。疲れた時には糖分よ!
◆◇◆◇
兄様と姉様に今日作ったクッキーをお披露目するついでに即席緑茶もお披露目だ
兄様と姉様はカップに入った緑色の粉をガン見する。
「それは昨日の緑茶なんです。お菓子作る時にここまで細く出来たので、、実際に見て下さい」
ロッテが少し冷ましたお湯を入れると、粉が溶けて無くなる。二人は魔法でも見ているかの様に見ていた。
「それは溶けて無くなっているのです。そして紅茶でも同じ事をしたのですが、ロッテに入れて貰った味の方が美味しくて、紅茶の即席はダメだったのです。」
私はシュンっとなる。そこで兄様が
「昨日の今日で、ここまで改良出来たのは凄いと思うよ」
「これ売れないかしら?紅茶も粉なら、片ずける手間もないし、学園には侍女も連れて行けないから楽だと思いますわお兄様?」
兄様と姉様が提案をしてくれた。
「じゃあ僕が粉製品を持って学園行くよ、でも先にお父様とお母様に相談だね」
私は嬉しくなり頷いた。その後は学園の話やダンスレッスンの話で盛り上がった。
ハグは優しい。。でも頬っぺたスリスリをしようとするので、私はそれを手で拒否する。そこは譲れない!
「トゥカーナ・・・・・」
悲しそうな顔しないで!私も悲しくなる。たが、ここで許すと毎日頬ずりをしなければいけない。
後ろで姉様がクスクス笑う。今日は辛烈だ
「お父様トゥカーナも迷惑なのですよ?」
「ポレアリス・・・」
お父様が抱きつこうとして、姉様の扇子で手を叩かれていた。その手があったかと、頭の中のメモに書く。
・・・そしてアーロン何言った?
まさか毎日このやり取りですか?
ちょっと困った私は
「私も身支度があるし、それに私は女の子です。朝は皆に見られて、その・・恥ずかしいので、お父様がもし、私が起きてる時間に帰って来た時に、私へのご褒美でお願いします。。」
半分本音で半分言い逃れをする。
何だかやる気になって仕事にいった。どーしよー毎日定時上がりな事は無いと思うけど、宰相の仕事は毎日遅いので、大丈夫だと信じたい。
「お兄様、お姉様、今日3時にお茶会しませんか?」っとお誘いをした。2人共喜んで来てくれるそうだ。兄様や姉様は色々とレッスンや家庭教師も来る。そして家族限定の本日の予定だ。
私はそのまま自室に帰り、簡素なドレスに着替える。そして調理場へ行こうとするとやはりロッテは引き止めるが、クッキーの作り方や茶葉を細くする方法を知らない、少し憂いた顔で、
「お父様とお母様のお役にたちたいのです。」
儚い令嬢の様に俯く。私に甘いロッテは許してくれる。
前世の妹よありがとう!私今世での末っ子生活頑張る!
そのまま調理場へ向かう。
◆◇◆◇
調理場に着くと料理長はじめとした料理人が勢揃いして、お昼ご飯の準備をしていた。
私は料理長達に挨拶をすると相変わらずギョ!っとされる。その内に慣れそうな気もする。
私は構わずお茶っ葉が置いてある台に近づき、ロッテに籠を取ってもらう。
「お茶っ葉どうなってるのかしら?」
おぉ!カラカラだ!これなら細く出来るかも!
満足気にニコニコしていると、
料理が一段落したのか、料理達が来た。
料理長アムスと助手のビットとマレイが来た。
「お嬢様私もそのお茶飲んでみたいです。」
私は入れ方を教えて、ついでに生の茶葉それがまた欲しいと言う。そしたらまた作れるし、
そしてその時に、なんちゃって緑茶の作り方も伝授しよう。そう言うと料理人の目がギラギラした。スーッと私は気がついてませんよーっと感じを出しながら目をそらす。
料理人達とロッテになんちゃって緑茶を飲んでもらって飲んだ感想を貰う。
「お嬢様これさっぱりしてて美味しいですね。甘みもありますが、後味がすっきりします。」
ロッテはなんちゃって緑茶をお気に召したらしい。
ふっと料理人達を見ると
「「「美味しい!」」」
こちらもお気に召した様だ
なんちゃって緑茶の入れ方をガン見していたし、次は大丈夫だと思う。私の後ろでメモしてる人がいたからだ。カサカサ書いてるし、それでも質問は凄いしてくるので、私も凄い勢いで答えた。頑張った。。。
私は料理長にお茶っ葉を細くしたいと言う。ここでヘリ下ってはいけない。お嬢様面倒臭い。後ろのロッテの視線も怖いのだ。
料理長はソワソワしながら、大きなボールを持って来た。
「お嬢様大きさはこれで良いですか?」
私は頷き残りのなんちゃって緑茶を入れてもらう、
細さを聞かれたので、クッキーに入れたいからと、ちょっと考える。壺に入っていた砂糖が目に入り、砂糖よりも細くと指示をする。
料理長がビットを呼び指示をする。ビットはボールからはみ出すことも無く簡単に細くしていく、
私はそれを見て、風魔法はフードプロセッサーだと感心した。ミンチも出来そうだ。
「凄い!あっという間にサラサラ!」
感動し過ぎた。ロッテの咳払いが聞こえ、感情を抑える。あのセリフまた言おう。面倒臭いぞ貴族社会!
ビットに次は紅茶の葉で粉砕を指示する。
そしてクッキー生地を2種分作ってもらう、そして砂糖が混ざったら1つには抹茶もどきを、
もう1つには紅茶を砕いたのをいれて混ぜてもらう、
抹茶味はプレーンとのチェック模様にし、紅茶味は全部紅茶味にした。焦げやすいので様子を見てねっと伝えた。
ティーカップに抹茶もどきを入れ少し冷ましたお湯を入れる。簡単な即席緑茶完成だ!料理人達は更に食い入る様に見ている。正直怖い。
3時のお茶会でも出したいので、そんなにあげられないが、なんちゃって緑茶がカップに半分なら影響も無い為クッキーを作って貰った手前断れず即席緑茶も出す。
◇◆◇◆
クッキー2種類が完成した、緑色一面では無いだけまだ良いのかもだが、ロッテが
「余りお菓子に緑色が無いので戸惑います。でも緑色で葉っぱの形とかしていたら可愛いですね」
後ろで料理助手のマレイがカサカサ書いてる。何か思いついたのか?
考案者でもある私が最初に食べる。本当は間に毒味役の人を挟むが、私が工程を見ていたので大丈夫だろうと言う判断だ。まぁそんな事するはずないって言う安心もある。
一枚手に取り口に入れるとサクッと音と共に緑茶の味が広がり、鼻に緑茶の香りが抜ける。
「美味しい!皆さんもどうぞ」
お皿を差し出すと、ロッテと料理人達は恐る恐る食べた。
「美味しい!味も濃すぎず薄すぎず、いい感じですね」
緑茶とも合います!っとロッテは好評だ
料理人達は「美味しい!」こちらも好評だ
ケーキに入れても美味しいですよ?その時はシンプルな味だと、美味しくなると思いますわ。っと言ったら目がギラギラしてた。向上心があると、とらえよう。そうしましょう。
クッキー2種類をお父様とお母様の分を取っておいて貰う。疲れた時には糖分よ!
◆◇◆◇
兄様と姉様に今日作ったクッキーをお披露目するついでに即席緑茶もお披露目だ
兄様と姉様はカップに入った緑色の粉をガン見する。
「それは昨日の緑茶なんです。お菓子作る時にここまで細く出来たので、、実際に見て下さい」
ロッテが少し冷ましたお湯を入れると、粉が溶けて無くなる。二人は魔法でも見ているかの様に見ていた。
「それは溶けて無くなっているのです。そして紅茶でも同じ事をしたのですが、ロッテに入れて貰った味の方が美味しくて、紅茶の即席はダメだったのです。」
私はシュンっとなる。そこで兄様が
「昨日の今日で、ここまで改良出来たのは凄いと思うよ」
「これ売れないかしら?紅茶も粉なら、片ずける手間もないし、学園には侍女も連れて行けないから楽だと思いますわお兄様?」
兄様と姉様が提案をしてくれた。
「じゃあ僕が粉製品を持って学園行くよ、でも先にお父様とお母様に相談だね」
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