白の皇国物語

白沢戌亥

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18巻

18-1

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 彼女の治世は短かった。
 三九ヶ月。一年にも満たないその間に彼女が残したものは、決して多くはない。
 だが、歴代皇王のうち、彼女ほど鮮烈な印象を民に残した者もいない。
 彼女は救い主だった。
 彼女がいなければ、皇国の現在の発展はなかった。
 しかし、彼女を示すものは皇国内にあまりにも少ない。
 剣の姫と呼ばれ、その武威をあまねく示した彼女の足取りは、果たしてどこへ通じているのだろうか。


 ――――皇国暦一八八九年刊行 『剣の皇王エリザベーティア』序文



 第一章 皇太子エリザベーティア



 神獣〈イペイラポス〉が、ひとりの女性を呼び出し、〈アルトデステニア皇国〉の皇太子レクティファールと戦わせている。
〈イペイラポス〉を守るかんなぎの一員――フェンにとって、その光景は理解の埒外らちがいにあった。
 しかし、彼に〈イペイラポス〉の行うことが間違いであるという発想はない。
 目の前にいる女性が、あの滝の裏側にある封印晶でずっと眠っていた人物だと気付いても、フェンは黙って戦いを見守るだけだった。


「〈イペイラポス〉!」
〈エリザベーティアと戦え、レクティファール〉

 神獣の言葉は冷厳であった。
 レクティファールは自らに向かってくる女性――エリザベーティアの攻撃をらし、弾き、そのすきに何度問いかけても答えは変わらない。
 逆に、レクティファールの傷が増えるばかりだった。
 エリザベーティアの繰り出す攻撃は、一時的にせよレクティファールの演算速度を凌駕りょうがしていたのだ。

「ちっ」

 レクティファールが、力場で加速させた刃をエリザベーティアに向けて振り抜く。
 切先に水蒸気すいじょうきき、常人であれば知覚することもできない速度で迫る刃を、エリザベーティアはさらにそれを上回る速さで回避する。
 ぐっと身を落として刃を避けると、レクティファールの身体を両断するべく、一気に光刃を振り上げる。

「ふっ」

 レクティファールは短く呼気をき、光刃の残した風を感じられるような最低限の動きで、エリザベーティアの攻撃を回避する。
 だが、この回避行動さえ読まれていた。

「レクティファール!」

 エインセルの悲鳴が、レクティファールをさらなる緊急回避へと差し向けた。
 彼は利き足の下に強化型の力場を形成し、身体中の骨格がきしむのも無視して、その場から飛び上がった。
 次の瞬間、レクティファールのいた場所を残像とともに光刃が通過した。
 やはり、〈皇剣〉はこの攻撃を感知できなかった。
 レクティファールは、〈皇剣〉の回避機能なしで戦うことをいられていた。

「ウィリィア! レクトの援護を!」
「無理です!」

 ウィリィアはメリエラの言葉を一瞬で切り捨てた。
 彼女も、そんな言葉を主人に告げるのは業腹ごうはらであったが、事実は事実として伝えなくてはならない。
 また、もし主人が自分も前に出ると言ったら、それも止めるつもりだった。

「レクトと戦っている女性が、本当にエリザベーティア様なら、この神域で勝てる存在は誰もいません! ここはエリザベーティア様の世界、エリザベーティア様が神です!」

 正確に言うならば、〈イペイラポス〉がエリザベーティアに合わせて作った世界だ。
 神気によってメリエラの調子が乱されたのも、思えばこの戦いに参加させないためだったのかもしれない。

「じゃあ、レクトは!?」
「大丈夫です。〈皇剣〉は対神族用の兵器でもありますから、神域での戦闘も想定されています」

 神域に入ったとき、レクティファールは少しの異常も感じていなかった。
 それは〈皇剣〉が神域にあってなお、その機能を十全に発揮している証拠である。
 ただ、〈皇剣〉が十全の状態であったとしても、扱う者が未熟であれば神域を制することはできない。

「でも、負けはありません。ここには姫さまがいて、わたしがいる。レクティファールは負けません」

 ウィリィアはそうつぶやき、戦場を見る。
 彼女の目には、刃の残した残像と時折またたく火花しかもはや見えない。

「大丈夫です」

 それは、メリエラに対する言葉であり、自分に対する言葉でもあった。
〈皇剣〉と同じように、戦うために造られ、しかし今ここでは戦うことができない自分を慰めるための言葉。
 ウィリィアはメリエラの手を握りめ、力なき姫君のように戦いを見守るしかなかった。


 ――何故なぜだ、と思うのは、メリエラが皇国で生まれ育ったからだろう。
 彼女は平均よりもすぐれた教育を受け、自国に対する真摯しんしな愛情をつちかうことができた。
 それゆえの疑問だ。

「どうしてあの方が、レクトと戦うの?」

 そもそもからして、メリエラは目の前で繰り広げられる戦いを認めることができなかった。

「オオオオオオオオッ!!」
「ハァアアアアッ!」

 肖像画しょうぞうがよりも幾分か若い姿だが、メリエラにはレクティファールと剣を交えている相手が、第三代皇王『剣の姫』エリザベーティアにしか見えなかった。
 馴染なじみのある〈皇剣〉の波動と変わらないものを、エリザベーティアから感じ取っていたからだ。

何故なぜ、あの方が生きているの……? もう一五〇〇年近くも前に亡くなったはずなのに……!!」

 戦いは熾烈しれつそのものだ。
 レクティファールは〈皇剣〉の力を間違いなく使っている。それも、かなりの出力を引き出している。
 だが、それでもなおエリザベーティアが圧倒していた。
 周囲の木々を根こそぎ吹き飛ばしかねないほどの風の中で、メリエラはエインセルを背にかばいながらレクティファールの姿を追う。

何故なぜだ! 何故なぜあなたが私と敵対する!!」

 レクティファールのさけぶような問いかけも、エリザベーティアの動きを止めるどころか、にぶらせることさえかなわない。

「…………」

 そればかりか、エリザベーティアは笑みさえ浮かべてレクティファールに連撃を加えていく。
 まるで積み重ねた憎しみを晴らすかのように――


         ◇ ◇ ◇


 皇国暦五一五年。
 皇太子エリザベーティアは、北方防衛の任を一時的に離れ、皇城へと戻っていた。
 建造途中の皇城は、各所で建設作業員の姿があふれ、皇城職員たちの喧騒けんそうと合わせて戦場と同じほどに騒がしかった。

「――どこに行っても、騒がしい」

 エリザベーティアは眉根まゆねを寄せて不満を口にしたが、それを聞きとがめる者はいない。小言が多い従者は、彼女の武具とともに従者用の待機室にいるはずだった。
 戦況報告を済ませてさっさと自室に戻ろう――エリザベーティアは不機嫌さを隠さないまま歩き出した。
 その直後、彼女を呼ぶ声が背後から発せられた。

「でーんか」

 鈴を転がしたような幼い声。だが、その声のうちには、成熟した理性がひそんでいた。エリザベーティアは溜息ためいききつつ振り返り、視線を下方に向ける。

「なに、ルキーティ。忙しいんだけど」

 自分の胸下にも届かない妖精に対するエリザベーティアの態度はかたくなだ。
 それもそのはずで、これまで同じように話しかけられたときは、自覚している弱点について散々莫迦ばかにされてきたからだ。
 また同じように莫迦ばかにされるのだろうと身構えると、妖精は期待にこたえんとするかのように嬉しそうに口を開いた。


「また、戦場で迷って捜索隊が編成されたそうじゃない。これで何度目?」
「――五回目」
「七回よ。捜索隊に連れ戻してもらったのは五回だけど、賢い馬があなたという荷物を背負って陣まで帰ってくれたことが二回あったでしょう?」

 エリザベーティアは、致命的なまでに自分の位置と目的地の相対関係を理解することができない体質――方向音痴おんちだった。
 見えている目的地にさえ辿たどり着けないこともあるほどだ。
 城の中で迷うことなど日常茶飯事である。だから、自覚のあるエリザベーティアは日頃は常に同じ道程を辿たどることで、かろうじてそれを防いでいる状態だった。

「わざわざ、それを言いに来たの?」
「いえ、外を歩いていたら見かけたから、声をかけただけ」

 エリザベーティアは、目の前の妖精を全力で蹴飛ばしてやりたくなった。
 だが、皇城内で武力を用いることは皇王以外に許されていない。
 それが皇太子であったとしてもだ。

