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第九楽章 ドタバタの文化祭

文化祭のステージ

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「えーとあと文化祭のステージ上で何かやりたいことがあったら言ってください。
けいおん部のバンドとかお笑いのコントとかもしやりたい人がいたら!」

「えぇ!バンド!もしいたらカッコよすぎで惚れちゃうかも!」

「ねー!」

クラスの女子が騒いでいる。

まぁ俺には縁のない話だな。

ギターやベースもドラムでちやほやされるために俺は音楽をやってるんじゃない!

本気で!音楽をやってるんだ。

まぁ、、ギターもベースもドラムも弾けないんだけどね。

「へぇー面白そう!私出ようかな?」

「え?ギター引けるの?」

「ううん!弾けないけどボーカルで。」

「ふーん。」

なんか本当にやりそうで怖い。

すると教室の後ろの扉がゆっくりと動く。
1人の男子生徒が匍匐前進で入ってくるではないか。
髪色は茶髪の耳にピアスをつけている。

バレないように若菜の後ろの席に座ろうとする。

「よっ!雨宮!おはよう。」

「ん、あーおはよう。」

おはよう?てか誰だっけこいつ。

「おい。竹下康平。遅刻だ、後で職員室。」

「う!すみません。」

「席につけ。」

「はい、、。」

竹下康平はそのまま席に着く。

「ち!あともうちょっとだったのに。」

こいつ反省してねぇ。

「ん?なんだよ雨宮!」

「い、いやぁ別に。」

「ふーん。」

「あ、竹下。私たちこれからメイド服作る係だから放課後残りね。」

「おう!わかった!
よろしくな。雨宮、若菜ちゃん!」

「うん。」

こくりと若菜はうなづく。

「、、うん。」

なぁに!こいつ若菜をちゃんづけ?
さすが陽キャ。パーソナルスペース近い。

「雨宮、班で男同士だからな。頑張ろうぜ。」

「、お、おう。わかったよ。竹内。」

「いや、竹下だよ。」

雨宮、若菜、日比谷夏、竹下康平は
グループでメイド服を作ることになったのだ。





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