俺たちの××

怜悧(サトシ)

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夏休み編

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東流の両腕を掴んで、ベッドヘッドにオモチャの手錠をかけて括りつけて拘束する。
長く綺麗な脚を掴んで、腕と一緒にベルトでくくるといやらしいオブジェのできあがり。
こんなことされても、まったく起きる気配がない。
本当によっぽど疲れてるんだなと思うが、かなり我慢したし、容赦してあげるキモチはない。

優しい気持ちとかまったく皆無で、だけど愛しくて、仕方が無いキモチでいっぱいだ。

孤高といえるくらいの真っ直ぐな強さをもっている相手を、欲しくてたまらないと思わせて虐めたおして俺にすがりつかせたい。
歪んだキモチだとは、心から思う。

「……ン………う、う…ヤス………?」
漸く目を覚ましたのか、東流は少し鼻にかかった声で不安な口調で俺を呼ぶ。
目を開けても真っ暗な上に拘束されているのが、少し心もとない様子である。

「トール、起きたの?」

リングで根元を止めたペニスの先端を、わざとくりくりといじりながら問いかけると、ひくひくと全身をわななかせて、首を左右に振る。

「をい…………ヤス、目ェ……みえねーんだけど」

ちょっと眠たそうな不機嫌そうな声が返ってくる。
膨らみ始めたペニスがきつきつになってきて、苦しさもあるのだろう。
「海の埋め合わせしてくれんだろ。ねえ、開発させて。夏休み終わるまでに、トールをすっごい淫乱にしてあげる」
「え……なんだ、それ。…………なあ、遠慮しちゃ駄目か?」
答えは分かっているだろうに、引き気味にオレに言葉を返すが、身体は期待しているのかペニスの方はギチギチになってくる。

「オレなしじゃいらんない体にしていいんでしょ。約束したもんな。覚えてるよね」

記憶力はいいのは、知っている。
柔らかくしておいた晒した尻の中心の隙間に、ゆっくりと細身のディルドを挿し込んで、ゆっくりと内部を捏ね回す。
まだ充分開いてはいなかったのか、東流は痛みに軽く顎を少しあげて荒く息を吐き出す。
痛みに快感を覚えているのか、与えられた刺激にたまらず腰をひねる様がかわいらしい。

「あとちょっとだけど、夏休み満喫しような。トール」


細めのディルドーで浅いところを焦らすように擦りつけ、乳首はピアスと一緒にこねくり回す。
たまらないとばかりに、ひらきっぱの唇からたらたらと涎が伝い、涙が出ているのか目隠しの色が濃くなっている。

「キモチいい?ねえ、トールのアナルすげーぱくぱくしてるよ?」
どうして、こんなに虐めたおしたくなってしまうのか、自分でもわからない。
ディルドーをずるずふ引っこ抜くと緩くなったアナルはぽっかり口を拡げて蠢いている。
欲しがって全身が震えている。
「…………く、ッぬ、くな、ッて……ッっうう、ヤス………っうういか、せ…ろよ…………なあ、だしてえ……よ」
切羽詰った様子で懇願する東流は本当にかわいらしい。
いつも、肩で空を切りながら歩いている傍若無人な姿はここにはない。
欲望に焦れて辛そうに咽び泣く様は、本当にかわいくて仕方がない。
「だあめ。トールをメスに調教するんだから、ちんこで気持ちよくなっちゃだめなんだぜ。……大丈夫だよ、すぐにメス穴にほしがる淫乱にしてあげる」
耳元でささやくと、カッと体を火照らせて苦しそうに身をそらせる。
締まった筋肉がそれだけでたまらないようにぶるぶると震えを刻む。
「……くっ………なあ、……ッハァ…う…だっ…ったら…………ッふ、はやく……ツッコめってン……だよ」
焦れて仕方がないのか、もがく様に縛られた身体を揺すってギシギシとベットを軋ませる。
まだまだ言葉遣いとかの躾は、駄目みたいだ。
「違うでしょ。ちゃんといやらしく誘ってくれなきゃ、ね、オレのちんこ萎えちゃうからさ」
指先で濡れている入り口をなぞって更に焦れさせる。
東流は、本来Mなんかになれない種類の人間だ。
自己主義で、自分がいつも一番だと考えている、どちらかといえば帝王気質。
それを時間をかけて、欲望に忠実にしなくちゃいけない。
指先を第一関節まで押し込むと、アナルがすぼまってきゅうっと吸い付く。
「トール、ほら、オレを誘って。このメス穴、どうなってるの?指だけでいいの?」
浅いところだけ括約筋を拡げるように抜き差しをして、更に焦らすように抜いては周りの皺を撫でる。
「うう…ふ………んァ………うう………っ、いじわりい……たん………ねえ、んだよ……っやす」
「足りないの?…………何がほしいの?ちゃんと言えよ、指も抜くぞ。メス穴は欲しい欲しいとは主張してるけどね。口で言わなきゃダメだよ」
具体的なことを言おうとしないのは、まだ羞恥心が抜けきれていないのだろう。
理性が飛んでしまえば、はしたなく求めるのはわかっている。
でも、理性がある状況で言わせないと意味がない。
「うう……っつく………はァ…ンンン…おれの……の、めすあなに……ちんこいれて……くれ……」
首筋まで真っ赤に染めて、はしたなく求める言葉に俺は興奮する
「そっか。トールはこのエロイメス穴におちんぽがほしいんだ」
くぱっと指で開いて指をに二本差込んで前立腺をつまんで捏ねる。
「ひいいああっつ、……ッあ、ひっっ……ッ…あひっつうう」
はねる魚のように体を反らせて、求めるものを得られない感覚に身を捩って体を揺さぶる。
「足りないよ。もっと、ちゃんとねだれよ」
東流の塞き止められて赤くなった先端をいじりまわしながら、指で前立腺を押しつぶす。
出せない苦しみに苦悶して、泣きじゃくる東流は本当にたまらなく素敵だ。
「ひぁああっ…っつあひいい………うううああああ、やすの……おちんぽ………んいれて……あああ…ぐちゃぐちゃにかきまして………あひっ、ひっああっ……」
屈服して腰をあげて差し出す姿に、征服欲が増していく。
「やらしいトールのメス穴に、種付けしてやるよ。大好きだ、トール」
ずぶっと挿し込むと熱い肉壷が待っていたとばかりにきゅうきゅうと締め付ける。
たまらない感覚が俺を襲う。
「っひく…あああああひ、っつ…く、る、あああああっ…っつうううう」
東流は声をあげて、俺を翻弄するような動きで腰を打ち付けてくる。
絞り上げられるような感覚に、逆に突き上げて奥を犯す。
どんなに激しく打ち付けてもそれ以上の感覚が返ってくる。
無尽蔵な体力にこっちがくいつくされそうだ。
「あああああっ――っつううくっつうううううんんん」
全身の筋肉が痙攣し、びくんびくんと跳ねる胎内へと俺は注ぎ込む。
そしてがくんと全身の力が抜けて、ひくひくと東流の体は痙攣している。
ドライでイケたようである。

しばらく余韻を楽しむようにオレは、東流の体を抱きしめすべてを注いだ。
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