【R18】転生?した先は、リアルよりもHな世界でした。

N.M.V

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交易都市にて?

アラフィフHは最後までイケない?

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エムと愛し合っていたはずのルナリアは、いつのまにか眠らされていた。

自室ではない場所で目覚め混乱したが、それよりも目の前にいるスノウに、ルナリアは驚いていた。

「スノウ?、ここは何処?、エムは?」

「ここはフィロドロ邸の一室です。エムさんは、程近い部屋で現在フィロドロと対峙しています」

「え?、エムは私に隷属支配されてるはずでしょ!?」

「ええ、そこはエムさんです。何か策があったのでしょう。ですが問題は貴方なんです」

「私?」

スノウは徐にルナリアの下腹部に手を添えた。

ビックとするルナリア

「ここにフィロドロの分体が宿っています」

「分体?」

「正確にはフィロドロの精神粘液体です」

「精神粘液体?……それってスライムなんじゃ……」

「それを媒介に貴方はフィロドロが持つ淫行支配と合わせて洗脳されているようです」

「わ、私が操られてるって言うの!?」

「そうです、私とエムさんで取り除こうとしましたが失敗しました。解決するには本体の必要があります」

「フィロドロ様を!?」

「領主子息のフィロドロがどのような状況下にあるのか定かではありませんが、彼は正体不明の闇色の魔物に身体を乗っ取られています」

「魔物に!?、そ、そんな…じゃあ私はソレに操られてエムを…」

震えて頭を抱えるルナリア

「大丈夫です。エムさんは貴方の身をずっと案じていました。だから後でエムさんにちゃんと謝罪して下さい。……手遅れになる前に」

スノウのその言葉に、ハッとするルナリア

「あの人、何をする気なの?」

「貴方が良くご存じかと、私はエムさんのする事に異は唱えないと決めています」

ルナリアは、ベッドから飛び起きると部屋を飛び出した。

だが、ルナリアは心の中で自問自答する。

駆けつけた所で何ができる?、フィロドロに精神支配されている状態ではエムの足を引っ張るだけ。

それでもエムの下に行きたい。

これ以上エムを傷つけたくない

エムは、自分から遠く離れる事はできない。奴隷と主人の縛りがあるからだ、20歩という直ぐそばの距離に彼女を感じる。

その直後だった

突然凄まじい衝撃が走った。立っていられない程に建物全体が揺れ、廊下の先からやってきた白煙を伴った衝撃波に飲み込まれた。

「くっ!!」

吹き飛ばされそうになるも、ルナリアとスノウはその場に踏ん張った。

「な!?、なんなのコレ!?」

「エムさんでしょうね」

「エム!?」

2人は、白煙が収まりつつある廊下の先を驚きで見据えた。天井のモザイク画や壁の漆喰は剥がれ落ち、廊下両脇に飾られていた絵画は吹き飛び。フルプレートの大きな鎧群や彫像が倒壊していた。

「これだけの破壊規模なのに、魔力はほとんど感知しませんでした。エムさんの複合魔法でしょうか?」

ルナリアはゾッとした。

隷属支配をされた人間が勝手な行動を起こし、あまつさえ支配の上位者である衛士隊と貴族に危害を加えるとかありえない。それどころか、魔力消費が抑えられてる状態で、建物を破壊する程の威力ある魔法を行使するとか、規格外過ぎる。

「なんでこんな事ができるのよ!、エムは!!」

ルナリアのその言葉には色んな意味が含まれている。エムの能力、無謀とも思える振る舞い、そして、その先にある

ルナリアは初めて会った時から、エムに対する畏怖の念があった、彼女が怖かった。

ルナリアは立ち上がると、瓦礫を飛び避け、粉塵白煙立ち込める部屋に入ろうとして、そこでいきなりスノウに背後から抱きしめられ引き戻された。

「離してスノウ!」

「下を見て下さい、ルナさん」

スノウにそう言われ、足元をみたルナリア、もう一歩踏み出そうとした先に床がなかった。

正確には部屋がない。

扉は無く、天井は空が見えている、床は抜け落ち、階下にはがれきの山が出来上がっていた。

部屋どころではない。

屋敷が半分なくなっていた。

そのがれきの上に人影が蠢いている、埋もれている者もいる。

呻き声、爆発に巻き込まれた者達だ。

「全員無事か!!?」

粉塵まみれのドルガーが、瓦礫を押し退け立ち上がり、周囲を見回して、その惨状に愕然とする。

「ぶ、無事であります!!、上級長殿!」

瓦礫から這い出してきた衛士隊員の人数を確認し、ドルガーは安堵する。

しかし

「フィロドロ様は何処に……」

ドルガーは、フィロドロの姿を探した。しかし爆発の至近にいた彼はひとたまりもなかった事だろうと、彼は歯噛みする。

しかし、爆発直前に見たフィロドロの禍々しい姿を思い出す。

「アレは一体……」

思考するドルガーは、この有様を引き起こした者を視界に捕らえた。

「貴様……」

怒りに震えるドルガー

上から見ていたルナリアは、ドルガーの視線の先に目を凝らした。そこで件の人物を発見する。

「!?」

ルナリアよりも先に、スノウが迷わず飛び降りた。ルナリアも後に続く

先に飛び降りたスノウは、ドルガーの前に立ちはだかった。

「貴様!、退けい!」

ドルガーが、スノウに怒鳴った。

「ドルガーさんでしたか?、私共より先にフィロドロ様を探した方がよいのではありませんか?」

ドルガーがブルリと震えた。

(なんだこの娘の気配は、覇気か!?)

彼は悟る、目の前にいる少女が只者ではない事を、思わず剣の柄に手を掛けようとして、踏みとどまる。

「一時休戦にしませんか?」

スノウの申し入れに、ドルガーは深呼吸した。

「よかろう、ただし余計な動きをしたら即座に叩き切るぞ」

「了解しました」

「……総員!、フィロドロ様を捜索しろ!」

スノウを警戒し睨みながらも、衛士隊に指示を出すドルガー

スノウはニコリと微笑むと、エムの元に行った。

エムに真っ先に駆け寄っていたルナリア、瓦礫を動かそうとするが重くて動かない。

「エム!、エム!!」

エムはうつ伏せで半分その身を瓦礫に埋もれさせ、頭から血を流して気を失っていた。

「ルナリアさん、瓦礫を起こします、エムさんを引き出して下さい」

スノウは身体強化魔法をかけて、軽々と瓦礫を持ち上げた、ルナリアがエムを引っ張り出す。

「エム!」

「ゆすってはダメです」

スノウにそう言われ、睨みつけるルナリア

「わかってるわよ!!、エム、エム!!」

微かに息はしている、しかし…

「ルナリアさん、……隷属の首輪が」

「え?」

よく見ればエムの首から隷属の首輪がなくなっていた。その代わり死んでもおかしくないほどに肉が抉れ、ひどく焼けただれている。

「そ、そんな、解除指令がない限り、外れるような代物じゃないのに……」

スノウが徐に服の下から何やら取り出した。

それは魔石だった。

「エムさんを地面に寝かせてください」

「何をする気?、スノウ」

「このままでは死んでしまいます。この魔石で、”祝福ブレッシング”の魔法をかけます」

「祝福?」

ルナリアには、聞いたこともない魔法だった。

「早く寝かせて下さい」

スノウに強く促され、ルナリアはエムを瓦礫の上に寝かせた。

スノウは説明もせずに、それを実行する。

エムの胸の上に魔石を置き、魔族の声で術式を唱えた。

キーンと耳をつんざく超音波がスノウの口から発せられ、するとエムの首の傷がジワジワとゆっくり治っていく。

「本来なら、被回復者の魔力を媒介してかけ続ける魔法です。戦闘中でも徐々に回復する事ができます」

「そんな魔法聞いたことないわ、反則級の魔法じゃない」

「いいえ、コレは掛けられた者の魔力を著しく消費するんです、故に瀕死の者には掛けられません。ですが魔石が有れば其方から供給できます……」

スノウの説明に安堵するルナリア、しかしそれだけに、この後の事が不安になった。

そんなルナリアの耳元にスノウが囁いた。

「ルナリアさん、魔石を預けます。貴方はエムさんを連れて、出来るだけ早くここを離れて下さい」

「スノウはどうするの?」

「衛士隊上級長殿と話があります」

「で、でも……エムは……」

エムをみつめ躊躇するルナリア、スノウが目を細めた。

「何を躊躇う必要があるのですか?、これ以上私を怒らせないでください。貴方のせいでエムさんに何かあれば、一生許しませんよ」

殺意を秘めたスノウの視線に、ルナリアは震えた。

「早く行って下さい。エムさんをお願いします」

ルナリアはエムを抱き上げると頷き、走り去る。

「まてっ!!」

それに気づいたドルガーが叫ぶが、その前に再び立ちはだかるスノウ

「貴様!、休戦とか言っておきながら、逃がすためとは姑息な」

「あの2人は関係ありません。私達を追わないと約束していただけたら、こちらは手を引きます」

「手を引くだと!?、ふざけるな!!、貴様らは、衛士隊員の命だけでは飽き足らず、侯爵家を破壊し、フィロドロ様まで手に掛けた!、もはや極刑で済ます話ではない!!、この場で首を刎ねてやる!!」

フィロドロだと、貴方はおっしゃるのですか?」

「貴様、どうしてそれを知っている!」

「初めからです、ワタシとエムさんはわかっていましたから」

「なんだと?」

「もう一度聞きます、あの魔物がフィロドロだとおっしゃるのですか?」

「うっ……、是非もない!、犯罪者の戯言など聞く耳は持たぬ!」

スノウがヤレヤレと肩をすくめた。

ドルガーは大剣を抜剣すると、目にも止まらぬ速さで踏み込み、スノウに切り掛かった。

しかしスノウの姿が揺らぎ、ドルガーの剣が空を切る

「!?」

次の瞬間、彼女の右拳が上段からドルガーの左頬を捉えて打ち据えた。ドルガーは轟音と共に地面にたたき伏せられ、瓦礫が吹き飛び、彼の身体は地面にめり込んだ。

一瞬の出来事に、衛士隊が愕然としている。余りに早すぎて、2人の一連の動きが見えなかったからだ。

それでも衛士隊達は腰が引けていない。たった今、目の当たりにした見えない刹那の恐怖を押し殺し、スノウに剣を向けるあたりは鍛錬が積まれている証拠だ。

「さて、向かって来る以上はです」

「や、やめろ、お前達……て、手を出すな……」

「あら?、さすがですね、私の打撃を咄嗟に流しましたか」

埋もれるドルガーに対し、不敵な笑みを浮かべるスノウ

ドルガーは起き上がると、口端から流れる血を手で拭い、血混じりの唾を吐いた。

「今の一撃で立ち上がりますか。なかなかに頑丈な方ですね、さすが衛士隊上級長です」

「やってくれる、侮ったわ」

「無益な争いは好みません、手を引いて下さいませんか?」

「貴様の好みがどうこうの話ではない!」

「……そうですか、それでは人族との戦争ですね」

「なに?」

スノウが自らの変化を解いた、その真の姿を現す。

頭の角、額の第三の目、たなびき輝く美しき銀髪。

ドルガーが目を見開く。

「んなっ!?、ま、魔族だと!??」

周りの衛士達は剣を構えたが、ドルガーだけ驚愕して後ずさった。

「なんで、魔族が……」

「私は、魔族族長”紅きに染まる頭角の、叡智を守護する者”より、全権委任されてここにいます」

ドルガーが狼狽える

「あ、紅き角!!??、ぞ、族長総代!?」

周りの衛士達は、二人の会話が理解できずポカンとしている。

「あなた方人族が、魔族の賓客たるエム様へ行った矮小で卑劣なる行為、あまつさえ、いわれなき罪を着せ、犯罪奴隷に落とすなど、もはや許すわけにはいきません」

「ま、魔族の賓客!?、ま、まて!!、またれよ!!」

ドルガーは手をかざしてスノウを止めようとした。

しかしその前に衛士隊が立ちはだかる。

「やめよ!、お前たちも剣を納めよ!」

「しかし、あの風体は魔物……」

「バカ者!、あの方は魔族だ!、勘違いするな!!」

、改めて聞いたその単語に衛士隊達は衝撃に呑まれた。話にしか聞いた事がない種族にして、謎に包まれた者達。衛士隊の教練課程でも、手出しする事は災禍もたらすとだけ教育されている。

ドルガーがダメージで震える体を起こそうとする。

スノウがそれを見て下がると、衛士隊員がドルガーを支えた。

「我々はこれ以上の戦闘はしない、平にご容赦いただきたい」

ドルガーが徐に土下座した。

竜種を倒すだけの力を持つ衛士隊上級長のドルガーが、美しくも可憐な少女を前に額を地面につけて平伏する姿をみて、只事ではない事を悟り、衛士達全員が剣を下げた。

「ご理解いただける方で助かります。ドルガー殿」

スノウはかわいらしくニコリとほほ笑む

「しかしなぜでありますか?、最初から貴殿が身分を明かしていればこんな騒ぎにならなかった……」

「エムさんの意向です。私が魔族と知られれば、余計な騒ぎになります。魔族は人族の間では忌み嫌われているようですから」

「そんなことはない……といいたいが、貴殿のおっしゃる通りだ。東国ならいざ知らず、この地域で魔族の方々を見ることはほとんどない」

「上級長、これは一体どういうことなんですか、何故、犯罪を犯した者に……」

「口を慎め、お前たちには後で説明する、ただし今ここで見たことは他言無用だ。もし誰かにしゃべれば、即、首が刎ねられると心得よ」

衛士隊の面々が騒めく。ドルガーにそこまで言わしめる魔族の少女が一体何者なのか、誰一人理解できなかった。

「応援を呼べ、先ずはフィロドロ様を捜索する」

「その件は、こちらに任せてもらえませんか?」

探した方がいいと言っていたスノウがしれっとそう宣った。

「任せるとはどういう事ですか?、フィロドロ様は今も瓦礫の下に……」

「ドルガー殿は見られたでしょう?、姿

ドルガーはスノウが言うように確かに見た、フィロドロが黒い何かに覆われ、変化する様を……

「どうやらあの者は咄嗟に転移魔法を展開し、この場を脱したようです。魔力残滓があります」

「転移魔法!?」

転移魔法は神話級の古代魔法。王都の最高魔法士でも行使出来るものは居ない

「まさか、魔族?」

「アレは魔族ではありません、魔族だったとしても転移魔法は使えません」

「……ではアレは一体なんですか?」

「魔物、としか言いようがありませんね」

ドルガーは己の知識の埒外の事態にどう対応していいのかわからなくなっていた。考え悩んでいると、スノウが口を開いた。

「ところで、これだけ大騒ぎを起こしながら、他のオッペケペイ侯爵家の方々は沈黙ですか?」

「それは私には預かり知らぬ事……」

ハッとするドルガー

「預かり……知らぬ?」

ドルガーは不安げな表情でスノウを見つめた。

「オッペケペイ侯爵家の方々は現在はどちらにおいでですか?」

「そ、それは」

ドルガーは自分の記憶を手繰ろうとする。しかし、オッペケペイ侯爵家の現領主、その奥方、親類縁者、全ての人物に霞がかかった様に、顔さえ思い出せない。

「わ、我々は……フィロドロ様に忠誠を…」

他の衛士隊もお互いに、自分達の記憶を呼び覚まそうとしているようだった

「あなた方も洗脳されてますね」

「せ、洗脳?、いや、フィロドロ様のする事に間違いはないと信じている。今までずっと上手く回っていた…」

「何一つ上手くなんか回っていませんよ。このまま行くとこの街の偽りの平和は破綻します」

スノウの言葉にドルガーが逡巡し、ハッとする

「お分かりのようですね」

「……ま、まさか…こ、今回の事件はすべてフィロドロ様が!?、我々は洗脳されていた!!??」

「本当に洗脳されていたのかは計りかねますが、誘導はされていたようです。私が素性を隠して行動していた目的は、フィロドロを警戒していたからです。この街の人々がどれだけ操られているのか、計り知れませんね」

「なん…ですと?」

「……とにかく、私はアレを追わねばなりません。ここの始末はお願いします。衛士隊上級長殿」

「いや、我々も……」

「足手まといです」

ドルガーの言葉を遮ったスノウ、それに対し彼は歯軋りし、怒りを露わにさせた。

「……我々はこの街を守護する任がある!、たとえ貴方様でもその邪魔はさせませんぞ!」

スノウは驚きつつも、納得する。

人族は魔族と違う。

人族の精神性はゆらぎがある。

他人を欺き、貶め、娯楽のために多種族の生命を蔑ろにする。非常に利己的な種族であり。親兄弟でも殺し合う。

反面、慈善の心も持つ、

衛士隊然り、騎士然り。一般人然り。

魔族には、人族の精神性はどこまで行っても成熟することがないと認識している。

故に、人族の慈善心などにしか映らない。

……しかしスノウはそれこそが人族だと理解している。でなければエム達と旅などしていないからだ。

「……大変失礼しました。あなた方の邪魔するつもりはありません。ただし私達の邪魔をするようなら、その時は容赦しません」

……

廃倉庫

埃被ったベッドの上で、着たものもそのままに、後背位でロベールに犯されているリンファ、覆いかぶさられ乳房を揉みしだかれて、腰を打ちつけられていた。

街の騒ぎはそっちのけで、あれからなおも2人は性行為を続けていた。

「あはぁ、あ、あんっ!、あ、ひっ」

「ふふ、だいぶ従順になったじゃないかリンファ」

「や、やめて、そ、そんな事ない、んぁ、ろ、ロベール、さっき、凄い音が……あっあっ!!」

リンファが喋ろうとすると、ロベールは腰の突き上げを強くした。

「リンファ、ダメだろ?、俺が良いって言うまで、君は大人しくしているんだ」

「ひあっ!!、ひっ!!」

ロベールの巨根が秘穴の奥まで突き入ってくる。性行為がこんなにもキモチイイものだとは思ってもいなかった。

この年まで男を知らずに来て、ここで初めてをロベールに奪われた。悪態はつきつつも、心のどこかでは若い頃の淡い思いが交錯していたリンファ。

しかし、喘ぎよがりながら愛されながらも、今はロベールが憎い。

男を知らずに来たのも、婚期を逃したのも、全てロベールの所為だと判明したからだ。熟女好きと言う嗜好の為に、リンファが熟すのを待っていたのだ

自分勝手で傲慢な男

腹立たしい、殺してやりたい。

それがリンファの今の本音だった。

…でも身体は正直だ、ロベールの責めに秘穴は濡れ、何度も絶頂に達し、それでもなお彼を求めてしまう。

溜まりに溜まった性への欲求が解放された気分だった。

「ロベール、ロベール、も、もっと頂戴…頂戴」

「そうだ、それでいい、ああ俺もイキそうだよ、リンファ」

ロベールは、リンファを抱き起こし、正常位に向きを変える、するとリンファはロベールの首に抱きついた。

「い、いくぞ」

「来てぇ!」

ロベールが一段と早く腰を突き動かす。

パンパンパンと腰を打ちつける音。

リンファが体を丸める。

「ひぁっ!、いひっ!、い、イクっ!」

「あ、あお、り、リンファ」

「ああ、ロ、ロベール一緒に……」


「はーい、そこまで」


ドンっと言う衝撃と共に、ロベールの体が宙に舞った。勃起したサオの先から、白濁の命の液をビュビュっと撒き散らし、回転しながらベッド脇の壁に激突して、床に落ちた。

「え?」

リンファは腕の中からロベールが消えて、上を見上げた。

ベッドの上に立っていたのはケティだった。
ロベールは彼女に脇腹を蹴り飛ばされたのだった。

「お楽しみの所申し訳ありませんが、事態が急変しました」

そう言ったのはベッド脇に立つ冷めた目で見つめるマティ、その後ろには、軽装備の騎士が3人立ち、お辞儀した。

リンファの顔がみるみると真っ赤になっていく。

「ひゃあああああっ!!」

可愛らしい悲鳴を上げ、ベッドのシーツを手繰り寄せ、慌てて肌けた身を隠した。

「何!?、何なのよコレは!!」

マティが騎士と顔を合わせると、一拍置いて口を開いた。

「状況が変わりました。王都騎士団から、冒険者ギルドに支援要請があるそうです」

「し、支援要請???」

……

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