628 / 1,127
湯水のごとくお金を使おう
第621話
しおりを挟む
この世界にある最高峰の教育を受け、カイちゃんがメキメキと実力を伸ばしている。
あれ、ぽやっとしている内になんか我が家の末っ子が、飛び級して卒業間近になっているんだけど、天才?
「魁焔はどちらかと言うと知略タイプなんだよね~」
「そっか、前世がある分、刀国学園の授業じゃ物足りなかったのか」
「いや、知らない知識を吸収するのが楽しかったのと、ハイダル君の国に嫁ぐまでにありったけ知識を詰め込みたかったのと半々だと思う」
学ぶのが楽しいのか。
すごいなぁ。
しかもカイちゃんが入ったクラスって確か一番レベルが高いSクラス、国民に高度な授業を受けさせたい国王様と、自分達の後継者が欲しい国のお偉いさんの思惑が一致し、やたらに高レベルな授業内容になっているっていうあの噂のクラスだよね。
「知識に貪欲なのは前世の反動かね、うすしお味うめぇ、イツキそっちは何味?」
「刀国で仕入れた知識、どれだけ砂漠で役に立つんでしょう? これは梅です。っていうか何で混ぜちゃったんですか」
「少なくとも学のない子供に知識を与えられるよ。一度に色々食べれていいかなぁって、魔が差した」
「ねぇ二人とも、真面目な話しつつ何食べてるの?」
「ポテチ」
「春日さんが地球に仕入れに行ったついでに買い込んできたそうです、食べます?」
「食べる」
「限定商品もあるぜ!」
飲み物はコーラです、メニュー画面で出したのではなく、こちらも地球産。
サイダーもありますよ。
木製のお皿に山盛りになっていて、もはやどれが何味か分からないけど、それもまたよし。
なんだかカップラーメンが食べたくなってきた。
「あれ、これ、なんだか魔力がこもってるんだけど?」
「ああそれは春日さんが持ち込んだポテチにドリちゃんが対抗して作った手作りポテチです、子供のおやつ用なので全部食べちゃダメですよ」
「このポテチを子供達に食べさせるなっていう牽制か」
「一日一袋ぐらいなら見逃してもらえるかと」
「じゃあドリアンに預けとく、出禁にならないように何か珍しい苗でも今度持ってくる」
とうとう春日さんまでドリちゃんに媚び始めた!
バターちょっとクセがあるかな、それにしても僕が転生したちょっとの間に種類増えたなぁ。
「こっちの辛いのも開けていい?」
「刀雲が好きそうなので、晩酌にとっておいてもらっていいですか?」
「ホットチリとハバネロだろ、あとわさびも置いてくな」
わさび、大丈夫かな?
ああでも寿司の時に食べてるか。
「今日の夕食はお寿司中心にしようかな」
新鮮なお魚なら庭で泳いでるし、ギレンに連絡すれば新鮮な海の幸を差し入れてくれるに違いない。
サラダにポテチを入れるのも美味しそう、春日さんもご招待しますし、お土産も用意しますので、自己主張のために視界の隅でコーラのボトルを振らないでください。
大変なことになりますよ。
「たっだいまー! 腹減った!」
「アルジュナ、まだ食べるのか?」
『いい匂いするの!!』
「あー本当だ、何かいいもの食べてる! マールスダッシュ」
「食べ過ぎで動くのが辛いっ」
食い倒れツアーに行ってきた子供達が帰宅したようだ。
もちろん子供達だけで行かせた訳じゃないよ、保護者としてお休みの白熊さんが付き添い、シャムスはキーちゃんの背に乗っていたし、涼玉はいつも通りマールスが抱っこしていったしね。
それにしてもマールスが辛いってどれだけ食べてきたんだろうか、マールスの夕食は消化のいいもの出してあげよう。
あれ、ぽやっとしている内になんか我が家の末っ子が、飛び級して卒業間近になっているんだけど、天才?
「魁焔はどちらかと言うと知略タイプなんだよね~」
「そっか、前世がある分、刀国学園の授業じゃ物足りなかったのか」
「いや、知らない知識を吸収するのが楽しかったのと、ハイダル君の国に嫁ぐまでにありったけ知識を詰め込みたかったのと半々だと思う」
学ぶのが楽しいのか。
すごいなぁ。
しかもカイちゃんが入ったクラスって確か一番レベルが高いSクラス、国民に高度な授業を受けさせたい国王様と、自分達の後継者が欲しい国のお偉いさんの思惑が一致し、やたらに高レベルな授業内容になっているっていうあの噂のクラスだよね。
「知識に貪欲なのは前世の反動かね、うすしお味うめぇ、イツキそっちは何味?」
「刀国で仕入れた知識、どれだけ砂漠で役に立つんでしょう? これは梅です。っていうか何で混ぜちゃったんですか」
「少なくとも学のない子供に知識を与えられるよ。一度に色々食べれていいかなぁって、魔が差した」
「ねぇ二人とも、真面目な話しつつ何食べてるの?」
「ポテチ」
「春日さんが地球に仕入れに行ったついでに買い込んできたそうです、食べます?」
「食べる」
「限定商品もあるぜ!」
飲み物はコーラです、メニュー画面で出したのではなく、こちらも地球産。
サイダーもありますよ。
木製のお皿に山盛りになっていて、もはやどれが何味か分からないけど、それもまたよし。
なんだかカップラーメンが食べたくなってきた。
「あれ、これ、なんだか魔力がこもってるんだけど?」
「ああそれは春日さんが持ち込んだポテチにドリちゃんが対抗して作った手作りポテチです、子供のおやつ用なので全部食べちゃダメですよ」
「このポテチを子供達に食べさせるなっていう牽制か」
「一日一袋ぐらいなら見逃してもらえるかと」
「じゃあドリアンに預けとく、出禁にならないように何か珍しい苗でも今度持ってくる」
とうとう春日さんまでドリちゃんに媚び始めた!
バターちょっとクセがあるかな、それにしても僕が転生したちょっとの間に種類増えたなぁ。
「こっちの辛いのも開けていい?」
「刀雲が好きそうなので、晩酌にとっておいてもらっていいですか?」
「ホットチリとハバネロだろ、あとわさびも置いてくな」
わさび、大丈夫かな?
ああでも寿司の時に食べてるか。
「今日の夕食はお寿司中心にしようかな」
新鮮なお魚なら庭で泳いでるし、ギレンに連絡すれば新鮮な海の幸を差し入れてくれるに違いない。
サラダにポテチを入れるのも美味しそう、春日さんもご招待しますし、お土産も用意しますので、自己主張のために視界の隅でコーラのボトルを振らないでください。
大変なことになりますよ。
「たっだいまー! 腹減った!」
「アルジュナ、まだ食べるのか?」
『いい匂いするの!!』
「あー本当だ、何かいいもの食べてる! マールスダッシュ」
「食べ過ぎで動くのが辛いっ」
食い倒れツアーに行ってきた子供達が帰宅したようだ。
もちろん子供達だけで行かせた訳じゃないよ、保護者としてお休みの白熊さんが付き添い、シャムスはキーちゃんの背に乗っていたし、涼玉はいつも通りマールスが抱っこしていったしね。
それにしてもマールスが辛いってどれだけ食べてきたんだろうか、マールスの夕食は消化のいいもの出してあげよう。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
332
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる