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ダンジョン探検
第89話
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翌朝。
アー君を片腕に抱いてご登場した騎士様はいつも以上に輝いていた。
金の髪は発光し、お肌は艶やか、耐性のない人は気絶するレベルの神々しさを醸し出している。女神様も失神するかもしれないなぁこれ。
「樹、昨日は素敵なサービスありがとうね」
「いいえー、またのご利用お待ちしております」
『ふふん、またいつでもやってやろう』
『楽しかったの』
「っく」
皮肉は受け付けませんよ、素直に最高のサービスだったと認めましょう……いや、まだ足りなかったから拗ねているのか、僕もシャムスとアー君が楽しそうだったからまたやりたい、次回はアカーシャも参加してもらおうかなぁ、獅皇さんかレイアさんも誘ったら面白いかな。
「席へどーぞ、今日の朝食は洋食です」
「……次はモーニングも付けて」
「そう言えばそういうのやった事ないですよねぇ、面白そう、ドリちゃんと相談してみます」
「!」
騎士様がやったら絵になりそうだなぁ。
その時はアー君の「あーん」もサービス内容に含めておこう、給仕はドリアンがやってくれるだろうし、この世界は騎士様の遊び場だしそのぐらいの甘やかしは問題ないはず。
「あー、まだ眠い、イツキーシャムスー、ちゅー」
『おはよーのちゅー』
「朝風呂効かないね、母様、シャムスおはよう」
「刀雲、アカーシャおはよ、パンはどれ食べる?」
おはようのキスを受け、いつもの席に座った刀雲の膝の上にシャムスを乗せると、本日の朝食をドリアンが机の上に並べてくれた。
カリカリベーコン、ふわっふわオムレツ、ウインナー、サラダ、飲み物は各自好きな物をドリアンに頼み、メインはパン。
「イツキ、なんかあの人発光しているんだが何をしたんだ?」
「ふふ、皆で騎士様にマッサージのフルコースしたんだ」
ドリちゃんが本気出して最高級のもてなしを演出、国王様とドンを招待して国家予算×3の素材を押し付け、対価の受け取り段階になって困った僕が騎士様に全ての決定権を丸投げし、そのお礼に頭皮マッサージから始まる全身フルコースを行い、最後は眠ってしまった騎士様にアー君の添い寝サービスで終わった事を話した。
簡単に説明したけど案外濃い一日だったんだなぁ。
「やけに朝からドリちゃんが張り切ってると思ったら。なるほど」
「お弁当もすっっごく豪華だった」
「俺らの弁当は見た目は普通だったけど使われている素材のランクが高かった」
「ルークも美味しかった?」
「わふ」
最近人型のルークは閨でしか見てないなぁ、今も三匹と一緒に縁側で銀狼姿でのんびり中、旦那様が野生に戻りつつあるような。
「ルー父様、ご飯終わったら出勤前のブラッシングしましょうね」
「ワオ!」
「「きゅぅん」」
「兄様達はその後で」
「刀雲の身だしなみチェックは僕がやるからね」
「おう、頼りにしてるよイツキ」
ふふふ、頼りにしてるだって。お世辞でも嬉しいなぁ。
「ままーーー!」
「イネス?」
「ラーシャが馬鹿なんです、むしゃくしゃするので外で暴れてきます!」
「どうしたの!?」
「あんな番、捨ててやる!」
言い捨ててイネスが外に飛び出した。
ちょっとラーシャ何したのーーーー!
アー君を片腕に抱いてご登場した騎士様はいつも以上に輝いていた。
金の髪は発光し、お肌は艶やか、耐性のない人は気絶するレベルの神々しさを醸し出している。女神様も失神するかもしれないなぁこれ。
「樹、昨日は素敵なサービスありがとうね」
「いいえー、またのご利用お待ちしております」
『ふふん、またいつでもやってやろう』
『楽しかったの』
「っく」
皮肉は受け付けませんよ、素直に最高のサービスだったと認めましょう……いや、まだ足りなかったから拗ねているのか、僕もシャムスとアー君が楽しそうだったからまたやりたい、次回はアカーシャも参加してもらおうかなぁ、獅皇さんかレイアさんも誘ったら面白いかな。
「席へどーぞ、今日の朝食は洋食です」
「……次はモーニングも付けて」
「そう言えばそういうのやった事ないですよねぇ、面白そう、ドリちゃんと相談してみます」
「!」
騎士様がやったら絵になりそうだなぁ。
その時はアー君の「あーん」もサービス内容に含めておこう、給仕はドリアンがやってくれるだろうし、この世界は騎士様の遊び場だしそのぐらいの甘やかしは問題ないはず。
「あー、まだ眠い、イツキーシャムスー、ちゅー」
『おはよーのちゅー』
「朝風呂効かないね、母様、シャムスおはよう」
「刀雲、アカーシャおはよ、パンはどれ食べる?」
おはようのキスを受け、いつもの席に座った刀雲の膝の上にシャムスを乗せると、本日の朝食をドリアンが机の上に並べてくれた。
カリカリベーコン、ふわっふわオムレツ、ウインナー、サラダ、飲み物は各自好きな物をドリアンに頼み、メインはパン。
「イツキ、なんかあの人発光しているんだが何をしたんだ?」
「ふふ、皆で騎士様にマッサージのフルコースしたんだ」
ドリちゃんが本気出して最高級のもてなしを演出、国王様とドンを招待して国家予算×3の素材を押し付け、対価の受け取り段階になって困った僕が騎士様に全ての決定権を丸投げし、そのお礼に頭皮マッサージから始まる全身フルコースを行い、最後は眠ってしまった騎士様にアー君の添い寝サービスで終わった事を話した。
簡単に説明したけど案外濃い一日だったんだなぁ。
「やけに朝からドリちゃんが張り切ってると思ったら。なるほど」
「お弁当もすっっごく豪華だった」
「俺らの弁当は見た目は普通だったけど使われている素材のランクが高かった」
「ルークも美味しかった?」
「わふ」
最近人型のルークは閨でしか見てないなぁ、今も三匹と一緒に縁側で銀狼姿でのんびり中、旦那様が野生に戻りつつあるような。
「ルー父様、ご飯終わったら出勤前のブラッシングしましょうね」
「ワオ!」
「「きゅぅん」」
「兄様達はその後で」
「刀雲の身だしなみチェックは僕がやるからね」
「おう、頼りにしてるよイツキ」
ふふふ、頼りにしてるだって。お世辞でも嬉しいなぁ。
「ままーーー!」
「イネス?」
「ラーシャが馬鹿なんです、むしゃくしゃするので外で暴れてきます!」
「どうしたの!?」
「あんな番、捨ててやる!」
言い捨ててイネスが外に飛び出した。
ちょっとラーシャ何したのーーーー!
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