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可愛い子には旅をさせよ
第301話
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雷ちゃんの前にはご馳走がずらり。
収穫は白ちゃんとヨムちゃん、料理したのはエヴァ君と庵専属のコックさん。
我が家でも魚料理はやるけれど、子供達も食べれるように一口のサイズに気を使っている。
でもここで出る料理は丸ごと焼いた魚の腹の部分に野菜を詰めた料理や、ぶつ切りにした魚の身や野菜を投入した鍋など、豪快の一言に尽きる。
神薙さんは喜んでいるから問題ないけど、イネスに食べさせるラーシャが大変そう。
僕はお鍋貰おう。
「エヴァ! エヴァ! 魚の頭!」
「はい」
「刀雲おれも!」
「はいよ」
魚の頭と言っても30cmぐらいある、どうやって食べるのだろうかと思ったらエヴァ君が手で鷲掴みにしてメリッと真っ二つに裂き、さらに手で引き千切って白ちゃんに食べさせている。
え、フォークとナイフとか使わないの? これってインド料理?
違った。
刀雲はナイフで一口サイズに切ってからヨムちゃんに食べさせていました。
「あるじ、食わせよ!」
「こんな偉そうな幼児やだー、シャムスとアー君に会いたいよー」
分かる分かる。うちの子可愛いですからね、癒されますよね。
「ルーク、エム、ロー、ルド、美味しい?」
「「わぅ!」」
ルークは銀狼姿のまま、もしかして人化の仕方忘れたとかないよね?
それともここが聖域だから本能的に本来の姿とか?
「タイガは食べなくて大丈夫なのかな?」
「もう一仕事するとか言ってた」
刀雲が苦笑いしながら答えてくれた。
「お仕事?」
「いや、子供が産まれて腹が空いたから、もう一度孕まして欲しいと頼まれたそうだ」
「産後なのに!?」
「まぁ邪神信仰の一族だからな」
僕は子供産む機械みたいな扱い嫌だな……あっ、製造機扱いされた事あった、こうちゃんはその末に生まれた子の一人だったっけ。
外道な人だったなぁ、レイアさんの息子さんだけど出来れば二度と関わりたくないや。
ん?
そう言えばレイアさんがいないな?
「騎士様、レイアさんは帰っちゃったんですか?」
「あーもー雷ちゃんお手手べたべた。レイアなら誰かに呼ばれてすっ飛んで行ったよ、俺はそのおかげで無事解放されました」
助けなくてごめんなさい?
でも子供がお腹空かせてたからしょうがないですよね?
収穫は白ちゃんとヨムちゃん、料理したのはエヴァ君と庵専属のコックさん。
我が家でも魚料理はやるけれど、子供達も食べれるように一口のサイズに気を使っている。
でもここで出る料理は丸ごと焼いた魚の腹の部分に野菜を詰めた料理や、ぶつ切りにした魚の身や野菜を投入した鍋など、豪快の一言に尽きる。
神薙さんは喜んでいるから問題ないけど、イネスに食べさせるラーシャが大変そう。
僕はお鍋貰おう。
「エヴァ! エヴァ! 魚の頭!」
「はい」
「刀雲おれも!」
「はいよ」
魚の頭と言っても30cmぐらいある、どうやって食べるのだろうかと思ったらエヴァ君が手で鷲掴みにしてメリッと真っ二つに裂き、さらに手で引き千切って白ちゃんに食べさせている。
え、フォークとナイフとか使わないの? これってインド料理?
違った。
刀雲はナイフで一口サイズに切ってからヨムちゃんに食べさせていました。
「あるじ、食わせよ!」
「こんな偉そうな幼児やだー、シャムスとアー君に会いたいよー」
分かる分かる。うちの子可愛いですからね、癒されますよね。
「ルーク、エム、ロー、ルド、美味しい?」
「「わぅ!」」
ルークは銀狼姿のまま、もしかして人化の仕方忘れたとかないよね?
それともここが聖域だから本能的に本来の姿とか?
「タイガは食べなくて大丈夫なのかな?」
「もう一仕事するとか言ってた」
刀雲が苦笑いしながら答えてくれた。
「お仕事?」
「いや、子供が産まれて腹が空いたから、もう一度孕まして欲しいと頼まれたそうだ」
「産後なのに!?」
「まぁ邪神信仰の一族だからな」
僕は子供産む機械みたいな扱い嫌だな……あっ、製造機扱いされた事あった、こうちゃんはその末に生まれた子の一人だったっけ。
外道な人だったなぁ、レイアさんの息子さんだけど出来れば二度と関わりたくないや。
ん?
そう言えばレイアさんがいないな?
「騎士様、レイアさんは帰っちゃったんですか?」
「あーもー雷ちゃんお手手べたべた。レイアなら誰かに呼ばれてすっ飛んで行ったよ、俺はそのおかげで無事解放されました」
助けなくてごめんなさい?
でも子供がお腹空かせてたからしょうがないですよね?
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