射手の統領

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射手の統領077 トリトに到着

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射手の統領
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№77 トリトに到着

 アマールの漁村改め、アマールの村を出発して、南東の川に沿って遡り、やがて徐々に西南西へ進路を変え、山道になって峠越えだ。
 今日の行程できつい山越えが2ヶ所あるのだが、この峠越えは、そのひとつだ。曳馬たちは、グイグイと力強く頼もしい牽引をしている。ノアール、ヴァイス、ダーク、セールイの4頭だ。こいつらも旅の相棒で、もはやセプトの欠かせぬ一員であると言える。

 今は冬。ライの攻略を始めた秋の頃に比べて、獣の出現頻度は明らかに低い。昨日もそうだが、獣と遭遇しない日もある。大都市近くならまだしも、この自然豊かな山野ですらだ。

 今日は新年初日。流石に橙土龍攻略の最中だから、普通の目出度い正月気分とはいささか異なり、緊張感がある。

 難所の山を越えると川に沿って平野に出た。馬手側の海岸に向かって港町が広がっている。
 この港町を素通りし、小さい山を越えて、その後は山がせり出して来ている海岸線を西南西へと進んだ。弓手側に山、馬手側に和国海。冬の和国海はやや荒れ気味である。

 途中、小さな漁村をふたつ通り過ぎると、再び結構きつい山越えだ。これが今日の行程でのきつい山越えのふたつ目だが、曳馬たちは難なくクリア。山を越えて小さな平野の端で昼餉休憩を取った。
 昼餉休憩の後、平野を流れる川を渡って、再び山道へ。この小さい山を越え、港町のある平野を続けざまにふたつ抜けると、山の間の山峡の道になる。これが最後の山越えだ。これを越えると…。

 弓手側のずっと奥に山、馬手側のずっと奥に海、そして正面の西南西に真っすぐ、延々と奥まで続く大砂丘が、目の前にドーンと現れた。トリトの大砂丘だ。
 弓手側、つまり南に一旦進路を変え、トリトの大砂丘を迂回して、大砂丘と山の間を縫って、西南西からこちらに向かって流れてくる川に沿って、遡るように進んだ。

 そろそろトリトの大砂丘の半ばというとき、大きな地震が起きた。慌てる曳馬たちにサジ姉が鎮静の術を掛けて落ち着かせる。
 ふと馬手側の延々と続く大砂丘を見ると、2時の方向の大砂丘の1か所がみるみる盛り上がり、橙土龍が飛び出した。それは天に昇るような勢いだった。まるで大砂丘から、天に向かって1本の太い柱が伸びて行くようだ。

 その天に向かった大きな柱が、西に向かって曲がったと思ったら、橙土龍は弧を描いて頭から砂丘に突っ込んだ。体の後半は出て来た盛り上がりから抜け切っておらず、細長い胴体で大砂丘に半円のアーチを描いている。
 最後に尾が大砂丘から抜け切ると、尾をピンと天に屹立させたまま、吸い込まれるように大砂丘に潜って行った。橙土龍が姿を消して間もなく、地震は収まった。

 思わず息を飲む。すっげー。あいつを攻略するのかと思うと身震いがする。皆もしばらく呆気に取られて、橙土龍が潜って行った後を眺めていた。

 俺は収納腕輪から操龍弓を取り出して天高く掲げた。すぐに橙土龍の気配が分かる。トリトの大砂丘の中を西へしばらく進んで、砂の中でとぐろを巻いている。ここが橙土龍の巣のようだな。操龍弓を掲げると、七神龍の気配が分かるので、およその位置を掴めるのだ。
 俺は、橙土龍の巣に近いところで流邏矢の甲矢を登録した。

 俺たちは北斗号を出発させ、トリトの大砂丘の南縁を西南西へと進んだ。山の縁が西南西から徐々に南へと転じ、やがてトリトの港町に着いた。
 トリトの港町の中央を、センデの河が南から北へ突っ切っており、大きなセンデの河の東岸に広がる平野の山寄りにトリトの中心街、西岸の海沿いにトリトの港がある。かなり広範囲の大きな港町だ。
 トリトの港町の規模は、名府などの和の国各地に点在する六府に匹敵している。

 和の国の町や港町で最大級のものを都といい、東都、西都、商都、古都の4つで、これをまとめて四都しとと言う。
 その次の規模のものを府といい、中和の名府、西和の雲府、東北和の賀府、北の島=二の島の函府、西の島=三の島の宰府、南の島=四の島の屋府の6つで、まとめて六府むふと言う。府は、6つの地方にひとつずつで、西和の府が雲府のため、トリトは府に匹敵する規模を持っているが、府とは言わずに港町と呼ばれる。

 トリトの中心街には、トリト冒険者ギルド、山髙屋トリト支店、キノベ陸運のトリト営業所がある。俺たちはまず、中央広場での行商の許可を取りにギルドへ行った。残りの交易品を、トリトで売り尽くしてしまいたいからだ。

 ギルドに入ると、新年初日だと言うのに多くの冒険者がいてちょっと驚いた。ちょうどギルマスから招集が掛かり、特別依頼が出るとこらしい。
「トリトの冒険者諸君。今日も橙土龍が暴れて、大地震を起こしよった。もうかれこれ3ヶ月や。新年早々この大地震のせいで正月もおちおち祝えん。」
 冒険者連中が真剣に聞いている。ちょっと受付に、行商の許可を取れる雰囲気ではない。

ギルマスは続ける。
「よってギルドから、冒険者諸君へ緊急依頼や。橙土龍を鎮めてくれ。何も討伐しろとは言わん。眠らせるんでも何でもええ。とにかくおとなしゅうさせてんか。」
 冒険者全員が息を飲む。手を上げるパーティはいない。ギルマスが懇願するように、志願するパーティを募る。
「名乗りを上げるパーティはおらんか?」
 やはりシーンとしている。冒険者たちの反応はなく、ギルマスの顔が悲痛な表情に変わって行く。

 俺が手を挙げた。
「俺たちが引き受けよう。そのつもりでトリトに来たからな。」
 ギルド中の注目が集まる。訝しそうな目、怪しんでる目、憐れんでる目、賞賛の目、嘲笑している目、いろんな目が向けられた。
「見ん顔やな?」
「そりゃそうだ。ついさっきトリトに着いたからな。」
「パーティランクは?」
「D…だっけか?」
「Cですよ。タヅナと私がEに上がって、Cランクになりました。」
「あ、そうだったな。Cだ!」
「Cか…。Cランクパーティ単独ではちときついんやないやろか。」ギルマスは考え込む。

「嫌なら別にいいんだぜ、依頼があろうがなかろうが、俺たちが橙土龍を狩るのには変わりないからな。」
 ざわめくギルド内。
「調子に乗んなや。」ぼそっと声がした。
「おい、今言った奴、出て来い。」誰も出て来ない。
「面と向かって言えねぇなら引っ込んでろ。臆病者が。」
「おい。旅の冒険者の言う通りやで。余所者がやる言うてんのに、地元の者は名乗り出もせんと陰口とは、あまりに情けないがな。」ギルマスが煽る。
 しかし、やはり出て来ない。ギルマスは溜息をついた後、俺たちを伴ってギルマスルームに移動した。

「わしはトリトのギルマス、ヨルハンや。」
「セプトのアタルだ。仲間は…。」
「セプトやと?そうか、その濃紺の外套、濃紺の規格外か。」
「濃紺の規格外?なんだよ、それ?」
「あんたらセプトの通り名やがな。」
「おいおい、当事者が知らないところで勝手に通り名を決めるなよ。」
「通り名っちゅうのはそういうもんやで。それにな、通り名が付くんは一流の証や。まぁ、自分で通り名を付けとる身の程知らずのアホもおるがの。」
 確かにそう言うものだな。納得してしまった俺。

「通り名は別として、何で俺たちセプトを知ってるんだ?」
「ギルドの情報網を舐めたらあかんで。」
「ふーん、それなら出所は、東都か西都か古都あたりだな?」
「ほう、なぜそう思うんかいや?」こいつもすんなり、うん。とは言わないな。
「俺たちは東都と西都でしかまともに活動してないからな。古都でも活動はしてないが、ギルマスに絡まれたんで少々懲らしめた。他の町は、通りすがりにクエストを受けるか報告をするかをしただけだ。それにギルマスを知ってるのこの3都市だけだ。」
「ほう。情報通りなかなか鋭いやんけ。」

 ギルド共有のマル秘情報では、アタルについて以下のようになっていた。
 東都のタケクラはベタ褒め。次ノ宮殿下のお気に入りなので、揉めると帝家と拗れるかもしれない。重々気を付けよ。次ノ宮殿下を使って、山髙屋とキノベ陸運から破格の条件を引き出した交渉の達人。

 西都のサンキは半々。むっちゃ切れ者やが、ブチ切れやすい。特に嫁に不快な思いをさせると、後先考えずにブチ切れよるから、絶対に注意せい。勘当した娘がアタルに嫁入りしたせいで、アタルの逆鱗に触れることになったオミョシ分家の権座主は、近々えらい目に遭わされるかもしれん。

 古都のダイワは完全に忌避。駆け引きが一切通じんさかい、要求には、はいかイエスの二者択一。触らぬ神に祟りなしや。絶対に逆ろうたらあかん。ちょこっと機嫌を損ねただけで、ギルドだけやのうて、帝家宝物殿まで潰そうとしよったキチガイや。

 ヨルハンはマル秘情報を思い出してほくそ笑む。三者三様の評価だが、アタルが只者ではないことだけは分かる。
 これらの評価は、アタルが聞いたら不本意かもしれないが、客観的に見ると的を射ている。何せすべて真実なのだから。

「セプトなら単独でも大丈夫やろな。無理せんでええから、何とか橙土龍を鎮めてつかーさい。報酬は大金貨3枚や。もし、1週間以内に片を付けれくれたら倍増や。」
「そんなにか。」
「それだけ被害が甚大なんや。このままではトリトは滅んでまうがな。」
「喜んで引き受けよう。ところで、行商の許可が欲しいんだが。」
「橙土龍を鎮めたら好きにしてええ。今は町が警戒しとるから民の財布の紐は固いで。
 せやけどな、橙土龍を鎮めたら町中でどんちゃん騒ぎや。そこへ、橙土龍を鎮めた英雄が店を開いてみい。縁起もんやゆうて、それこそ倍値でも飛ぶように売れて、満員御礼やで。」
 俺は改めてセプトのメンバーを紹介し、ヨルハンとしっかり握手して別れた。

 ギルドを出て、流邏石8個にトリトギルドを登録して皆に配った。その後、トリト営業所に北斗号を預け、近くの宿屋に入ると何とそこは温泉宿だった。
 こんなに開けた港町の中心に温泉ってのも珍しいが、井戸を掘ったら温泉が出たと言う、なんともラッキーな温泉宿だ。泉質は含塩芒硝泉。
 この大地震で客足が激減していたため、日帰り営業に特化してたようだが、頼んだら宿泊を受け入れてくれた。ただし、夕餉の準備はしてないので町に出てくれと言う。そんなのは全然OK。郷土料理の店にでも行くさ。

 6人まで宿泊できる和室をふた部屋、取り敢えず2泊で取った。
 泊り客は俺たちだけなんで、日帰り営業が終わったら、大浴場は好きに使ってくれていいと言う。ということは皆で混浴だぜ。ひゃっほーい!

 宿の人に名物料理を聞いたら、冬のこの時期しか食べられない親ガニ丼がお勧めだと言う。親ガニ丼を出す店も教えてくれた。
 お勧めの通り、その店に行って親ガニ丼を注文した。どんぶり飯に、カニのほぐし身、カニみそとほぐし身和え、生の内子の醤油漬、茹でた内子、生の外子の醤油漬をドーンと乗せている。ご飯は、具材に隠れて見えない。それくらい具材がたっぷり乗っているのだ。蟹が旬の冬にしか食べられないと言う。当然味噌汁もカニ汁である。

 俺たちは、親ガニ丼とカニ汁を堪能し、宿屋に帰る。いよいよ大浴場で混浴だ。むふふ。大浴場で大欲情…なんつって♪口に出したら、嫁たちから冷たい視線を浴びるオヤジギャグが頭の中を駆け巡る。それくらいご機嫌な俺であった。

 しかし、宿屋に着くと、俺は天国から地獄へ叩き落されてしまった。
「お客はん、あの後、8人連れのお客様が見えられたで、大浴場は男女別でお願いしますわ。」
「え、そんな。」茫然とたたずむ俺。
「堪忍してつかーさい。」そうは言っても、悪いとは思ってないよと、宿の人の顔に書いてあった。泣

 仕方がないので、大浴場の男湯にひとり入る。男湯には先客が3人いた。一行のようで、楽しそうに会話している。こいつらのせいか!
 距離を取って湯船に浸かる。いい湯だ。ゆっくり浸かってると体の芯まで温まる。やはり温泉はサイコーだ。お預けを食らった心の傷が癒される。

 先客3人のうち、ふたりは見覚えと言うか、雰囲気に心当たりがある気がする。あ!そう言うことか。俺は3人の方へ寄り、小声で話し掛けた。
「大儀。で、首尾は?」3人はぎょっとしたが、ニヤリと笑った。
「シエンどのは、最初は大層驚いておられましたが、遠流より隠居の方がよかろうとの仰せです。さらに、同盟の件は承知。妹たちのことはくれぐれもよろしくとのことでした。」
「影の者とはかち合わなかったのか?」
「到着した日は、警戒厳重で入れず、別の方法を模索しましたが、翌日には、権座主が側近数名を連れて、多くの影の者を護衛に早馬で上洛したゆえ、その後は難なく入れました。」

「上洛の目的は?」
「サンキどのからの呼び出しです。」別の忍の者が答えた。
「話の内容は分かるか?」
「主様が西都を発って3日後の朝に、権座主は西都ギルドに入りました。すぐにサンキどのから主様の話を聞かされた権座主は、最初は内政干渉だと文句を言いました。」
「サキョウとウキョウのことは?」

~~サンキ目線・4日前~~

 ひと通り話した後、オミョシ分家の権座主から最初に出た言葉は内政干渉。
 サンキはそのあとの言葉を待つが、権座主からはそれ以上出ない。しびれを切らしたサンキは権座主に問い掛けた。
「サキョウとウキョウのことはええんか?」
「小僧の手が付いたら出来損ないが陰陽士になるんやろ?願ったり叶ったりや。」
「ちょう待てや。手を付けるのが気に入らんから金貨2枚で返せ言うたんちゃうんかい?」
「サンキはんともあろうお方が何言うてまんのや。そんなん駆け引きに決もうとるがな。
 シエンの話からすると、手を付けてなけりゃ、小僧は怒って金貨2枚を受け取らんやろ。
 手を付けとったら、普通の神経なら出来損ないをそのまま返せんわなぁ。
 もし返して来ても陰陽士になっとりゃ、使い勝手はあるよってに、出来損ないにしたら上出来や。その上、大事な娘を傷物にした言うて、慰謝料をもぎ取れるしな。
 返さへんのやったら責任取れ言うて、出来損ないを押し付けて婿にしてこき使うたるつもりやったんやが、まさかあからさまに敵対してくるとはの。
 ここまで青臭いとは思わなんだが、青臭いんならそれはそれで好都合や。いくらでも手玉に取ったるわ。」

 ああ、だめや。こいつ、腐っとる。実の娘を政略に使うのは仕方ないが、それでも胸は痛むのが親や。ましてや実の娘を出来損ないとかあり得んわ。青臭かろうが、アタルの方が情が厚い。アタルは本気で怒っとったさかいな。
 サンキはオミョシ分家の権座主を見放した。
「わしはアタルとはよう敵対せん。あとはそちらで上手うやってくれや。」
「実権はわしが握ったままで、家督はシエンに譲りまっさ。名目上は隠居で、実のところはシエンの後見やな。これで小僧をいなして、折りを見て巻き返しますわ。」
「ほなそのように気張りや。」
 アタルはそこまで甘くないで。このアホ、アタルから徹底的に追い詰められるんやろなぁ。気付いたときは後の祭りやで。

~~アタル目線~~

 西都ギルドでの詳細なやり取りの内容を、ふたり目の忍の者からつぶさに聞いたアタルは、権座主の完全排除を決めた。
 隠居するなら遠流はできない。ならば身柄をシエンから引き離せばいい。難癖付けてユノベに軟禁すればいいだけのことだ。

 3人目の忍の者が後を引き取って続けた。
「3日前の夜に、権座主はアーカに戻りまして、翌日の一昨日には、権座主の病気療養と、シエンどのの家督相続が発表されました。」
「ではシエンは分家を継いだのだな。」
「名目上で実質は飾り雛です。」
「権座主の奥方は確か本家から嫁いで来ていたな?」
「シエンどの、サキョウどの、ウキョウどのの御生母です。権座主がサキョウどのとウキョウどのを勘当してから夫婦仲は冷え込んでます。姉さん女房な上に、勘当問題で拗れてから、権座主が若い妾ばかりを寵愛するので修復の見込みはまずありません。」
「シエンに付きそうか?」
「可能性はかなり高いと思います。」
「ふむ。橙土龍の攻略が済むまで、そなたら、一緒にこの宿に泊まっててくれんか?今後の動きについて意見を聞きたい。」
「構いませんが、混浴はよろしいので?」
 3人ともニマニマしてたので、手近にあった黄色いリンケロ洗面器で湯をぶっ掛けてやった。

 その後3人は風呂から上がって行き、俺はひとり、湯でリラックスしつつ明日の戦略を練る。
 明日はいよいよ橙土龍攻略だ。起きてる神龍に仕掛けるのは初めてだな。
 彼奴は、大砂丘の中を泳ぐように移動する。まずはあの自在な動きを封じねばならぬ。やはり倍率の高い水撃矢で、砂を濡らして重くするのが一番であろうな。
 今日のように、砂から天に向かって伸び出したときが狙い目だ。体のほとんどが砂の中にいるところを見計らって砂を濡らして重くすれば、身動きが緩慢になるだろう。そうなったら攻めどきだ。一気に行こう。

 考えがまとまったところで湯を出て部屋へ戻り、明日に備えてとっとと寝た。睡眠による回復は重要なのだ!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/6/19

更新は月水金の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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このお話はフィクションです。あなたの身近にいるおばさんとは一切関係ありません。  (気が向いたら投稿)

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