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4*陽向視点 恋の意識
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ハグができるように、叶人の目の前に移動した。いざハグしようとすると、心臓が爆発しそうな程にドキドキしてきた。
――なんだ、これ。まだハグしてないのに、もうドキドキしてるじゃん。心臓がバグってる。
動かずじっと俺を見つめる叶人は今、何を考えているんだろう。
「で、では、いきますよ」
「は、はい。どうぞ」
ぎこちない俺の言葉につられて叶人もぎこちなくなる。大切な宝物を包み込むように、俺よりもひと回り小さい叶人を優しくハグした。
叶人の抱き心地は気持ちよく、すごくふわっとした。なんだろう、本当に羊毛みたいだ。そして俺の心臓の早さは更に――。
「わっ、なんでだろう。めちゃくちゃ僕の心臓がドキドキ早くてうるさくなった!」
「俺も同じく……すごい」
「やばい。僕、倒れそう」
倒れそう?
叶人の言葉を聞いて、慌てて離れた。
「ごめん、叶人。大丈夫か?」
叶人は目を見開き、胸の辺りを両手でおさえている。
「な、なんかね、すごいの、おさまらないの。ドキドキが――」
〝恋をしていれば陽向も相手もドキドキする〟
再び隼人先輩の言葉が脳裏によぎる。
これはもう、確定かもしれない。
「叶人、驚かないで聞いてくれ」
「な、何? あらたまってどうしたの?」
「もしかしたら、俺らは……恋をしているかもしれない」
「こ、こひ?」
「そう、恋……らしい。さっき先輩が言ってたんだけど、ハグをした時にドキドキしたら恋をしているらしい」
「えっ、じゃあ僕たちは恋を――?」
胸から離れた両手を小刻みに震わす叶人は、続けて聞いてきた。
「じゃあ、僕たちはこれからどうすればいいの?」
「……いつも通りに過ごしていいと、思う」
自分にも言い聞かすように、俺は叶人にそう言った。
「普段通りに……だよねっ、だよね! じゃあさ陽向くん、うさぎのもっふんちゃま土日で仕上げちゃお? あ、バイト明日は夕方からだっけ? 今日泊まっていく? そしたら朝からまた一緒に作業できるよね?」
「全部まとめて、そうしようかな」
「じゃあ、お風呂入っちゃう? 僕はさっき入ったからね」
叶人の部屋にある、俺専用の引き出しに常備してあるお泊まりセットを、いつもは自分で準備しているのに。今日は叶人が引き出しを開けてパジャマや歯磨きセットを出して準備してくれた。
あきらかに動揺している叶人。
「はい、これ。お風呂いってらっしゃい! 僕はお母さんたちに陽向くんが泊まること言っておくからね」
「あ、あぁ、ありがとう」
てんやわんやしている叶人をじっと見つめた。
そんな姿も可愛い。
ハグしたらドキドキした様子だったし、俺のこと、好きなのか嫌いなのか――。この際、はっきりさせたくなってきた。
「なぁ叶人、聞きたいことあるんだけど、聞いていい?」
「な、何?」
「叶人、俺のこと好き?」
「えっ? いや、学校でも言ったけど……陽向くんのことは大好きだけど、そんな恋人として好きではないよ……って思っていたけど」
叶人が話す言葉の語尾が、小さくなってくる。
大好きだけど、恋人として好きでは、ない?
「お、俺のことは結局大好きなのか?」
「うん、大好きだよ」
大好きだけど、恋人として好きでは、ない……。あれ、俺、叶人のどんな言葉に傷ついていたんだっけ?
「とりあえず頭の中、風呂の中で整理してくるわ」
「僕も、なんか頭の中がぐるぐるしてワケわからなくなってきたから、陽向くんがお風呂入っている時にひとりで考えてみる」
「じゃあ、また後で!」
俺は一階にある風呂に向かった。
俺が泊まることを親に伝えておくと叶人は言っていた。けれど、多分叶人は頭の中が忙しくて忘れていそうだから、途中、リビングを通り直接叶人の両親に泊まるのを伝えた。そしたらいつものように優しい叶人の両親は、笑顔で受け入れてくれた。
浴室に行くと全身を洗い、湯船に浸かる。
この家の湯船の中には、いつも俺の好きな森の香りと色がする入浴剤が入っている。香りを思いきり吸い込んだ。
答えはほぼ見つかったけれど、頭の中を整理してみよう。
「そんな好きではないし」
俺の頭の中を悩ませていた言葉はこれだ。
たしか、その前に「お前ら恋人みたいだな」とクラスメイトの夏樹の言葉もあった。
『恋人としての、好きではない』
――はぁ、そういうことかよ!
叶人から嫌われたら、もう何もやる気しない。想像しただけでしんどい。お湯の中に顔を沈めた。
嫌われていなくて、よかった!
だけど、叶人は恋人としての好きではないって言っていたけど、叶人もドキドキしていたし。
ハグした時の感触を思い出して、お湯の中から顔を出した。緊張感と叶人を愛おしいと感じた気持ち。それに、俺も先輩が教えてくれたドキドキ、かなりした。
――俺は、叶人を恋の人として好き、かもしれない可能性もある。
いつも通りに過ごせばいいと、叶人には言ったものの、どうすればいいのか。
風呂から上がると叶人の部屋に戻った。
「おかえり!」
「ただいま」
「うさぎのもっふんちゃま、多分明日で完成できそうだよ」
俺の予想では、さっき起きたドキドキについて叶人はずっと考え、何も手につかないと思っていたのに。ウサギ制作作業を進めていた。
俺も何事もなかったかのように、ウサギの足をチクチクし、作業をする。そうだよな、特に何か関係が変わるわけでもないし、叶人のように、いつもと変わらない気持ちで過ごしていけばいいんだよな――。さっきはなんであんなに悩んでたんだ?とも思えてきた。
そうして寝る時間がやってきた。
叶人はベットの上に、俺は床に布団を敷いていつも寝ている。今日もふたり並んで横になり、部屋の灯りを常夜灯にした。
目を閉じてしばらくすると「ねぇ」と小声で俺を呼ぶ声がした。この時間が久しぶりに来たか。
叶人は、叶人の〝起きてる〟と〝眠ってる〟の狭間の時間に、本音を話してくれる時がある。寝ぼけているのだろうと思う。しかも翌日はあんまり話した内容を覚えていないらしい。
「叶人、どうした?」
ほわんとしている表情の叶人と目があった。
「僕ね、ハグしてからずっと陽向くんを意識しちゃってる」
「意識?」
「うん、恋人としての意識」
さっきまでは何事もなく過ごしている様子だったのに。頑張って気持ちを隠していたのか?
「僕ね、陽向くんとだったら、恋人になってもいいと、おも……」
話の途中で叶人は完全に眠りの世界へ行った。
俺は話の続きが気になって、しばらく眠れなかった。
――俺も、叶人となら恋人になってもいい。
ふと、何故か他の人と叶人が恋人になっている景色を想像してしまった。それは完全に嫌だな。俺はずっと、叶人の一番でありたいし隣にいたい。
――なんだ、これ。まだハグしてないのに、もうドキドキしてるじゃん。心臓がバグってる。
動かずじっと俺を見つめる叶人は今、何を考えているんだろう。
「で、では、いきますよ」
「は、はい。どうぞ」
ぎこちない俺の言葉につられて叶人もぎこちなくなる。大切な宝物を包み込むように、俺よりもひと回り小さい叶人を優しくハグした。
叶人の抱き心地は気持ちよく、すごくふわっとした。なんだろう、本当に羊毛みたいだ。そして俺の心臓の早さは更に――。
「わっ、なんでだろう。めちゃくちゃ僕の心臓がドキドキ早くてうるさくなった!」
「俺も同じく……すごい」
「やばい。僕、倒れそう」
倒れそう?
叶人の言葉を聞いて、慌てて離れた。
「ごめん、叶人。大丈夫か?」
叶人は目を見開き、胸の辺りを両手でおさえている。
「な、なんかね、すごいの、おさまらないの。ドキドキが――」
〝恋をしていれば陽向も相手もドキドキする〟
再び隼人先輩の言葉が脳裏によぎる。
これはもう、確定かもしれない。
「叶人、驚かないで聞いてくれ」
「な、何? あらたまってどうしたの?」
「もしかしたら、俺らは……恋をしているかもしれない」
「こ、こひ?」
「そう、恋……らしい。さっき先輩が言ってたんだけど、ハグをした時にドキドキしたら恋をしているらしい」
「えっ、じゃあ僕たちは恋を――?」
胸から離れた両手を小刻みに震わす叶人は、続けて聞いてきた。
「じゃあ、僕たちはこれからどうすればいいの?」
「……いつも通りに過ごしていいと、思う」
自分にも言い聞かすように、俺は叶人にそう言った。
「普段通りに……だよねっ、だよね! じゃあさ陽向くん、うさぎのもっふんちゃま土日で仕上げちゃお? あ、バイト明日は夕方からだっけ? 今日泊まっていく? そしたら朝からまた一緒に作業できるよね?」
「全部まとめて、そうしようかな」
「じゃあ、お風呂入っちゃう? 僕はさっき入ったからね」
叶人の部屋にある、俺専用の引き出しに常備してあるお泊まりセットを、いつもは自分で準備しているのに。今日は叶人が引き出しを開けてパジャマや歯磨きセットを出して準備してくれた。
あきらかに動揺している叶人。
「はい、これ。お風呂いってらっしゃい! 僕はお母さんたちに陽向くんが泊まること言っておくからね」
「あ、あぁ、ありがとう」
てんやわんやしている叶人をじっと見つめた。
そんな姿も可愛い。
ハグしたらドキドキした様子だったし、俺のこと、好きなのか嫌いなのか――。この際、はっきりさせたくなってきた。
「なぁ叶人、聞きたいことあるんだけど、聞いていい?」
「な、何?」
「叶人、俺のこと好き?」
「えっ? いや、学校でも言ったけど……陽向くんのことは大好きだけど、そんな恋人として好きではないよ……って思っていたけど」
叶人が話す言葉の語尾が、小さくなってくる。
大好きだけど、恋人として好きでは、ない?
「お、俺のことは結局大好きなのか?」
「うん、大好きだよ」
大好きだけど、恋人として好きでは、ない……。あれ、俺、叶人のどんな言葉に傷ついていたんだっけ?
「とりあえず頭の中、風呂の中で整理してくるわ」
「僕も、なんか頭の中がぐるぐるしてワケわからなくなってきたから、陽向くんがお風呂入っている時にひとりで考えてみる」
「じゃあ、また後で!」
俺は一階にある風呂に向かった。
俺が泊まることを親に伝えておくと叶人は言っていた。けれど、多分叶人は頭の中が忙しくて忘れていそうだから、途中、リビングを通り直接叶人の両親に泊まるのを伝えた。そしたらいつものように優しい叶人の両親は、笑顔で受け入れてくれた。
浴室に行くと全身を洗い、湯船に浸かる。
この家の湯船の中には、いつも俺の好きな森の香りと色がする入浴剤が入っている。香りを思いきり吸い込んだ。
答えはほぼ見つかったけれど、頭の中を整理してみよう。
「そんな好きではないし」
俺の頭の中を悩ませていた言葉はこれだ。
たしか、その前に「お前ら恋人みたいだな」とクラスメイトの夏樹の言葉もあった。
『恋人としての、好きではない』
――はぁ、そういうことかよ!
叶人から嫌われたら、もう何もやる気しない。想像しただけでしんどい。お湯の中に顔を沈めた。
嫌われていなくて、よかった!
だけど、叶人は恋人としての好きではないって言っていたけど、叶人もドキドキしていたし。
ハグした時の感触を思い出して、お湯の中から顔を出した。緊張感と叶人を愛おしいと感じた気持ち。それに、俺も先輩が教えてくれたドキドキ、かなりした。
――俺は、叶人を恋の人として好き、かもしれない可能性もある。
いつも通りに過ごせばいいと、叶人には言ったものの、どうすればいいのか。
風呂から上がると叶人の部屋に戻った。
「おかえり!」
「ただいま」
「うさぎのもっふんちゃま、多分明日で完成できそうだよ」
俺の予想では、さっき起きたドキドキについて叶人はずっと考え、何も手につかないと思っていたのに。ウサギ制作作業を進めていた。
俺も何事もなかったかのように、ウサギの足をチクチクし、作業をする。そうだよな、特に何か関係が変わるわけでもないし、叶人のように、いつもと変わらない気持ちで過ごしていけばいいんだよな――。さっきはなんであんなに悩んでたんだ?とも思えてきた。
そうして寝る時間がやってきた。
叶人はベットの上に、俺は床に布団を敷いていつも寝ている。今日もふたり並んで横になり、部屋の灯りを常夜灯にした。
目を閉じてしばらくすると「ねぇ」と小声で俺を呼ぶ声がした。この時間が久しぶりに来たか。
叶人は、叶人の〝起きてる〟と〝眠ってる〟の狭間の時間に、本音を話してくれる時がある。寝ぼけているのだろうと思う。しかも翌日はあんまり話した内容を覚えていないらしい。
「叶人、どうした?」
ほわんとしている表情の叶人と目があった。
「僕ね、ハグしてからずっと陽向くんを意識しちゃってる」
「意識?」
「うん、恋人としての意識」
さっきまでは何事もなく過ごしている様子だったのに。頑張って気持ちを隠していたのか?
「僕ね、陽向くんとだったら、恋人になってもいいと、おも……」
話の途中で叶人は完全に眠りの世界へ行った。
俺は話の続きが気になって、しばらく眠れなかった。
――俺も、叶人となら恋人になってもいい。
ふと、何故か他の人と叶人が恋人になっている景色を想像してしまった。それは完全に嫌だな。俺はずっと、叶人の一番でありたいし隣にいたい。
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