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巡り合い
第530話
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本日のお昼はカレー。
邪神が二人いるので量を多めに作るか、種類を豊富に作るかちょっと悩む。
僕は白飯でカレーを食べたい。
カレーは野菜がゴロゴロ入った中辛のやつ。
でもシャムスが好きなのはりんごが入ったカレーと白飯、アー君はチーズ入りキーマカレーとナン、涼玉は野菜抜き肉多めが希望。
鍋に残った分は神薙さんが全部食べちゃうので僕らのおかわりはなし。
『かあしゃまお悩み?』
「相談に乗るぞ!」
「カレーを作るにあたり、量と種類どちらを豊富に作ろうかなって」
「野菜抜き! 野菜抜き!」
必死に主張する涼玉、そう言うこと言ってるとヘラ母さん召喚しちゃうよ~。
「夜宴会だもんな、カレーは二種類だけ作って、辛さとトッピングは後から調整にしよう」
「でもアー君はナン食べたいでしょ?」
「カレーにチーズ入れてそれで我慢する。夜にたくさん食べるしな!」
アー君、成長したね!!
僕嬉しいよ、その意見採用させてもらうね。
「王道カレーともう一つはシーフード、グリーン、ビーフ、キーマ、チキンのどれがいい?」
『あぅ』
「チキン、いや、シーフードも……」
「キーマなら野菜入ってない?」
春日さんは普通のカレー中辛、神薙さんは何でもよいらしく子供達の話し合いが終わるのをゆったりと眺めている。
「黒ちゃんは何がいい?」
「甘めならなんでもいーや」
普段甘いものが制限されている反動かな?
量産品で良ければメニュー画面で出すよ~。
子供達の話し合いはまだ終わりそうにない。
「そう言えば春日さん」
「おぅ」
「神薙さん、ご懐妊です」
「ぶーーーーーーーーーーーーーーー」
きったなっ!
春日さんお茶噴出さないでください!
ああもぅ、クリーン!
「げふっ、げふっ」
レイアさんの主神がむせっておる。
「だ・れ・の、せいだ!」
僕のせいですね。
「神薙、マジ?」
「うん」
「邪神増えすぎじゃないか?」
上から順に白ちゃん、黒ちゃん、翡翠君、ナーガ、ヨムちゃんの五兄弟。
白ちゃん、黒ちゃん、翡翠君の三人は同じ時期に副官さんが、ナーガは神薙さん、ヨムちゃんは僕が生んだんだよね。
普通こんなに増えない?
世界観が普通じゃないから仕方ない。
「神薙一人で世界滅ぼせるってのに、あいつの胃が本格的に危険だな」
「もう胃薬用意してあります!」
レイアさんのお墨付き!
「神薙さんはつわりで具合悪くなったりしないんですね」
「お腹すっごい空くだけ」
「ドリちゃんが研究してた大盛り料理が役に立ちそうですね」
「イツキ、順応性高いな」
誉め言葉なのか呆れられたのかどっちだろう。
『涼ちゃんとらーぶらぶー』
「がぅ?」
「母上の近くにいると出会いが死ぬほど早い」
シャムスが何やら歌い、涼玉が首を傾げている。
何を予言したんだろう。
邪神が二人いるので量を多めに作るか、種類を豊富に作るかちょっと悩む。
僕は白飯でカレーを食べたい。
カレーは野菜がゴロゴロ入った中辛のやつ。
でもシャムスが好きなのはりんごが入ったカレーと白飯、アー君はチーズ入りキーマカレーとナン、涼玉は野菜抜き肉多めが希望。
鍋に残った分は神薙さんが全部食べちゃうので僕らのおかわりはなし。
『かあしゃまお悩み?』
「相談に乗るぞ!」
「カレーを作るにあたり、量と種類どちらを豊富に作ろうかなって」
「野菜抜き! 野菜抜き!」
必死に主張する涼玉、そう言うこと言ってるとヘラ母さん召喚しちゃうよ~。
「夜宴会だもんな、カレーは二種類だけ作って、辛さとトッピングは後から調整にしよう」
「でもアー君はナン食べたいでしょ?」
「カレーにチーズ入れてそれで我慢する。夜にたくさん食べるしな!」
アー君、成長したね!!
僕嬉しいよ、その意見採用させてもらうね。
「王道カレーともう一つはシーフード、グリーン、ビーフ、キーマ、チキンのどれがいい?」
『あぅ』
「チキン、いや、シーフードも……」
「キーマなら野菜入ってない?」
春日さんは普通のカレー中辛、神薙さんは何でもよいらしく子供達の話し合いが終わるのをゆったりと眺めている。
「黒ちゃんは何がいい?」
「甘めならなんでもいーや」
普段甘いものが制限されている反動かな?
量産品で良ければメニュー画面で出すよ~。
子供達の話し合いはまだ終わりそうにない。
「そう言えば春日さん」
「おぅ」
「神薙さん、ご懐妊です」
「ぶーーーーーーーーーーーーーーー」
きったなっ!
春日さんお茶噴出さないでください!
ああもぅ、クリーン!
「げふっ、げふっ」
レイアさんの主神がむせっておる。
「だ・れ・の、せいだ!」
僕のせいですね。
「神薙、マジ?」
「うん」
「邪神増えすぎじゃないか?」
上から順に白ちゃん、黒ちゃん、翡翠君、ナーガ、ヨムちゃんの五兄弟。
白ちゃん、黒ちゃん、翡翠君の三人は同じ時期に副官さんが、ナーガは神薙さん、ヨムちゃんは僕が生んだんだよね。
普通こんなに増えない?
世界観が普通じゃないから仕方ない。
「神薙一人で世界滅ぼせるってのに、あいつの胃が本格的に危険だな」
「もう胃薬用意してあります!」
レイアさんのお墨付き!
「神薙さんはつわりで具合悪くなったりしないんですね」
「お腹すっごい空くだけ」
「ドリちゃんが研究してた大盛り料理が役に立ちそうですね」
「イツキ、順応性高いな」
誉め言葉なのか呆れられたのかどっちだろう。
『涼ちゃんとらーぶらぶー』
「がぅ?」
「母上の近くにいると出会いが死ぬほど早い」
シャムスが何やら歌い、涼玉が首を傾げている。
何を予言したんだろう。
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