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女神の呪い
第846話
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平和な日常。
リラックス空間。
最強の産婆ドリちゃん。
安産の神様ヨムちゃん。
安定の安産スキル。
これだけ揃って生まれない理由は前世持ちで、女神の妄想についていけないなど、世界観を受け入れられない限り滅多にない。
という訳でチーズパーティーを前に出産しました!
しかも二人!
一人はエルフ、もう一人は人間、同時に生まれて別種族とかありなんですね。
種族を問わず生んできたけど、兄弟で別の種族だったのは初めてかも。
縁側にあるクッションコーナーでまったりしてたら突然陣痛が来た。と思ったら池から飛び出したヨムちゃんの「はいよー!」という掛け声と同時にスポーンと生まれました。
安産の神様凄い、手品みたいだった。
これは、うん、セティもビックリしただろうなぁ。
「シャムスにいさま、わたしにきらいなものはない」
生まれてすぐ成長するのはお約束、今回は幼稚園児ぐらいだろうか。
自分で色々出来るお年頃かな? 子供が多すぎて把握が追い付かない現状、自分でご飯が食べれるだけでもありがたい。
「かれーだいすき、すききらいしない、いい子です」
『いーこ』
エルフの子が最初に発した言葉はシャムスへの自分はいい子アピールだった。
生まれてすぐこれってちょっと将来が不安だよ、涼玉に対するマールスポジションにならないか不安になるので、早めに伴侶を見つけて執着の矛先を変更して頂きたい。
そうそう、いつもならメソメソする刀雲だけど、今日はとても元気です。
「そっち行ったぞ!」
「イネスより速くない!?」
「そんなことないですーーーー!!」
「あーもーイネスの方が速いから張り合わないの!!」
庭を疾走する一陣の風、あれがもう一人の子です。
生まれたてなんだけどなー。
エルフの子に似ているか確認するより先に走り出したので、キチンと顔を確認出来てないんだよね。
似ているかどうか確認できるのいつになるんだろ。
「クラーケン、その子捕まえてーー!」
「嘘だろ、クラーケンが一撃で沈んだぞ」
「あっ、池から離れた! リンゴ畑に入られたら見つけるの難しくなるぞ!」
「イネス遊ぶの後にして、エビ食べ放題してあげるから!」
「やーですよーー!」
追いかけっこに飽きたらしいイネスが船遊びを初めてしまい、ラーシャが涙目で手伝いをお願いしているけど拒否されている。
「エルフいる!」
「わたしいい子、シャムスにいさまのおとうと」
ネヴォラが出現、エルフの子と対峙した!
でも会話が成り立っていない!
『ネヴォラいい子よ、仲良くね』
「えへへー」
「っち」
今この子、舌打ちしたんだけど!
大丈夫?
ヤンデレ気質じゃないよね?
何かを拗らすほど生きてないよね!?
『仲良ししないの?』
「シャムスにいさまが言うからしかたなくなかよくしてやる」
「里に帰れ!」
「わたしの里はここです!」
大変です、エルフの幼児が喧嘩を始めました。
リラックス空間。
最強の産婆ドリちゃん。
安産の神様ヨムちゃん。
安定の安産スキル。
これだけ揃って生まれない理由は前世持ちで、女神の妄想についていけないなど、世界観を受け入れられない限り滅多にない。
という訳でチーズパーティーを前に出産しました!
しかも二人!
一人はエルフ、もう一人は人間、同時に生まれて別種族とかありなんですね。
種族を問わず生んできたけど、兄弟で別の種族だったのは初めてかも。
縁側にあるクッションコーナーでまったりしてたら突然陣痛が来た。と思ったら池から飛び出したヨムちゃんの「はいよー!」という掛け声と同時にスポーンと生まれました。
安産の神様凄い、手品みたいだった。
これは、うん、セティもビックリしただろうなぁ。
「シャムスにいさま、わたしにきらいなものはない」
生まれてすぐ成長するのはお約束、今回は幼稚園児ぐらいだろうか。
自分で色々出来るお年頃かな? 子供が多すぎて把握が追い付かない現状、自分でご飯が食べれるだけでもありがたい。
「かれーだいすき、すききらいしない、いい子です」
『いーこ』
エルフの子が最初に発した言葉はシャムスへの自分はいい子アピールだった。
生まれてすぐこれってちょっと将来が不安だよ、涼玉に対するマールスポジションにならないか不安になるので、早めに伴侶を見つけて執着の矛先を変更して頂きたい。
そうそう、いつもならメソメソする刀雲だけど、今日はとても元気です。
「そっち行ったぞ!」
「イネスより速くない!?」
「そんなことないですーーーー!!」
「あーもーイネスの方が速いから張り合わないの!!」
庭を疾走する一陣の風、あれがもう一人の子です。
生まれたてなんだけどなー。
エルフの子に似ているか確認するより先に走り出したので、キチンと顔を確認出来てないんだよね。
似ているかどうか確認できるのいつになるんだろ。
「クラーケン、その子捕まえてーー!」
「嘘だろ、クラーケンが一撃で沈んだぞ」
「あっ、池から離れた! リンゴ畑に入られたら見つけるの難しくなるぞ!」
「イネス遊ぶの後にして、エビ食べ放題してあげるから!」
「やーですよーー!」
追いかけっこに飽きたらしいイネスが船遊びを初めてしまい、ラーシャが涙目で手伝いをお願いしているけど拒否されている。
「エルフいる!」
「わたしいい子、シャムスにいさまのおとうと」
ネヴォラが出現、エルフの子と対峙した!
でも会話が成り立っていない!
『ネヴォラいい子よ、仲良くね』
「えへへー」
「っち」
今この子、舌打ちしたんだけど!
大丈夫?
ヤンデレ気質じゃないよね?
何かを拗らすほど生きてないよね!?
『仲良ししないの?』
「シャムスにいさまが言うからしかたなくなかよくしてやる」
「里に帰れ!」
「わたしの里はここです!」
大変です、エルフの幼児が喧嘩を始めました。
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