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三食昼寝、家族付き
第1004話
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山小屋には文字を学習しに行ったはずだと思うんだけどな?
「あかんぼー拾った!」
「事故だ、事件だ、故意じゃない!」
「ネヴォラ、いい子だからその赤ちゃんをそっとこっちに渡そう」
赤ちゃんを戦利品のように頭の上に高々と掲げるネヴォラに手を伸ばす、ここにヘラ母さんが来たら説教どころか雷を落とされるよ。
自分の子供以外の赤ちゃんは久しぶり、だと思う。
うちって僕の子供はかなりの人数いるけど、養子もちょいちょいいるんだよねぇ。
この子も久しぶりの養子候補?
「どういう状況で? お勉強に行ったんだよね?」
「んー、たぶんだけど、捨て子かなぁ」
「わたしママになっちゃう?」
「俺、乳出ないからなぁ、ママに代理してもらうしか」
どうしよう、ヘラ母さんに預けるべきか、いや、少し前、女児が増えすぎて子育ての人手が足りないってアー君が制裁されてたな。
それともシヴァさんが迎えに来ちゃうのだろうか、ちょっと失礼して……大丈夫、迎えは絶対に来ない、この子は女の子です!
『お名前はー?』
「頬っぺたふにふに」
「膝が冷たい、ドリちゃんオムツーー!!」
どうせだからと皆でお風呂に入って来いと促され、きゃーきゃー遊びながらお風呂を楽しみ、上がったらドリアンが待っていて赤ちゃんを受け取り、オムツと服を着せてくれた。
ついでに僕のポンチョも変更され、赤ちゃんとお揃いの白うさポンチョになりました。
あぅあぅ言っている赤ちゃんにドリちゃんミルクを飲ませ、子供達にはフルーツシャーベット、シャムスに断ってスラちゃんを一匹お守りに任命、刀雲と騎士様にアー君が子供を拾ってきたと書いたお手紙を飛ばし、あとやるべきはなんだろう?
おもちゃ、かな?
「きゃーぁー」
「ふはははは、楽しいだろう、スライムベーーーッド!」
『きゃーたのしー!』
「うぉぉ目が回るー!」
あれこれ悩んでいたら子守に任命したスラちゃんが、早速全力であやしてくれいた。
畳一畳分ぐらいの大きさになり、ウォーターベッドみたいに波打って赤ちゃんをころころ転がしているんだけど……シャムスと涼玉も一緒にころころしている。
安全性は保障されているので、安心して任せよう。
子守をお願いした子には別の名前付けた方がいいよね、あと赤ちゃんにも、刀雲達が帰ってきたら事情と一緒に決めよう。
「あっ、そろそろわたし帰る! じいちゃんに今日の話しないと!」
「また明日な」
「うん!」
ぴょーんとジャンプ転移してネヴォラが帰って行った。
今のは新技だろうか、器用ですね。
「アー君、勉強になったの?」
「勉強始まる前に騒ぎが起きて、みんなで母親探しになったんだ。まぁ見つからなかったけどな」
『はぁはぁ、つ、疲れちゃ』
「かあちゃアイツ寝たぞ」
「はぁい」
スライムベッドから溶けるようにシャムスが出てきて、そのまま畳の上に転がった。
シャムスが疲労するってどんな技使ったんだろ、スラちゃん張り切ったんだろうなぁ。
スラちゃんを見ると荒波から緩やかな波に変更し、うつ伏せで眠る赤ちゃんを静かに揺らしていた。
窒息の心配がないのがうちのスラちゃんの凄い所だよね、湖では水中を見放題で楽しかったなぁ。
「ママ、この子……人族じゃないわ!」
「ん? そうなの?」
「あーしくじったー、ただの捨て子じゃない、探すのは親じゃなくて犯罪者だった! ちょっとパパのところに行ってくるけど、ご飯には戻るから!」
「いってらっしゃい」
赤ちゃんは人族じゃないそうです、でもケモミミも尻尾もなければ、エルフっぽく耳が尖っている特徴もないし、なんだろう?
「ごがーー」
赤ちゃんなのにイビキでっかいなと思ったら、涼玉のイビキだった。
「あかんぼー拾った!」
「事故だ、事件だ、故意じゃない!」
「ネヴォラ、いい子だからその赤ちゃんをそっとこっちに渡そう」
赤ちゃんを戦利品のように頭の上に高々と掲げるネヴォラに手を伸ばす、ここにヘラ母さんが来たら説教どころか雷を落とされるよ。
自分の子供以外の赤ちゃんは久しぶり、だと思う。
うちって僕の子供はかなりの人数いるけど、養子もちょいちょいいるんだよねぇ。
この子も久しぶりの養子候補?
「どういう状況で? お勉強に行ったんだよね?」
「んー、たぶんだけど、捨て子かなぁ」
「わたしママになっちゃう?」
「俺、乳出ないからなぁ、ママに代理してもらうしか」
どうしよう、ヘラ母さんに預けるべきか、いや、少し前、女児が増えすぎて子育ての人手が足りないってアー君が制裁されてたな。
それともシヴァさんが迎えに来ちゃうのだろうか、ちょっと失礼して……大丈夫、迎えは絶対に来ない、この子は女の子です!
『お名前はー?』
「頬っぺたふにふに」
「膝が冷たい、ドリちゃんオムツーー!!」
どうせだからと皆でお風呂に入って来いと促され、きゃーきゃー遊びながらお風呂を楽しみ、上がったらドリアンが待っていて赤ちゃんを受け取り、オムツと服を着せてくれた。
ついでに僕のポンチョも変更され、赤ちゃんとお揃いの白うさポンチョになりました。
あぅあぅ言っている赤ちゃんにドリちゃんミルクを飲ませ、子供達にはフルーツシャーベット、シャムスに断ってスラちゃんを一匹お守りに任命、刀雲と騎士様にアー君が子供を拾ってきたと書いたお手紙を飛ばし、あとやるべきはなんだろう?
おもちゃ、かな?
「きゃーぁー」
「ふはははは、楽しいだろう、スライムベーーーッド!」
『きゃーたのしー!』
「うぉぉ目が回るー!」
あれこれ悩んでいたら子守に任命したスラちゃんが、早速全力であやしてくれいた。
畳一畳分ぐらいの大きさになり、ウォーターベッドみたいに波打って赤ちゃんをころころ転がしているんだけど……シャムスと涼玉も一緒にころころしている。
安全性は保障されているので、安心して任せよう。
子守をお願いした子には別の名前付けた方がいいよね、あと赤ちゃんにも、刀雲達が帰ってきたら事情と一緒に決めよう。
「あっ、そろそろわたし帰る! じいちゃんに今日の話しないと!」
「また明日な」
「うん!」
ぴょーんとジャンプ転移してネヴォラが帰って行った。
今のは新技だろうか、器用ですね。
「アー君、勉強になったの?」
「勉強始まる前に騒ぎが起きて、みんなで母親探しになったんだ。まぁ見つからなかったけどな」
『はぁはぁ、つ、疲れちゃ』
「かあちゃアイツ寝たぞ」
「はぁい」
スライムベッドから溶けるようにシャムスが出てきて、そのまま畳の上に転がった。
シャムスが疲労するってどんな技使ったんだろ、スラちゃん張り切ったんだろうなぁ。
スラちゃんを見ると荒波から緩やかな波に変更し、うつ伏せで眠る赤ちゃんを静かに揺らしていた。
窒息の心配がないのがうちのスラちゃんの凄い所だよね、湖では水中を見放題で楽しかったなぁ。
「ママ、この子……人族じゃないわ!」
「ん? そうなの?」
「あーしくじったー、ただの捨て子じゃない、探すのは親じゃなくて犯罪者だった! ちょっとパパのところに行ってくるけど、ご飯には戻るから!」
「いってらっしゃい」
赤ちゃんは人族じゃないそうです、でもケモミミも尻尾もなければ、エルフっぽく耳が尖っている特徴もないし、なんだろう?
「ごがーー」
赤ちゃんなのにイビキでっかいなと思ったら、涼玉のイビキだった。
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