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小話・季節ネタなど(後書き手の呟きとか)
最後の差し入れは全能神様より
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「ドクター最後は私からの差し入れだ。食事はサラが帰って来る時に持たせるから、それと一緒に私からの差し入れの酒と一緒に堪能してくれ」
何時もの「こっそり差し入れ」より大分早い時間、サイヒはセブンの家を訪れていた。
今日もナナとレオンハルトは居ない。
その事に、サイヒはバレない程度にニヤリと口角を上げた。
「私が今まで差し入れしていたことはサラに内緒で頼むぞ?折を見て私から話したい」
「承知しました。それにしてもサイヒ様、昼間でも地上に来るんですね」
「リリィ・オブ・ザ・ヴァリーの姿にならんといかんのは面倒くさいがな。クオンと約束だから仕方あるまい。それだけで全能神が地上に出る事を許されるのだ。小さな制約くらい護るぞ私は」
(相変わらずクオン様には我儘が通じないんだな……)
「で、これだ。焼酎。アルコール度数は低めだから結構するする喉を通るぞ。飲み過ぎには注意してくれ」
「有難うございますサイヒ様」
「礼は全てが終わってから出良いぞ?」
(全てが終わってから?)
サイヒの含みのある言い方にセブンは疑問を覚える。
普通の人間なら聞き逃していただろう。
だがセブンはサラさえ関わらなければポンコツでは無いのだ。
サイヒの言葉に疑問を覚え、この差し入れで全てが終わった訳ではないことを認識した。
そしてその内容をサイヒが言うつもりが無いと言う事も。
「はい、最後の食事を食べてからまた改めてサイヒ様にお酒を奉納いたします」
「うむうむ楽しみにしておるぞ、それではな」
シュンッ!とサイヒが消えた。
見事な次元移動である。
詠唱無し、呼び動作無し、術式無しだ。
流石は神の領域。
それも絶対神クラスでないと出来ない芸当。
改めてセブンはとんでもないお方と知り合いになったと息を飲んだのだった。
:::
【天界】
「サイヒ、この時間に何故地上に降りたのだ?」
「げっ、クオン!!」
「その反応、また何か愉快犯をしてきたな!!」
「怒るな美形が台無しだぞ。マロンが悲しむぞ?」
「今マロンさんは関係ないだろう!!」
とか言いながら、頭の中でマロンを思い浮かべたのか、頬を若干赤く染める。
(年中発情期の欲求不満めwwww)
「今下らんことを考えただろう?」
「気のせいですよー(棒読み)ちょっとセブン氏に酒の差し入れをして来ただけだ」
「奪い取ったじゃなくてお前が差し入れたのか?」
「お前は私を何だと思っているのだクオン?」
「万年頭がお花畑の愉快犯だ(一応上司の妻)」
「()の中と喋っている言葉が逆だぞ」
「そうか」
シレッとクオンが答える。本当にサイヒに対して敬う気持ちが微塵もない。まぁサイヒはクオンのそう言う所がお気に入りなのだが。ルーシュとならんで自分を敬まず魅了されない2人はサイヒにとって大切な心友だ。
「まぁ乾燥蝮の粉末をたっぷり溶かした焼酎を差し入れしただけだぞwwww」
「おまっ、それはっ!!!!」
「あ~明日が楽しみだ♪」
絶対神の玩具になっている事はセブンはまだ気付いていないのであった。
さてどうなるやら、お楽しみである。
何時もの「こっそり差し入れ」より大分早い時間、サイヒはセブンの家を訪れていた。
今日もナナとレオンハルトは居ない。
その事に、サイヒはバレない程度にニヤリと口角を上げた。
「私が今まで差し入れしていたことはサラに内緒で頼むぞ?折を見て私から話したい」
「承知しました。それにしてもサイヒ様、昼間でも地上に来るんですね」
「リリィ・オブ・ザ・ヴァリーの姿にならんといかんのは面倒くさいがな。クオンと約束だから仕方あるまい。それだけで全能神が地上に出る事を許されるのだ。小さな制約くらい護るぞ私は」
(相変わらずクオン様には我儘が通じないんだな……)
「で、これだ。焼酎。アルコール度数は低めだから結構するする喉を通るぞ。飲み過ぎには注意してくれ」
「有難うございますサイヒ様」
「礼は全てが終わってから出良いぞ?」
(全てが終わってから?)
サイヒの含みのある言い方にセブンは疑問を覚える。
普通の人間なら聞き逃していただろう。
だがセブンはサラさえ関わらなければポンコツでは無いのだ。
サイヒの言葉に疑問を覚え、この差し入れで全てが終わった訳ではないことを認識した。
そしてその内容をサイヒが言うつもりが無いと言う事も。
「はい、最後の食事を食べてからまた改めてサイヒ様にお酒を奉納いたします」
「うむうむ楽しみにしておるぞ、それではな」
シュンッ!とサイヒが消えた。
見事な次元移動である。
詠唱無し、呼び動作無し、術式無しだ。
流石は神の領域。
それも絶対神クラスでないと出来ない芸当。
改めてセブンはとんでもないお方と知り合いになったと息を飲んだのだった。
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【天界】
「サイヒ、この時間に何故地上に降りたのだ?」
「げっ、クオン!!」
「その反応、また何か愉快犯をしてきたな!!」
「怒るな美形が台無しだぞ。マロンが悲しむぞ?」
「今マロンさんは関係ないだろう!!」
とか言いながら、頭の中でマロンを思い浮かべたのか、頬を若干赤く染める。
(年中発情期の欲求不満めwwww)
「今下らんことを考えただろう?」
「気のせいですよー(棒読み)ちょっとセブン氏に酒の差し入れをして来ただけだ」
「奪い取ったじゃなくてお前が差し入れたのか?」
「お前は私を何だと思っているのだクオン?」
「万年頭がお花畑の愉快犯だ(一応上司の妻)」
「()の中と喋っている言葉が逆だぞ」
「そうか」
シレッとクオンが答える。本当にサイヒに対して敬う気持ちが微塵もない。まぁサイヒはクオンのそう言う所がお気に入りなのだが。ルーシュとならんで自分を敬まず魅了されない2人はサイヒにとって大切な心友だ。
「まぁ乾燥蝮の粉末をたっぷり溶かした焼酎を差し入れしただけだぞwwww」
「おまっ、それはっ!!!!」
「あ~明日が楽しみだ♪」
絶対神の玩具になっている事はセブンはまだ気付いていないのであった。
さてどうなるやら、お楽しみである。
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