「時間があるなら、北方の戦況について色々聞かせてほしいんだけど……」

 ルキーティはそう言って、エリザベーティアの周囲を飛び回る。
 だが、当のエリザベーティアは冷たい眼差まなざしをルキーティに向けるだけで、口を開こうとはしなかった。

「あら、怒っているの? それとも体調でも悪いのかしら?」

 建国以前から皇王の近くにいるルキーティは、初代皇王とともに独立戦争に参加した者たち以外にとって、非常に扱いに困る存在だった。
 本人が望めばきらびやかな地位にくことも容易たやすいというのに、彼女はまったくそうしたことに興味を示さない。
 今彼女がもっとも熱意を注いでいるのは、初代皇王から手伝いの駄賃としてもらった旧帝国の古ぼけた銅貨三枚を元手に始めた〝商売〟だ。
 最初は銅貨で炭を買い、廃材の板に『妖精の宅配便』と書いて小さな荷物を運ぶことから始め、やがて皇国建国の大きな波に乗って商人として大成した。
 何故なぜ商人になったのかと問えば、「お金もうけには終わりがないから、ずっと退屈せずに済む」と初代皇王に勧められたという答えが返ってくるはずだ。
 もっとも、初代皇王が現在のルキーティの姿を想像していたかといえば、おそらくそのようなことはないだろう。
 初代皇王は単に、できるだけ長く暇をつぶせる〝何か〟をルキーティに教えただけで、すぐに別のことに興味が移るだろうと考えていた節がある。

「陛下に戦勝報告をするなら、もっと嬉しい顔しないとだめじゃない? いろんな人が見てるんだから」
「あなたにそんなこと言われるなんてね。明日は魔導弾でも降るのかしら」

 エリザベーティアの冷たい態度を見ても、ルキーティはまったく態度を変えない。妖精は基本的に自分本位であり、他人が何を考えていようと気にも留めない。
 ルキーティは、多種族の中で暮らしているという点では例外に近いが、それでも妖精種であることに変わりはなかった。

「あ、そうそう、あまり陛下を困らせないでよ。あなたが言いたいことは分かるけど、陛下にだってできることとできないことがあるんだから」

 ルキーティがわずかに口調を変える。
 周囲に聞こえるか聞こえないかくらいの絶妙な大きさの声は、エリザベーティアを責めているように聞こえた。

「あなたの方が武の才は上だろうけど、軍ばかりを優先していたら国が立ちいかないわ」
「わたしはわたしが求められた役目を果たしているだけ。そのためにこの国に連れてきたんでしょう?」
「それは……」

 ルキーティはエリザベーティアの反論に言葉を詰まらせた。
 エリザベーティアは常に、彼女を『余所者よそもの』と見る目にさらされ続けてきた。おそらく皇王に即位したとしても、その視線が完全に消えることはないだろう。
 三代目にして国外出身者を次期皇王に迎え入れることになった皇国では、様々な議論が巻き起こり、その都度つどエリザベーティアは不快な声を聞く羽目になった。

「心配しなくても、余所者よそものだからって手を抜いたりしない。代わりに、言いたいことは言わせてもらうけどね」
「――そう、なら仕方がないわね」

 ルキーティは肩をすくめてふわりと浮き上がった。

「念のために言っておくけど、わたしはあなたが嫌いじゃないわよ」

 それだけ言い捨てて、ルキーティは廊下から庭園へと飛び出し、そのまま空へと消えていった。おそらく、どこにあるか誰も知らない彼女の家に戻るのだろう。
 エリザベーティアはそれを見送り、自室に向かって歩き出した。


 第二代皇王フィリップス。
 皇国史上においては、内政を得意とする皇王として知られている。
 彼の治世は五〇〇年にも及び、この時期に皇国の土台が固められたのは間違いない。それほどまでに彼は治政家として優秀であり、彼がいなければ皇国は建国の混乱を抑えきれずに崩壊していたとまで言われている。
 しかし、彼の評価にはもうひとつの側面がある。
 皇国史上〝もっとも戦下手いくさべたな皇王〟というものだ。
 彼が皇王として戦場に立ったのはわずかに八回。五〇〇年の治世でたった八回というのは、在位期間で平均した場合、間違いなく歴代皇王でもっとも少ない。
 逆にもっとも多いのは、彼の次の皇王エリザベーティアで、在位三九ヶ月で一〇〇を超える。
 ともあれ、彼の評価の大半は軍事以外の国政にかたよっている。それは確かなことだった。


