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しおりを挟む途中の街々で情報収集をしながら、真っ直ぐに魔術都市を目指す。得た情報によると魔術都市に入るには、中々の金がかかるらしい。一人あたり金貨一枚が税として徴収されて、街の運営に回されるのだそうだ。その些か高額な入街税については行ってみればわかる、と皆が口を揃える。
また、魔術都市に向かうための魔導具も開発されており、その飛行型の魔導具に乗るためには高額な費用がかかるそうだ。まぁ、そんな人を飛ばせるような魔導具を使う為には大量の魔石が必要になるからな。当然だろう。飛行型の魔導具で1週間。安全に徒歩で行こうとすれば半年はかかるらしい。
とはいえ、俺達は高ランク冒険者だ。金は出そうと思えば出せる。だが俺達はそれを選ばなかった。直線距離で行けるが、強力な魔物が出没する道を通ることに決めた。危険すぎるため、普通は通らない道なのだそうだ。そこを突っ切って行けば、徒歩でも1ヶ月で辿り着ける…らしい。らしい、というのも、そこを通ったという命知らずな冒険者も居ない為に情報が無いのだ。
街を出て暫く進めば、見渡す限り植物も殆ど生えないような広大な砂漠が広がるばかりだ。まぁコクヨウのおかげで迷ったりすることもなく進むことが出来ている。確かに進んでいるんだがこんなにも景色が変わらないと、本当に世界に二人きりで取り残されているみたいだ。
「コクヨウ…ん…」
「ふふっタカミ…すき…」
「おい…待てっ…こんな外で…」
「やだ…?」
「…駄目だ…」
「むぅ…じゃあ抜くだけ…ね?」
「…っ…早く終わらせろよ…」
「うん」
こんなところを通るような特異な人間は俺達以外に居ないのだが…まぁそれでも人目を遮ることの出来ない場所でスるのは恥ずかしいものだ。テントもあるのだからその中で…と思うが、コクヨウは外で致したいらしい。
満点の星空の下で何をしているんだか…。とはいえ触られれば気持ちがいいと思ってしまう。更に俺と何度もシているからな。いい所も把握されている。段々手馴れて来てんだよな。
「んぐっ…」
「ふっ…タカミのと擦れあって…きもちい…ね?」
「ばっ…黙ってやれ…」
「うん…」
兜合わせで擦り合わせる。互いの先走りで濡れていく。くちゅくちゅという水音があたりに響く。俺の羞恥を煽ってくる音に耳を塞いでしまいたくなるが、コクヨウがそれを許さない。使っていない方の手で俺の手を取り繋ぐ。そして顔を傾げ、舌を絡めたキスをしてくる。
「…っ…ちゅっ…ん…ぁ…」
「……ん…」
「ん……ふっ…もう…」
「うん…いっぱい…出していいよ」
「はっ…くっ…あぁっ…」
「ン"っ…はっ…」
手に付いた吐き出した白濁を舐めようとするコクヨウ。サッとクリーン魔法で白濁を消し去った。若干俺をジトっとした目で見てくるが、俺は間違ったことはしていない。
「タカミ…大好きだよ。」
「おう」
「寝ていいよ。僕が見張りするから。」
「ん、交代するから起こせよ。」
「うん、ねぇ冷えるからくっついててもいい?」
「おう、いいぜ」
「ありがとう。」
見張りをしてくれるというコクヨウの足の間に収まり、コクヨウを背凭れに眠りにつく。昔からずっと隣にあった体温だ。もはや眠る時には欠かせない。それをわかっていてコクヨウも側にいるように言ったのだろうな。
それにしても…コクヨウの悲しげな表情の原因は未だにわからないままだ。けれど、少しだけわかったことがある。コクヨウが悲しそうな顔をするのは俺を見ている時だけだ。おそらく俺が原因の一端ではあるのだろう。
それが分かったところで人間関係に疎い俺には察してやる事ができない。我ながら、情けない。もっと人の気持ちの分かる人間でありたかったが…難しいよな…。
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