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《91話》

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※男女の性描写少しあり
 苦手な方は後半飛ばしてください(*- -)(*_ _)ペコリ


 何時もと違う雰囲気を互いに感じながらセブンとサラはバレエの会場に来ていた。
 席は2階のVIP席だ。
 流石は宰相、金の使いどころを知っている。
 こういうモノは特等席で閲覧するに限る。
 フェスなら芋団子状態でも楽しいのであろうが。

 芸術は静かに堪能するものだ。

 そしてVIP席と言うのは他の席から空間が切り離されている。
 否が応でもサラとセブンは互いの距離を意識せざるをえなかった。

(はわわわわわセブンさんが!セブンさんが、何か、恰好良い、です!!!!!)

(何で俺はアラ如きに心臓をバクバク言わしてんだ?雰囲気が何時もと違うからか?何でアラがめかし込むと不整脈が酷くなるんだ!?)

 セブン…拗らせすぎである………。

 アーシュに恋しているだけあって、恋愛の精神年齢はセブンよりもサラの方が高いのかもしれない。
 それでもサラも自分を口説いている患者相手にフラグをボキボキ折りまくる恋愛音痴なのだが。
 サラが緊張する理由。
 それはサラが無意識にセブンの中にアーシュを感じ取っているからだ。
 乙女の本能は凄いのだ。
 どれだけ姿を変えても、見つけ出してしまう。
 心をときめかせてしまう。
 サラは今、まさに花開かそうとしている恋する乙女なのだ。

 :::

「VIP席に来てても握らないなんて、ドクターヘタレすぎ…あんっ♡」

 ナナがセブンたちが見える別のVIP席で2人を観察していた。
 甘い嬌声を上げながら。

「本当、こんな暗がりでデカい音鳴っててナニもしないなんてDT極まりない」

 呆れた声で言うレオンハルトの手はナナの豊満な乳房を揉みしだいていた。
 時折掠めるようにトップのピンクの蕾を刺激する。
 既にナナの体はレオンハルトにし雪崩れている状態だ。

(あ~ん、悔しいけど、気持ちいい♡)

「さーて、こっちの蕾はどうなっているかな?」

 レオンハルトの手が下に降りてきて、ナナのスカートの中に侵入する。
 ナナの脚線美をギリギリまで見せる短いスカートではその手は阻めなかった。
 スルリと入って来た手がナナの1番敏感な蕾をショーツの上から刺激する。

「アンッ、アッアッ♡」

「あんまり声出すと周りに気付かれちまうぞサキュバスちゃん」

「意地悪」

「それがまたイイんだろう?」

 耳に熱い吐息を流し込まれて、耳朶を甘噛みされてナナの体がビクビク震える。

(何でこんなに上手いのよぉっ!!!)

 サキュバスのナナを手玉に取るほどの性技。
 レオンハルトはある意味すで人間をやめてしまっているのかもしれない。
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