24 / 29
第23話 我が家が一番(3)
しおりを挟む
「ママ、ちょっと出かけてくるから」
義母のことだから、何か言ってくると思っていたら、すんなりと送り出してくれた。
「そう、行ってらっしゃい」
僕は安心して玄関に向かった。ところが…
「大ちゃんのいない間、私が撮った大ちゃんの動画を見せましょうか」
「エッ?いいんですか見たい見たーい」
こんな会話が聞こえ、慌ててテーブルに戻った。義母の動画がどんなものなのか分かっていたからだ。
「大ちゃん、出かけるんじゃなかったの?」
「いや、やっぱりやめるよ。それよりトランプやろう?」
「いいね、やろやろ」
都合よく2人とも乗っかってくれたので、動画は回避できた。
残りはこの尿意だった。
僕はあれこれ思考を巡らせて、計画を立てた。
それは、ギリギリまでこらえて風呂場に駆け込み、内側から鍵を閉め、急いでオシッコをする、というものだった。
これをやると、後で義母からきついお仕置きを受けるかもしれないけど、今はそれしかないと考えたのだ。
そして10分後…ピークがきた。
僕は立ち上がり、5歩で風呂場の前に立ち、ドアノブを持った。
これで成功と思った瞬間、全ての計画が崩れた。
またしても鍵がかけられていたのだ。
僕は絶望で力が抜け、限界に来ていたオシッコは、僕の意思とは無関係に、止まることなく流れ出たのだった。
そう、僕は無情にも美咲たちの前でお漏らしをしてしまったのだ。
風呂場の入り口はテーブルから丸見えで、2人の驚く声が聞こえた。
「コーチ!大吾君が…」
義母は立ち上がり、僕の正面に来た。
「あらあら、大ちゃん、お漏らししちゃダメだって言ったでしょう?」
この異常な様子を見て、美咲たちもあわてて立ち上がった。
「コーチ、ごちそうさまでした。私たち帰りますから」
当然だろう、早く帰ってくれ!と僕は願った。
義母のことだから、何か言ってくると思っていたら、すんなりと送り出してくれた。
「そう、行ってらっしゃい」
僕は安心して玄関に向かった。ところが…
「大ちゃんのいない間、私が撮った大ちゃんの動画を見せましょうか」
「エッ?いいんですか見たい見たーい」
こんな会話が聞こえ、慌ててテーブルに戻った。義母の動画がどんなものなのか分かっていたからだ。
「大ちゃん、出かけるんじゃなかったの?」
「いや、やっぱりやめるよ。それよりトランプやろう?」
「いいね、やろやろ」
都合よく2人とも乗っかってくれたので、動画は回避できた。
残りはこの尿意だった。
僕はあれこれ思考を巡らせて、計画を立てた。
それは、ギリギリまでこらえて風呂場に駆け込み、内側から鍵を閉め、急いでオシッコをする、というものだった。
これをやると、後で義母からきついお仕置きを受けるかもしれないけど、今はそれしかないと考えたのだ。
そして10分後…ピークがきた。
僕は立ち上がり、5歩で風呂場の前に立ち、ドアノブを持った。
これで成功と思った瞬間、全ての計画が崩れた。
またしても鍵がかけられていたのだ。
僕は絶望で力が抜け、限界に来ていたオシッコは、僕の意思とは無関係に、止まることなく流れ出たのだった。
そう、僕は無情にも美咲たちの前でお漏らしをしてしまったのだ。
風呂場の入り口はテーブルから丸見えで、2人の驚く声が聞こえた。
「コーチ!大吾君が…」
義母は立ち上がり、僕の正面に来た。
「あらあら、大ちゃん、お漏らししちゃダメだって言ったでしょう?」
この異常な様子を見て、美咲たちもあわてて立ち上がった。
「コーチ、ごちそうさまでした。私たち帰りますから」
当然だろう、早く帰ってくれ!と僕は願った。
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる