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本編
389話
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「あ、リル、レヴィ。お菓子のお店に寄りたいんだけど」
俺は帰路につきながらも、通り過ぎる手前で小さな店を見付けて足を止めた。
可愛らしく扉をデコレーションしたお店だ。
いつも、できるだけルスやライには手作りのお菓子を食べさせるようにしているが、これから運動量が増えるだろう双子には時折おやつとして食べて貰いたい。
「リルやレヴィってお母さんのおやつ食べてたの?」
ふと、気になってリルを見上げた。
「あぁ、でも足りなくて山の中の果物とかも食べていたぞ?で、良く腹をリルは壊して薬を飲まされていた」
答えがあったのは逆側のレヴィからだった。
「え?」
「レヴィ、言うなって」
苦笑するリル。
俺は驚いてリルとレヴィを交互に見る。
「まぁ、色々あったんだって。ほら、入るんだろ?」
リルは誤魔化すように店の扉を開けた。
ふわりと香る甘い砂糖の香りに、ルスが欠伸をして何度か瞬きをする。
「甘い匂いだね、おうち帰ったら食べようね?」
眠そうになってきたルスの身体から力が抜けてきて抱っこしづらいのに、リルが気付いてくれルスを受け取ってくれた。
ふたりはいつもこんなに重い双子を抱いてくれているのかと頭が下がる。
「ほら、リクト入ろう」
レヴィに促されて俺たちは店に入る。
いらっしゃいー!!
元気な店員さんはアライグマに見えるが、リルとレヴィに抱かれた双子が眠そうなのに気付くと口を慌てて押さえ、ぺこりと頭を下げてくれた。
優しい気遣いにありがとうございますと俺も頭を下げる。
甘い香りは焼きたてのビスケットからしていた。
「リルとレヴィは何が好き?少しずつ買ってみよう?」
トレイの上に並べられた焼き菓子。
可愛らしいものが多くて目移りがしてしまう。
クッキーくらいは作るが他のお菓子はあまり作れない。
ガレットや、ラスクなどは流石に作り方がわからないからだ。
「俺、これがいいかも……ミルクパン?」
親指より少し太いくらいのサイズのパンを俺は選ぶ。
同じようなもので、野菜が練り込んであるものもあった。
「美味しそう。子供たちも食べられそうだし、これと……サブレか、クラッカーは食材乗せて食べてもいいし?」
双子を起こさないように小さめの声で喋りながら、手にしたトレイの上に買うものを乗せていく。
ふわりと蜂蜜が香るカステラのようなお菓子もある。
「リルとレヴィは?」
「リクトが買ってみたいものを買えよ?子供たちの好みを知りたいからな」
リルの言葉にレヴィもうんうんと頷いている。
俺は、店内の端から端まで見て身体に良さそうなお菓子を大量に買い込んだのだった。
俺は帰路につきながらも、通り過ぎる手前で小さな店を見付けて足を止めた。
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「リルやレヴィってお母さんのおやつ食べてたの?」
ふと、気になってリルを見上げた。
「あぁ、でも足りなくて山の中の果物とかも食べていたぞ?で、良く腹をリルは壊して薬を飲まされていた」
答えがあったのは逆側のレヴィからだった。
「え?」
「レヴィ、言うなって」
苦笑するリル。
俺は驚いてリルとレヴィを交互に見る。
「まぁ、色々あったんだって。ほら、入るんだろ?」
リルは誤魔化すように店の扉を開けた。
ふわりと香る甘い砂糖の香りに、ルスが欠伸をして何度か瞬きをする。
「甘い匂いだね、おうち帰ったら食べようね?」
眠そうになってきたルスの身体から力が抜けてきて抱っこしづらいのに、リルが気付いてくれルスを受け取ってくれた。
ふたりはいつもこんなに重い双子を抱いてくれているのかと頭が下がる。
「ほら、リクト入ろう」
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いらっしゃいー!!
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優しい気遣いにありがとうございますと俺も頭を下げる。
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「リルとレヴィは何が好き?少しずつ買ってみよう?」
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可愛らしいものが多くて目移りがしてしまう。
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