4 / 59
第1章 保健室に呼ばれただけなのに
1-4 訴えてやる
しおりを挟む
「最近、私に変なあだ名をつけた子がいるらしいんだけどー中川は知らないかなあ」
そう言うとお尻を思いっきりツネってきた。
「うぐっ、やめて」
僕は、日頃からムカついていたこの独身女教師が芸人のオカリナに似ていたことから、影でオカリナと呼んで馬鹿にしていたのだった。
つねられた痛さで足をバタバタさせていると、沙知代先生はお尻から手を離し、これまで黙って見ていた加奈子先生に話しかけた。
「頑張りすぎて、手がいたくなってしまったわ。先生、あれ取ってちょうだいよ」
「えっ、沙知代先生、あれはまだ早いんじゃないの?中川君初めてだし」
僕はこの会話を聞きながら、お尻ペンペンをされる格好のままでいる恥ずかしさと、お尻の痛さ、そしてこれから起こるであろうことに恐怖を感じ、とにかく逃げ出したいという気持ちが強くなってきた。
「やっぱりこんなのおかしい。体罰だ!教育委員会に訴えてやる」
残った力を絞り出し、最後の抵抗をしてみせた。
「あら、まだそんなことが言えるのね。うれしいわ中川君。こんなお猿さんみたいに真っ赤なお尻にされているのに、なかなか男の子なのね」
僕のお尻をなでながらうれしそうに答えたのは、加奈子先生だった。そして絶望的なことを告げてきた。
「でもどうやって報告するの?まさか、体重測定の時ボッキしたら、お尻ペンペンされましたってママに報告するの?」
そんなこと言えるはずがない……。僕は思った。今起きている出来事は、誰にも知られてはならないのだ、こんな恥ずかしいことがみんなに知られたら、学校にいられなくなってしまう。
「よかったわ、中川君あまりヒイヒイ言うから、もうダメだと思ったけど……まだまだ元気がありそうね。沙知代先生おやりなさいよ。」
その後、ガサガサと机の引き出しを探る音と、パチンとゴムを弾くような音が聞こえてきた。
僕は何か恐ろしいことが起きるのでないかと思い、動くことができなかった。
すると膝まで下ろされていたブリーフが完全に脱がされ、足の拘束が解かれた。
そう言うとお尻を思いっきりツネってきた。
「うぐっ、やめて」
僕は、日頃からムカついていたこの独身女教師が芸人のオカリナに似ていたことから、影でオカリナと呼んで馬鹿にしていたのだった。
つねられた痛さで足をバタバタさせていると、沙知代先生はお尻から手を離し、これまで黙って見ていた加奈子先生に話しかけた。
「頑張りすぎて、手がいたくなってしまったわ。先生、あれ取ってちょうだいよ」
「えっ、沙知代先生、あれはまだ早いんじゃないの?中川君初めてだし」
僕はこの会話を聞きながら、お尻ペンペンをされる格好のままでいる恥ずかしさと、お尻の痛さ、そしてこれから起こるであろうことに恐怖を感じ、とにかく逃げ出したいという気持ちが強くなってきた。
「やっぱりこんなのおかしい。体罰だ!教育委員会に訴えてやる」
残った力を絞り出し、最後の抵抗をしてみせた。
「あら、まだそんなことが言えるのね。うれしいわ中川君。こんなお猿さんみたいに真っ赤なお尻にされているのに、なかなか男の子なのね」
僕のお尻をなでながらうれしそうに答えたのは、加奈子先生だった。そして絶望的なことを告げてきた。
「でもどうやって報告するの?まさか、体重測定の時ボッキしたら、お尻ペンペンされましたってママに報告するの?」
そんなこと言えるはずがない……。僕は思った。今起きている出来事は、誰にも知られてはならないのだ、こんな恥ずかしいことがみんなに知られたら、学校にいられなくなってしまう。
「よかったわ、中川君あまりヒイヒイ言うから、もうダメだと思ったけど……まだまだ元気がありそうね。沙知代先生おやりなさいよ。」
その後、ガサガサと机の引き出しを探る音と、パチンとゴムを弾くような音が聞こえてきた。
僕は何か恐ろしいことが起きるのでないかと思い、動くことができなかった。
すると膝まで下ろされていたブリーフが完全に脱がされ、足の拘束が解かれた。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説

こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪


体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる