25 / 161
【オマケと晩餐会と飲料水】
しおりを挟む
ほぅ、とカグウが溜息をついた。
それだけで絵になる美貌である。
憂い顔は男女問わず魅了するだろう。
実際深海も食事の席でありながらガタッと体をすくめてしまった。
あまり大きな音をたてなかったのが救いである。
親衛隊は皆慣れたいるのか平然としている。
幼馴染とは凄いものだと深海は思った。
「カグウ、どうした?」
もちろん声をかける係はカグウ命のコキョウである。
「晩餐会の目処が立たない…」
「あぁスティルグマ女王か」
深海だけが話について行けていない様で他の皆はカグウを憐みの目で見ていた。
「スティルグマ、て麦飯石があると言う国でしたっけ?」
最近聞いたその名前に深海が尋ねる。
現在カカンでは麦飯石のおかげで井戸に清潔な水を溜めておくことが出来る様になって随分と国民の衛生面は良くなってきている。
少なくとも水当たりはしなくなったし食事を作る際も清潔な水で作られるのでオートミール1つにしても美味しく食べれるようになっているらしい。
まさに麦飯石様様だ。
「で、何でソコで晩餐会の話が出てくるのですか?」
「バクハンセキ採取権利を与える代わりにこちらで持て成せと言うことだ。
恐らくこの国の現状を視察したいのだろう。
カカンが復興してきているのは近場の国では噂になってきているらしいからな。好奇心旺盛な姉様が興味を持つのも仕方ない。
予想はしていたがまさかこんなに早く来るとは思わなかった…」
「晩餐会の何が問題なんでしょうか?」
「そう言えばフカミは知らないな。スティルグマ王国は宝石と温泉の国だ。大国の中でもかなり繁栄している。簡単に言うとそんな大国の女王を招けるだけの資金が今のカカンにはない」
「成程、確かに困りものですね」
カグウの折角の美貌に眉間の皺が刻まれる。
跡がついたら嫌だな、と深海は思った。
カグウの美貌は国の宝である。
それを曇らせるモノは取り去りたい。
この辺りは皆同意見であろう。
「市民の食事の改善は行ってても国賓を呼べるほど王宮の食事にまで手が回って無いもんね~」
フィルドの言う通りカグウは国民の食事を優先して相変わらず自身は質素な食事を続けている。
もちろんラキザが作る料理の味に問題は無いのだが。
確かに大国の女王に召し上がって貰えるまでのレシピは今のカカンに存在しない。
「料理では無いとこで勝負するしかない、という事ですね?」
「お前には負担ばかりかけて申し訳にと思っているが、良い手はあるかフカミ?」
「俺は負担かけられている何て思っていませんよ?…そうですね、飲み物なら数日で何種類か用意出来るかもしれません」
「ワインは用意出来ないぞ?」
「いえラキザ様、俺の世界の飲み物を作ります。その為にはラキザ様とフィルド様に負担をかけるかもしれませんが…」
「俺らも負担かけられている何て思って無いよ」
優しくそう言ってフィルドが深海の頭を撫でる。
この前の王都探索からフィルドは随分と深海に優しくなった。
甘やかすようになったと言うべきか。
何せスキンシップが増えたのだ。
深海としては子ども扱いされているようで恥ずかしいのだが、その手が心地良いので拒否しきれずにいる。
フィルドも深海が照れているが嫌がっては居ないことを分かっているので必要以上に構い倒すのだ。
「フィルドがまともな大人に見える!」
「どう言う意味かなラキザ?」
「いや、お前にそんな真似が出来るとは思っていなかったからな」
「コキョウまで失礼だよ俺に対して!」
”慰めて~”と深海の肩にすり寄って来るフィルドは確かに大人っぽくはない。
深海としてもこの軽いノリのフィルドとやり取りするのが楽である。
それを分かっていてフィルドもすぐに態度を普段の物に戻してくれているのだろう。
それが分からない程、深海は愚鈍ではない。
さて、フィルドが場を和ませたことでやり易くなった。
深海は頭の中で現在のカカンで作れる飲み物を模索する。
「アルコールはビールと焼酎、ノンアルコールは炭酸飲料水ですかね?」
「ビール?エールの別称だろ。エールならカカンにもあるぞ?」
「ソコは任せて下さい。大陸で1番美味しいのを作って見せます。正直この世界のエールと俺の世界のビールは別物かと思う位味が違いますからね。アルコールが好きならハマる事間違いないですよ」
「姉様は酒は好きだな。それだけの自信があるなら任せても大丈夫そうだ。炭酸飲料と言うのは?」
「それは飲んでのお楽しみという事で。子供でも飲める刺激的なジュースです。その内王都でも飲めるようにしたいと前々から思っていたんです。こちらはスグにでも作れますね」
「では今日から飲料水の生成に入って貰う。10日で足りるか?」
「1週間あれば用意して見せます。カグウ様の古堅に関わるので失敗は出来ないですね。頑張らせて貰います!」
「んじゃご飯食べちゃってさっさと生成に入ろうか~♬」
「はい、でも折角の美味しい食事なので味わいたいですし早食いはしたくないのでもう少し待ってて下さいねフィルド様」
「うんうん、いっぱい食べて大きくな~れ♪」
「高身長爆発しろ!ギリィ」
「フカミちゃん何げに身長コンプレックスあるよね~。今のままで可愛いのに」
「俺はもって男らしくなりたいんですよ!可愛いとか誉め言葉じゃないです!恰好良いと言われたいんです!!」
「はいはい、そうやってすぐ拗ねる所とかチョロくて可愛いよね~♫」
「フィルド、あまりフカミで遊ぶな。遊びたくなる気持ちは分かるがな」
「カグウ様迄!でもカグウ様の顔好きなんで爆発しなくて良いです」
「え、俺は爆発願ってカグウは無いの!?顔で決め付き過ぎじゃないフカミちゃん!!」
「顔云々の前にフィルド様はまず前髪何とかすべきだと思います」
「いやん、俺の素顔みたいなんて大胆だねフカミちゃん」
「いや、何で顔見るだけで大胆になるんですか」
「俺の素顔見て良いのは夜のベッドの中だけだから~♡」
「又からかわれた!!」
拳を握り悔しがる深海のこめかみをフィルドがツンツンと指先で突く。
非常に楽しそうである。
「お前ら…いいからさっさと飯食え!冷めるだろーが!!!」
「「ハイ、スミマセン」」
食事の席ではラキザの発言は絶対である。
深海とフィルドは大人しく食事を黙々と口に運んだ。
それだけで絵になる美貌である。
憂い顔は男女問わず魅了するだろう。
実際深海も食事の席でありながらガタッと体をすくめてしまった。
あまり大きな音をたてなかったのが救いである。
親衛隊は皆慣れたいるのか平然としている。
幼馴染とは凄いものだと深海は思った。
「カグウ、どうした?」
もちろん声をかける係はカグウ命のコキョウである。
「晩餐会の目処が立たない…」
「あぁスティルグマ女王か」
深海だけが話について行けていない様で他の皆はカグウを憐みの目で見ていた。
「スティルグマ、て麦飯石があると言う国でしたっけ?」
最近聞いたその名前に深海が尋ねる。
現在カカンでは麦飯石のおかげで井戸に清潔な水を溜めておくことが出来る様になって随分と国民の衛生面は良くなってきている。
少なくとも水当たりはしなくなったし食事を作る際も清潔な水で作られるのでオートミール1つにしても美味しく食べれるようになっているらしい。
まさに麦飯石様様だ。
「で、何でソコで晩餐会の話が出てくるのですか?」
「バクハンセキ採取権利を与える代わりにこちらで持て成せと言うことだ。
恐らくこの国の現状を視察したいのだろう。
カカンが復興してきているのは近場の国では噂になってきているらしいからな。好奇心旺盛な姉様が興味を持つのも仕方ない。
予想はしていたがまさかこんなに早く来るとは思わなかった…」
「晩餐会の何が問題なんでしょうか?」
「そう言えばフカミは知らないな。スティルグマ王国は宝石と温泉の国だ。大国の中でもかなり繁栄している。簡単に言うとそんな大国の女王を招けるだけの資金が今のカカンにはない」
「成程、確かに困りものですね」
カグウの折角の美貌に眉間の皺が刻まれる。
跡がついたら嫌だな、と深海は思った。
カグウの美貌は国の宝である。
それを曇らせるモノは取り去りたい。
この辺りは皆同意見であろう。
「市民の食事の改善は行ってても国賓を呼べるほど王宮の食事にまで手が回って無いもんね~」
フィルドの言う通りカグウは国民の食事を優先して相変わらず自身は質素な食事を続けている。
もちろんラキザが作る料理の味に問題は無いのだが。
確かに大国の女王に召し上がって貰えるまでのレシピは今のカカンに存在しない。
「料理では無いとこで勝負するしかない、という事ですね?」
「お前には負担ばかりかけて申し訳にと思っているが、良い手はあるかフカミ?」
「俺は負担かけられている何て思っていませんよ?…そうですね、飲み物なら数日で何種類か用意出来るかもしれません」
「ワインは用意出来ないぞ?」
「いえラキザ様、俺の世界の飲み物を作ります。その為にはラキザ様とフィルド様に負担をかけるかもしれませんが…」
「俺らも負担かけられている何て思って無いよ」
優しくそう言ってフィルドが深海の頭を撫でる。
この前の王都探索からフィルドは随分と深海に優しくなった。
甘やかすようになったと言うべきか。
何せスキンシップが増えたのだ。
深海としては子ども扱いされているようで恥ずかしいのだが、その手が心地良いので拒否しきれずにいる。
フィルドも深海が照れているが嫌がっては居ないことを分かっているので必要以上に構い倒すのだ。
「フィルドがまともな大人に見える!」
「どう言う意味かなラキザ?」
「いや、お前にそんな真似が出来るとは思っていなかったからな」
「コキョウまで失礼だよ俺に対して!」
”慰めて~”と深海の肩にすり寄って来るフィルドは確かに大人っぽくはない。
深海としてもこの軽いノリのフィルドとやり取りするのが楽である。
それを分かっていてフィルドもすぐに態度を普段の物に戻してくれているのだろう。
それが分からない程、深海は愚鈍ではない。
さて、フィルドが場を和ませたことでやり易くなった。
深海は頭の中で現在のカカンで作れる飲み物を模索する。
「アルコールはビールと焼酎、ノンアルコールは炭酸飲料水ですかね?」
「ビール?エールの別称だろ。エールならカカンにもあるぞ?」
「ソコは任せて下さい。大陸で1番美味しいのを作って見せます。正直この世界のエールと俺の世界のビールは別物かと思う位味が違いますからね。アルコールが好きならハマる事間違いないですよ」
「姉様は酒は好きだな。それだけの自信があるなら任せても大丈夫そうだ。炭酸飲料と言うのは?」
「それは飲んでのお楽しみという事で。子供でも飲める刺激的なジュースです。その内王都でも飲めるようにしたいと前々から思っていたんです。こちらはスグにでも作れますね」
「では今日から飲料水の生成に入って貰う。10日で足りるか?」
「1週間あれば用意して見せます。カグウ様の古堅に関わるので失敗は出来ないですね。頑張らせて貰います!」
「んじゃご飯食べちゃってさっさと生成に入ろうか~♬」
「はい、でも折角の美味しい食事なので味わいたいですし早食いはしたくないのでもう少し待ってて下さいねフィルド様」
「うんうん、いっぱい食べて大きくな~れ♪」
「高身長爆発しろ!ギリィ」
「フカミちゃん何げに身長コンプレックスあるよね~。今のままで可愛いのに」
「俺はもって男らしくなりたいんですよ!可愛いとか誉め言葉じゃないです!恰好良いと言われたいんです!!」
「はいはい、そうやってすぐ拗ねる所とかチョロくて可愛いよね~♫」
「フィルド、あまりフカミで遊ぶな。遊びたくなる気持ちは分かるがな」
「カグウ様迄!でもカグウ様の顔好きなんで爆発しなくて良いです」
「え、俺は爆発願ってカグウは無いの!?顔で決め付き過ぎじゃないフカミちゃん!!」
「顔云々の前にフィルド様はまず前髪何とかすべきだと思います」
「いやん、俺の素顔みたいなんて大胆だねフカミちゃん」
「いや、何で顔見るだけで大胆になるんですか」
「俺の素顔見て良いのは夜のベッドの中だけだから~♡」
「又からかわれた!!」
拳を握り悔しがる深海のこめかみをフィルドがツンツンと指先で突く。
非常に楽しそうである。
「お前ら…いいからさっさと飯食え!冷めるだろーが!!!」
「「ハイ、スミマセン」」
食事の席ではラキザの発言は絶対である。
深海とフィルドは大人しく食事を黙々と口に運んだ。
0
お気に入りに追加
648
あなたにおすすめの小説
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!
あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!?
資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。
そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。
どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。
「私、ガンバる!」
だったら私は帰してもらえない?ダメ?
聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。
スローライフまでは到達しなかったよ……。
緩いざまああり。
注意
いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる