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交易都市にて?
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想定外…ってわけでもない。
ちょっと予想はしてた。
フィロドロ・オッペケペイは、南方領で遭遇した闇の魔物の同族なのではないかと。
どこが?、と問われると答えようもないけど、強いて言うなれば…
女の勘かな?
はぁ、メンドクサっ
でも、あの時の奴とは、今回は違う感じもする。
まだなんとも言えない。
前のアイツは南方領主とすり替わって化けていたけど、今回のコイツはモノクルイケメン男子君に取り憑いている。
精神支配されたフリをして、わざとHにおよび、ヤツの深層精神を探ってみたけど、モノクルイケメン君の意識は今も存在し、闇の魔物の意識が覆ってた。
多分、モノクルイケメン君の能力や記憶を利用するためと思われる。
ルナリアのバカタレは、そんな奴に精神支配されてしまっていると見た。
うーん、どうしたものか…
……え?、ワタシ?、エムだけど?
隷属の支配?
ああそれね。今は並列思考のサブフレームが相手をしてる。
ルナリアと共に、闇落ちフィロドロ君に、くんずほぐれつアンアンされてるのは、実はファーストサブフレーム。
と言っても、それもワタシなんだけどね。セルフ人柱ってヤツね。
メインフレームは深層結界内へと切り離して、健在であります。
並列思考ごと支配されるかもしれない、行き当たりばったりの大博打だったけど、まあ何とかなったわ。
フッフッフッ、今まで何度も同じ様な目に遭って来たんですもの、いい加減学習しないとね。
は?、たまたま上手くいっただけ?
うるさいよ。
…さて、そんなことより状況確認。
今現在、闇落ちフィロドロ君にベッドの上で、激しくHされてます。
俯瞰視点で眺めてるけど、いやぁ、凄い、凄い
ワタシがしれっと抵抗したもんだから。
こりゃダメだとついに正体を現して、取り込んだフィロドロ君の、”淫行支配”とか言うアホ系スキルでガン突きです。
でもよくよく考えてみたら、ワタシは既に隷属支配されてるわけです。そこに上書きなんて出来るのか?って話です。そんな事ホイホイできちゃったら、隷属支配なんて意味ないじゃんね。
コイツバカじゃね?、と思うわけであります。
人の姿を捨て、借り物能力全開でレイプ
愛もへったくれもないクソH
にもかかわらずファーストが、ヒィヒィ言わされてる。
ワタシだけど
ズヌリズヌリとワタシの中を出入りするチンPは、何というかー、変な形をしてる。
太くて硬いのものさることながら、幾重にも深くくびれ、全体的にイボイボして、根元にはイソギンチャクの様なウネウネがついてる。それが股間に吸い付き、私の秘穴を出入りしてる。
イヤン、こんなの卑怯だわ。
こんなんで女を満足させられると思ってるのかしら?
「はああっ!!、ひあああっ!!」
ああ、ファーストが悲鳴を上げて悶えてる。
ワタシだけど。
……スミマセン、満足とか言うレベルじゃないわ、ヤバイです。嫌悪とかそっちのけで気持ちが良すぎて、あんなの耐えられるわけがない。
でも、そんなことされても無駄無駄。
だってサブフレームはメインから切り離して、感覚も遮断してるんだもん。
まあ、ここはとりあえずクソ野郎に支配されてるフリをしましょう。
「ひあっ!!、あひっ!!、ひぐっ!、イクっ!、イヒぃっ!!」
……でも、三人称視点で自分の痴態を見るとか、やっぱりちょっと恥ずかしくなって来た。
「ああ、お願い、お願いします、ください、もっと、もっとください……」
ああ、ファーストがプリーズしてる。
しつこい様だけど、ワタシです。
フィロドロが更に激しく腰を突き上げてくる。闇フィロドロが恍惚な顔をしてる。コイツもワタシとのHの気持ち良さにのめり込んでるみたい。
「スバラしい、このヒトゾクのオンナは、おお、ワレがハてそうだ」
なんじゃコヤツ、マジか
「ふああっ!!、ひっ!、いっ!!、ふぃ、フィロドロ、さまぁああああっ!!!」
イヤン、ファーストも絶頂に達しちゃったわ、あーあヤダもう、見てられないわ。
「う、うおおっ!!」
ドぷっ、ビュルル
え?、えええ!?
な、中出し!?
ああ、これ、フィロドロの……ああ、魔力が伴ってんじゃないのよ!……あああっ!!
感覚遮断が一瞬ONになって、メインのワタシが僅かに精神侵入された。
ズヌルっとしたなんともいえない感触に襲われた、例のスライムに似てる!?
それよりも、今のでメインの精神を切り離しているのがバレたかと思ったけど。
セーフ。
闇フィロドロは、気付けないほど無心に腰を突き動かしてる。
うう、でもコレ、結構キツイ
闇フィロドロの命の液には”負の魔力”が伴ってる。
ワタシの魔力循環に干渉して、魔力が打ち消されてる。
このまま続けられたら、並列思考が停止しかねない。
そうしたらメインを侵食される。
ヤバイ。
でも、そう思って耐えていたら、闇フィロドロが、チンPをワタシから抜き去り、今度はルナリアに刺した。
「ひああっ!!」
悲鳴を上げるルナリア、ピクピクと痙攣してる。
闇フィロドロは、激しい興奮状態で、冷静さのカケラもない。とにかく、今目の前のある穴にねじ込んでは、暴れている状態。
ヒドイ、これはヒドイわ
ルナリアが悲惨な事になってる。
身体を硬直させて、口から泡を拭き、白眼を向いてる。
絶頂を通り越して、失神寸前。なのに気を失っていない。いいえ、気絶できないんだわ。闇フィロドロに、その様に支配されてるから。
このままじゃ、ルナリアが壊れてしまうわ。
またか!
また、このシチュエーションなのね。
世話が焼けるったらありゃしない。
ワタシは、闇フィロドロに背後から抱きついた。
そうよね、これしかないわよね。
腕を前に回し、闇フィロドロの股間に手を入れる。
ルナリアと繋がっているチンPを握りしめ、囁いた。
「ワタシにもアナタ様のコレを挿れてください」
……
ワタシは、一晩中、狂った闇フィロドロに自ら股を開き、とにかく相手をした……
ルナリアを守るために
何でワタシがこんな事せにゃならんのですか?
……別にさっきのが、スゲー気持ちよかったから。
…とかじゃないわよ
本当よ?
ルナリアのためよ?
ルナリアのためなのよ……
うう、ごめん
ワタシが我慢できませんでした。
だって、AVを見てれば、そりゃやりたくもなりますよ。
AV?
ワタシってば、やっぱヘンタイ
あんな奇怪なチンPを挿れたくなるなんて。
人外プレイ
とんでもない悦楽感
腰を降り、喘ぎ、悶え、何度もイキ果て、負の魔力を宿した命の液を注がれる。
「ひああっ!、イクッ!、いっちゃう!!」
正直、ファーストは捨て石
でも、気は許せない、気力で対抗しちゃる。
今の闇フィロドロには、知的な意思が感じられない。ケダモノモードとでも言えば良いのかしら?、とにかく低い声で唸りながら、チンPを一心不乱に突き込み、ブルブル震えては負の魔力液を注いでくる。
闇フィロドロの負の魔力は、強烈。
貯めた魔力を打ち消される、マジックチャージャーを気づかれないレベルで動かしてるけど、もはや枯渇寸前。いつしかメインのワタシも、呑み込まれそうになってる。
でも負けられない。
さあ、来なさいよ!
やったろうじゃないの!
H指数高めのワタシを舐めんなよ!
