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湯水のごとくお金を使おう
第742話
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拝啓 騎士様
騎士様が子供達のために用意した浮き輪とおもちゃ、今活用させてもらっています。
「マールス泣き止んだかー?」
「はぃ」
貝殻の形をした浮き輪に乗って漂っているのは涼玉と蛇の姿になったマールス、いつもの姿だと涼玉と使える浮き輪なかったんだよね。
二人はプカプカするだけで楽しいらしく、のんびり浮き輪デートしている。
アー君はというと。
「ふははははは!!」
高笑いしながら湖の生物とバトルを繰り広げています。
最も生死をかけた血みどろバトルではなく、ビーチボールを使った戦いだけどね。水の上を移動できるアー君が若干有利みたい。
とても生き生きしております。
「シャムス楽しい?」
「あい!」
シャムスはというと、スライム浮き輪で遊泳する僕の横でウミガメの背中に乗っています。
その後ろをタコがパラソルを持って追いかけている。器用ですね。
『とうしゃまー!』
「おう」
シャムスが手を振ると何かを作っている刀雲がコテージから手を振り返した。
あぁ平和だなぁ。
「ジュース作ったぞ、みんな休憩しよう」
「飲む! マールスほら、行くぞ!」
「はいっ!」
『亀ちゃん、亀ちゃん!』
「アー君は気が向いたら来るよね」
チラッと見たら何やら対岸に休みに来たドラゴンに声をかけ、チーム分けしてドッチボールを始めていた。
あのビーチボール、丈夫だなぁ。
力を入れすぎれば割れちゃうし、かと言って手加減し過ぎるとボールが飛ばないから加減大変ね。
階段を登って刀雲の所に集まると、何とトロピカルドリンクが用意されていた。
刀雲凄い、南国気分が盛り上がるね!!
「ヤシの実も採ってみた」
どことなく楽し気に取り出すと愛用のナイフでサクッと二つに割ってくれた。
……うーん、やっぱり僕の知ってるのと違う、これは、でっかいキウイフルーツ?
味もキウイだなぁこれ、でもまぁヤシの木から取れてるし美味しいから、ヤシの実でいっかー。
「マールス、俺もあれ食べたい」
「はい!」
どうやら復活したらしいマールスが、人化して刀雲からヤシの実とスプーンを受け取り涼玉の待つ椅子へと戻っていった。
「……キウイ?」
そうよねぇ、豊穣チート持ちの涼玉は誤魔化せないよね~。
「焼くとパリッとするぞ」
焼いたキウイはなんか煎餅っぽかった。
これはこれで美味しいけれど、あのフルーツがなぜ焼くとこうなるのか不明。
騎士様、ヤシの実の謎改造って解除出来ませんか?
騎士様が子供達のために用意した浮き輪とおもちゃ、今活用させてもらっています。
「マールス泣き止んだかー?」
「はぃ」
貝殻の形をした浮き輪に乗って漂っているのは涼玉と蛇の姿になったマールス、いつもの姿だと涼玉と使える浮き輪なかったんだよね。
二人はプカプカするだけで楽しいらしく、のんびり浮き輪デートしている。
アー君はというと。
「ふははははは!!」
高笑いしながら湖の生物とバトルを繰り広げています。
最も生死をかけた血みどろバトルではなく、ビーチボールを使った戦いだけどね。水の上を移動できるアー君が若干有利みたい。
とても生き生きしております。
「シャムス楽しい?」
「あい!」
シャムスはというと、スライム浮き輪で遊泳する僕の横でウミガメの背中に乗っています。
その後ろをタコがパラソルを持って追いかけている。器用ですね。
『とうしゃまー!』
「おう」
シャムスが手を振ると何かを作っている刀雲がコテージから手を振り返した。
あぁ平和だなぁ。
「ジュース作ったぞ、みんな休憩しよう」
「飲む! マールスほら、行くぞ!」
「はいっ!」
『亀ちゃん、亀ちゃん!』
「アー君は気が向いたら来るよね」
チラッと見たら何やら対岸に休みに来たドラゴンに声をかけ、チーム分けしてドッチボールを始めていた。
あのビーチボール、丈夫だなぁ。
力を入れすぎれば割れちゃうし、かと言って手加減し過ぎるとボールが飛ばないから加減大変ね。
階段を登って刀雲の所に集まると、何とトロピカルドリンクが用意されていた。
刀雲凄い、南国気分が盛り上がるね!!
「ヤシの実も採ってみた」
どことなく楽し気に取り出すと愛用のナイフでサクッと二つに割ってくれた。
……うーん、やっぱり僕の知ってるのと違う、これは、でっかいキウイフルーツ?
味もキウイだなぁこれ、でもまぁヤシの木から取れてるし美味しいから、ヤシの実でいっかー。
「マールス、俺もあれ食べたい」
「はい!」
どうやら復活したらしいマールスが、人化して刀雲からヤシの実とスプーンを受け取り涼玉の待つ椅子へと戻っていった。
「……キウイ?」
そうよねぇ、豊穣チート持ちの涼玉は誤魔化せないよね~。
「焼くとパリッとするぞ」
焼いたキウイはなんか煎餅っぽかった。
これはこれで美味しいけれど、あのフルーツがなぜ焼くとこうなるのか不明。
騎士様、ヤシの実の謎改造って解除出来ませんか?
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