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第70話 神韻
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……久し振りだね。 ボクと話したのは、随分前だね。
覚えてるかな?
君がこの場所にいるということに既に驚きを隠せないよ。
ということは、また説明をした方がいいんだろうね。
いやいや。
悪くは思わないよ。だってその方が合理的だし、君も助かるだろう?
まずは、こちらのことをどう伝えたらいいべきか……正直言うと悩むよ。
ああ、君たちには大好きな言い回しがあったね。それを借りよう。
“良いニュースと、悪いニュースがある。どっちから話そう?”
はは。こんなに感情が籠もっていないと反応し辛いかい?
すまないね。
まあでも、そう突っ込んでくれて寧ろありがたいんだよ。でないとこの『抑揚』というものをいつか忘れてしまう気がするんだ。何しろ、この身体ではそういう動きを伝えるのは難しくてね。
さて、本題を話そうか。
海の上で行われていた神と人との戦いは決した。
人間の負けだった。
残念だが、ラヴァン博士とDG(デルタグリーン)だけでは三柱にも及ぶ神々は討ち果たせなかった。
いやいや、ボクは間違いなく君たちの友人だよ。だけれど、事実は伝えなきゃいけない。人間達は善戦した。けれど、間に合わなかった。
君の記憶では二柱だったか、ああ。あの後襲来したのさ。邪悪なる簒奪者、ヤマンソと記述されるもう一柱と数えられてもよいほどの悪魔がね。
予想を超えた三柱が呼応するように暴れ回った。目論見が外れた中、絶望的な状況で彼らは奮闘した。二つの船の内ラヴァン博士の乗っていない船が陽動を行った。目を見張る死に物狂いだったよ。音響兵器、誘導弾、機関砲、光線兵器、自爆覚悟の核弾頭爆撃までした――人類最後の艦に載せられた全ての武器を使い終わったのが、合流してから一時間十五分四十三秒後。
……人類は誇るべきなのかもしれない。例え一瞬とはいえ、天を縊る獄司たちが君たちの血と汗と涙で洗練された殺『人』兵器で止まっていたのだから。蚊の鳴く程度の鬱陶しさだったかもしれないが、それが一秒でもチームの寿命を長くした。
彼らは甲板から撃ち続けた。小銃、機関銃、持ち合いの魔術兵器、とにかく持ち込んだ武器全てがなくなっても交戦を続けた。時間稼ぎを二時間十二分三秒まで続けたところで、ラヴァン博士の奮闘で『生きている炎』、そしてそれに付随するヤマンソ、彼らフォーマルハウトの次元に住まうものたちが退散させられた。
だが、そこまでだった。
キリスト教徒の彼らにとっては最も重いもの――主なる神への信仰を賭けて、片方の船が突撃をかけた。星を渡るク・リトルリトルを仕留めるために。かつてク・リトルリトルが小舟の突進で止まったという与太話のような記録がある。ぼくらの間では有名な笑い話なんだ。彼らも甲板からその山よりも巨大な図体を見ただろうに、それでも希望と信仰に縋った。
だが希望への航路のその最中、突如船が真っ二つになった。
……船には廃熱機構というものがある。
海水を吸い上げて、エンジン近くにパイプを通すんだ。
エンジン熱をそこで冷却し、オーバーヒートを防ぐ。炎を司る神々の影響で、海面は泡立っていた。彼らも気が付いていただろう。碇を揚げて発進した時、彼らは祈っていたに違いない。ほんの少しだけでいい、もってくれ、と。
残念だが、そこから先は語れば残酷なだけでね。割愛するよ。君も聞きたくはないだろう?
ラヴァン博士はここから移動することができないと見るやいなや、船員を総動員してク・リトルリトルを退散させる為に儀式の準備を急いだが――船員の一人が彼に逃亡を勧めた。
彼は一人なら逃げられたからね。僕だって提案しただろう。船内には既に色濃い絶望が敷かれていた。ラヴァン博士ももう既に余裕はなかった。喀血し、目の光は失われていた。彼はここでなら死んでも良いと言っていたが、それは邪神と差し違えるならではの覚悟。ヤマンソのみならず想定外の『生きている炎』との接触は、ラヴァン博士の負担を増大させて余裕を奪うに十分だった。
最期の正気でクルー達は小さな思い出の品とタグを老爺に預け、それに背中を押されるように博士は最後の力で『門』を開き逃げた。一縷の反撃に賭けて。ク・リトルリトルに一矢報いる悲願を棄ててでも、戦友の孫を見捨ててでも。
船に残ったクルー達は、その背中を見守った後、征くも帰るもなくなって一頻り恐怖に陥り、船の縁から海を見下げて悲鳴を上げ、いつしかみなが母に歌ってもらっただろうマザーグースを歌い始めた。死を待つだけの船の上から聞こえる不協和音の歌だけが水面に反射して涙のようだったよ。全くもって、語るに悍しい勇敢な戦士達の最期だった。
然るに……残念だが人類は反撃の余地を失った。
もし博士が間に合ったとしても、再び人間が住める環境になることは二度とないだろう。地上には新たな生態系が芽生えていく。今にそう、後一時間もあれば。
――なんとかって……君。なんとかならないんだよ。サイコロの目で遊んでいるワケじゃないんだ、運命は変わらないのが当たり前なんだよ。
決まってしまった運命は。決まってしまった、運命はねえ。
え、なんだって? ああ、何度も言わせないでくれ給え、こそばゆいじゃないか耳元で。
そう、そういうこと。何、安心してくれ。わからなくてもいい。
だがラヴァン、彼の判断は正しい。よく引く判断をしてくれた。もしここで引いてくれなかったら、今から先をどうしようかと困っていたところなんだ。
これで間に合わせられるってものだ。
ボクを冷たいとは言わないでおくれよ。これでも随分と言葉を選んだつもりだ。
そうだね。だからこそボクは向かっているんだよ。感じるだろう? 東へ向かって夢の階段を下る音が。直線距離ではないからまだ少しかかるが、このぶんだと間に合いそうだ。鍵の向こうはただ階段を降りるだけではないから、少し早めに出ておいてよかった。
友人よ、今向かおう。君の狙いがようやく見えた。ボクはその為に呼ばれたのだね。
東の空にはオーロラが見える。燦然と錦に織られたその皮膜には、確かに君の危惧していた『予兆』が見られている。
ありがたい。感謝している。友人よ。
もう既に人ならざる者と言って差し障りない、自らの存在さえも幻夢の狭間に置いてきたボクが、未だ現し世の栄光に携われるなど想像もしていなかったのだから。
人の子よ。見るが良い。東の水溜まりに見えるオーロラは、今や瑪瑙の都に打ち立てられた異国の教会だ。聞こえる、チャーチスケールではない音の揺らぎこそがその本質を描き出す空間の芸術を! さあ、向かおう!
太陽に近い場所、そこに彼がいるのだろう。
この渦を作り出した因果の主、二つの螺旋、運命の設計図を記した続弦の神子たちよ! 鏃礪括羽の礼を受け空に還らんとする二つの歯車よ! 尊俎折衝疑るに如かず、舞台には剣舞こそ似合う! さあ、さあ。東洋にはやはりやはり――!
さあ、さあ。
覚えているよ、遠い昔のことだけれど妙に耳に残るintroductory remarks、つまり前口上ってヤツさ。そう、それが東洋にはあった!
特殊なリズムと音で唱えて、道行く人に魔法を掛けるんだ。痺れる言葉だ。
それで終わりを迎えよう。準備はいいかい?
『さあさあ お立ちあい、御用と お急ぎでなかったら、
ゆっくりと聞いておいで。
この物語の、最後の瞬間を』
覚えてるかな?
君がこの場所にいるということに既に驚きを隠せないよ。
ということは、また説明をした方がいいんだろうね。
いやいや。
悪くは思わないよ。だってその方が合理的だし、君も助かるだろう?
まずは、こちらのことをどう伝えたらいいべきか……正直言うと悩むよ。
ああ、君たちには大好きな言い回しがあったね。それを借りよう。
“良いニュースと、悪いニュースがある。どっちから話そう?”
はは。こんなに感情が籠もっていないと反応し辛いかい?
すまないね。
まあでも、そう突っ込んでくれて寧ろありがたいんだよ。でないとこの『抑揚』というものをいつか忘れてしまう気がするんだ。何しろ、この身体ではそういう動きを伝えるのは難しくてね。
さて、本題を話そうか。
海の上で行われていた神と人との戦いは決した。
人間の負けだった。
残念だが、ラヴァン博士とDG(デルタグリーン)だけでは三柱にも及ぶ神々は討ち果たせなかった。
いやいや、ボクは間違いなく君たちの友人だよ。だけれど、事実は伝えなきゃいけない。人間達は善戦した。けれど、間に合わなかった。
君の記憶では二柱だったか、ああ。あの後襲来したのさ。邪悪なる簒奪者、ヤマンソと記述されるもう一柱と数えられてもよいほどの悪魔がね。
予想を超えた三柱が呼応するように暴れ回った。目論見が外れた中、絶望的な状況で彼らは奮闘した。二つの船の内ラヴァン博士の乗っていない船が陽動を行った。目を見張る死に物狂いだったよ。音響兵器、誘導弾、機関砲、光線兵器、自爆覚悟の核弾頭爆撃までした――人類最後の艦に載せられた全ての武器を使い終わったのが、合流してから一時間十五分四十三秒後。
……人類は誇るべきなのかもしれない。例え一瞬とはいえ、天を縊る獄司たちが君たちの血と汗と涙で洗練された殺『人』兵器で止まっていたのだから。蚊の鳴く程度の鬱陶しさだったかもしれないが、それが一秒でもチームの寿命を長くした。
彼らは甲板から撃ち続けた。小銃、機関銃、持ち合いの魔術兵器、とにかく持ち込んだ武器全てがなくなっても交戦を続けた。時間稼ぎを二時間十二分三秒まで続けたところで、ラヴァン博士の奮闘で『生きている炎』、そしてそれに付随するヤマンソ、彼らフォーマルハウトの次元に住まうものたちが退散させられた。
だが、そこまでだった。
キリスト教徒の彼らにとっては最も重いもの――主なる神への信仰を賭けて、片方の船が突撃をかけた。星を渡るク・リトルリトルを仕留めるために。かつてク・リトルリトルが小舟の突進で止まったという与太話のような記録がある。ぼくらの間では有名な笑い話なんだ。彼らも甲板からその山よりも巨大な図体を見ただろうに、それでも希望と信仰に縋った。
だが希望への航路のその最中、突如船が真っ二つになった。
……船には廃熱機構というものがある。
海水を吸い上げて、エンジン近くにパイプを通すんだ。
エンジン熱をそこで冷却し、オーバーヒートを防ぐ。炎を司る神々の影響で、海面は泡立っていた。彼らも気が付いていただろう。碇を揚げて発進した時、彼らは祈っていたに違いない。ほんの少しだけでいい、もってくれ、と。
残念だが、そこから先は語れば残酷なだけでね。割愛するよ。君も聞きたくはないだろう?
ラヴァン博士はここから移動することができないと見るやいなや、船員を総動員してク・リトルリトルを退散させる為に儀式の準備を急いだが――船員の一人が彼に逃亡を勧めた。
彼は一人なら逃げられたからね。僕だって提案しただろう。船内には既に色濃い絶望が敷かれていた。ラヴァン博士ももう既に余裕はなかった。喀血し、目の光は失われていた。彼はここでなら死んでも良いと言っていたが、それは邪神と差し違えるならではの覚悟。ヤマンソのみならず想定外の『生きている炎』との接触は、ラヴァン博士の負担を増大させて余裕を奪うに十分だった。
最期の正気でクルー達は小さな思い出の品とタグを老爺に預け、それに背中を押されるように博士は最後の力で『門』を開き逃げた。一縷の反撃に賭けて。ク・リトルリトルに一矢報いる悲願を棄ててでも、戦友の孫を見捨ててでも。
船に残ったクルー達は、その背中を見守った後、征くも帰るもなくなって一頻り恐怖に陥り、船の縁から海を見下げて悲鳴を上げ、いつしかみなが母に歌ってもらっただろうマザーグースを歌い始めた。死を待つだけの船の上から聞こえる不協和音の歌だけが水面に反射して涙のようだったよ。全くもって、語るに悍しい勇敢な戦士達の最期だった。
然るに……残念だが人類は反撃の余地を失った。
もし博士が間に合ったとしても、再び人間が住める環境になることは二度とないだろう。地上には新たな生態系が芽生えていく。今にそう、後一時間もあれば。
――なんとかって……君。なんとかならないんだよ。サイコロの目で遊んでいるワケじゃないんだ、運命は変わらないのが当たり前なんだよ。
決まってしまった運命は。決まってしまった、運命はねえ。
え、なんだって? ああ、何度も言わせないでくれ給え、こそばゆいじゃないか耳元で。
そう、そういうこと。何、安心してくれ。わからなくてもいい。
だがラヴァン、彼の判断は正しい。よく引く判断をしてくれた。もしここで引いてくれなかったら、今から先をどうしようかと困っていたところなんだ。
これで間に合わせられるってものだ。
ボクを冷たいとは言わないでおくれよ。これでも随分と言葉を選んだつもりだ。
そうだね。だからこそボクは向かっているんだよ。感じるだろう? 東へ向かって夢の階段を下る音が。直線距離ではないからまだ少しかかるが、このぶんだと間に合いそうだ。鍵の向こうはただ階段を降りるだけではないから、少し早めに出ておいてよかった。
友人よ、今向かおう。君の狙いがようやく見えた。ボクはその為に呼ばれたのだね。
東の空にはオーロラが見える。燦然と錦に織られたその皮膜には、確かに君の危惧していた『予兆』が見られている。
ありがたい。感謝している。友人よ。
もう既に人ならざる者と言って差し障りない、自らの存在さえも幻夢の狭間に置いてきたボクが、未だ現し世の栄光に携われるなど想像もしていなかったのだから。
人の子よ。見るが良い。東の水溜まりに見えるオーロラは、今や瑪瑙の都に打ち立てられた異国の教会だ。聞こえる、チャーチスケールではない音の揺らぎこそがその本質を描き出す空間の芸術を! さあ、向かおう!
太陽に近い場所、そこに彼がいるのだろう。
この渦を作り出した因果の主、二つの螺旋、運命の設計図を記した続弦の神子たちよ! 鏃礪括羽の礼を受け空に還らんとする二つの歯車よ! 尊俎折衝疑るに如かず、舞台には剣舞こそ似合う! さあ、さあ。東洋にはやはりやはり――!
さあ、さあ。
覚えているよ、遠い昔のことだけれど妙に耳に残るintroductory remarks、つまり前口上ってヤツさ。そう、それが東洋にはあった!
特殊なリズムと音で唱えて、道行く人に魔法を掛けるんだ。痺れる言葉だ。
それで終わりを迎えよう。準備はいいかい?
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