そう言いつつ、ヒィヒィと絶頂を繰り返すワタシ……
………
んで、負けました。
無理
こんなの敵うはずもありません。
全身に及ぶ性感に耐えられなかった。
更には、圧倒的にワタシより魔力量が上
気力でどうこう言うレベルじゃなかった
負の魔力に、丹田の炉を空にされて、ファーストを潰された。
チクショウ
でもルナリアは守れた。
闇フィロドロは、ワタシ達をベッドに残し、疲れ果て、フラフラと部屋を出て行く
ある意味勝った。
ああそうだ、もしこれがメインフレームだったらと思うとゾッとする。
ルナリアと共に、一生アイツの性奴隷になってたかも。
……
「ルナ、ルナリア…」
ファーストが潰れたので、隷属の支配が外れた。これはラッキーな展開だわ
でも、身体は凄まじい脱力感で動かせない、ワタシは手を伸ばし、隣で気を失っているルナリアを揺すった。
ルナリアは薄っすら目を開けると散眼させた。
「う、ああ、フィ、フィロドロ様ぁ、ああ、お許しを…お許しください……無理、もう無理ですぅ」
「ルナ、ワタシよ、エムよ」
「エ、エム?、エム?、エムぅ!!」
ルナリアはワタシに気づいて抱きつくと泣きじゃくった。
ワタシはしばらくそのまま、その背中を優しくなでてやる
しばらくそうしていると、ルナリアの嗚咽が収まってきた。、
「落ち着いた?、ルナ」
「……エム、私……」
「アイツの支配が切れてるみたいね」
「なんで……どうして……」
顔を上げたルナリアが、ワタシの首、腕、足を見て青ざめた。
「ああコレ?、覚えてないんだ」
ルナリアが体を起こして頭を抱える。
「私が……やったの?」
「厳密には違うけど、今はあなたの奴隷よ」
「ごめんなさい!、ごめんなさい!、エム!!、私、私なんてことを……」
「落ち着いてルナ、ワタシのことは今はどうでもいいの、まずは貴方のことよ」
「私?」
「ルナは、フィロドロに精神支配、いいえアイツのスキル”淫行支配”で操られてる、自覚はある?」
ルナリアが首を横に振った。
「私、フィロドロ様に言われて、審議場で証言して……それから……屋敷で男たちに……!?」
ルナリアが震えだした。
「輪姦されて……それで、フィロドロに……」
「そこで精神支配されたのね」
ルナリアが手で顔覆い再び泣き出す。
「ルナ、闇の魔物を覚えてる?、南方領であなたのお父様に化けていた」
「ええ」
「フィロドロは、あれと似た奴に取りつかれてる」
「!?」
とは言うものの、だいぶ違和感はある。
南方領の闇の魔物は、砦跡の神殿にいた自称?”神の眷属”になんとなく似てる。でもフィロドロに取り憑いてる奴は、どちらかと言うとエムシャドウに近い気がする。
「んで、ワタシは操られたルナに、隷属支配されてる。ずいぶんと回りくどいことしてるのよ、あの野郎」
「……逃げて、エム」
「どこへ?、足輪がある限りルナからは離れられないわよ」
「でも……」
ワタシはルナリアにデコピンした。
「痛っ!、なにすんのよ!」
ルナリアが眉間に皺を寄せてワタシを睨む。
「私が、ここに何しに来たと思ってんのよ」
「私にお仕置きしに?……」
なんでやねん
「バカっ、助けに来たに決まってんでしょ!」
「とてもそうは見えない」
ルナリアがマジで怯えてる。ワタシがどう見えてるっちゅーねん。
「こうでもしなきゃアンタに接触できないと思ったからよ!」
「だって私、まだフィロドロに支配されたままなのよ?、繋がりは切れてないわ、この先もっとエムを酷い目に合わせてしまうわ…」
ルナリア自身も自覚はあるのね、一時的に支配から解かれているのもわかっているみたい。
「今に始まった事じゃないでしょ、初めて会った時から、ルナには散々酷い目にあわされてきたわ。今回は際たるものね、”奴隷”なんて」
「うう…」
「と言うわけで、ルナはこのままあのクソヤロウに支配されてて」
「え?」
「今アイツは、だいぶ衰弱してて、支配の制御がままならない。だけど、直ぐに回復するわ」
「エム、一体アノ人に何をしたの?」
「H対戦に決まってんじゃん。引き分けだけどね」
「呆れた」
「誰のせいだと?」
「…ごめんなさい」
「それに……」
“逃げる算段はついてる”、と言おうと思ったけど、それは伏せた。今はルナリアに余計な情報を与えない方がいいと思ったから。
「と、言うわけで、ルナはもうしばらく奴らにアンアンされてて」
もの凄い嫌そうな顔をするルナリア。
「だったらエムは?、私が支配されると、貴方も……」
「それは大丈夫、安心して」
「何かあるのね」
「まあね、今はヒミツ。ほんじゃまあ、とりあえずHしときますか」
「へっ?」
「お仕置きしないとは言ってないでしょ?」
ルナリアの顔が青ざめた
「さっき私を助けに来たって…」
ワタシはルナリアを押し倒し、唇を重ねた。
「ンプ、や、やめてエム、こんな時に」
「こんな時だからよ」
ワタシの真剣な眼差しに、ルナリアは察してくれた様ね、ワタシと唇を重ね答えてくれた。お互い抱きしめ合い、舌を入れて濃厚なキスをした。
……
「なんだ、なんなんだあの女は……凄すぎだ、素晴らしい、あの様な甘美な果実は、今まで味わった事がない……欲しい、我が欲しい」
寝衣ガウン姿のまま、フラフラと屋敷内を彷徨うフィロドロ。
「初めから、我の奴隷に……いやそれではスガー家を利用できない。ルナリアにはまだ利用価値がある、それに……」
ブツブツと呟き、徘徊するフィロドロの前に、執事然とした初老の男性が近寄り、会釈した。
「なんだ」
「フィロドロ様に、急ぎお伝えしたき事があります」
「私は疲れている。手短に話せ」
「はい、女冒険者の従者2人が姿を消しました」
「ふん、予想通りだな」
「それに合わせて、衛士隊寄宿舎が襲撃され、隊員十数名が重傷をおい、更には件の隊員4名が殺害されたと、衛士隊へ報告されました」
「何?、衛士隊寄宿舎が襲われただと?、アソコは、精鋭を配置し、出入りも厳重に管理していたはずだ」
「どうやら、”魔犬の匙”連中は、監禁状態に我慢できなくなり。2人の男娼を寄宿舎に呼んだ様です。無論、衛士隊規約違反ではあります」
「フム、その男娼に化けて……いや待て、男娼?、娼婦じゃないのか?」
「あの4人はそう言った嗜好持ちの様ですな」
「逃げた従者2人が、報復の為に男娼に化けて潜り込んだと言うことか」
「それが違う様です」
「違う?」
「最近この街で冒険者登録をした、人族の女のようです。もう1人は、ベロッチェ娼館から派遣された、本物の男娼でした。それは確認済みです」
「女冒険者か、……衛士隊は?、その者の調べはついているのか?」
「衛士隊は、この冒険者を当初から追っていた様です」
「ほぉ流石だな」
「どうやら、ルナリア様の徒党の1人だそうです。彼女らがこの街に来た時に、門兵が見たという5人目です」
「恨みによる犯行というところか?」
「そう捉えるべきかと」
フムと考えるフィロドロ
「……では、この屋敷に来るな」
「恐らく」
「好都合だ。予定より早く事が起こせる」
「現在、上級長のドルガー殿が、該当の冒険者を拘束すべくギルドに赴いております。ギルドも非常に混乱しているそうです」
「そうか、だがドルガーはこちらに戻せ、ヤツは単身で竜種を屠る腕を持つ、冒険者共に遅れはとるまい」
「屋敷の警備を固めさせます」
「ああ、だが適度でいいぞ、どの道この屋敷も捨て石だ」
クククと笑うフィロドロ
「それとギルドですが、長の代理を立てました」
「あの行き遅れか?」
「……はい、リンファ殿です。推したのは”大老”です」
ニヤリと笑うフィロドロ
「どこまでもバカな女だ」
……
ちょっと予想はしてた。
フィロドロ・オッペケペイは、南方領で遭遇した闇の魔物の同族なのではないかと。
どこが?、と問われると答えようもないけど、強いて言うなれば…
女の勘かな?
はぁ、メンドクサっ
でも、あの時の奴とは、今回は違う感じもする。
まだなんとも言えない。
前のアイツは南方領主とすり替わって化けていたけど、今回のコイツはモノクルイケメン男子君に取り憑いている。
精神支配されたフリをして、わざとHにおよび、ヤツの深層精神を探ってみたけど、モノクルイケメン君の意識は今も存在し、闇の魔物の意識が覆ってた。
多分、モノクルイケメン君の能力や記憶を利用するためと思われる。
ルナリアのバカタレは、そんな奴に精神支配されてしまっていると見た。
うーん、どうしたものか…
……え?、ワタシ?、エムだけど?
隷属の支配?
ああそれね。今は並列思考のサブフレームが相手をしてる。
ルナリアと共に、闇落ちフィロドロ君に、くんずほぐれつアンアンされてるのは、実はファーストサブフレーム。
と言っても、それもワタシなんだけどね。セルフ人柱ってヤツね。
メインフレームは深層結界内へと切り離して、健在であります。
並列思考ごと支配されるかもしれない、行き当たりばったりの大博打だったけど、まあ何とかなったわ。
フッフッフッ、今まで何度も同じ様な目に遭って来たんですもの、いい加減学習しないとね。
は?、たまたま上手くいっただけ?
うるさいよ。
…さて、そんなことより状況確認。
今現在、闇落ちフィロドロ君にベッドの上で、激しくHされてます。
俯瞰視点で眺めてるけど、いやぁ、凄い、凄い
ワタシがしれっと抵抗したもんだから。
こりゃダメだとついに正体を現して、取り込んだフィロドロ君の、”淫行支配”とか言うアホ系スキルでガン突きです。
でもよくよく考えてみたら、ワタシは既に隷属支配されてるわけです。そこに上書きなんて出来るのか?って話です。そんな事ホイホイできちゃったら、隷属支配なんて意味ないじゃんね。
コイツバカじゃね?、と思うわけであります。
人の姿を捨て、借り物能力全開でレイプ
愛もへったくれもないクソH
にもかかわらずファーストが、ヒィヒィ言わされてる。
ワタシだけど
ズヌリズヌリとワタシの中を出入りするチンPは、何というかー、変な形をしてる。
太くて硬いのものさることながら、幾重にも深くくびれ、全体的にイボイボして、根元にはイソギンチャクの様なウネウネがついてる。それが股間に吸い付き、私の秘穴を出入りしてる。
イヤン、こんなの卑怯だわ。
こんなんで女を満足させられると思ってるのかしら?
「はああっ!!、ひあああっ!!」
ああ、ファーストが悲鳴を上げて悶えてる。
ワタシだけど。
……スミマセン、満足とか言うレベルじゃないわ、ヤバイです。嫌悪とかそっちのけで気持ちが良すぎて、あんなの耐えられるわけがない。
でも、そんなことされても無駄無駄。
だってサブフレームはメインから切り離して、感覚も遮断してるんだもん。
まあ、ここはとりあえずクソ野郎に支配されてるフリをしましょう。
「ひあっ!!、あひっ!!、ひぐっ!、イクっ!、イヒぃっ!!」
……でも、三人称視点で自分の痴態を見るとか、やっぱりちょっと恥ずかしくなって来た。
「ああ、お願い、お願いします、ください、もっと、もっとください……」
ああ、ファーストがプリーズしてる。
しつこい様だけど、ワタシです。
フィロドロが更に激しく腰を突き上げてくる。闇フィロドロが恍惚な顔をしてる。コイツもワタシとのHの気持ち良さにのめり込んでるみたい。
「スバラしい、このヒトゾクのオンナは、おお、ワレがハてそうだ」
なんじゃコヤツ、マジか
「ふああっ!!、ひっ!、いっ!!、ふぃ、フィロドロ、さまぁああああっ!!!」
イヤン、ファーストも絶頂に達しちゃったわ、あーあヤダもう、見てられないわ。
「う、うおおっ!!」
ドぷっ、ビュルル
え?、えええ!?
な、中出し!?
ああ、これ、フィロドロの……ああ、魔力が伴ってんじゃないのよ!……あああっ!!
感覚遮断が一瞬ONになって、メインのワタシが僅かに精神侵入された。
ズヌルっとしたなんともいえない感触に襲われた、例のスライムに似てる!?
それよりも、今のでメインの精神を切り離しているのがバレたかと思ったけど。
セーフ。
闇フィロドロは、気付けないほど無心に腰を突き動かしてる。
うう、でもコレ、結構キツイ
闇フィロドロの命の液には”負の魔力”が伴ってる。
ワタシの魔力循環に干渉して、魔力が打ち消されてる。
このまま続けられたら、並列思考が停止しかねない。
そうしたらメインを侵食される。
ヤバイ。
でも、そう思って耐えていたら、闇フィロドロが、チンPをワタシから抜き去り、今度はルナリアに刺した。
「ひああっ!!」
悲鳴を上げるルナリア、ピクピクと痙攣してる。
闇フィロドロは、激しい興奮状態で、冷静さのカケラもない。とにかく、今目の前のある穴にねじ込んでは、暴れている状態。
ヒドイ、これはヒドイわ
ルナリアが悲惨な事になってる。
身体を硬直させて、口から泡を拭き、白眼を向いてる。
絶頂を通り越して、失神寸前。なのに気を失っていない。いいえ、気絶できないんだわ。闇フィロドロに、その様に支配されてるから。
このままじゃ、ルナリアが壊れてしまうわ。
またか!
また、このシチュエーションなのね。
世話が焼けるったらありゃしない。
ワタシは、闇フィロドロに背後から抱きついた。
そうよね、これしかないわよね。
腕を前に回し、闇フィロドロの股間に手を入れる。
ルナリアと繋がっているチンPを握りしめ、囁いた。
「ワタシにもアナタ様のコレを挿れてください」
……
ワタシは、一晩中、狂った闇フィロドロに自ら股を開き、とにかく相手をした……
ルナリアを守るために
何でワタシがこんな事せにゃならんのですか?
……別にさっきのが、スゲー気持ちよかったから。
…とかじゃないわよ
本当よ?
ルナリアのためよ?
ルナリアのためなのよ……
うう、ごめん
ワタシが我慢できませんでした。
だって、AVを見てれば、そりゃやりたくもなりますよ。
AV?
ワタシってば、やっぱヘンタイ
あんな奇怪なチンPを挿れたくなるなんて。
人外プレイ
とんでもない悦楽感
腰を降り、喘ぎ、悶え、何度もイキ果て、負の魔力を宿した命の液を注がれる。
「ひああっ!、イクッ!、いっちゃう!!」
正直、ファーストは捨て石
でも、気は許せない、気力で対抗しちゃる。
今の闇フィロドロには、知的な意思が感じられない。ケダモノモードとでも言えば良いのかしら?、とにかく低い声で唸りながら、チンPを一心不乱に突き込み、ブルブル震えては負の魔力液を注いでくる。
闇フィロドロの負の魔力は、強烈。
貯めた魔力を打ち消される、マジックチャージャーを気づかれないレベルで動かしてるけど、もはや枯渇寸前。いつしかメインのワタシも、呑み込まれそうになってる。
でも負けられない。
さあ、来なさいよ!
やったろうじゃないの!
H指数高めのワタシを舐めんなよ!
そう言いつつ、ヒィヒィと絶頂を繰り返すワタシ……
………
んで、負けました。
無理
こんなの敵うはずもありません。
全身に及ぶ性感に耐えられなかった。
更には、圧倒的にワタシより魔力量が上
気力でどうこう言うレベルじゃなかった
負の魔力に、丹田の炉を空にされて、ファーストを潰された。
チクショウ
でもルナリアは守れた。
闇フィロドロは、ワタシ達をベッドに残し、疲れ果て、フラフラと部屋を出て行く
ある意味勝った。
ああそうだ、もしこれがメインフレームだったらと思うとゾッとする。
ルナリアと共に、一生アイツの性奴隷になってたかも。
……
「ルナ、ルナリア…」
ファーストが潰れたので、隷属の支配が外れた。これはラッキーな展開だわ
でも、身体は凄まじい脱力感で動かせない、ワタシは手を伸ばし、隣で気を失っているルナリアを揺すった。
ルナリアは薄っすら目を開けると散眼させた。
「う、ああ、フィ、フィロドロ様ぁ、ああ、お許しを…お許しください……無理、もう無理ですぅ」
「ルナ、ワタシよ、エムよ」
「エ、エム?、エム?、エムぅ!!」
ルナリアはワタシに気づいて抱きつくと泣きじゃくった。
ワタシはしばらくそのまま、その背中を優しくなでてやる
しばらくそうしていると、ルナリアの嗚咽が収まってきた。、
「落ち着いた?、ルナ」
「……エム、私……」
「アイツの支配が切れてるみたいね」
「なんで……どうして……」
顔を上げたルナリアが、ワタシの首、腕、足を見て青ざめた。
「ああコレ?、覚えてないんだ」
ルナリアが体を起こして頭を抱える。
「私が……やったの?」
「厳密には違うけど、今はあなたの奴隷よ」
「ごめんなさい!、ごめんなさい!、エム!!、私、私なんてことを……」
「落ち着いてルナ、ワタシのことは今はどうでもいいの、まずは貴方のことよ」
「私?」
「ルナは、フィロドロに精神支配、いいえアイツのスキル”淫行支配”で操られてる、自覚はある?」
ルナリアが首を横に振った。
「私、フィロドロ様に言われて、審議場で証言して……それから……屋敷で男たちに……!?」
ルナリアが震えだした。
「輪姦されて……それで、フィロドロに……」
「そこで精神支配されたのね」
ルナリアが手で顔覆い再び泣き出す。
「ルナ、闇の魔物を覚えてる?、南方領であなたのお父様に化けていた」
「ええ」
「フィロドロは、あれと似た奴に取りつかれてる」
「!?」
とは言うものの、だいぶ違和感はある。
南方領の闇の魔物は、砦跡の神殿にいた自称?”神の眷属”になんとなく似てる。でもフィロドロに取り憑いてる奴は、どちらかと言うとエムシャドウに近い気がする。
「んで、ワタシは操られたルナに、隷属支配されてる。ずいぶんと回りくどいことしてるのよ、あの野郎」
「……逃げて、エム」
「どこへ?、足輪がある限りルナからは離れられないわよ」
「でも……」
ワタシはルナリアにデコピンした。
「痛っ!、なにすんのよ!」
ルナリアが眉間に皺を寄せてワタシを睨む。
「私が、ここに何しに来たと思ってんのよ」
「私にお仕置きしに?……」
なんでやねん
「バカっ、助けに来たに決まってんでしょ!」
「とてもそうは見えない」
ルナリアがマジで怯えてる。ワタシがどう見えてるっちゅーねん。
「こうでもしなきゃアンタに接触できないと思ったからよ!」
「だって私、まだフィロドロに支配されたままなのよ?、繋がりは切れてないわ、この先もっとエムを酷い目に合わせてしまうわ…」
ルナリア自身も自覚はあるのね、一時的に支配から解かれているのもわかっているみたい。
「今に始まった事じゃないでしょ、初めて会った時から、ルナには散々酷い目にあわされてきたわ。今回は際たるものね、”奴隷”なんて」
「うう…」
「と言うわけで、ルナはこのままあのクソヤロウに支配されてて」
「え?」
「今アイツは、だいぶ衰弱してて、支配の制御がままならない。だけど、直ぐに回復するわ」
「エム、一体アノ人に何をしたの?」
「H対戦に決まってんじゃん。引き分けだけどね」
「呆れた」
「誰のせいだと?」
「…ごめんなさい」
「それに……」
“逃げる算段はついてる”、と言おうと思ったけど、それは伏せた。今はルナリアに余計な情報を与えない方がいいと思ったから。
「と、言うわけで、ルナはもうしばらく奴らにアンアンされてて」
もの凄い嫌そうな顔をするルナリア。
「だったらエムは?、私が支配されると、貴方も……」
「それは大丈夫、安心して」
「何かあるのね」
「まあね、今はヒミツ。ほんじゃまあ、とりあえずHしときますか」
「へっ?」
「お仕置きしないとは言ってないでしょ?」
ルナリアの顔が青ざめた
「さっき私を助けに来たって…」
ワタシはルナリアを押し倒し、唇を重ねた。
「ンプ、や、やめてエム、こんな時に」
「こんな時だからよ」
ワタシの真剣な眼差しに、ルナリアは察してくれた様ね、ワタシと唇を重ね答えてくれた。お互い抱きしめ合い、舌を入れて濃厚なキスをした。
……
「なんだ、なんなんだあの女は……凄すぎだ、素晴らしい、あの様な甘美な果実は、今まで味わった事がない……欲しい、我が欲しい」
寝衣ガウン姿のまま、フラフラと屋敷内を彷徨うフィロドロ。
「初めから、我の奴隷に……いやそれではスガー家を利用できない。ルナリアにはまだ利用価値がある、それに……」
ブツブツと呟き、徘徊するフィロドロの前に、執事然とした初老の男性が近寄り、会釈した。
「なんだ」
「フィロドロ様に、急ぎお伝えしたき事があります」
「私は疲れている。手短に話せ」
「はい、女冒険者の従者2人が姿を消しました」
「ふん、予想通りだな」
「それに合わせて、衛士隊寄宿舎が襲撃され、隊員十数名が重傷をおい、更には件の隊員4名が殺害されたと、衛士隊へ報告されました」
「何?、衛士隊寄宿舎が襲われただと?、アソコは、精鋭を配置し、出入りも厳重に管理していたはずだ」
「どうやら、”魔犬の匙”連中は、監禁状態に我慢できなくなり。2人の男娼を寄宿舎に呼んだ様です。無論、衛士隊規約違反ではあります」
「フム、その男娼に化けて……いや待て、男娼?、娼婦じゃないのか?」
「あの4人はそう言った嗜好持ちの様ですな」
「逃げた従者2人が、報復の為に男娼に化けて潜り込んだと言うことか」
「それが違う様です」
「違う?」
「最近この街で冒険者登録をした、人族の女のようです。もう1人は、ベロッチェ娼館から派遣された、本物の男娼でした。それは確認済みです」
「女冒険者か、……衛士隊は?、その者の調べはついているのか?」
「衛士隊は、この冒険者を当初から追っていた様です」
「ほぉ流石だな」
「どうやら、ルナリア様の徒党の1人だそうです。彼女らがこの街に来た時に、門兵が見たという5人目です」
「恨みによる犯行というところか?」
「そう捉えるべきかと」
フムと考えるフィロドロ
「……では、この屋敷に来るな」
「恐らく」
「好都合だ。予定より早く事が起こせる」
「現在、上級長のドルガー殿が、該当の冒険者を拘束すべくギルドに赴いております。ギルドも非常に混乱しているそうです」
「そうか、だがドルガーはこちらに戻せ、ヤツは単身で竜種を屠る腕を持つ、冒険者共に遅れはとるまい」
「屋敷の警備を固めさせます」
「ああ、だが適度でいいぞ、どの道この屋敷も捨て石だ」
クククと笑うフィロドロ
「それとギルドですが、長の代理を立てました」
「あの行き遅れか?」
「……はい、リンファ殿です。推したのは”大老”です」
ニヤリと笑うフィロドロ
「どこまでもバカな女だ」
……
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