373 / 578
第十一楽章 目指した先には
ロングトーン
しおりを挟む
「ふぅー。よし!安定してきたかな。」
大海はロングトーンを終え
曲練習をする。
実は最近のルーティンになっていたのだ。
全国までやれることは少ない。
それぞれが自分にできることをやる。
そして行き着いたのがロングトーンだった。
技術では先輩たちには及ばない。
だが良い音を作ることならできる。
だからひたすらに磨くことにしたのだ。
「あの、時田先輩、斉藤先輩。俺は何を練習したら良いですか?」
「あ、、あぁ。」
「、、、ついに大海が練習を。
先輩嬉しいよ。」
時田先輩は泣いている。
「ちょ、、やめて下さい!俺だって真剣なんですよ。」
「あははは、、、。大海の扱いうける。」
斉藤先輩は笑ってる。
「うーん、、、大海。良い音の追求をしてみたらどうだ?」
すると時田先輩は大海に話し始める。
「え?良い音の追求?」
「うん。良い音の追求。」
「うーん、、良い音ってどんな音ですかね?」
「例えばプロのバリトンサックス奏者の音を目指すとかどうだ?」
「プロのバリトンサックス奏者?」
「おう。例えば動画見てみるとかかな!
俺が参考にしてるの動画見せてやるよ。」
すると時田先輩は
自分のスマホで動画を再生し始めると
大海に見せる。
そのバリトンサックス奏者は男性で
オーケストラのソロを吹いていた。
多分栗本先生と同じくらいの年齢。
それはとてもきれいな音色で自分の音とは全く違う。
「すげぇ。プロって凄。」
「だろ?上手くなるにはいろんな演奏を見とくのも良いぞ?」
斉藤先輩は頷く。
「俺はあんまり耳が良くないし自分の音を自慢できるほど上手くない。
かと言って教えるのもあんまり上手くない。
でも良い音を作れば周りの演奏も良くなる。」
「いろんな演奏、、、。良い音。
わかりました!やってみます!!」
ロングトーン。
良い音を作る。
そしたらあいつらにも追いつけるかな。
大海はロングトーンを終え
曲練習をする。
実は最近のルーティンになっていたのだ。
全国までやれることは少ない。
それぞれが自分にできることをやる。
そして行き着いたのがロングトーンだった。
技術では先輩たちには及ばない。
だが良い音を作ることならできる。
だからひたすらに磨くことにしたのだ。
「あの、時田先輩、斉藤先輩。俺は何を練習したら良いですか?」
「あ、、あぁ。」
「、、、ついに大海が練習を。
先輩嬉しいよ。」
時田先輩は泣いている。
「ちょ、、やめて下さい!俺だって真剣なんですよ。」
「あははは、、、。大海の扱いうける。」
斉藤先輩は笑ってる。
「うーん、、、大海。良い音の追求をしてみたらどうだ?」
すると時田先輩は大海に話し始める。
「え?良い音の追求?」
「うん。良い音の追求。」
「うーん、、良い音ってどんな音ですかね?」
「例えばプロのバリトンサックス奏者の音を目指すとかどうだ?」
「プロのバリトンサックス奏者?」
「おう。例えば動画見てみるとかかな!
俺が参考にしてるの動画見せてやるよ。」
すると時田先輩は
自分のスマホで動画を再生し始めると
大海に見せる。
そのバリトンサックス奏者は男性で
オーケストラのソロを吹いていた。
多分栗本先生と同じくらいの年齢。
それはとてもきれいな音色で自分の音とは全く違う。
「すげぇ。プロって凄。」
「だろ?上手くなるにはいろんな演奏を見とくのも良いぞ?」
斉藤先輩は頷く。
「俺はあんまり耳が良くないし自分の音を自慢できるほど上手くない。
かと言って教えるのもあんまり上手くない。
でも良い音を作れば周りの演奏も良くなる。」
「いろんな演奏、、、。良い音。
わかりました!やってみます!!」
ロングトーン。
良い音を作る。
そしたらあいつらにも追いつけるかな。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
夏の決意
S.H.L
青春
主人公の遥(はるか)は高校3年生の女子バスケットボール部のキャプテン。部員たちとともに全国大会出場を目指して練習に励んでいたが、ある日、突然のアクシデントによりチームは崩壊の危機に瀕する。そんな中、遥は自らの決意を示すため、坊主頭になることを決意する。この決意はチームを再び一つにまとめるきっかけとなり、仲間たちとの絆を深め、成長していく青春ストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる