【R18】転生?した先は、リアルよりもHな世界でした。

N.M.V

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王都へ向けて?

山あり谷ありHあり

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ヤバイヤバイ、この馬車ヤバイ

なにこの乗り心地、悪路でもほとんど揺れない。

車輪は2輪から4輪に変更されて、前輪は左右に可動式、更に木製車輪には天然ゴムの紐が幾重にも巻かれてる。ワタシの知る限り、それはまさに”タイヤ”

それだけじゃないわ。木製の板を重ねてバネにして車軸を支えてる。
いわゆるリーフ式サスペンション

木こりのオジ様曰く

「車輪、車軸併せて、よくしなり鉄よりも頑丈な”世界樹”で造ってある」

との話。

…世界樹!?

世界樹と言えば、世界の始まりの樹だとか、世界を支えている樹だとか、その葉は死者を蘇生させるだとか言う伝説の樹よね?

え?、なにそれ?、あの森には、そんなものがポンポン生えてるもんなの?

…って聞いたら、普通に植樹してるって言われました。

あっそう

で、一番凄いのは魔石と呼ばれる魔素を帯びた石の使い方。

馬車の車重を軽減する重力魔法なる未知の術式が仕込まれてる。車体を浮かすほどの力はないけど、軽くするのは馬には優しい、一頭立てでも疲れ知らず。オマケにこれが慣性制御によって、揺れを抑制してたりする。

やばーい!魔石欲しい!

でも入手方法は極秘で教えてもらえなかった。Hさせてあげたのにー

オジ様のケチ

いいもん、勝手に解析するから。

だけどこの馬車、見た目に反してオーバーテクノロジー甚だしいわ。ベースになった馬車はどこさ行っただ。元領主のオジ様、ただの絶倫オヤジじゃないわね、一体何者?

……そんな詮索はさておき

王都への道のりは険しい、故にこのスーパー馬車は大変重宝されます。素敵ですわオジ様

ワタシ達は荒涼とした山岳地帯を進んでる。申し訳程度に整備された凸凹街道。

そしてこの深い渓谷は、きっと大昔の氷河の跡ね。

こうして道ゆくと、西の街がどれだけ辺境にあるかと言う事がよくわかる。

西の街を含めた辺境領は、ほぼ独立した自治権が与えられている。

元々は小いさな国で、現在の領主は当時の国王の末裔

隣国王国に組みしたのは、更に北方にあるという大帝国が戦線布告、南進して来た時に、南方領と共に同盟を組んだ事に端を発しているのだそうです。

「現在では帝国に対して牽制するために、西も南方も王国の属州という体制なのよ。でも、お互い対等の立場で交易してる」

とルナリア談

「ふーん」

では、東の大山脈地帯の向こうはどうなっているのかと言うと…

「あそこは瘴気渦巻く人の立ち入りを許さない未開の地よ、魔族領があると言われてる」

魔族!やっぱりいるんだ!

ワタシの薄れゆく記憶のゲーム世界では、魔王を擁した世界の敵となる種族

「でも、私達人族とほとんど接触が無いわ」

「なんで?」

「言葉も文化も違いすぎて意思疎通が難しいからよ。そもそも彼等の住まう地は極度に濃い魔素に覆われてる、人が長くその地に留まれば死に至るし、逆に魔族から見ればこちらの領域は魔素が薄すぎて、陸に打ち上げられた魚の様になってしまうらしいわ」

「生存環境が異なるのね」

「そ、でも魔族は魔法に長け、生まれた時から死ぬまで、日々魔法の研鑽に費やしているって聞いたことあるわ」

引きこもり魔法オタクか

「魔族って言うから、魔王がいて、この世の混沌と世界征服を企んでるのかと思った。南方領の古城で騒ぎを起こした黒い霧の魔物も魔族だったのかしら?」

「?」

ルナリアとマティ、ケティはワタシのそんな言葉にキョトンとしてる。

「なにを言ってるのエム?魔族はあんなのじゃないし、そもそもそんな事するわけないじゃない」

「へ?」

「魔族は温厚で大人しい種族よ、意思疎通は中々に難しいけど、限られた人達で多少の交易もしてる」

「そ、そうなの?」

「世界を淫猥と色欲の混沌に陥れようとしてるのは、クソエルフよ」

お姫様がクソ言ってますよ。

……

ワタシ達は荒涼とした深い渓谷の谷底をを進んでます。前後から盗賊にでも挟撃されたら逃げられそうもない道。

めっちゃ遠回りにはなるけど、平坦な平原ルートもあるそうで、途中途中で要衝地もあるからそちらの方が安全らしいけど、海みたいな大河も渡らなければならないし、時間も倍以上かかるとの話。帰りのルートだねー。

まあ、山賊如き、出てきたら返り討ちにすればいいだけの話。こちとら戦乙女にランクAの冒険者、ワタシはDだけどねー

索敵に怪しげな動きは感知してる、着かず離れず後方からついて来てるわね

「何処かで襲って来ますかねー」

御者を務めるケティがそう言った。彼女も気づいてる。

「この先で待ち伏せ、挟み撃ちって感じじゃない?」

「ですよねー」

フム、それも面白くないわね

「……ケティ、馬車止めて」

「はーい」

馬車が停止、ワタシは徐に馬車を降りた。

「どうしたの?」

ルナリアが何事かと窓から顔を出して来たわ。

「周囲に警戒して、後ろの奴らをカツアゲして来る」

「カツ、アゲ?」

ワタシは馬車を降りると、来た道を戻る。

程なくして遭遇したわ、やはり山賊。

「えーと」

相手の数は5、全員ヤサグレの野郎共、周囲には他に隠れ潜む者はなし、と

「なんだ、女」

山賊どもがワタシを睨む

「金目の物を全部置いて行ってちょうだい」

「は?、はぁ?」

「おたくらは山賊でしょ?」

「なんだテメぇ、俺たちが山賊と知って女1人でノコノコ来やがったのか?」

「そうよ」

するとゲスな男共は、ワタシの身体を舐め回すように見てニヤニヤと笑い出す。

実にわかりやすい。

「で?、誰を最初に相手にしてくれるんだ?」

「アンタ達は何か勘違いしているようね。金目のものを置いてさっさと立ち去れって言ってんのよ」

「なんだと!?」

山賊たちは各々武器を構えた

「たった一人で何ができる、テメェは俺たちでマワした後、性奴隷にしてやるよ」

「警告はしたからね」


……

「な、なんだ、なんだこの女!!??」

剣を使うほどでもなかったわ、徒手空拳で制圧。

ボコボコに顔を腫らした山賊共を、目隠しをして両手両足を後ろ手に廻してエビぞり縛りにして転がしてやった。

その中で一人、わざと気絶させなかった男の前に、ワタシはしゃがみ込んだ。

「貴方達は冒険者崩れ?」

「だ、だったらなんだ!」

「この先にも、アンタたちの仲間が潜んでるわよね?」

「ここには山賊なんかいたるところにいる!知るか!!」

「なるほど」

ワタシはとりあえず目の前の男のポケットまさぐった。

「な、なにをしてる」

「おお、結構あるじゃん」

男のポケットから革袋を見つけ、それを揺らしてジャラジャラと音を聞かせてやる。

「お、俺の金!!」

袋の中を確かめると……屑鉄貨ばかりでした。

「チっ、しけてるわね」

「な、おま……」

更にズボンのすそ、襟首なんかも漁ってみる、すると金貨が2枚出てきた。

「おお」

「や!やめろおっ!!返せ!!」

「え?いやよ、貴方達にはもう必要ないでしょ?」

ワタシはそういって、男のズボンを下す。

「な!?」

「うわっクサっ!、風呂ぐらい入りなさいよ、こんなモノ入れたら病気になっちゃうわ」

「う、うるさい!!」

ワタシは男の臭いフニャチンPを撫でまわした

「お、う、お」

腰を引きビクビクと体を震わせる山賊の男

小汚ネーチンPがムクムクと起き上がっていく。正直モノめ

「もう一度言うわ、警告したからね」

そういって、ワタシは腰のナイフを抜き、その根元に刃先を突き立てた。

「え?」

……

「あ、戻って来た」

ワタシは、銭袋を5つ手にぶら下げ馬車のところに戻って来た

「ふう、大したモノは持ってなかったわ」

「イヤラシイ、エム姉」

とマティ

「まぁちっちゃくて臭かったわね…ってちゃうわ!!、金貨4枚に屑鉄貨多少よ」

「盗賊から追いはぎしてきたの!?」

ルナリアが驚いてる。

「カツアゲよ」

「なによカツアゲって……」

「追いはぎ」

「同じじゃないのよ!」

ルナリア、ナイス突っ込み、グッジョブです。

「締めて来た奴らから聞いて来たわ、この先に仲間が待ち構えてる、数は多数、それと、別の馬車を既に襲った後らしいわ」

「!それは見過ごせませんね」

そう言ってルナリアが鼻息を荒くしてる。正義感溢れるのはよろしい心構えですが、もう少し疑うべきよね。

こんな所を通る馬車がまともな者達とも思えないけど、口にはしない。

「マティ、ケティ、馬車をお願い、ワタシとルナで見て来るわ」

「了解しました」


ワタシとルナは、ステルスをかけて先行した。

…すると、馬車を発見、車輪が壊れて鎮座している、その馬車を取り囲んでいる一団がいる。

そして、その馬車の周りに転がる骸、山賊でもない、護衛だったのか、抜剣したままの者、商人らしき身なりの者、皆息絶えている。

「全滅ね酷いわね」

「エム、馬車から声」

耳をすますと…女の声、喘ぎ声

ああ、もう、最悪

ワタシ達は馬車に近づき、中を除いた。

…すると

若い女性が1人、3人の男達に囲まれ押し倒されてる

言わずもがな、男達はズボンを下ろして下半身むき出し、女性はその内の1人に激しく凌辱されていた。

「ふんっふっふっふっ」

「あー、あっ、あーっ!」

でもなんか様子が変、一心不乱に腰を突き動かしてる男はもの凄い恍惚な顔をしてる。

「おお、す、すげー、締め付けて来てヌルヌルだぜ、こんなイヤラシ穴初めてだ、中で先っちょを舐められてるみたいだ」

「は、早く代われよ」

興奮したもう1人の男が己のチンPを擦りながら催促してる。

ゲス共め

「エム、あの子、魔族だわ」

ルナリアが耳元でそう囁いて来た

「え?」

犯されている女性、いえ、容姿からは女の子と言った方がいいかも。ワタシの魔族イメージとは全然違ってた。その肌は透き通るようなほどに白く美しい、そして耳の上にクルリと巻いた羊のような角、そして額にはもう一つ眼の様なモノがある、何より可愛い

あれが魔族

二人掛かりで押さえつけられ、あられも無い姿で人族の山賊達によって、慰み者にされていた。

「でも、どうやって魔族を…」

ルナリアの疑問はわかる、さっきの話だと、魔族領の外は魔族にとって、魔素が薄くて生き死に関わる領域

フム

「……あの魔族っ子は、まさかお楽しみって事はないわよね?」

ルナリアが呆れた顔をする。

「エムじゃあるまいし」

「あんな臭い奴らとなんか嫌よ」

「お、おああっ!」

ルナリアとそんな漫才をしているうちに、山賊が腰をびくつかせる

あっ

男はフィニッシュする、魔族っ子の中に命の液を注ぎ込んでしまったわ。

ルナリアに肘で小突かれた。ごめん

「馬鹿野郎!中に出したら、後の奴もソコに突っ込まなきゃならねーだろうが!」

「わ、わりい、気持ち良くて」

仲間に怒鳴られてるし

でも、魔族っ子の様子がおかしい、注がれた液に過剰な反応を見せてる。
一段と喘ぎ、ヒィヒィと悶えてる。

「んああ、あー、あっ、あーっ!」

山賊達は魔族っ子の反応に、戸惑ってる

「あの身悶え方、アレってまさか…」

「エム!」

「わ、わかってるわよ」

ワタシ達は馬車に飛び込んだ。
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