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夏休み編
埋め合わせ →side Y
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ビーチバレーの後は2人行動になって、さっそくオレは東流を岩陰に誘って、いい加減我慢の限界とばかりに押し倒した。
しかし、東流は海を眺めながら、今はまだしないと珍しく拒否したのだ。
ビーチと言えば、SEX ON THE BEACH ってやつだと思っていたのだが。
「…………ヤスさ、覚えてっか?ヤスのオヤジさんに、一緒に連れてきてもらったじゃん。俺は1日中さ、海でヤスと遊んだ思い出、ずっと忘れらんなくてさ、またきたかったんだ」
浜辺に座って、砂浜の砂をざくざくと東流は掘っている。
東流はあまり、家族でこういうとこにこれない家庭なので、そういうのがずっと憧れみたいなもんだったのだろう。
オレと来たくて、夏休み前から楽しみにしてくれてたんだもんな。
「そっか、じゃあ今日は海、たのしもうな」
「……帰ったら、ちゃんと埋め合わせするからよ」
1日中楽しく遊びたいと主張した東流の言葉が、なんだかすごく可愛く見えて、オレは欲望を遂げるのを諦めて額にチュッと唇を押し当てた。
夕日が沈むまで、オレらは浅い海の中で遊び倒した。
すっかり体力なくなるまで遊んで、家に帰ると21時を過ぎていた。
誠士はミカちゃんを送りにいくと、途中でクルマを降りた。
さすがに着いた時には、東流は車ですっかり眠ってしまっていた。
埋め合わせ、…………忘れたとはいわせねえ。
と、思いながら無理やり起こすと、寝室に連れ込んだのだが、俺が軽くシャワーを浴びているうちに本気で寝られてしまった。
寝ている姿はすごく可愛いんだけど。
約束は約束、だよな。
俺は通販で買った道具を入れた箱を取り出した。
とりあえず重たい東流の体から着たままの衣服をはぎとった。
ちゃんと着替えようねと囁くと寝ぼけているのか、協力的に脚をあげて脱がされてくれる。
全裸にすると萎えて力を失っているペニスへ、コックリングを嵌めて脚を横に拡げる。
まったく起きる気配もないが、まあ、海であんだけ動きまわれば、仕方がないだろう。
したくないのかな。
あんまり、性欲めいたものは東流からは昔から感じない。
拉致されて以降、東流の体は非常に敏感になったとは思う。
痛みにもひどく感じるようになっているし、我慢が効かなくなっているのか、最近はひどく切ない表情を浮かべるようになっている。
それが全部自分の手でおこなった結果でないのが悔しいが、それは仕方がないことだ。
それを嫌だと思ったら、きっと彼はオレの手を離してしまう。
だから、オレがこれから彼を開発して毎日自分からおねだりしてくるくらい、淫乱になればいいのになと思う。
性格上できないだろうけど、そこを崩してねだられたらたまらない。
ぐっすりと眠っている全裸の東流の体を撫でて、黒い布を東流の目許にまきつけていく。
涙目になる顔も、ゆがんだ表情も見えなくなるのは惜しいけど。
開かせた足の隙間に、ローションに濡れた指をゆっくり押し込み、入口を撫でて柔らかくする。
くちゃくちゃとイヤラシイ音が響いて、東流の唇が少し開いて呼吸の間が少し狭まる。
これからしっかり、約束した埋め合わせしてもらうからな。
しかし、東流は海を眺めながら、今はまだしないと珍しく拒否したのだ。
ビーチと言えば、SEX ON THE BEACH ってやつだと思っていたのだが。
「…………ヤスさ、覚えてっか?ヤスのオヤジさんに、一緒に連れてきてもらったじゃん。俺は1日中さ、海でヤスと遊んだ思い出、ずっと忘れらんなくてさ、またきたかったんだ」
浜辺に座って、砂浜の砂をざくざくと東流は掘っている。
東流はあまり、家族でこういうとこにこれない家庭なので、そういうのがずっと憧れみたいなもんだったのだろう。
オレと来たくて、夏休み前から楽しみにしてくれてたんだもんな。
「そっか、じゃあ今日は海、たのしもうな」
「……帰ったら、ちゃんと埋め合わせするからよ」
1日中楽しく遊びたいと主張した東流の言葉が、なんだかすごく可愛く見えて、オレは欲望を遂げるのを諦めて額にチュッと唇を押し当てた。
夕日が沈むまで、オレらは浅い海の中で遊び倒した。
すっかり体力なくなるまで遊んで、家に帰ると21時を過ぎていた。
誠士はミカちゃんを送りにいくと、途中でクルマを降りた。
さすがに着いた時には、東流は車ですっかり眠ってしまっていた。
埋め合わせ、…………忘れたとはいわせねえ。
と、思いながら無理やり起こすと、寝室に連れ込んだのだが、俺が軽くシャワーを浴びているうちに本気で寝られてしまった。
寝ている姿はすごく可愛いんだけど。
約束は約束、だよな。
俺は通販で買った道具を入れた箱を取り出した。
とりあえず重たい東流の体から着たままの衣服をはぎとった。
ちゃんと着替えようねと囁くと寝ぼけているのか、協力的に脚をあげて脱がされてくれる。
全裸にすると萎えて力を失っているペニスへ、コックリングを嵌めて脚を横に拡げる。
まったく起きる気配もないが、まあ、海であんだけ動きまわれば、仕方がないだろう。
したくないのかな。
あんまり、性欲めいたものは東流からは昔から感じない。
拉致されて以降、東流の体は非常に敏感になったとは思う。
痛みにもひどく感じるようになっているし、我慢が効かなくなっているのか、最近はひどく切ない表情を浮かべるようになっている。
それが全部自分の手でおこなった結果でないのが悔しいが、それは仕方がないことだ。
それを嫌だと思ったら、きっと彼はオレの手を離してしまう。
だから、オレがこれから彼を開発して毎日自分からおねだりしてくるくらい、淫乱になればいいのになと思う。
性格上できないだろうけど、そこを崩してねだられたらたまらない。
ぐっすりと眠っている全裸の東流の体を撫でて、黒い布を東流の目許にまきつけていく。
涙目になる顔も、ゆがんだ表情も見えなくなるのは惜しいけど。
開かせた足の隙間に、ローションに濡れた指をゆっくり押し込み、入口を撫でて柔らかくする。
くちゃくちゃとイヤラシイ音が響いて、東流の唇が少し開いて呼吸の間が少し狭まる。
これからしっかり、約束した埋め合わせしてもらうからな。
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