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第9話 お姫様抱っこをしました
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ゲーム部には部員が5人いる。
だが大体の活動では俺とゆうちゃんといちご部長のみである。
残りの2人は幽霊部員に近い。
そのせいで生徒会長が俺たちの部活にやってきた。
「なにかようですか生徒会長」
俺はとびらを開けて部室に入ってきた生徒会長と対面する。
「きちんと活動している人たちはこの部活では3人のみらしいですね」
「まあそうなるか」
「なら即刻出ていってもらえますか」
「いやなんでだ」
「なぜなんてそんなの決まっています3人しかいない部活動は部室から出ていかなくてはいけないんです」
「そんなルールはじめて聞いたぞ」
「いいえいいましたよ現にこの紙に書いているんですから」
そういって俺に紙を見せてくる。
読み上げるとそこには確かに活動している部員が3人のみの場合は部活動を許されないと書かれていた。
「なんでこんな変なルールが」
「まあ変というのはわかりますですがこれもルールなので出ていってもらいます」
「それなら連れてくるので許してはくれませんか」
「……そうですかそれならよいですよただし一ヶ月までしか待つことが出来ません」
「わかりました」
そうして俺たちは幽霊部員を活動させることになった。
「まさか俺たちの学校にあんなへんてこなルールがあるなんてな」
俺はとなりにいるゆうちゃんにそんな話をする。
いちご部長は5人で出場することの出来るゲーム大会を探しておくといっていた。
俺は少しだけ不安だ。
なぜなら今から行く幽霊部員はゲーム部に入部届けを渡して来たと思ったら部室に一回も来ずにそのまま学校自体も来ていない。
ゆうちゃんが困っているからと入部してくれた。
だからきっと活動するならやめるとか言われても仕方がないレベルだ。
ちなみに幽霊部員のお家への行き方はゆうちゃんが知り合いだからお家の場所を知っていて案内をしてくれる。
そして俺たちはやがてたどり着く。
幽霊の館のようなボロボロでありながら大きなお家
「こんなところに住んでいるのか」
「ええ」
ゆうちゃんは俺の質問をきちんと聞いて答えてくれた。
だが俺はそのことばが本当とは思えなかった。
なぜならここが人が住んでいるような雰囲気ではなかったからだ。
それに実はとある噂があってその噂と言うのが新入部員が幽霊であると言う噂だ。
根も葉もない噂であることはわかっているのだがどこかで本当なのではと考えてしまっている気持ちがある。
だってこの家が幽霊屋敷の雰囲気を持っていたから
だから俺は震えた手でドアノブをひねる。
キィィという重々しい音が響く。
がたつきが悪いからなのもあるだろうがもっとこの扉が思い理由がある気がすると思っていた。
そしたらなぜここまで重いのか理由はすぐにわかった。
俺が持っていた違和感とは引きずる感覚だったんだ。
そしてなにを引きずっていたのかというと人だった。
なんか人が倒れていた。
?が何個も頭の中に浮かんで本当にヤバイと思った。
もしかして人が死んだのではなんていう良からぬ考えまで浮かんでくる。
でもその考えがすぐに勘違いであるのだとわかる。
それはその人から寝息が聞こえてきたからだ。
そしてゆうちゃんがこんなことをいってくる。
「もう幽霊さんなにをやっているんですか」
ゆうちゃんは倒れている女性を担ごうとするのでじぶんがお姫様抱っこをする。
髪から甘い香りがしてきて鼻をくすぐってくる。
それに体が柔らかくて少しだけ緊張して手が震えてしまう。
それによくみたら長い髪の間から覗かせる顔がめちゃくちゃ美人だ。
柔らかくて真っ白なほっぺたに俺は少しだけつつきたいと思う。
それに小柄なためかわいいとも思う。
そして俺はやがて寝室にたどりつきベッドに寝かせる。
お姫様抱っこをする前に疑問に思っていたことを口にする。
「幽霊さんってこの人のことか」
「うんそうだよこの人が幽霊咲 夕(ゆうれいさき ゆう)さん僕たちが誘うはずだった幽霊部員の人だよ」
「えええええ」
まじかよ俺は少しだけ驚いてしまった。
よく考えたらこの家にいるのだから普通なんだがどこか予想していた人と違ったしそもそも名前すら今知ったばかりだからだ。
「それでどうしようか」
「どうするって?」
「起こした方がいいんだろうけどたぶんこの人夜中まで仕事をしていたんだろうから悪いなと思ってね」
「仕事ってなんだ」
「ああこの人は実は僕と同じ漫画家でね」
「へえ意外だな……でもゆうちゃんは平気そうだよな」
「まあじぶんは慣れているというのが大きいんだろうね」
「じゃあ幽霊ちゃんは新人漫画家なわけか」
「まあそうなるがそれよりも言うべきことがないかな」
「なんの話だ」
「きみは今なにをしていたんだ」
「うーん?」
俺は少しだけ考えて気がつく。
「ああお姫様抱っこのことか」
「そうよ僕が運べなかったとはいえおかしくないかな」
「そうかあ?」
「そうだよなんでそんなひどいことが出来るのかなあと思ったぐらいさ」
「別にお姫様抱っこをしたぐらいじゃねえか」
「お姫様抱っこをしたぐらい?ねえ見たものの気持ちを考えたことがある?寂しいんだよ悲しいんだよ」
「なんだよまるで嫉妬してるみたいじゃねえか」
「みたいじゃなくて実際そうだよ」
「へ?」
「なにへって」
「いやガチでそうだったのかと」
「なにきみのことを僕がすきだといったよねそれなのにまだわからないの?」
「いやまあはいわかりました」
「なになんでそんなにめんどうくさそうなの」
「別にそういうわけではないんだが」
俺たちがもめているときに幽霊ちゃんがあくびをしながら起き上がる。
だが大体の活動では俺とゆうちゃんといちご部長のみである。
残りの2人は幽霊部員に近い。
そのせいで生徒会長が俺たちの部活にやってきた。
「なにかようですか生徒会長」
俺はとびらを開けて部室に入ってきた生徒会長と対面する。
「きちんと活動している人たちはこの部活では3人のみらしいですね」
「まあそうなるか」
「なら即刻出ていってもらえますか」
「いやなんでだ」
「なぜなんてそんなの決まっています3人しかいない部活動は部室から出ていかなくてはいけないんです」
「そんなルールはじめて聞いたぞ」
「いいえいいましたよ現にこの紙に書いているんですから」
そういって俺に紙を見せてくる。
読み上げるとそこには確かに活動している部員が3人のみの場合は部活動を許されないと書かれていた。
「なんでこんな変なルールが」
「まあ変というのはわかりますですがこれもルールなので出ていってもらいます」
「それなら連れてくるので許してはくれませんか」
「……そうですかそれならよいですよただし一ヶ月までしか待つことが出来ません」
「わかりました」
そうして俺たちは幽霊部員を活動させることになった。
「まさか俺たちの学校にあんなへんてこなルールがあるなんてな」
俺はとなりにいるゆうちゃんにそんな話をする。
いちご部長は5人で出場することの出来るゲーム大会を探しておくといっていた。
俺は少しだけ不安だ。
なぜなら今から行く幽霊部員はゲーム部に入部届けを渡して来たと思ったら部室に一回も来ずにそのまま学校自体も来ていない。
ゆうちゃんが困っているからと入部してくれた。
だからきっと活動するならやめるとか言われても仕方がないレベルだ。
ちなみに幽霊部員のお家への行き方はゆうちゃんが知り合いだからお家の場所を知っていて案内をしてくれる。
そして俺たちはやがてたどり着く。
幽霊の館のようなボロボロでありながら大きなお家
「こんなところに住んでいるのか」
「ええ」
ゆうちゃんは俺の質問をきちんと聞いて答えてくれた。
だが俺はそのことばが本当とは思えなかった。
なぜならここが人が住んでいるような雰囲気ではなかったからだ。
それに実はとある噂があってその噂と言うのが新入部員が幽霊であると言う噂だ。
根も葉もない噂であることはわかっているのだがどこかで本当なのではと考えてしまっている気持ちがある。
だってこの家が幽霊屋敷の雰囲気を持っていたから
だから俺は震えた手でドアノブをひねる。
キィィという重々しい音が響く。
がたつきが悪いからなのもあるだろうがもっとこの扉が思い理由がある気がすると思っていた。
そしたらなぜここまで重いのか理由はすぐにわかった。
俺が持っていた違和感とは引きずる感覚だったんだ。
そしてなにを引きずっていたのかというと人だった。
なんか人が倒れていた。
?が何個も頭の中に浮かんで本当にヤバイと思った。
もしかして人が死んだのではなんていう良からぬ考えまで浮かんでくる。
でもその考えがすぐに勘違いであるのだとわかる。
それはその人から寝息が聞こえてきたからだ。
そしてゆうちゃんがこんなことをいってくる。
「もう幽霊さんなにをやっているんですか」
ゆうちゃんは倒れている女性を担ごうとするのでじぶんがお姫様抱っこをする。
髪から甘い香りがしてきて鼻をくすぐってくる。
それに体が柔らかくて少しだけ緊張して手が震えてしまう。
それによくみたら長い髪の間から覗かせる顔がめちゃくちゃ美人だ。
柔らかくて真っ白なほっぺたに俺は少しだけつつきたいと思う。
それに小柄なためかわいいとも思う。
そして俺はやがて寝室にたどりつきベッドに寝かせる。
お姫様抱っこをする前に疑問に思っていたことを口にする。
「幽霊さんってこの人のことか」
「うんそうだよこの人が幽霊咲 夕(ゆうれいさき ゆう)さん僕たちが誘うはずだった幽霊部員の人だよ」
「えええええ」
まじかよ俺は少しだけ驚いてしまった。
よく考えたらこの家にいるのだから普通なんだがどこか予想していた人と違ったしそもそも名前すら今知ったばかりだからだ。
「それでどうしようか」
「どうするって?」
「起こした方がいいんだろうけどたぶんこの人夜中まで仕事をしていたんだろうから悪いなと思ってね」
「仕事ってなんだ」
「ああこの人は実は僕と同じ漫画家でね」
「へえ意外だな……でもゆうちゃんは平気そうだよな」
「まあじぶんは慣れているというのが大きいんだろうね」
「じゃあ幽霊ちゃんは新人漫画家なわけか」
「まあそうなるがそれよりも言うべきことがないかな」
「なんの話だ」
「きみは今なにをしていたんだ」
「うーん?」
俺は少しだけ考えて気がつく。
「ああお姫様抱っこのことか」
「そうよ僕が運べなかったとはいえおかしくないかな」
「そうかあ?」
「そうだよなんでそんなひどいことが出来るのかなあと思ったぐらいさ」
「別にお姫様抱っこをしたぐらいじゃねえか」
「お姫様抱っこをしたぐらい?ねえ見たものの気持ちを考えたことがある?寂しいんだよ悲しいんだよ」
「なんだよまるで嫉妬してるみたいじゃねえか」
「みたいじゃなくて実際そうだよ」
「へ?」
「なにへって」
「いやガチでそうだったのかと」
「なにきみのことを僕がすきだといったよねそれなのにまだわからないの?」
「いやまあはいわかりました」
「なになんでそんなにめんどうくさそうなの」
「別にそういうわけではないんだが」
俺たちがもめているときに幽霊ちゃんがあくびをしながら起き上がる。
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