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1章
135話刹那★カイル視点
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さらさらと川のように敷布の上に銀の髪が流れ落ちている。
月明かりが室内を照らして、白い肌がぼんやりと浮かび上がっていた。
ほんのりと色付いた部分が全て愛らしく見える。
いや、姿だけでなく、その声や仕草、全てが愛しくどんなに愛しても愛し足りない伴侶なのだ。
「カイル……もぅ……」
俯せになり、指を受け入れていたテトは、首の後ろから肩口までをほんのりと染めて震える声で限界が近いことを告げる。
「辛いか?」
受け入れる事に慣れた身体は、それでも時折初めてのような反応を見せる。
艶やかに花開く時もあれば、処女のように初々しいような時もあり、常に違う姿を見せて俺の心を掴んで離さない。
「俺だけ気持ち良いのは……カイルにも、気持ち良くなって欲しい……」
小さな声でそう告げてくるテトはどんな時でも他人を思いやる。
それは美徳だが、こんなときくらいは他人の事を考えなくてもいいだろうに。
それとも、まだ考えることができる余裕があるほど行為に夢中にできていないからか。
後者であれば少し情けなくもあるのだが。
「まだ、余裕だな」
「ちが……俺、いつもカイルを気遣えない……からっ、あぁ!」
ぱたぱたと散る白濁に、テトの身体が痙攣してからぐったりと弛緩する。
「もぉ……カイル……一緒がいいのに、カイルと一緒にいきたいのに」
今日は随分と可愛らしい我が儘モードだ。
「悪いな、ついテトが可愛くて意地悪をしてしまう」
滑らかな曲線を描く肩口に唇を押し当てて軽く吸う。
すると、小さな声が上がった。
「んっ……」
小さな甘い声に背筋を何かが這い上がる。
優しく大切に真綿で包んでやりたいのと、酷く攻めて啼かせたいのとが入り交じる。
どちらもきっとテトは優しいから受け入れてくれるだろう。
「カイルさま、俺は貴方をお慕いしていますから、どのようになさっても構いません」
昔のしゃべり方に戻ったテトは、身体を反転させて俺を抱き締めた。
触れ合う肌に混ざる吐息。
「俺にカイル様をください」
恐らく通常はかなり気をつけて砕けたしゃべり方をしているのだろう。
こういうときには素が出る。
それも可愛いと思う。
懐かしい言葉を受け入れ、軽く唇を合わせながらゆっくりとテトの中に自身を埋める。
熱く蕩けてしまうような中に一気に腰を進めると、テトの身体に力が入り拒む一歩手前の強さで絡み付いてくる。
それを無理やり抉じ開けると、テトの口からは悲鳴のような声が漏れた。
もちろん内部を傷付けるような事はしない。
何年も交わり続けた身体同士、互いの身体や呼吸は良くわかっている。
「愛しいテト、ありがとう」
にこりと笑みを溢したテトに口吻けながらゆっくりとひとつになっていく。
緩やかな時間を過ごし年を重ねていく刹那の時間。
☆☆☆☆☆☆☆
たんに『お慕いしています』と言う言葉を使わせたかっただけで書いたSS。
月明かりが室内を照らして、白い肌がぼんやりと浮かび上がっていた。
ほんのりと色付いた部分が全て愛らしく見える。
いや、姿だけでなく、その声や仕草、全てが愛しくどんなに愛しても愛し足りない伴侶なのだ。
「カイル……もぅ……」
俯せになり、指を受け入れていたテトは、首の後ろから肩口までをほんのりと染めて震える声で限界が近いことを告げる。
「辛いか?」
受け入れる事に慣れた身体は、それでも時折初めてのような反応を見せる。
艶やかに花開く時もあれば、処女のように初々しいような時もあり、常に違う姿を見せて俺の心を掴んで離さない。
「俺だけ気持ち良いのは……カイルにも、気持ち良くなって欲しい……」
小さな声でそう告げてくるテトはどんな時でも他人を思いやる。
それは美徳だが、こんなときくらいは他人の事を考えなくてもいいだろうに。
それとも、まだ考えることができる余裕があるほど行為に夢中にできていないからか。
後者であれば少し情けなくもあるのだが。
「まだ、余裕だな」
「ちが……俺、いつもカイルを気遣えない……からっ、あぁ!」
ぱたぱたと散る白濁に、テトの身体が痙攣してからぐったりと弛緩する。
「もぉ……カイル……一緒がいいのに、カイルと一緒にいきたいのに」
今日は随分と可愛らしい我が儘モードだ。
「悪いな、ついテトが可愛くて意地悪をしてしまう」
滑らかな曲線を描く肩口に唇を押し当てて軽く吸う。
すると、小さな声が上がった。
「んっ……」
小さな甘い声に背筋を何かが這い上がる。
優しく大切に真綿で包んでやりたいのと、酷く攻めて啼かせたいのとが入り交じる。
どちらもきっとテトは優しいから受け入れてくれるだろう。
「カイルさま、俺は貴方をお慕いしていますから、どのようになさっても構いません」
昔のしゃべり方に戻ったテトは、身体を反転させて俺を抱き締めた。
触れ合う肌に混ざる吐息。
「俺にカイル様をください」
恐らく通常はかなり気をつけて砕けたしゃべり方をしているのだろう。
こういうときには素が出る。
それも可愛いと思う。
懐かしい言葉を受け入れ、軽く唇を合わせながらゆっくりとテトの中に自身を埋める。
熱く蕩けてしまうような中に一気に腰を進めると、テトの身体に力が入り拒む一歩手前の強さで絡み付いてくる。
それを無理やり抉じ開けると、テトの口からは悲鳴のような声が漏れた。
もちろん内部を傷付けるような事はしない。
何年も交わり続けた身体同士、互いの身体や呼吸は良くわかっている。
「愛しいテト、ありがとう」
にこりと笑みを溢したテトに口吻けながらゆっくりとひとつになっていく。
緩やかな時間を過ごし年を重ねていく刹那の時間。
☆☆☆☆☆☆☆
たんに『お慕いしています』と言う言葉を使わせたかっただけで書いたSS。
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