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対決、そしてこれからもずっと
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勘違いさせたつもりはなかったけど、結果的に私の対応がよくなかったんだと思ったら申し訳なくなった。
斉藤さんはおもむろに口を開いた。
「仕事で失敗して落ち込んでいた日、何気なく目に留まった惣菜屋に入ったんだ。そこに置いていた弁当を買ってレジで支払いをしていた時、君は笑顔で仕事頑張ってくださいって言ってくれたんだ。その時に僕は救われた気がした。僕はその瞬間、君に恋に落ちた。君に会いたくて毎日のようにあの店に通ったんだ」
「だからってストーカーはまずいだろ」
テツが即座に突っ込みをいれると、斉藤さんは反論した。
「僕はストーカーなんてしていない!」
「自覚がないヤツほどそう言うんだよ。美桜に会うために毎日のように店に通ったんだろ。それに、居酒屋でも遭遇したって聞いてるけど。美桜が不快に思った時点でアウトだろ」
「確かに店には通った。だけど、居酒屋で会ったのは本当に偶然なんだ。たまたま入った居酒屋でナツキさんを見かけて嬉しくなって声をかけただけだ。だから僕はストーカーじゃない」
斉藤さんはハッキリとストーカーじゃないと言い切った。
居酒屋で会ったのは偶然だったのか。
それを聞いて少し安堵した。
やっぱり自意識過剰な部分も多少はあったんだなと反省していると、テツが思いがけない言葉を口にした。
「あんたさぁ、他に目を向けてみたらどうだ?」
「どういうことだ?」
斉藤さんは怪訝そうな表情でテツを見る。
「美桜は俺の婚約者だぞ。将来、結婚する相手がいる女を想い続けても時間の無駄な上、あんたの恋は実らない。だったら、スッパリ美桜のことは諦めて他を探した方が絶対にいい。あんた真面目で男前だし、何より一途な男だからすぐにいい人が見つかるよ」
なぜかテツは斉藤さんを励まし褒めていた。
何の根拠もない言葉だったから納得してくれないだろうと思っていたら、斉藤さんの次に放った言葉に唖然とした。
「本当にそう思うか?」
「あぁ、俺が保証する」
斉藤さんが確認するように聞けば、テツは自信ありげに親指を立てた。
何このやり取り。
しかも、保証するってテツは何様のつもり?
私はこの状況が理解できなくて頭にハテナマークが浮かんでいた。
テツの言葉に納得したのか、斉藤さんは妙にスッキリとした表情になっていた。
え、どういうこと?
斉藤さん、単純すぎると思うんだけど。
「ナツキさん、僕が気付かないうちに君に不快な思いをさせていたみたいで本当に申し訳なかった。でも、君の笑顔に救われたんだ。それだけは分かって欲しい」
頭を下げる斉藤さんに、私は静かに頷いた。
車に乗せられそうになった時は焦ったし、大事になると思ってた。
でも、斉藤さんはテツの言葉はひとつでコロッと変わってしまった。
話せば分かる人だったのかな。
何だか拍子抜けだ。
「さっきは乱暴に腕を掴んですみませんでした。もう君に迷惑をかけるようなことはしないと約束する。じゃあ、元気で。あっ、あの惣菜屋に行くことだけは許してほしい」
「私もバッグをぶつけてごめんなさい。お店にはぜひ行ってください」
斉藤さんは微笑むと、止めていた車に乗って街中へと消えて行った。
これでようやく斉藤さんの問題は解決したんだと思ったら、肩の荷が下りた気がした。
斉藤さんはおもむろに口を開いた。
「仕事で失敗して落ち込んでいた日、何気なく目に留まった惣菜屋に入ったんだ。そこに置いていた弁当を買ってレジで支払いをしていた時、君は笑顔で仕事頑張ってくださいって言ってくれたんだ。その時に僕は救われた気がした。僕はその瞬間、君に恋に落ちた。君に会いたくて毎日のようにあの店に通ったんだ」
「だからってストーカーはまずいだろ」
テツが即座に突っ込みをいれると、斉藤さんは反論した。
「僕はストーカーなんてしていない!」
「自覚がないヤツほどそう言うんだよ。美桜に会うために毎日のように店に通ったんだろ。それに、居酒屋でも遭遇したって聞いてるけど。美桜が不快に思った時点でアウトだろ」
「確かに店には通った。だけど、居酒屋で会ったのは本当に偶然なんだ。たまたま入った居酒屋でナツキさんを見かけて嬉しくなって声をかけただけだ。だから僕はストーカーじゃない」
斉藤さんはハッキリとストーカーじゃないと言い切った。
居酒屋で会ったのは偶然だったのか。
それを聞いて少し安堵した。
やっぱり自意識過剰な部分も多少はあったんだなと反省していると、テツが思いがけない言葉を口にした。
「あんたさぁ、他に目を向けてみたらどうだ?」
「どういうことだ?」
斉藤さんは怪訝そうな表情でテツを見る。
「美桜は俺の婚約者だぞ。将来、結婚する相手がいる女を想い続けても時間の無駄な上、あんたの恋は実らない。だったら、スッパリ美桜のことは諦めて他を探した方が絶対にいい。あんた真面目で男前だし、何より一途な男だからすぐにいい人が見つかるよ」
なぜかテツは斉藤さんを励まし褒めていた。
何の根拠もない言葉だったから納得してくれないだろうと思っていたら、斉藤さんの次に放った言葉に唖然とした。
「本当にそう思うか?」
「あぁ、俺が保証する」
斉藤さんが確認するように聞けば、テツは自信ありげに親指を立てた。
何このやり取り。
しかも、保証するってテツは何様のつもり?
私はこの状況が理解できなくて頭にハテナマークが浮かんでいた。
テツの言葉に納得したのか、斉藤さんは妙にスッキリとした表情になっていた。
え、どういうこと?
斉藤さん、単純すぎると思うんだけど。
「ナツキさん、僕が気付かないうちに君に不快な思いをさせていたみたいで本当に申し訳なかった。でも、君の笑顔に救われたんだ。それだけは分かって欲しい」
頭を下げる斉藤さんに、私は静かに頷いた。
車に乗せられそうになった時は焦ったし、大事になると思ってた。
でも、斉藤さんはテツの言葉はひとつでコロッと変わってしまった。
話せば分かる人だったのかな。
何だか拍子抜けだ。
「さっきは乱暴に腕を掴んですみませんでした。もう君に迷惑をかけるようなことはしないと約束する。じゃあ、元気で。あっ、あの惣菜屋に行くことだけは許してほしい」
「私もバッグをぶつけてごめんなさい。お店にはぜひ行ってください」
斉藤さんは微笑むと、止めていた車に乗って街中へと消えて行った。
これでようやく斉藤さんの問題は解決したんだと思ったら、肩の荷が下りた気がした。
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