「――あまりにも専横が過ぎます!!」

 大会議室に怒号が発せられ、それに同意する声が次々と上がった。

「いかに皇太女殿下とはいえ、これほどまでに国政に口を出されては国が立ちいかない!」
「軍才はおありでしょう。しかし、武ばかりが国を動かしているわけではない。それを支える国力は、政治によってあがなわれていることを理解しておられるのか」

 フィリップスは一段高い上座かみざに座り、官僚たちが自分の後継者に批判の声を上げているさまを黙って見つめていた。
 皇王に対する暴言は自制されることが多いが、まだその地位にない皇太子相手となるとたがが緩むらしい。

「北方の守りは確かに重要だ。しかし、これほどの軍備を支える予算も人も、我々には用意できようはずもない」

 壮年の財務官僚がにらんでいるのは、机の上に広げられた国防予算の要求書だった。
 そこには、エリザベーティアを筆頭とする武官たちから、国家予算の一割を超える予算請求があったことが記載されていた。

「殿下は何をお考えなのだ!」
「もし殿下が皇王となられたら、果たしてどうなってしまうのか……」

 官僚たちが怒り、おびえているさまを、フィリップスは感情を感じさせない瞳に映し続ける。
 淡々と官僚たちの会議を眺めるようになったのはいつからだろうか。
 かつての彼は、彼らの議論を活発化させ、より良い方向へと導くために、適度な口出しをしていた。これが正しいことかどうかは分からないが、初代皇王に見出されるまで帝国の地方役人だった彼にとって、国を支える官僚たちとの意見交換は心安まる時間だった。
 だが、それも随分と昔のことだ。
 エリザベーティアが皇太子として国外から招かれる数年前から、彼は自分の感情が一層希薄になっていることに気付いていた。〈皇剣〉と自分の境界が曖昧あいまいになりつつある――フィリップスはそう感じていた。
 おそらく、彼の妃たちも同じように感じているだろう。そして、そのことが彼の終わりを示すのも分かっているようだった。
 今の日々は貴重なはずなのに、フィリップスは感じ取ることができない。それでも家族とともに過ごしていられるのは、五〇〇年に及ぶ〈皇剣〉との付き合いで学んだ、人としての姿を真似まねすべを駆使しているからだ。
 せめて子どもの前では父でありたい。
 孫の前では祖父でありたい。
 欲望というものさえ薄れていく中で、フィリップスは必死に人のふりを続けている。

(時間がない。エリザベーティアよ、そなたはこの国をなんとする?)

 フィリップスが視線をわずかに伏せたそのとき、これまで気勢を上げていた者たちとは逆側の席を占める者たちが反論の声を上げた。

「何を言っている! 殿下のおっしゃることはなにも間違っていない!!」

 そちらにいるのは、様々な色合いの軍装をまとった武官たちだ。

「貴様らは国界くにざかいの現状を理解しているのか!! 今は初代陛下の頃とは訳が違う! 西も北も平気で我々に牙をくような連中ばかりなのだ!!」
「黙れ! 今の発言がその諸国に漏れてみろ! 余計な小競り合いが起きる! 頭まで筋肉でできているのか軍務庁はっ!! 外交庁として発言の取り消しを要求する!!」
「黙るのはそっちだ、クソの役にも立たない交渉屋気取りの詐欺師さぎしどもめ!! 貴様らが交渉をまとめると請け負うから任せたのに、連中は貴様らが渡した物資で武器を買って、我が国の兵を殺したんだ!!」
「――まあ、二重の損でしたね、あの交渉は。交渉で予算を持っていかれ、戦闘でもその後の補償でも」
「お前たちはどちらの味方だ、かね勘定かんじょうばかりの金貸しめ!! お前たちが予算をしぶらなければ、もっと多角的な交渉ができたんだ!!」
「金貸しだとー! 少なくとも、お前らの味方ではないわ、この無能め!! 自分たちの失策をこちらに押しつけるな!! お前らもだ、軍の犬! 行政が軍の言いなりになって予算ばかり要求しやがって! お前らがもう少し頼りになれば、国界くにざかいももう少し静かになる!!」
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