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ゴーレムは電気ウナギの夢は見ない?
Hゴーレム・破?
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ヤバいヤバいヤバいヤバい
イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。
果てなく続く、ゴーレムプレイ
「イっ、ヒッ!!、ヒアッ、んなぁっ!!」
ワタシは何度目かわからない絶頂を迎え、ガクガクと腰を痙攣させた。
どのくらい経ったのか、まだ最初の一体目。
こんなの続けるなんてムリぃ
そもそも、ゴーレムに頭が無い時点で……
萎える。
乗れない。
でも、刺激される絶頂は止まらない。
心と身体だが相反する。
「ひっ!、いっ!!」
ぢゅぶっぢゅぶっとゴーレムチンPがワタシの秘穴を濡らして、音を立てて出入りしてる。
「ダメェっ!!」
ワタシは口から泡を吹いて何度目かの気を失う、でも直ぐに呼び起こされる、ゴーレムは止まらないから。
「んああっ!、ひぎぃっ!!」
ガコンと分厚い扉が開き、部屋に誰か入ってきた。
「なんじゃ、お前はまだ一体目なのか?」
入って来たのは、ここのゴーレム工房の長、ドマ・オナーペッツ
って、ふざけんなジジイっ!
「そっちのむすめゴは、3体目じゃぞ?」
ワタシは視線をルナリアに向けた。
彼女は相変わらず、イケずに喘いでる。
でももう、抵抗する気力も失ってる、
「あ……う……ああ…………」
ゴーレムの強めのファッキングに、ユサユサと体を揺すられてる状態。
これだけされてイクことが出来ないとか、地獄だわ。
一方でワタシは、イキっぱなし状態のまま犯され続けてる。
「ひー、あひっ!、やー、やだぁ、こ、こんなぁ、止めてぇ!…」
ルナリアの場合、ゴーレムの命の液フェーズがないので、ある程度の間隔で次のゴーレムが入る。
だけどワタシは違う。ゴーレムをイカさないと、その1体が終わらない。
ワタシの方がキツイんじゃないのコレ!?
受けた当初は、ゴーレムに土属性の精霊が宿っているとの話しだったから、『促してやればいい』、とか思っていたけど、頭が造形されていないので…
表情がわからない、
感情がわからない、
あったとしても所詮は動く人形、精霊の状態なんてわかるはずもない。
そもそもワタシは精霊の存在を認識できない。
迂闊にも程がある。
ワタシバカよね~お馬鹿さんよね~♪
と後ろ指差されるレベルの愚かさ。
そんな歌があった気がする。
ちょっと考えればわかることよね、こんなただ動くラプドールをどうやって、絶頂へと導けばいいのか、促せばいいのか、さっぱりわからない。
コレじゃあワタシはただ、ゴーレムにズコバコされているだけじゃん!
って事になる。
ほんとアホだったわ。
ワタシの悶えっぷりにドマ氏も、唸ってる。
「うーん、さすがにコレはちょっとキツかったか?」
ちょっとじゃない、すげーキツイのよ!
ルナリアとは相反するけど、コレも拷問。
「おね、お願い……もう、もういやぁ、壊れちゃう……」
「コレじゃぁ土の妖精に『女の喜び』は教えられんな……」
だから、その考えが間違いだっちゅーねん
「……まあ、もうちょっと頑張ってくれ」
は?
ドマが部屋を出て行こうとする。
「ダメェっ、まって、いやっ!、ひっ!!、いやぁ、ああっ!!!」
ドマ氏を呼び止めようとしたけど、襲うアクメに飲み込まれる。
一段と激しく、ゴーレムがファッキングしてくる。
「いやっ!!、イヤっ!!!、やめてやめてやめてぇ!、ヤメテェェェェ!!!」
チンPが太くなり、マシンガンの様なガン付き、そして……遂に放った。
擬似命の液を
「ああっ、いひぁっ……」
ドクドクとワタシの中に生暖かいモノが注がれた、ワタシは痙攣する。
途端に動悸が激しくなる。身体中が熱くなり疼く。
「はあ、んああっ!!……なあっ」
今までよりも一段と性感が刺激されてきた。
……これ催淫効果だわ、嘘でしょ?
あんの、クソジジイ!、ゴーレムに何を仕込んでんのよ!!
……
と、いったワタシとルナリアの有様を、皆が控える執務室にてドマが説明し、併せて、H専用ゴーレムについて延々と、自慢げに語ったそうな……
ドマから話を聞いたスノウがため息をつき、マティは目頭をつまみ首を横に振った。
「スノウ、ヤバくない?」
「ええ、私もそう思いますマティさん。そろそろ止めに行かないと、この村でも惨劇が起きそうですね」
説明を終えたドマが訝しむ。
「なんだ、お前達は何を言っとるんじゃ?」
スノウがドマに対しニコリと微笑む、しかしその笑みには怒りが滲んでる。
「罪は罪でありますが、罰にも程度があります。特にエムさんは、ルナさんの罰の一部を身請けしたにすぎません」
「同じ徒党じゃろうが、冒険者のクセに『心身同結』という言葉を知らんのか?」
「存じ上げません」
微笑みを崩さないスノウの額には青筋が立っている。
「うわっ、めっちゃ怒ってる…」
ケティがボソリと呟く。
「貴方のした事は、エムさんをブチ切れさせるだけです」
「ブチ切れる?、なぜ?、あのオナゴはヒーヒーとヨガっていたぞ?」
『ダメだこりゃ』
オスター以外の皆がそう思った。そんなオスターがスノウに質問する。
「彼女を怒らせるとどうなるのかね?」
「最悪この村が一瞬で消滅しますね」
答えたのはマティだった
「え?」
「それだけのことをしかねるのが、エム姉様です」
「ば、バカを言うな、その様な事できるわけがなかろう、あやつは冒険者等級Cじゃろうが!」
「等級と実力は比例しません」
ドドーンっっ!!!
突然建物全体を震わす衝撃が走った。
「な、なんじゃ??」
「これは……」
オスターが窓まで行き外を見た。執務室は3階、地上階から灰色の煙が湧き上がっている。
「地下……ですな」
「なんじゃと!?」
「ああ、じゃあもう手遅れですね」
「なに!?」
……
村長舎から皆が外へと避難した。その数を見ても、人の数は数十人程度、建物規模からすると、やはり圧倒的に少ない。
衛士長も、部下を連れてやって来た。
皆、野良作業姿、言われなければ衛士だとわからない。
「ながはどげなっ?」
オスターが答える
「耐火仕様のゴーレムを消火にあたらせています」
「ひもどぉわ?」
「地下ですね、恐らく工房でしょう」
「ドマや!、おめぇなにさしだがぁ!?」
「わしじゃないわい!!」
「……んだば、むすめごふだりはどずだ?」
「まだ中ですね」
「そりゃあがんだ……」
ドドーン!!、どガンっ!、ガラガラガラ…
「んな!?」
建物の壁をブチ破り、ゆらり出てきた人影…
『!?』
その正体を見た全員が驚き、スノウ達は戦闘態勢をとった。
1人驚愕に声を上げるドマ
「め、メ型じゃと!?」
首のない人形、人型のゴーレム、それも動かないはずの『女体型』が、おぼつかない足取りで歩いてくる。
「精霊が宿ったのか!?」
ドマが目を輝かせ、一歩前に出ようとしたがスノウがその前に出た。
「おい、なんじゃ!?」
「アレは変です」
「何?」
メ型ゴーレムは、カクカクと妙な動きを見せると、バっといきなり四つん這いになった。
全身を深く沈み込ませ、そして凄まじい勢いで走り出した。
一瞬でスノウの目の前に迫ったゴーレム。
ドマを背中で押しやり、開いた拳で掌底を叩き込もうとしたスノウ、しかし、そこにゴーレムの姿は無かった。
「なっ!、かわされた!?」
警戒していたマティとケティさえも、その動きを捉える事が出来なかった。
「うおああああっ!?」
ドマの叫び声にスノウは振り返った。
ゴーレムは右腕を逆関節に曲げドマの首根っこ掴んで背に乗せ、四つ足の獣の様な走法で走り去っていく。
「あの一瞬で、あそこまで…」
スノウが追う。
「ケティもスノウを追って、私はエム姉とルナさんを探して来る」
「わかった、マティ」
ケティが大槍を肩に担ぎスノウを追って走り出した。
「ニクとサンは、ここにいて」
「う、うん」
「サン、ここにいる」
……
「人1人担いでなんて速さなの……」
スノウの足でも全く追いつがない
人とは、間接の駆動範囲が違う、恐らく膂力も常識外に高い。
ゴーレムは森の中に入って行ったが、スノウはゴーレムを見失ってしまった。
「どこに……」
足を止め、耳を澄ませて周囲を探るスノウ。ゴーレムは気配を発しない、代わりにドマの気配を辿る……
「……こっちですか!」
…
「や、やめ、な、何をするんじゃ!、わしはお前の創造主じゃぞ!」
ゴーレムは、森の奥まで来ると、開けた場所で、ドマを投げ落とすと彼に馬乗りになった。
「な、なにを……」
ゴーレムはドマのズボンを引きちぎった。
「なっ!?」
ぽろんと飛び出した黒く萎びたサオ。
ゴーレムは自らの股間に手を添え、作り物の秘穴に指を添え自慰行為に及ぶ、その指にヌラヌラとした粘液がまとわりついた。
「ま、待てっ!、ちょっと待て!!」
そして、その彼のサオを粘液に濡れた手で撫で回した。
「う、うおおっ!」
すると、ムクムクと勃起していく。
「わ、わしの枯れたサオがぁ!!」
ゴーレムは、牛の乳を搾る様な手つきでドマのサオを擦り上げる。
「うっ、おおっ!」
ゴーレムは手を離すと、腰をドマのサオの上に落とした。今度は粘液に塗れた秘穴の口で彼のサオ挟み、腰を前後させて素股で滑らせる。
「くはぁっ!!、こ、これは、うおおっ!!」
ドマは悶えた、メ型ゴーレムにも催淫をもたらす淫液を仕込ませてあった。
サオを通して、彼の性感が刺激される。
「うああ、おああっ!!」
ドマがイキそうになり腰を持ち上げると、ゴーレムは腰を離した。
「あ、ああ?」
ブルッと直立し、ビクンビクンと震えるドマのサオ。
「な、なぜ止めるのじゃ……」
ゴーレムは、そのまま直立したドマのサオに向かって腰を落とした。
「!?」
ゴーレムの秘穴がくぱっと口を広げ、ドマのサオ先端を咥え込み……そのまま奥へ入れて、根本まで収まった。
「お、あああっ」
ドマが歓喜の声を上げる。
「おお、さ、最高だ、ああ、す、素晴らしいいいぃいい!!!」
ゴーレムが腰を上下に揺らし始めた
ゴーレムが秘穴でドマのサオをシゴキまくる。
「おあっ、うおおおおっ!!」
最初はゆっくり動いていたゴーレムのピストンの激しさが増す。
ぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷと、リズムカルに緩急をつけて、ドマの性感を刺激していく。
「うおお!!、おおおっ!、おおおおおっ!!」
更にメ型ゴーレムの腰使いの激しさが増す。
「うおお、もう、もうダメだ、出る!、出てしまうっ!!」
ドマは腰を震わせる、そして…
「はうっ!」
ビゅびゆっと命の液をゴーレムの中へと放ったのだった。
「ハァ、ハァ、ハァ……まさか、年老いたわしのサオからまだ出るとは………素晴らしい、もっと味わいたい……」
すると、ドマの言葉に応じたのか、再びゴーレムが動き出した。
それも騎乗位のまま。
「おああっ!!」
……
既にゴーレムに追いついていたスノウだったが、同じく追いついていたケティと共に、ゴーレムと交わるドマの痴態を物陰から黙って眺めていた。
「男ってあんなのでもいいんだね」
「先程の話を聞く限り、あの方はそう言った特殊な性癖の持ち主じゃないですか?」
「そうなのかなー…」
「それに…あのゴーレムからは淫媚な匂いがしますね」
「魔香?」
「魔香なら、近くにいる私達が影響を受けるはず。どちらかと言えば魔薬でしょうか?、いずれにしてもゴーレムに仕込まれてる様ですね」
「ふーん、…あ、また出した。元気なお爺ちゃんだね」
「魔薬のせいですよ」
おうおう言いながら、恍惚な顔をして命の液を放つドマ、それでもゴーレムは全く止まる気配がない。
「うおっ!、出る!、また出る!!、ひっ!」
どちゅっどちゅっどちゅっと、溢れ出た命の液と魔薬の粘液を撒き散らし、ドマの命の液を搾り尽くさんとばかりにゴーレムが腰をふるう。
「ひっ!、うあっ!!、おおおあおっ!!」
何度目かのドマの絶頂、魔薬のせいで性欲が収まらない。
「もういい、もう止まれ!!、出ない、これ以上出ない!!、うおおっ!!」
言いながらも命の液をサオから吐き出す。
それを吸い上げるメ型ゴーレム。
「おー、ああっ!!」
ドマは、ゴーレムの腰を掴んで引き剥がそうとするが、びくともしない。
「や、やめ……ぎゃっ!!」
ドマが悲鳴を上げた、様子が変だ。
ドマは顔を青ざめさせ、苦痛に顔を歪め、必死にゴーレムを引き剥がそうとする。
「も、もげ、もげる!!、痛い痛い痛いっ!!!」
「!」
スノウとケティはその異変に気づき、動こうとしたが、既に手遅れだった。
ブチんっ
「んぎゃあああああああっ!!!」
ドマの絶叫。
ゴーレムとドマの結合部から血が噴き出した。
ゴーレムが立ち上がると、ドマは両手で股間を抑え、激痛にのたうち回った。
手の間から大量の血が流れ出ていた。
「わ、わしのぉ!!、わしのサオがああああぁっ!!」
「あー……」
スノウとケティは、理解した。
ゴーレムがドマのサオを、その秘穴で千切ったのだと。
ゴーレムは機能を停止し、その場に擱座した。その股間から真っ赤に染まった肉の棒が、ニュルっと吐き出された。
……
「エム姉!、ルナさん!」
煙が立ち込めるゴーレム開発室にたどり着いたマティ、幸いにも耐火ゴーレムが初期消火に成功し、火は消えている。
分厚い管理区画の木扉は、根本のヒンジが破壊され、地面に倒れていた。
中へと入ると、マティの目に飛び込んで来たのはエムの姿だった。
彼女は停止したゴーレムに正常位のまま下敷きになって気を失っている。サオは嵌ったままに…
マティはルナリアの方にも視線を向ける。
そちらは台の上に鎖に繋がれたままで、うつ伏せで気を失っているだけだった。オ型ゴーレムは部屋の角で膝立ちで停止している。
「いったい何が……」
「……う…」
エムが目を覚ました。
「エム姉!」
「…マティ?」
「何があったのですか?」
「…とりあえず、コレ退けて」
「あ、はい」
マティがゴーレムの後ろに周り、腰を掴んで引き起こし、そのまま引き剥がす。すると、中に嵌ったままの、ゴーレムのチンPが、ズルズルっと引き出され、ワタシは悶絶した。
「んああっ!!、あああああっ!!」
催淫効果で性感を刺激されていたため、その感触に思わず喘いでしまった。
マティが慌てて手を止める。
「だ、大丈夫、い、一気に抜いて、マティ」
マティが再び力を入れた。
「ひあああっ!!、んにゃああああっ!!」
ワタシは腰を持ち上げ、思わず変な声を出してしまったわ。
そして抜け出た。
抜け出たチンPの恐ろしく長いこと、どこに収まってたんだというほどに長い。抜かれてワンテンポ遅れ、ワタシの秘穴から白濁の液が、どぷっと吐き出された。
ゴーレムの淫媚な擬似命の液。
「あ、んああ、なんで、毎回こんな目に……」
「拒否すればいいのに」
マティの言葉に返す言葉がないわ
「エム姉の『ルナさんを護りたい』と、いう気持ちの優しさだとは思いますけど、少しはあの人も放っておいてもいいのでは?」
果たしてそうなのか、自分でもわからない
「ゴーレムのサオに興味があったのなら別ですけどね」
うっ、痛いところを突かれた。
「マティこそ、興味アリアリだったじゃん」
「完成度に驚いただけです。でも嫌ですよ、こんな不気味なモノに貫かれるなんて」
マティはゴーレムのチンPを見て、嫌そうに眉根を寄せた。
ですよねー
ワタシは台から降りようとしたけど、足の感覚がなくて、転びそうになる。マティが咄嗟に支えてくれた。
「無理しないで」
「うー、足腰立たないわー」
媚薬もまだ効いてる。気を振り絞らないと、目の前のマティを襲いたくなってくる。
マティがワタシを座らせると、ルナリアのところへ向かう
「待って、マティ」
「はい?」
「ルナはしばらくそのままにしておきましょう」
「どうして……いえ、わかりました」
「何を理解したのよ」
「エム姉の目つきでわかります。魔薬とかですか?」
「魔薬ではなさそうだけど、そう言った媚薬的な何かね……ワタシ、そんな物欲しそうな目をしてる?」
「ええ、襲われそうです」
マジですか。
……
ワタシはマティに支えられ研究室を出た。
「あの女型ゴーレムは、エム姉が?」
「まあ、上手くいくとは思ってなかったけど、動いたわね」
「天才ですね」
そう言いながらも、なぜかマティは呆れ顔。
なんでやねん
ワタシがしたのは単なるチート行為、仕組み的に他の人には真似出来ない。
「言うほどのことをしたわけじゃないわよ」
「それでも動かしたのですから」
「まあ、使い勝手は悪いわね」
……
階を上がり、建物の外に出る
「ん?」
外が騒がしかった。
「エム姉!」
「エムさん!」
ケティが先に気づき、スノウも追ってこちらに走って来る。
「大丈夫?、エム姉」
「コレが大丈夫に見えるの?、ケティ?」
「いつものことだしー」
おい
「それより、何かあったの?」
スノウが一瞬「んー」と思考し、答えた。
「…飛び出して来たメ型ゴーレムが、ドマ氏を襲いました」
そこまでは想定内。でもそれだけじゃ騒ぎにはならないわよね?
「ゴーレムは騎乗位でドマ氏を強姦し、果てにサオを千切りました、それも秘穴で」
は?
ワタシは一瞬固まった。
「ちょ、え?、何を何で千切ったって?」
「ドマ氏のサオを、ゴーレムが秘穴で切断しました」
スノウが自分の左親指を、右人差し指を使いナイフで切る仕草をした。
ちょっと待てーい!、ワタシはそんな命令をシャドウに与えてないわ。……でも、ワタシのシャドウならあり得るかも。
「……やっぱりエムさんがゴーレムを動かしたんですね?」
「うっ」
マティ同様、スノウまでもなぜか呆れた顔をした。
「わ、ワタシじゃないわよ」
ワタシはそう言って目を逸らす。
マティが隣で「ええっ?」って顔したのを見て、スノウが目を細めた。
「今さら何を言ってるんですか?、あんな事出来るのは状況的にエムさんだけです」
「……本当にゴーレムが千切ったの?」
ワタシの質問に、スノウが訝しげな顔をした。
「ええ、もう根元からスッパリと」
Oh!
「そのドマ氏は?」
「切られたサオと一緒に治療院です、処置が早かったので、回復術だけでも元に戻ると思いますよ」
「そう」
西の街のヤサグレ冒険者、モーのチンPを思い出しちゃったわ。くっつけた後曲がっちゃったのよね、ははは。
「そんなことより、どうやって動かしたのですか?」
話すべきか黙秘すべきか……オスター氏は、事故処理対応で今はここにいない、ドマ氏も治療中で不在。
後は忙しく動き回るゴーレムと、数人の人族のみ。
ならばと、ワタシは小さな声でスノウに答えた。
「……スノウも出来るんじゃない?」
ワタシの言葉にスノウがフムと思考する。
「…シャドウですか?」
うん、さすが
「…ですが、ワタシ達のシャドウは『精霊』じゃありませんよ?」
スノウの言う通り、シャドウは影法師、自分のコピー。故にシャドウ自体に自我なく、知能もない。ある程度の命令をアルゴリズムで動いているに過ぎない。
「精霊じゃなくても、動けばいいんじゃないか、と思ってね」
「それでシャドウですか?」
再びスノウが考え込んだ。
「なによ?」
「シャドウだと予め与えた命令か、遠隔による傀儡でしか活動出来ないと思うのですが?」
「そうね」
「普通のゴーレムは土の精霊が宿り、ある程度の命令を持って、自己判断し自律行動します」
「そうね」
「シャドウはそんな事しませんよね?」
「全くもってその通りね」
「ドマ氏のサオを切れと、エムさんが命令したのですか?」
やっぱりそこを突いてきたか
「……ごめんなさい」
「別に私に謝らなくても……」
「命令は出してないわ」
「え?」
「ワタシのシャドウが勝手にやったのよ」
「ええ?」
「ちょっと待って下さい、エムさんのシャドウは完全自律行動ができるのですか?」
「できるわね」
「えええ!?」
スノウが珍しく驚きの感情を露わにさせてる。この事象はそれだけ稀有だと言うことなのよね?
「それはエムさんが、シャドウを複数同時展開できることと関係あるのですか?」
やっぱりスノウは魔族だけあって魔法探求には鋭い。
でも今はまだヒミツ。
ワタシは口のチャックを閉じるしぐさをする。そうするとスノウも無言で
「小娘!!」
「んー?、あ」
「どうやってメ型ゴーレムを動かした!!」
振り向くとドマ氏だった。それよりもワタシの目についたのはそこじゃない……
「なにそれ、ゴーレム???」
ドマ氏がゴーレムに胸部が操縦席みたいになって、身長が2m強ほどのゴーレムに乗ってる、ワタシは興奮した。
モ○ルスーツ!?!?
「そんな事はどうでもいい!!」
よかねーよ!
「なによそのゴーレム、自分で操れるの?」
「ええい!、こちらの話を聞け」
唾を飛ばし捲し立てるドマ氏、出血によって血が足りないのか、興奮し過ぎてクラっときたみたい。青い顔してる。
「ちょっと大丈夫?、治療中じゃなかったの?、チンPの」
よく見れば裸でオムツ姿、なんか介護老人みたい。
「やかましい!、そんな事はどうでもいいと言っとるんじゃ!!」
「ハイハイ」
「メ型ゴーレムはお前が動かしたのかと聞いておる!」
「さあ?」
「どうやって動かした!」
「知りません」
と嘯く
「精霊に『女の喜び』を認識させたのではないのか!?」
いや、だからなんなのよ『女の喜び』って。
「勝手に動き出して、勝手に暴走したんでしょ?」
「そんなわけあるか!、ゴーレムが精霊の定着なく動くことなどありえんのだ!」
まあ、機械人形でもない限り、なにかが憑依でもしない限りは動くことはないわよね。
「今までゴーレムを酷使し過ぎて、キレたんじゃない?」
「そんな事象はない!!」
えーと、じゃあアレね…
「ワタシの住んでた地域では、長年使った物を廃棄したりすると、物に宿っていた魂が怨みつらみでり『ツクモ神』って言う、悪神様になるのよ」
と、向こうの世界のワタシの記憶にある。
場がシーンとなった。
あれ?、なによこの間
「……なんじゃと?」
「物に神ですか???」
ドマ氏は目を散眼させ、スノウは首を傾げてる。マティとケティは、ワタシの言ったことが理解できなかったみたい。
「これは『伝承』というか、『伝説』と言うか、説明出来ない不可思議な事象を、物に喩えてるのよ」
本当は、物を大事にしなさいと言う、表現なんだけどね。
「エム姉、住んでた地域って、自分の過去を思い出したの?」
ケティもワタシが過去の記憶がほぼないと知っている。
「全然、知識として覚えてるだけ」
嘘は言ってない。
「…ツクモガミ……ツクモ?…」
ドマ氏がブツブツと、口の中で言葉を反芻してる。
「…お前さんの言うことは、正しいのやもしれん」
「は?」
「ついてこい」
……
イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。
果てなく続く、ゴーレムプレイ
「イっ、ヒッ!!、ヒアッ、んなぁっ!!」
ワタシは何度目かわからない絶頂を迎え、ガクガクと腰を痙攣させた。
どのくらい経ったのか、まだ最初の一体目。
こんなの続けるなんてムリぃ
そもそも、ゴーレムに頭が無い時点で……
萎える。
乗れない。
でも、刺激される絶頂は止まらない。
心と身体だが相反する。
「ひっ!、いっ!!」
ぢゅぶっぢゅぶっとゴーレムチンPがワタシの秘穴を濡らして、音を立てて出入りしてる。
「ダメェっ!!」
ワタシは口から泡を吹いて何度目かの気を失う、でも直ぐに呼び起こされる、ゴーレムは止まらないから。
「んああっ!、ひぎぃっ!!」
ガコンと分厚い扉が開き、部屋に誰か入ってきた。
「なんじゃ、お前はまだ一体目なのか?」
入って来たのは、ここのゴーレム工房の長、ドマ・オナーペッツ
って、ふざけんなジジイっ!
「そっちのむすめゴは、3体目じゃぞ?」
ワタシは視線をルナリアに向けた。
彼女は相変わらず、イケずに喘いでる。
でももう、抵抗する気力も失ってる、
「あ……う……ああ…………」
ゴーレムの強めのファッキングに、ユサユサと体を揺すられてる状態。
これだけされてイクことが出来ないとか、地獄だわ。
一方でワタシは、イキっぱなし状態のまま犯され続けてる。
「ひー、あひっ!、やー、やだぁ、こ、こんなぁ、止めてぇ!…」
ルナリアの場合、ゴーレムの命の液フェーズがないので、ある程度の間隔で次のゴーレムが入る。
だけどワタシは違う。ゴーレムをイカさないと、その1体が終わらない。
ワタシの方がキツイんじゃないのコレ!?
受けた当初は、ゴーレムに土属性の精霊が宿っているとの話しだったから、『促してやればいい』、とか思っていたけど、頭が造形されていないので…
表情がわからない、
感情がわからない、
あったとしても所詮は動く人形、精霊の状態なんてわかるはずもない。
そもそもワタシは精霊の存在を認識できない。
迂闊にも程がある。
ワタシバカよね~お馬鹿さんよね~♪
と後ろ指差されるレベルの愚かさ。
そんな歌があった気がする。
ちょっと考えればわかることよね、こんなただ動くラプドールをどうやって、絶頂へと導けばいいのか、促せばいいのか、さっぱりわからない。
コレじゃあワタシはただ、ゴーレムにズコバコされているだけじゃん!
って事になる。
ほんとアホだったわ。
ワタシの悶えっぷりにドマ氏も、唸ってる。
「うーん、さすがにコレはちょっとキツかったか?」
ちょっとじゃない、すげーキツイのよ!
ルナリアとは相反するけど、コレも拷問。
「おね、お願い……もう、もういやぁ、壊れちゃう……」
「コレじゃぁ土の妖精に『女の喜び』は教えられんな……」
だから、その考えが間違いだっちゅーねん
「……まあ、もうちょっと頑張ってくれ」
は?
ドマが部屋を出て行こうとする。
「ダメェっ、まって、いやっ!、ひっ!!、いやぁ、ああっ!!!」
ドマ氏を呼び止めようとしたけど、襲うアクメに飲み込まれる。
一段と激しく、ゴーレムがファッキングしてくる。
「いやっ!!、イヤっ!!!、やめてやめてやめてぇ!、ヤメテェェェェ!!!」
チンPが太くなり、マシンガンの様なガン付き、そして……遂に放った。
擬似命の液を
「ああっ、いひぁっ……」
ドクドクとワタシの中に生暖かいモノが注がれた、ワタシは痙攣する。
途端に動悸が激しくなる。身体中が熱くなり疼く。
「はあ、んああっ!!……なあっ」
今までよりも一段と性感が刺激されてきた。
……これ催淫効果だわ、嘘でしょ?
あんの、クソジジイ!、ゴーレムに何を仕込んでんのよ!!
……
と、いったワタシとルナリアの有様を、皆が控える執務室にてドマが説明し、併せて、H専用ゴーレムについて延々と、自慢げに語ったそうな……
ドマから話を聞いたスノウがため息をつき、マティは目頭をつまみ首を横に振った。
「スノウ、ヤバくない?」
「ええ、私もそう思いますマティさん。そろそろ止めに行かないと、この村でも惨劇が起きそうですね」
説明を終えたドマが訝しむ。
「なんだ、お前達は何を言っとるんじゃ?」
スノウがドマに対しニコリと微笑む、しかしその笑みには怒りが滲んでる。
「罪は罪でありますが、罰にも程度があります。特にエムさんは、ルナさんの罰の一部を身請けしたにすぎません」
「同じ徒党じゃろうが、冒険者のクセに『心身同結』という言葉を知らんのか?」
「存じ上げません」
微笑みを崩さないスノウの額には青筋が立っている。
「うわっ、めっちゃ怒ってる…」
ケティがボソリと呟く。
「貴方のした事は、エムさんをブチ切れさせるだけです」
「ブチ切れる?、なぜ?、あのオナゴはヒーヒーとヨガっていたぞ?」
『ダメだこりゃ』
オスター以外の皆がそう思った。そんなオスターがスノウに質問する。
「彼女を怒らせるとどうなるのかね?」
「最悪この村が一瞬で消滅しますね」
答えたのはマティだった
「え?」
「それだけのことをしかねるのが、エム姉様です」
「ば、バカを言うな、その様な事できるわけがなかろう、あやつは冒険者等級Cじゃろうが!」
「等級と実力は比例しません」
ドドーンっっ!!!
突然建物全体を震わす衝撃が走った。
「な、なんじゃ??」
「これは……」
オスターが窓まで行き外を見た。執務室は3階、地上階から灰色の煙が湧き上がっている。
「地下……ですな」
「なんじゃと!?」
「ああ、じゃあもう手遅れですね」
「なに!?」
……
村長舎から皆が外へと避難した。その数を見ても、人の数は数十人程度、建物規模からすると、やはり圧倒的に少ない。
衛士長も、部下を連れてやって来た。
皆、野良作業姿、言われなければ衛士だとわからない。
「ながはどげなっ?」
オスターが答える
「耐火仕様のゴーレムを消火にあたらせています」
「ひもどぉわ?」
「地下ですね、恐らく工房でしょう」
「ドマや!、おめぇなにさしだがぁ!?」
「わしじゃないわい!!」
「……んだば、むすめごふだりはどずだ?」
「まだ中ですね」
「そりゃあがんだ……」
ドドーン!!、どガンっ!、ガラガラガラ…
「んな!?」
建物の壁をブチ破り、ゆらり出てきた人影…
『!?』
その正体を見た全員が驚き、スノウ達は戦闘態勢をとった。
1人驚愕に声を上げるドマ
「め、メ型じゃと!?」
首のない人形、人型のゴーレム、それも動かないはずの『女体型』が、おぼつかない足取りで歩いてくる。
「精霊が宿ったのか!?」
ドマが目を輝かせ、一歩前に出ようとしたがスノウがその前に出た。
「おい、なんじゃ!?」
「アレは変です」
「何?」
メ型ゴーレムは、カクカクと妙な動きを見せると、バっといきなり四つん這いになった。
全身を深く沈み込ませ、そして凄まじい勢いで走り出した。
一瞬でスノウの目の前に迫ったゴーレム。
ドマを背中で押しやり、開いた拳で掌底を叩き込もうとしたスノウ、しかし、そこにゴーレムの姿は無かった。
「なっ!、かわされた!?」
警戒していたマティとケティさえも、その動きを捉える事が出来なかった。
「うおああああっ!?」
ドマの叫び声にスノウは振り返った。
ゴーレムは右腕を逆関節に曲げドマの首根っこ掴んで背に乗せ、四つ足の獣の様な走法で走り去っていく。
「あの一瞬で、あそこまで…」
スノウが追う。
「ケティもスノウを追って、私はエム姉とルナさんを探して来る」
「わかった、マティ」
ケティが大槍を肩に担ぎスノウを追って走り出した。
「ニクとサンは、ここにいて」
「う、うん」
「サン、ここにいる」
……
「人1人担いでなんて速さなの……」
スノウの足でも全く追いつがない
人とは、間接の駆動範囲が違う、恐らく膂力も常識外に高い。
ゴーレムは森の中に入って行ったが、スノウはゴーレムを見失ってしまった。
「どこに……」
足を止め、耳を澄ませて周囲を探るスノウ。ゴーレムは気配を発しない、代わりにドマの気配を辿る……
「……こっちですか!」
…
「や、やめ、な、何をするんじゃ!、わしはお前の創造主じゃぞ!」
ゴーレムは、森の奥まで来ると、開けた場所で、ドマを投げ落とすと彼に馬乗りになった。
「な、なにを……」
ゴーレムはドマのズボンを引きちぎった。
「なっ!?」
ぽろんと飛び出した黒く萎びたサオ。
ゴーレムは自らの股間に手を添え、作り物の秘穴に指を添え自慰行為に及ぶ、その指にヌラヌラとした粘液がまとわりついた。
「ま、待てっ!、ちょっと待て!!」
そして、その彼のサオを粘液に濡れた手で撫で回した。
「う、うおおっ!」
すると、ムクムクと勃起していく。
「わ、わしの枯れたサオがぁ!!」
ゴーレムは、牛の乳を搾る様な手つきでドマのサオを擦り上げる。
「うっ、おおっ!」
ゴーレムは手を離すと、腰をドマのサオの上に落とした。今度は粘液に塗れた秘穴の口で彼のサオ挟み、腰を前後させて素股で滑らせる。
「くはぁっ!!、こ、これは、うおおっ!!」
ドマは悶えた、メ型ゴーレムにも催淫をもたらす淫液を仕込ませてあった。
サオを通して、彼の性感が刺激される。
「うああ、おああっ!!」
ドマがイキそうになり腰を持ち上げると、ゴーレムは腰を離した。
「あ、ああ?」
ブルッと直立し、ビクンビクンと震えるドマのサオ。
「な、なぜ止めるのじゃ……」
ゴーレムは、そのまま直立したドマのサオに向かって腰を落とした。
「!?」
ゴーレムの秘穴がくぱっと口を広げ、ドマのサオ先端を咥え込み……そのまま奥へ入れて、根本まで収まった。
「お、あああっ」
ドマが歓喜の声を上げる。
「おお、さ、最高だ、ああ、す、素晴らしいいいぃいい!!!」
ゴーレムが腰を上下に揺らし始めた
ゴーレムが秘穴でドマのサオをシゴキまくる。
「おあっ、うおおおおっ!!」
最初はゆっくり動いていたゴーレムのピストンの激しさが増す。
ぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷぢゅっぷと、リズムカルに緩急をつけて、ドマの性感を刺激していく。
「うおお!!、おおおっ!、おおおおおっ!!」
更にメ型ゴーレムの腰使いの激しさが増す。
「うおお、もう、もうダメだ、出る!、出てしまうっ!!」
ドマは腰を震わせる、そして…
「はうっ!」
ビゅびゆっと命の液をゴーレムの中へと放ったのだった。
「ハァ、ハァ、ハァ……まさか、年老いたわしのサオからまだ出るとは………素晴らしい、もっと味わいたい……」
すると、ドマの言葉に応じたのか、再びゴーレムが動き出した。
それも騎乗位のまま。
「おああっ!!」
……
既にゴーレムに追いついていたスノウだったが、同じく追いついていたケティと共に、ゴーレムと交わるドマの痴態を物陰から黙って眺めていた。
「男ってあんなのでもいいんだね」
「先程の話を聞く限り、あの方はそう言った特殊な性癖の持ち主じゃないですか?」
「そうなのかなー…」
「それに…あのゴーレムからは淫媚な匂いがしますね」
「魔香?」
「魔香なら、近くにいる私達が影響を受けるはず。どちらかと言えば魔薬でしょうか?、いずれにしてもゴーレムに仕込まれてる様ですね」
「ふーん、…あ、また出した。元気なお爺ちゃんだね」
「魔薬のせいですよ」
おうおう言いながら、恍惚な顔をして命の液を放つドマ、それでもゴーレムは全く止まる気配がない。
「うおっ!、出る!、また出る!!、ひっ!」
どちゅっどちゅっどちゅっと、溢れ出た命の液と魔薬の粘液を撒き散らし、ドマの命の液を搾り尽くさんとばかりにゴーレムが腰をふるう。
「ひっ!、うあっ!!、おおおあおっ!!」
何度目かのドマの絶頂、魔薬のせいで性欲が収まらない。
「もういい、もう止まれ!!、出ない、これ以上出ない!!、うおおっ!!」
言いながらも命の液をサオから吐き出す。
それを吸い上げるメ型ゴーレム。
「おー、ああっ!!」
ドマは、ゴーレムの腰を掴んで引き剥がそうとするが、びくともしない。
「や、やめ……ぎゃっ!!」
ドマが悲鳴を上げた、様子が変だ。
ドマは顔を青ざめさせ、苦痛に顔を歪め、必死にゴーレムを引き剥がそうとする。
「も、もげ、もげる!!、痛い痛い痛いっ!!!」
「!」
スノウとケティはその異変に気づき、動こうとしたが、既に手遅れだった。
ブチんっ
「んぎゃあああああああっ!!!」
ドマの絶叫。
ゴーレムとドマの結合部から血が噴き出した。
ゴーレムが立ち上がると、ドマは両手で股間を抑え、激痛にのたうち回った。
手の間から大量の血が流れ出ていた。
「わ、わしのぉ!!、わしのサオがああああぁっ!!」
「あー……」
スノウとケティは、理解した。
ゴーレムがドマのサオを、その秘穴で千切ったのだと。
ゴーレムは機能を停止し、その場に擱座した。その股間から真っ赤に染まった肉の棒が、ニュルっと吐き出された。
……
「エム姉!、ルナさん!」
煙が立ち込めるゴーレム開発室にたどり着いたマティ、幸いにも耐火ゴーレムが初期消火に成功し、火は消えている。
分厚い管理区画の木扉は、根本のヒンジが破壊され、地面に倒れていた。
中へと入ると、マティの目に飛び込んで来たのはエムの姿だった。
彼女は停止したゴーレムに正常位のまま下敷きになって気を失っている。サオは嵌ったままに…
マティはルナリアの方にも視線を向ける。
そちらは台の上に鎖に繋がれたままで、うつ伏せで気を失っているだけだった。オ型ゴーレムは部屋の角で膝立ちで停止している。
「いったい何が……」
「……う…」
エムが目を覚ました。
「エム姉!」
「…マティ?」
「何があったのですか?」
「…とりあえず、コレ退けて」
「あ、はい」
マティがゴーレムの後ろに周り、腰を掴んで引き起こし、そのまま引き剥がす。すると、中に嵌ったままの、ゴーレムのチンPが、ズルズルっと引き出され、ワタシは悶絶した。
「んああっ!!、あああああっ!!」
催淫効果で性感を刺激されていたため、その感触に思わず喘いでしまった。
マティが慌てて手を止める。
「だ、大丈夫、い、一気に抜いて、マティ」
マティが再び力を入れた。
「ひあああっ!!、んにゃああああっ!!」
ワタシは腰を持ち上げ、思わず変な声を出してしまったわ。
そして抜け出た。
抜け出たチンPの恐ろしく長いこと、どこに収まってたんだというほどに長い。抜かれてワンテンポ遅れ、ワタシの秘穴から白濁の液が、どぷっと吐き出された。
ゴーレムの淫媚な擬似命の液。
「あ、んああ、なんで、毎回こんな目に……」
「拒否すればいいのに」
マティの言葉に返す言葉がないわ
「エム姉の『ルナさんを護りたい』と、いう気持ちの優しさだとは思いますけど、少しはあの人も放っておいてもいいのでは?」
果たしてそうなのか、自分でもわからない
「ゴーレムのサオに興味があったのなら別ですけどね」
うっ、痛いところを突かれた。
「マティこそ、興味アリアリだったじゃん」
「完成度に驚いただけです。でも嫌ですよ、こんな不気味なモノに貫かれるなんて」
マティはゴーレムのチンPを見て、嫌そうに眉根を寄せた。
ですよねー
ワタシは台から降りようとしたけど、足の感覚がなくて、転びそうになる。マティが咄嗟に支えてくれた。
「無理しないで」
「うー、足腰立たないわー」
媚薬もまだ効いてる。気を振り絞らないと、目の前のマティを襲いたくなってくる。
マティがワタシを座らせると、ルナリアのところへ向かう
「待って、マティ」
「はい?」
「ルナはしばらくそのままにしておきましょう」
「どうして……いえ、わかりました」
「何を理解したのよ」
「エム姉の目つきでわかります。魔薬とかですか?」
「魔薬ではなさそうだけど、そう言った媚薬的な何かね……ワタシ、そんな物欲しそうな目をしてる?」
「ええ、襲われそうです」
マジですか。
……
ワタシはマティに支えられ研究室を出た。
「あの女型ゴーレムは、エム姉が?」
「まあ、上手くいくとは思ってなかったけど、動いたわね」
「天才ですね」
そう言いながらも、なぜかマティは呆れ顔。
なんでやねん
ワタシがしたのは単なるチート行為、仕組み的に他の人には真似出来ない。
「言うほどのことをしたわけじゃないわよ」
「それでも動かしたのですから」
「まあ、使い勝手は悪いわね」
……
階を上がり、建物の外に出る
「ん?」
外が騒がしかった。
「エム姉!」
「エムさん!」
ケティが先に気づき、スノウも追ってこちらに走って来る。
「大丈夫?、エム姉」
「コレが大丈夫に見えるの?、ケティ?」
「いつものことだしー」
おい
「それより、何かあったの?」
スノウが一瞬「んー」と思考し、答えた。
「…飛び出して来たメ型ゴーレムが、ドマ氏を襲いました」
そこまでは想定内。でもそれだけじゃ騒ぎにはならないわよね?
「ゴーレムは騎乗位でドマ氏を強姦し、果てにサオを千切りました、それも秘穴で」
は?
ワタシは一瞬固まった。
「ちょ、え?、何を何で千切ったって?」
「ドマ氏のサオを、ゴーレムが秘穴で切断しました」
スノウが自分の左親指を、右人差し指を使いナイフで切る仕草をした。
ちょっと待てーい!、ワタシはそんな命令をシャドウに与えてないわ。……でも、ワタシのシャドウならあり得るかも。
「……やっぱりエムさんがゴーレムを動かしたんですね?」
「うっ」
マティ同様、スノウまでもなぜか呆れた顔をした。
「わ、ワタシじゃないわよ」
ワタシはそう言って目を逸らす。
マティが隣で「ええっ?」って顔したのを見て、スノウが目を細めた。
「今さら何を言ってるんですか?、あんな事出来るのは状況的にエムさんだけです」
「……本当にゴーレムが千切ったの?」
ワタシの質問に、スノウが訝しげな顔をした。
「ええ、もう根元からスッパリと」
Oh!
「そのドマ氏は?」
「切られたサオと一緒に治療院です、処置が早かったので、回復術だけでも元に戻ると思いますよ」
「そう」
西の街のヤサグレ冒険者、モーのチンPを思い出しちゃったわ。くっつけた後曲がっちゃったのよね、ははは。
「そんなことより、どうやって動かしたのですか?」
話すべきか黙秘すべきか……オスター氏は、事故処理対応で今はここにいない、ドマ氏も治療中で不在。
後は忙しく動き回るゴーレムと、数人の人族のみ。
ならばと、ワタシは小さな声でスノウに答えた。
「……スノウも出来るんじゃない?」
ワタシの言葉にスノウがフムと思考する。
「…シャドウですか?」
うん、さすが
「…ですが、ワタシ達のシャドウは『精霊』じゃありませんよ?」
スノウの言う通り、シャドウは影法師、自分のコピー。故にシャドウ自体に自我なく、知能もない。ある程度の命令をアルゴリズムで動いているに過ぎない。
「精霊じゃなくても、動けばいいんじゃないか、と思ってね」
「それでシャドウですか?」
再びスノウが考え込んだ。
「なによ?」
「シャドウだと予め与えた命令か、遠隔による傀儡でしか活動出来ないと思うのですが?」
「そうね」
「普通のゴーレムは土の精霊が宿り、ある程度の命令を持って、自己判断し自律行動します」
「そうね」
「シャドウはそんな事しませんよね?」
「全くもってその通りね」
「ドマ氏のサオを切れと、エムさんが命令したのですか?」
やっぱりそこを突いてきたか
「……ごめんなさい」
「別に私に謝らなくても……」
「命令は出してないわ」
「え?」
「ワタシのシャドウが勝手にやったのよ」
「ええ?」
「ちょっと待って下さい、エムさんのシャドウは完全自律行動ができるのですか?」
「できるわね」
「えええ!?」
スノウが珍しく驚きの感情を露わにさせてる。この事象はそれだけ稀有だと言うことなのよね?
「それはエムさんが、シャドウを複数同時展開できることと関係あるのですか?」
やっぱりスノウは魔族だけあって魔法探求には鋭い。
でも今はまだヒミツ。
ワタシは口のチャックを閉じるしぐさをする。そうするとスノウも無言で
「小娘!!」
「んー?、あ」
「どうやってメ型ゴーレムを動かした!!」
振り向くとドマ氏だった。それよりもワタシの目についたのはそこじゃない……
「なにそれ、ゴーレム???」
ドマ氏がゴーレムに胸部が操縦席みたいになって、身長が2m強ほどのゴーレムに乗ってる、ワタシは興奮した。
モ○ルスーツ!?!?
「そんな事はどうでもいい!!」
よかねーよ!
「なによそのゴーレム、自分で操れるの?」
「ええい!、こちらの話を聞け」
唾を飛ばし捲し立てるドマ氏、出血によって血が足りないのか、興奮し過ぎてクラっときたみたい。青い顔してる。
「ちょっと大丈夫?、治療中じゃなかったの?、チンPの」
よく見れば裸でオムツ姿、なんか介護老人みたい。
「やかましい!、そんな事はどうでもいいと言っとるんじゃ!!」
「ハイハイ」
「メ型ゴーレムはお前が動かしたのかと聞いておる!」
「さあ?」
「どうやって動かした!」
「知りません」
と嘯く
「精霊に『女の喜び』を認識させたのではないのか!?」
いや、だからなんなのよ『女の喜び』って。
「勝手に動き出して、勝手に暴走したんでしょ?」
「そんなわけあるか!、ゴーレムが精霊の定着なく動くことなどありえんのだ!」
まあ、機械人形でもない限り、なにかが憑依でもしない限りは動くことはないわよね。
「今までゴーレムを酷使し過ぎて、キレたんじゃない?」
「そんな事象はない!!」
えーと、じゃあアレね…
「ワタシの住んでた地域では、長年使った物を廃棄したりすると、物に宿っていた魂が怨みつらみでり『ツクモ神』って言う、悪神様になるのよ」
と、向こうの世界のワタシの記憶にある。
場がシーンとなった。
あれ?、なによこの間
「……なんじゃと?」
「物に神ですか???」
ドマ氏は目を散眼させ、スノウは首を傾げてる。マティとケティは、ワタシの言ったことが理解できなかったみたい。
「これは『伝承』というか、『伝説』と言うか、説明出来ない不可思議な事象を、物に喩えてるのよ」
本当は、物を大事にしなさいと言う、表現なんだけどね。
「エム姉、住んでた地域って、自分の過去を思い出したの?」
ケティもワタシが過去の記憶がほぼないと知っている。
「全然、知識として覚えてるだけ」
嘘は言ってない。
「…ツクモガミ……ツクモ?…」
ドマ氏がブツブツと、口の中で言葉を反芻してる。
「…お前さんの言うことは、正しいのやもしれん」
「は?」
「ついてこい」
……
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