婚約者の王子に聖女など国に必要ないと言われました~では私を信じてくれる方だけ加護を与えますね~

高井繭来

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《199話》

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 ♡マロンちゃんのお料理教室4日目♡

 遂にお料理教室も折り返しの地点まで来た。
 最初は包丁を持たせたら怖い手つきの者ばかりであったがマロンの指導が良いのだろう。
 今は生徒30名、それなりに手付きも様になってきた。
 専属侍女を寵愛する全能神様もご機嫌である。

「毎日の献立には、お肉だけでなくお魚のおかずも取り入れるとバランスが良くなります。ここからは、初心者さんにぴったりの「お魚」レシピをご紹介します! 
お魚料理は難しそう…という方も心配ご無用のぶりや鮭を使った簡単メニューをお届けします」

 遂に来た。
 お魚である。
 お肉料理はがっつり力が出るものだがたまにはお魚であっさりも良いものだ。
 酒の肴にもなりやすいので是非ともお魚料理は覚えておきたい。
 それに将来的に家族を持った時、栄養バランスを考えればお魚料理は外せない。

「今回は男性にも女性にも喜ばれる「ぶりの照り焼き」です。ふっくらとやわらかい身に、甘辛いたれが絡んでご飯にもよく合います。
魚は焼く前に塩をふると水分が出てくるので、それを拭き取ってから焼くのがコツです。こうすることで魚の臭みが気にならなくなりますよ」

 ぶりの照り焼き。
 傍で聞いているサイヒは唾を飲んだ。
 サイヒは結構魚が好きなのだ。
 特に大好きな日本酒に合う魚料理なら最高だ。
 後で自分の分を取っておいてもらおうと決めた。
 セブンばかり美味しい思いをするのはズルいではないか。
 私も美味い酒が飲みたい、そう思ったサイヒは悪くない。
 ルークは酒に弱いので天界ではサイヒはあまり酒を飲まない。
 なので何時もセブンの所にわざわざ行っているのだ。
 だがそろそろ自分も酒が飲みたい。
 セブンが機嫌よくサラの作った料理を食べながら酒を嗜んでる様子を見て(覗き見駄目絶対)、サイヒはそろそろ自分も酒を飲みたくなってきていたのだ。

 今日はぶりの照り焼きを肴に日本酒を嗜む、サイヒは決意した。
 1人酒は寂しいのでドラジュにでも相手して貰おう。
 最近のユラは忙しいらしく不眠不休である。
 何でも中規模のONLYイベントを開くらしい。
 ミステリーONLYとの事。
 なので流石のドラジュも〆切前のユラを相手にベッドに連れ込む事(まだ健全だが添い寝権は手に入れている模様)は出来ないのだ。
 100%後で恨まれるから。
 何だかんだ言ってユラに弱いドラジュなのである。
 アガサ〇リスティーからミステリと言う〇れまで古今東西の作品が集まっているとか。

 因みにこの頃のドラジュはユラへの気持ちを自覚しているがまだ幼児である。
 ドナドナが出来るだけの能力は無い。
 1歳に満たない我が子に酒に付き合わせるサイヒもどうかと思うが、ドラジュはサイヒに味覚が似たのか酒の味も大好きなのである。
 それにマザコンだ。
 喜んで酒の相手をしてくれるだろう。
 カマラはルークに似て酒を嗜まないのでぐっすりベッドで寝て貰う予定である。

 因みに書き手は京極〇彦の榎木〇×中〇寺にハマっていた過去がある。
 現在はミステリと言う〇れの主人公LOVEである。
 実写反対派だが、ソレはソレで別物として見ている。
 映画も行きますよ。
 実写化のお陰で市場も拡大されたし、貢献をしておこうと言う意味も込めて母を誘い映画に行くつもりなのだ。
 帰りにはアフタヌーンティーでもしよう。
 優雅な身分だな書き手。
 だが次の日熱を出すのは確定時効である。
 体張るな書き手…萌えには勝てないんだよね………。

「おかずの鉄板ぶりの照り焼きです♪作り方は簡単!ぶりに振り塩をして余分な水分を拭き取ったらフライパンでぶりを焼いて調味料を入れて照り焼きにするだけ!
ちょっとのコツでぶりの臭みの無い照り焼きの出来上がり。
ふっくら柔らかい身に甘辛照り焼きがたまらない美味しさ!
普段のおかずに、作り置き、お弁当、おせち料理にやっぱりぶりの照り焼きは外せませいですよ」

 マロンの言葉と共にレシピ書かれたホワイトボードと睨めっこする生徒たちの姿があった。
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