1,125 / 1,127
三食昼寝、家族付き
第1113話
しおりを挟む
一通り宿を探索し、満足したらしい幼児とワンコ兄弟は畳が敷かれた広い座敷におもちゃを取り出し、それぞれのおもちゃを自慢しあっていた。
どれも春日さんが買ってくれたものらしい、あの人、本当に子どもに甘いよね。
「今日は自由行動、明日の夕方は浜辺でBBQ!」
『アー君、涼ちゃんはインフィニティ風呂に入るって行っちゃった』
「俺は森の巡回ついでにママの影響確認行ってくる。シャムスはどうする?」
『ママを独り占め、うふふ』
「あぁ、パパ達は釣りだもんなぁ。きっと明日も早朝から海か川に行くんだろうなぁ」
パパ二人、行動が読まれている。
『三人目のパパは?』
「交流を深めるために強制釣り」
「アー君、水着に着替えるなら手伝うよ」
「着替える!」
本日のアー君が着る水着はなんとシャチ柄の水着で、帽子が頭、脇にはヒレもついているんだけど、なんとこれ騎士様のパパである珱さんの手作り。
お尻にはシャチの尻尾の代わりに穴が開いていて、そこからアー君の尻尾が出るようになっているんだ。
めっちゃ可愛い。
「帽子いるかなぁ?」
「お耳窮屈なら写真撮った後、外していいみたいだよ、作りたかっただけみたいだし」
ふふ……そう、今回の旅行にはカメラが僕の手の中にあるんです。
ただこれ、春日さんの私物だから旅行が終わったら返却しなきゃいけないんだけどね、データ自体はメニュー画面にコピーくれると言っていた。
アー君に水着をセット装備してもらい、珱さんへのサービスの一環で何枚か写真を激写、いいよねカメラ、個人的に欲しい。
「はぁ、女神様が科学を受け入れてくれればな~」
「ファンタジーの世界に電子機器とかがあるのがどうしても許せないタイプみたいだな、春日も一応その辺は気を使ってタブレットとかゲーム機は家から持ち出さないって」
『こだわりなのね』
ちなみに魔道具で再現するのはOK。
神薙さんの邸宅から奥に行ったラウルさんの隠れ家にある地球産の電子機器は、人間の目に触れることはないのでセーフ。
「うぅ、カメラみたいな魔道具欲しいよぉ」
「開発出来るとしたらギレンか春日だろうけど、まぁ無理だな」
『ギレンはアカーシャの願い最優先なの』
「春日は地球に買いに行けるからな、金もあるし。カメラ自体は認識阻害をかければ問題ない」
あと名の知れた有名な神様なので、もしカメラを見られたとしても珍しい魔道具をお使いになられている。で終わるらしい。
いいな、僕も珍しいものもっていても、そのぐらい当たり前に受け入れられたい。
難しいかもしれない、自分で言っておいてあれだけど、僕って手ぶらが多いですね。
刀国の人の僕に対する認識って「今日もポンチョがお似合いですね」ぐらい!?
「じゃあ泳ぎ行ってくる! 兄ちゃん行くぞー!」
「わおーーーん!!」
『いってらっしゃい』
ズダダダと音を立ててアー君とワンコ兄弟、もふもふズが外に飛び出していった。
「さて、シャムス、えっちゃん、僕らは何をしようか?」
「おひるね」
「海はいいの?」
「ままとべったりゆーせん」
「シャムスッ」
可愛い!!
じゃあ寝ようか!
せっかくだから珱さんが作ってくれたお揃いのパジャマを着て、写真を撮ってから寝ようね!
どれも春日さんが買ってくれたものらしい、あの人、本当に子どもに甘いよね。
「今日は自由行動、明日の夕方は浜辺でBBQ!」
『アー君、涼ちゃんはインフィニティ風呂に入るって行っちゃった』
「俺は森の巡回ついでにママの影響確認行ってくる。シャムスはどうする?」
『ママを独り占め、うふふ』
「あぁ、パパ達は釣りだもんなぁ。きっと明日も早朝から海か川に行くんだろうなぁ」
パパ二人、行動が読まれている。
『三人目のパパは?』
「交流を深めるために強制釣り」
「アー君、水着に着替えるなら手伝うよ」
「着替える!」
本日のアー君が着る水着はなんとシャチ柄の水着で、帽子が頭、脇にはヒレもついているんだけど、なんとこれ騎士様のパパである珱さんの手作り。
お尻にはシャチの尻尾の代わりに穴が開いていて、そこからアー君の尻尾が出るようになっているんだ。
めっちゃ可愛い。
「帽子いるかなぁ?」
「お耳窮屈なら写真撮った後、外していいみたいだよ、作りたかっただけみたいだし」
ふふ……そう、今回の旅行にはカメラが僕の手の中にあるんです。
ただこれ、春日さんの私物だから旅行が終わったら返却しなきゃいけないんだけどね、データ自体はメニュー画面にコピーくれると言っていた。
アー君に水着をセット装備してもらい、珱さんへのサービスの一環で何枚か写真を激写、いいよねカメラ、個人的に欲しい。
「はぁ、女神様が科学を受け入れてくれればな~」
「ファンタジーの世界に電子機器とかがあるのがどうしても許せないタイプみたいだな、春日も一応その辺は気を使ってタブレットとかゲーム機は家から持ち出さないって」
『こだわりなのね』
ちなみに魔道具で再現するのはOK。
神薙さんの邸宅から奥に行ったラウルさんの隠れ家にある地球産の電子機器は、人間の目に触れることはないのでセーフ。
「うぅ、カメラみたいな魔道具欲しいよぉ」
「開発出来るとしたらギレンか春日だろうけど、まぁ無理だな」
『ギレンはアカーシャの願い最優先なの』
「春日は地球に買いに行けるからな、金もあるし。カメラ自体は認識阻害をかければ問題ない」
あと名の知れた有名な神様なので、もしカメラを見られたとしても珍しい魔道具をお使いになられている。で終わるらしい。
いいな、僕も珍しいものもっていても、そのぐらい当たり前に受け入れられたい。
難しいかもしれない、自分で言っておいてあれだけど、僕って手ぶらが多いですね。
刀国の人の僕に対する認識って「今日もポンチョがお似合いですね」ぐらい!?
「じゃあ泳ぎ行ってくる! 兄ちゃん行くぞー!」
「わおーーーん!!」
『いってらっしゃい』
ズダダダと音を立ててアー君とワンコ兄弟、もふもふズが外に飛び出していった。
「さて、シャムス、えっちゃん、僕らは何をしようか?」
「おひるね」
「海はいいの?」
「ままとべったりゆーせん」
「シャムスッ」
可愛い!!
じゃあ寝ようか!
せっかくだから珱さんが作ってくれたお揃いのパジャマを着て、写真を撮ってから寝ようね!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
332
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる